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第37話 アララスタ王国の危機
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バルクト領地、バレスダ領地、アラギリ領地、バレル領地、アガリ領地、アララスタ領地。
6つの領地の代表としてアララスタ領地があり、アララスタ王国と呼ばれている。
元々7つあったのだが、昔ジスタ領地が滅びた事で6つとなった。
国王アラスは斥候から送られてくる情報に阿鼻叫喚していた。
「ファイガスタ帝国の15将軍復活との知らせです」
「なんだとおおおお、12翼はいないのか」
「バナレス卿がジスタラン王国討伐の為に動かし全滅したではございませんか」
「そ、そうだった、ラバーン王者の空の都に一時避難も考えたほうが良いのか」
「ファイガスタ帝国の軍勢はたかだか2万程度でございます」
「ふむ、それならなんとかなるとしてだ」
「ただ。ファイガスタ帝国は帝都の開発にばかり主軸を置いているようでして、地下ばかり掘ってるそうです」
「なぜそのような事を」
「分かりません、数十年前の天使族虐殺が理由かもしれませんが、その力を利用して15将軍を蘇らせたとしか考えられません」
「ふむ」
「墓場の傭兵団は見つかったか」
「それが、団長トパルを見つけたのですが、先程ここに来ていたはずなのですが、どこにも、いえ、ここにいますよ」
突如として斥候の表情が変わる。
「スキル:声写しを発動させていただきました。この肉体の声を扱っているだけですが」
「な、なんと、さすがはスキルコレクターのトパル団長」
「とはいえ、スキルを購入しているだけなんですけどね、金貨を使って、代償とは支払わなくてはいけないものですからね、さてと、ぼくとしては、ファイガスタ帝国を倒す事には賛同ですが、アララスタ王国を守る義理はありませんので」
「ちょっと待ってくれ、もしも、アララスタ王国を守ってくれたら、スキルを提供しようと思う、宝物庫にスキル書が沢山眠っておる」
「ほう、それは興味深いですねぇ、考えておきましょう、それとラバーン様に忠告を、空にばかり隠れていると本物の天使に堕とされますよ」
「それはどういう意味だ」
「では」
すると、斥候の口が元に戻る。
「すみません、何が起きたのか分からず、あともう1つ報告が」
「なんじゃ」
「バレル領地が滅びました」
「誰にじゃ」
「謎の老人だそうです。生き残った領民が見たのは、1人の三つ目の老人がやってきて、泉で水を飲みまくると、背中から管を発射して、人という人から体液を吸い取ったそうです」
「意味が分からないのじゃが」
「鑑定士によると、レベル1億を超えておりまして、さらには1人だけではなくもう1人いたそうです、そちらは消えたそうですが、名前をヤマガルドと真・クロウガーです」
「聞かぬ名前じゃな」
「バレル領地は、突如現れたヤマガルドによって城が形成されていきました。しかも魔族が無限に出現し、これは魔王が生れたと認識していいかと」
「何たる失態か、我が領地にて魔王の出現を許してしまうとは」
「暗黒の雲に覆われており、魔王城化が進んでいます。人が住めない環境へと変わろうとしているのです、伝説の勇者様に頼るしかないのですが、その伝説の勇者は」
「ジェイグルンド共和国で色々な国を亡ぼすように遊んでいるからのう」
「そうなのです。手の打ちどころがありません」
その時だった。1人の初老のおっさんが玉座の扉を開けて入ってきた。
「バナレス卿、見参しました」
「よく来たバナレスよ、そなたの失態は不問にいたす」
「それはどういう」
「今はそれどころではない、我が領地にて魔王が出現した。それも1人ではないかもしれない、さらに、ファイガスタ帝国が2万の軍勢がこちらへと押し寄せてこようとしている」
「たかだか、2万の軍勢このバナレスが倒して見せましょう」
「それとじゃ墓場の傭兵団も動いてくれるそうじゃ」
「それは僥倖ではございませんか」
「ふむ、バナレス卿には10万の軍勢を与える。それでファイガスタ帝国の者どもを迎え撃て」
「御意」
バナレス卿が立ち去ると。
城の窓よりワイバーンが降り立つ。
そのワイバーンの背中には王者ラバーンがいて。
彼の姿は全身が緑色の鎧に包まれていた。
いまだかつて素顔を見た者はいない。
「ラバーン、よく来た」
「友よ、どうやらこの世界が終わりに近づいているようだ」
「それはどういう」
「メロムメロカのダンジョンを攻略して、宇宙に旅立つ必要がある」
「なぜなのじゃ」
「天使がこの世界にやってこようとしている。そうスキル:予言が告げているのだ」
王者ラバーンのスキル:予言。
それは時より天啓のように空より虫の知らせのように情報が流れてくる。
その情報は予言となってくる。
「つまり、天使が来るという事は」
「そうじゃ、空の都は安全ではなくなる、そして地獄の門が開かれようとしている」
「そこまで見えるのか」
「ただそれだけとしか言えない。まだまだ世界は面白いのかもしれないな」
王者ラバーンは達観した表情でそう呟いて。
「友よ、世界最後のワインを飲もうとしようではないか」
王者ラバーンの手元にはワイン瓶があり。
それは、開けてはならないワイン瓶で。
「そ、それは」
「そうだ。不老長寿の酒だ」
「飲むのか友よ、死ねない体になるのだぞ」
「それはアラス王も同じこと」
「2人で1人、そして、この酒を飲むという事は、遥か昔助けられなかった民を助ける事になるのだから」
2人はグラスを交わした。
永遠に死ぬことのできない体になろうとも。
6つの領地の代表としてアララスタ領地があり、アララスタ王国と呼ばれている。
元々7つあったのだが、昔ジスタ領地が滅びた事で6つとなった。
国王アラスは斥候から送られてくる情報に阿鼻叫喚していた。
「ファイガスタ帝国の15将軍復活との知らせです」
「なんだとおおおお、12翼はいないのか」
「バナレス卿がジスタラン王国討伐の為に動かし全滅したではございませんか」
「そ、そうだった、ラバーン王者の空の都に一時避難も考えたほうが良いのか」
「ファイガスタ帝国の軍勢はたかだか2万程度でございます」
「ふむ、それならなんとかなるとしてだ」
「ただ。ファイガスタ帝国は帝都の開発にばかり主軸を置いているようでして、地下ばかり掘ってるそうです」
「なぜそのような事を」
「分かりません、数十年前の天使族虐殺が理由かもしれませんが、その力を利用して15将軍を蘇らせたとしか考えられません」
「ふむ」
「墓場の傭兵団は見つかったか」
「それが、団長トパルを見つけたのですが、先程ここに来ていたはずなのですが、どこにも、いえ、ここにいますよ」
突如として斥候の表情が変わる。
「スキル:声写しを発動させていただきました。この肉体の声を扱っているだけですが」
「な、なんと、さすがはスキルコレクターのトパル団長」
「とはいえ、スキルを購入しているだけなんですけどね、金貨を使って、代償とは支払わなくてはいけないものですからね、さてと、ぼくとしては、ファイガスタ帝国を倒す事には賛同ですが、アララスタ王国を守る義理はありませんので」
「ちょっと待ってくれ、もしも、アララスタ王国を守ってくれたら、スキルを提供しようと思う、宝物庫にスキル書が沢山眠っておる」
「ほう、それは興味深いですねぇ、考えておきましょう、それとラバーン様に忠告を、空にばかり隠れていると本物の天使に堕とされますよ」
「それはどういう意味だ」
「では」
すると、斥候の口が元に戻る。
「すみません、何が起きたのか分からず、あともう1つ報告が」
「なんじゃ」
「バレル領地が滅びました」
「誰にじゃ」
「謎の老人だそうです。生き残った領民が見たのは、1人の三つ目の老人がやってきて、泉で水を飲みまくると、背中から管を発射して、人という人から体液を吸い取ったそうです」
「意味が分からないのじゃが」
「鑑定士によると、レベル1億を超えておりまして、さらには1人だけではなくもう1人いたそうです、そちらは消えたそうですが、名前をヤマガルドと真・クロウガーです」
「聞かぬ名前じゃな」
「バレル領地は、突如現れたヤマガルドによって城が形成されていきました。しかも魔族が無限に出現し、これは魔王が生れたと認識していいかと」
「何たる失態か、我が領地にて魔王の出現を許してしまうとは」
「暗黒の雲に覆われており、魔王城化が進んでいます。人が住めない環境へと変わろうとしているのです、伝説の勇者様に頼るしかないのですが、その伝説の勇者は」
「ジェイグルンド共和国で色々な国を亡ぼすように遊んでいるからのう」
「そうなのです。手の打ちどころがありません」
その時だった。1人の初老のおっさんが玉座の扉を開けて入ってきた。
「バナレス卿、見参しました」
「よく来たバナレスよ、そなたの失態は不問にいたす」
「それはどういう」
「今はそれどころではない、我が領地にて魔王が出現した。それも1人ではないかもしれない、さらに、ファイガスタ帝国が2万の軍勢がこちらへと押し寄せてこようとしている」
「たかだか、2万の軍勢このバナレスが倒して見せましょう」
「それとじゃ墓場の傭兵団も動いてくれるそうじゃ」
「それは僥倖ではございませんか」
「ふむ、バナレス卿には10万の軍勢を与える。それでファイガスタ帝国の者どもを迎え撃て」
「御意」
バナレス卿が立ち去ると。
城の窓よりワイバーンが降り立つ。
そのワイバーンの背中には王者ラバーンがいて。
彼の姿は全身が緑色の鎧に包まれていた。
いまだかつて素顔を見た者はいない。
「ラバーン、よく来た」
「友よ、どうやらこの世界が終わりに近づいているようだ」
「それはどういう」
「メロムメロカのダンジョンを攻略して、宇宙に旅立つ必要がある」
「なぜなのじゃ」
「天使がこの世界にやってこようとしている。そうスキル:予言が告げているのだ」
王者ラバーンのスキル:予言。
それは時より天啓のように空より虫の知らせのように情報が流れてくる。
その情報は予言となってくる。
「つまり、天使が来るという事は」
「そうじゃ、空の都は安全ではなくなる、そして地獄の門が開かれようとしている」
「そこまで見えるのか」
「ただそれだけとしか言えない。まだまだ世界は面白いのかもしれないな」
王者ラバーンは達観した表情でそう呟いて。
「友よ、世界最後のワインを飲もうとしようではないか」
王者ラバーンの手元にはワイン瓶があり。
それは、開けてはならないワイン瓶で。
「そ、それは」
「そうだ。不老長寿の酒だ」
「飲むのか友よ、死ねない体になるのだぞ」
「それはアラス王も同じこと」
「2人で1人、そして、この酒を飲むという事は、遥か昔助けられなかった民を助ける事になるのだから」
2人はグラスを交わした。
永遠に死ぬことのできない体になろうとも。
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