俺TUEEEと調子に乗った勇者がレベル9999の村人達にフルボッコされて国外ダンジョンへ追放されました!?~無一文勇者ガチャで成り上がる~

AKISIRO

文字の大きさ
13 / 44
第1章 勇者敗北から学ぶ

第13話 国王ガオスの記憶を奪う

しおりを挟む
「くっくっくっく」

 勇者ラヴィはほくそ笑んでいた。
 なぜなら、100名の村人の名前が分かったからだ。
 国王ガオスの記憶を全て所持する事が出来る。
 使役スキルの恐ろしい所だった。

「これで、国王ガオスは俺の支配下に、さて、国王ガオスよ、この国民に対して、俺への疑惑を払拭させるために、パンツ1枚でベランダに出ろ! 今こそ裸の王様になるんだ」

「御意」

 国王ガオスはパンツ一枚になると。

 ベランダに向かって歩き出す。
 痛みに悶えているルヴィーとグレイドは涙を流して、国王を止めようとするが。

「どうした? ルヴィーとグレイドお前等は使役されないのか?」

「ぐそ、だれが」
「いでええええ」

「しょうがない、殺そうか」

 その時だった。光輝いた瞬間、2人が消滅した。

「逃がしたか」

 やってる事がほぼ魔王そのもになりつつあるのだと自覚する事が出来ない勇者ラヴィ。

「我は! 勇者ラヴィに対して嘘を言っていた!」

「その通りだ。本当の事を言え」

「勇者ラヴィは20歳の時に酒場の女性に恋をして告白したんだが、その女性は実は男性だった事を知ったらしい。勇者ラヴィは」

「そこじゃねえええええ、修正しろろおおおお」

「勇者ラヴィは25歳の時にゴブリンに殺されかけたんだが、実は前日に宿屋のお姉さんに毒を盛られておってな」

「そこもちがうううううううう」

「勇者ラヴィは30歳の時に盗賊ギャバン、今は盗賊王ギャバンにアイテムボックスを盗まれておってな、わしはあやつに息子と娘を奪われてしまったのじゃ、息子と娘はなぜか盗賊王になるんだとか言って悲しかったなー所で勇者ラヴィは魔王を討伐したんじゃが、本当は知らん」

「そこをちゃんと説明しろおお、確かにお前は知らんけど、俺が報告する前に、俺は飛ばされてんだよおお」

「勇者ラヴィは魔王だ!」

「そこ違うでしょお、それは国王の思いだろうが」

「勇者ラヴィは魔王ロンガルドの弟で、実は魔族の血を引いている。あ奴め目はわしに騙されて兄を殺したのだ!」

「て、まじですかああああああ」

 とんでもない真実が暴露された。
 いあ記憶を盗んだときにその情報無かったんですが。
 どうやら魔法で封印されていたようだ。

「魔王ロンガルドは人間から魔人化してな、わしがちょっかい出しすぎて、人間不信になったんじゃ、全てわしが現況じゃ、だがな、そこの魔王ラヴィはバカだ。バカだバカだバカだ」

「そこまでバカって言わんでもそれがお前の真実なんだなあああ」

 民衆がパンツ一着の国王に対して。
 どよめいているというか、勇者ラヴィが魔王だという事が判明して。

「やっぱりかー」
「あいつ魔王面してからな」
「だよな」
「魔王ラヴィか」
「この国も終わりかな」
「魔王が支配するバルフ王国も良いかもよ」
「魔王様ー税金安くして―」

「と、とりあえず。税金なしにすっから」
 
 魔王ラヴィが叫ぶと。
 次の瞬間。
 沸き上がる歓声が轟いた。

【うおおおおおおおおおおおお】

【魔王ばんざーい】

 まさかのここまで受け入れられるとは、勇者ラヴィも思わなかったほどだ。

「よーし、裸の王様よ俺の指示通りに国を治めろ」
「御意」

「問題はあの2人か、ルヴィーとグレイド、後々厄介だな、3剣士のうち1人は殺したしいっか」
 
 勇者ラヴィの魔王説の話は次から次へと世界中を渡り歩く事になることを本人は知らない。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

処理中です...