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第15話 ゴミガチャ
しおりを挟む集められたゴミ、ゴイルは取り合えず握りつぶせる範囲で潰していく。
何かしらの筒みたいなもの、何かしらの入れ物だったり。
手で握りつぶして処理する。つまりゴミを破壊するのだ。
ゴミとしての役割を終えると条件が達成される。
ゴミガチャが10回分出来るようになってくる。
【R=ゴミ破壊場】
【R=ゴミ圧縮場】
【R=ゴミ仕分け場】
【R=ゴミ採集場】
【SR=ゴミボックス】
【UR=アーサー王】
【UR=アレキサンダー大王】
【UR=ヘクトル】
【SR=10レベルアップ】
【SR=10レベルアップ】
謎の緑マップみたいなものが出現すると、それを使って、ゴミ王国に設備を設置していく。
カプセルを開けると、緑マップのどこに設置するかが表示される。
ゴミ破壊場はゴミを破壊する事が出来るようで、自動破壊してくれるらしい。
さらにはガチャが自動で増え続けていくとの事。
ゴミ圧縮場は集めたゴミを圧縮して小さくする事が出来る。
ゴミ仕分け場は自動で燃えるゴミ、燃えないゴミ等に仕分けてくれる。
ゴミ採集場はそこからゴミゴーレムが出現して、街のあちこちからゴミを採集してくれる。
ゴミボックスに至っては、大きな箱という感じで、そこに収納すると、自動でゴミゴーレムが回収しに来る。
ゴミボックスはゴミゴーレムと提携しているので、また当てたいものだと思いつつ。
アーサー王は少年のような姿をしており。
まず、彼は両膝を落として落ち込んでいた。
「お、俺のエクスカリバーが消えた」
「その武器も、きっとガチャで当てる事が出来るかもしれません」
「頼むぞ」
アーサー王の恰好は王者みたいな文様やらが刻まれた黒と青と赤の服だった。
アレキサンダー大王も現れるなり、両膝を突っ伏した。
「俺の軍勢が消えてしもうた」
「それもガチャでなんとかしましょう」
すると、アレキサンダー大王の目に活力が戻った。
彼は金色の王冠みたいなものを頭に装備しており、服装はシルクのように滑らかな服装だった。
長身でありながら、無骨で筋骨たくましい。
ヘクトルは、アキレウスと同じような衣服をしており、彼はどうやらアキレウスのライバル的存在のようだった。
「地獄より救っていただき感謝いたす。それで、アキレウスよ、なぜおまえがここにいる!」
「そりゃー俺のセリフだぜ」
2人が視線でばちばち言わせていると。
「では、皆さん、仕事をしましょうか」
全員が頷き。
別の世界には英雄がいる。
しかし彼等はゴミ処理という仕事に就く事になった。
宮本武蔵と佐々木小次郎がゴミ採集場から集めてきたものを、アキレウスとヘクトルがゴミ仕分け場に持っていく、次にアーサー王とアレキサンダー大王がゴミ圧縮場に持っていき。最後にゴイルがゴミ破壊場に運ばれていく謎の機械に乗せるだけだ。
謎の機械は圧縮されたゴミを運んでくれる。
ゴミが次から次へと破壊されていくと、ガチャ回数が増えていく。
ざっと、10回くらいになったところで、ゴイルはまたもやガチャを回すのであった。
【SR=ゴミ食料化工場】
【SR=ゴミ武器化工場】
【SR=ゴミ防具化工場】
【SR=ゴミ回復薬工場】
【SR=ゴミ鉱石化工場】
【SR=ゴミ木材化工場】
【SR=燃焼発電所】
【SR=浄化の雲発生器】
【UR=クー・フーリン】
【UR=ジークフリート】
ゴミ食料化工場はゴミそのものを食料に変換してしまうという恐ろしい工場だが、電力と呼ばれるものが必用だそうだ。
ちなみに、最初にガチャで当てた設備系統はゴーレムのように動いてくれるので燃料が必用なかったりした。
電気をどうやって集めるかと言うと、燃焼発電所だそうで、これでゴミを燃やして電気を作るという事らしい。
詳しい動作はマニュアルがあったのでなんとかなるだろう。
そこから出る有害な物資は、浄化の雲発生機で生じた雲が吸収してくれるそうだ。
ゴミ武器化工場と、ゴミ防具化工場はゴミを武器と防具に変換してくれる。
ゴミ回復薬工場とゴミ鉱石化工場とゴミ木材化工場は素材系にゴミを変換してくれる。
クー・フーリンは偉丈夫の男性で、大きな虎のような毛皮を纏っている。
こちらをきりっと睨むと、すぐさま忠誠を誓う。
「この、クー・フーリン、致し方なく従う」
ジークフリートは真っ直ぐに直立しており、青年という恰好の男性で。
こちらも文様の入った衣服を身に着けている。
腰をゆっくりと曲げると。
「主様につきましては忠誠を誓う事を誓いましょう」
新しく、2人が入ってきたので、2人には工場系統を任せる事にした。
さらに奴隷達も付き従わせて、手広く働かせる。
ゴイルは燃焼発電所に向かって、どのように動くかを調べて、自動化できそうだったので、それに任せて持ち場を離れる。
レベルアップが合計20もしたので、現在ゴイルのレベルは40くらいになっている。
前のパーティメンバーだけでも、軽く300は越えているはずだ。
今のゴイルではやり返す事は難しいかもしれない。
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