56 / 71
6.復讐の相手
策士なストーカー
しおりを挟む
日が長くなり、気温も少し上がる時頃を迎える街中で、街路を色が変わりかけた茶色のブーツを鳴らしながら歩く女性に何人かが振り返る。上がった眦をもちながらも麗しい様に振り返る者と、黒髪でありながら堂々と街中を歩くその様を二度見する者とにだいたい二極化される。
──まだ追ってきてる。
大抵は一瞬で視線は逸らされる。しかし今回は、ふつうの街の人間とは異なる者が紛れ込んでいるらしい。背中や首筋に刺さる視線を感じながら、ソッフィオーニは短く息をついた。
本当なら撒いて終わらせたいところだが、もしも令嬢の関係であるなら調べる必要がある。
ソッフィオーニは曲がり角の多い路地にフラッと入った。もしもこの辺りの地理を知っている人間ならば慌てて追ってくる。そうでなくとも追ってきているならのこのことやってくるだろう。角を曲がってすぐのところで彼女は待機姿勢をとる。
ソッフィオーニの読みは正しく、フードで頭を隠した者が急いだ様子で曲がり角にやってきた。すかさずその腕を掴み壁に身体を押しつける。
「動くな」
低い声に腕を捕まれ背中で捻りあげられた者はかすかに呻いた。その声に聞き覚えがあったソッフィオーニは目を見張る。
「中隊長様ではありませんか。不審者の真似事をしてどうなさいました?」
「……ッひとまず、腕を離してくれませんか」
赤ワイン色の髪に、灰色を帯びた桜色の瞳。端正な顔立ちのこの男、イーゼル・リデルトとは、子ども誘拐騒動のとき以来会っていないし連絡もとっていない。
それが今さら、コソコソ後をつけるような真似をして何事かと警戒するのは当然だ。そもそも街に行くことすら伝えていないのに、どうして街にいることがわかったのかそれも問いたださねばならない。
「コソコソと嗅ぎ回っているということは私にお話できないことなのでは?」
「話します!というか、あなたと話すために来たんです!」
「…………はぁ」
怪訝な顔を隠そうともせず、捕らえた男の腕を離す。
「ひとまず、場所を変えませんか。誰かに聞かれたくないので」
ソッフィオーニはため息をつき、
「構いませんが、お話というのは求婚ではありませんよね?」
「その節は大変申し訳なかったと……」
と二人は連れ立って歩き出した。
***
数分後、フルーティーな香りの紅茶と、きめ細かな生地の上にルビーのように赤いイチゴの乗ったショートケーキのセットが人気のカフェにて、対面で座った二人の前には珈琲が湯気を立てていた。
「ここは完全個室の店なうえに店主は元騎士団員だから信用できる」
という中隊長なりの言い分があったらしいが、ソッフィオーニは「傍から見たら逢い引きにしか見えないのに学ばないなこの男」とやはり白い目を向けていた。
「中隊長殿、僭越ながら申し上げますと、このような店に私のような者と入れば誤解されてしまうかと」
「誤解?あ、あなたにはそういう相手がいるから噂がたっては困るということか」
「目の付け所はあってるのに微妙に回答を外すのはわざとなんでしょうか。噂がたって困るのはそちらなのでは?」
手にした珈琲に息を吹きかけながらソッフィオーニは半目で尋ねる。
「……あなたに心配されるとは、思わなかった」
純粋に驚いたような反応にソッフィオーニは面食らう。動揺を隠すように珈琲を口にし、
「というか、今回はなぜそんな親しげなんですか」
半ば強引に話を変えると、今度はイーゼルが受けた指摘に対して狼狽える。
「え」
そんなはずは、とつぶやきながらも口篭った男は、
「……そんなに、親しげに話しかけていましたか」と上目遣いで問い返してきた。
「少なくとも、以前よりずっと空気が和らいでいるように感じます。前は敵意がバシバシ伝わってきてましたから」
「それは、その……重ねてお詫び申し上げます」
言い淀んだイーゼルは、自分の珈琲を一気に飲み干した。突然の行動にソッフィオーニは戸惑いを顔に出す。
「気を抜いてしまっていたというか、素が出てしまっていたというか……どちらにせよ、距離の測り方を間違えました。不快な思いをさせてしまって申し訳ありません」
頭を下げたイーゼルに、ソッフィオーニは「え」と気味の悪いものを見る目を向けた。
「いきなりどうしたんです。以前はもっとこう、上から目線だったじゃないですか」
「ですから、それを良くないと思ったので直してるんです。少なくともあなたに対して上からものを言うのは違うでしょう」
彼の意見は「人」としては優れている回答なのだろう。しかし立場的には「貴族」と「平民」。そのことがすっかり頭から抜けていたのはソッフィオーニの方だ。
「弁えていなかったのは私の方です。どうか私の申し上げたことはお忘れくださいませんか」と彼女は頭を下げた。
要は、本来なら不敬罪に問われてもおかしくはないことを「水に流してくれ」と言っているのだ。処遇を如何にするか、決定権は貴族側にある。とはいえ、現在は大貴族に仕える専属のメイドである彼女に対しての狼藉があったことも確かであるために、大きな処罰は家同士の争いに発展しかねない。「貸し」として収めるのが落としどころだろう、とソッフィオーニは思考を巡らせる。
しかし、予期しない反応が返ってきた。
「勘違いしないで頂きたい。俺はそういうことを望んだんじゃない」
イーゼルの言葉にソッフィオーニは顔を上げる。男の言わんとすることがまったく想像できなかった彼女は、「と、言いますと」と慎重な物言いで次を促す。
「俺が態度を改めようと思ったのは、あなたにこれ以上嫌われたくないと思ったからです」と眉を下げた。
「ご存知かは知りませんが、俺は団員から恐れられています。なので、久々に臆することなく向かってこられて驚いたと言いますか……懐かしいと思ったんです。まるで兄と接しているようだと」
「………………はぁ」
だからなんだ、と言いたげにソッフィオーニは困惑気味にうなずく。
「つまるところ──俺と、友人になってはくれませんか」
思いもよらない申し出にソッフィオーニは軽く目を見張る。
要するに「軽口も言い合えない親しい友人がいなくて寂しいので君がなってくれ」と。
(めんどくさいな……)
臆することなく向かってきたというか、あんたが脅してきたから凄んだんでしょうに。その肝の据わり方がお気に召したということだろうか。
しかし友人ができないのは他にも原因がある気がするが、と腕輪事件を振り返る。この男、もしや騎士団の任務以外ポンコツになるのではないか。
「私では身分が釣り合わないかと」
遠回しに断りの文句を垂れると、
「そこは大丈夫。むしろ一人でも仲良い人がいると聞けば泣くほど喜ばれる」
「そこまで深刻なのですね。驚きです」
それにしたってもう敬語で無くなってるのは「了承した」と捉えられているようで納得いかない。自分のペースで事を進めるのは兄とよく似ている。
「……なんて、面倒なこと頼んでるのは俺もよくわかってるんだ。断りたかったら遠慮なく断ってくれて大丈夫だよ」
ただ、と彼は目を伏せる。
「もしかしたら、屋敷の主を通して面会をお願いする機会は増えるかもしれないけど」
ソッフィオーニは「ではお断り致します」と言いかけた唇を静かに閉ざした。彼の言葉を意訳すると、
「これで諦めるなんて誰が言ったよ?」
ということである。
優男の見た目してなかなか強硬な手段を用いてくるあたり、若輩ながら中隊長の座に居る彼の手腕が見える──が、その手法で好感度が上がるはずもない。
「ご友人が他にいらっしゃらないわけがわかった気が致します」
とソッフィオーニは残りの珈琲を呷った。イーゼルは途端に表情を華やがせ、
「あなたみたいな人と友人になれるなんて感激の極みだよ」
イーゼルの白々しい態度にソッフィオーニは微笑を返す。
「注文、追加してよろしいですか?」
「もちろん」
「ありがとうございます」
では、とソッフィオーニは給仕にメニューを指し、
「上から下まで、すべて運んでくださいますか」と注文した。
イーゼルは顔を引き攣らせながら、
「……それは、あなたの分?」と問う。
「まさか。私は友人のために気を利かせて注文して差しあげただけですよ?殿方で騎士様ならばたくさんお召し上がりになるのでしょう。珈琲だけではきっと物足りないと思って」
メニューには食べ物はもちろん、飲み物も充実している。それを片っ端から注文したとなれば、量も値もなかなかのものとなる。
「それに友人の好みを知ることも大切ですし、食を通して性格がわかることもありますし」
「君は口が上手いというのはよくよくわかったよ。……怒らせるようなことをしないほうがいいことも」
次々と運ばれてくる軽食と飲み物を前に、イーゼルは細い声を出した。
──まだ追ってきてる。
大抵は一瞬で視線は逸らされる。しかし今回は、ふつうの街の人間とは異なる者が紛れ込んでいるらしい。背中や首筋に刺さる視線を感じながら、ソッフィオーニは短く息をついた。
本当なら撒いて終わらせたいところだが、もしも令嬢の関係であるなら調べる必要がある。
ソッフィオーニは曲がり角の多い路地にフラッと入った。もしもこの辺りの地理を知っている人間ならば慌てて追ってくる。そうでなくとも追ってきているならのこのことやってくるだろう。角を曲がってすぐのところで彼女は待機姿勢をとる。
ソッフィオーニの読みは正しく、フードで頭を隠した者が急いだ様子で曲がり角にやってきた。すかさずその腕を掴み壁に身体を押しつける。
「動くな」
低い声に腕を捕まれ背中で捻りあげられた者はかすかに呻いた。その声に聞き覚えがあったソッフィオーニは目を見張る。
「中隊長様ではありませんか。不審者の真似事をしてどうなさいました?」
「……ッひとまず、腕を離してくれませんか」
赤ワイン色の髪に、灰色を帯びた桜色の瞳。端正な顔立ちのこの男、イーゼル・リデルトとは、子ども誘拐騒動のとき以来会っていないし連絡もとっていない。
それが今さら、コソコソ後をつけるような真似をして何事かと警戒するのは当然だ。そもそも街に行くことすら伝えていないのに、どうして街にいることがわかったのかそれも問いたださねばならない。
「コソコソと嗅ぎ回っているということは私にお話できないことなのでは?」
「話します!というか、あなたと話すために来たんです!」
「…………はぁ」
怪訝な顔を隠そうともせず、捕らえた男の腕を離す。
「ひとまず、場所を変えませんか。誰かに聞かれたくないので」
ソッフィオーニはため息をつき、
「構いませんが、お話というのは求婚ではありませんよね?」
「その節は大変申し訳なかったと……」
と二人は連れ立って歩き出した。
***
数分後、フルーティーな香りの紅茶と、きめ細かな生地の上にルビーのように赤いイチゴの乗ったショートケーキのセットが人気のカフェにて、対面で座った二人の前には珈琲が湯気を立てていた。
「ここは完全個室の店なうえに店主は元騎士団員だから信用できる」
という中隊長なりの言い分があったらしいが、ソッフィオーニは「傍から見たら逢い引きにしか見えないのに学ばないなこの男」とやはり白い目を向けていた。
「中隊長殿、僭越ながら申し上げますと、このような店に私のような者と入れば誤解されてしまうかと」
「誤解?あ、あなたにはそういう相手がいるから噂がたっては困るということか」
「目の付け所はあってるのに微妙に回答を外すのはわざとなんでしょうか。噂がたって困るのはそちらなのでは?」
手にした珈琲に息を吹きかけながらソッフィオーニは半目で尋ねる。
「……あなたに心配されるとは、思わなかった」
純粋に驚いたような反応にソッフィオーニは面食らう。動揺を隠すように珈琲を口にし、
「というか、今回はなぜそんな親しげなんですか」
半ば強引に話を変えると、今度はイーゼルが受けた指摘に対して狼狽える。
「え」
そんなはずは、とつぶやきながらも口篭った男は、
「……そんなに、親しげに話しかけていましたか」と上目遣いで問い返してきた。
「少なくとも、以前よりずっと空気が和らいでいるように感じます。前は敵意がバシバシ伝わってきてましたから」
「それは、その……重ねてお詫び申し上げます」
言い淀んだイーゼルは、自分の珈琲を一気に飲み干した。突然の行動にソッフィオーニは戸惑いを顔に出す。
「気を抜いてしまっていたというか、素が出てしまっていたというか……どちらにせよ、距離の測り方を間違えました。不快な思いをさせてしまって申し訳ありません」
頭を下げたイーゼルに、ソッフィオーニは「え」と気味の悪いものを見る目を向けた。
「いきなりどうしたんです。以前はもっとこう、上から目線だったじゃないですか」
「ですから、それを良くないと思ったので直してるんです。少なくともあなたに対して上からものを言うのは違うでしょう」
彼の意見は「人」としては優れている回答なのだろう。しかし立場的には「貴族」と「平民」。そのことがすっかり頭から抜けていたのはソッフィオーニの方だ。
「弁えていなかったのは私の方です。どうか私の申し上げたことはお忘れくださいませんか」と彼女は頭を下げた。
要は、本来なら不敬罪に問われてもおかしくはないことを「水に流してくれ」と言っているのだ。処遇を如何にするか、決定権は貴族側にある。とはいえ、現在は大貴族に仕える専属のメイドである彼女に対しての狼藉があったことも確かであるために、大きな処罰は家同士の争いに発展しかねない。「貸し」として収めるのが落としどころだろう、とソッフィオーニは思考を巡らせる。
しかし、予期しない反応が返ってきた。
「勘違いしないで頂きたい。俺はそういうことを望んだんじゃない」
イーゼルの言葉にソッフィオーニは顔を上げる。男の言わんとすることがまったく想像できなかった彼女は、「と、言いますと」と慎重な物言いで次を促す。
「俺が態度を改めようと思ったのは、あなたにこれ以上嫌われたくないと思ったからです」と眉を下げた。
「ご存知かは知りませんが、俺は団員から恐れられています。なので、久々に臆することなく向かってこられて驚いたと言いますか……懐かしいと思ったんです。まるで兄と接しているようだと」
「………………はぁ」
だからなんだ、と言いたげにソッフィオーニは困惑気味にうなずく。
「つまるところ──俺と、友人になってはくれませんか」
思いもよらない申し出にソッフィオーニは軽く目を見張る。
要するに「軽口も言い合えない親しい友人がいなくて寂しいので君がなってくれ」と。
(めんどくさいな……)
臆することなく向かってきたというか、あんたが脅してきたから凄んだんでしょうに。その肝の据わり方がお気に召したということだろうか。
しかし友人ができないのは他にも原因がある気がするが、と腕輪事件を振り返る。この男、もしや騎士団の任務以外ポンコツになるのではないか。
「私では身分が釣り合わないかと」
遠回しに断りの文句を垂れると、
「そこは大丈夫。むしろ一人でも仲良い人がいると聞けば泣くほど喜ばれる」
「そこまで深刻なのですね。驚きです」
それにしたってもう敬語で無くなってるのは「了承した」と捉えられているようで納得いかない。自分のペースで事を進めるのは兄とよく似ている。
「……なんて、面倒なこと頼んでるのは俺もよくわかってるんだ。断りたかったら遠慮なく断ってくれて大丈夫だよ」
ただ、と彼は目を伏せる。
「もしかしたら、屋敷の主を通して面会をお願いする機会は増えるかもしれないけど」
ソッフィオーニは「ではお断り致します」と言いかけた唇を静かに閉ざした。彼の言葉を意訳すると、
「これで諦めるなんて誰が言ったよ?」
ということである。
優男の見た目してなかなか強硬な手段を用いてくるあたり、若輩ながら中隊長の座に居る彼の手腕が見える──が、その手法で好感度が上がるはずもない。
「ご友人が他にいらっしゃらないわけがわかった気が致します」
とソッフィオーニは残りの珈琲を呷った。イーゼルは途端に表情を華やがせ、
「あなたみたいな人と友人になれるなんて感激の極みだよ」
イーゼルの白々しい態度にソッフィオーニは微笑を返す。
「注文、追加してよろしいですか?」
「もちろん」
「ありがとうございます」
では、とソッフィオーニは給仕にメニューを指し、
「上から下まで、すべて運んでくださいますか」と注文した。
イーゼルは顔を引き攣らせながら、
「……それは、あなたの分?」と問う。
「まさか。私は友人のために気を利かせて注文して差しあげただけですよ?殿方で騎士様ならばたくさんお召し上がりになるのでしょう。珈琲だけではきっと物足りないと思って」
メニューには食べ物はもちろん、飲み物も充実している。それを片っ端から注文したとなれば、量も値もなかなかのものとなる。
「それに友人の好みを知ることも大切ですし、食を通して性格がわかることもありますし」
「君は口が上手いというのはよくよくわかったよ。……怒らせるようなことをしないほうがいいことも」
次々と運ばれてくる軽食と飲み物を前に、イーゼルは細い声を出した。
0
あなたにおすすめの小説
レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収
ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。
彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。
だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。
自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。
「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」
契約解除。返還されたレベルは9999。
一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。
対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。
静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。
「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」
これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
【完結】ドアマットに気付かない系夫の謝罪は死んだ妻には届かない
堀 和三盆
恋愛
一年にわたる長期出張から戻ると、愛する妻のシェルタが帰らぬ人になっていた。流行病に罹ったらしく、感染を避けるためにと火葬をされて骨になった妻は墓の下。
信じられなかった。
母を責め使用人を責めて暴れ回って、僕は自らの身に降りかかった突然の不幸を嘆いた。まだ、結婚して3年もたっていないというのに……。
そんな中。僕は遺品の整理中に隠すようにして仕舞われていた妻の日記帳を見つけてしまう。愛する妻が最後に何を考えていたのかを知る手段になるかもしれない。そんな軽い気持ちで日記を開いて戦慄した。
日記には妻がこの家に嫁いでから病に倒れるまでの――母や使用人からの壮絶な嫌がらせの数々が綴られていたのだ。
転生皇女セラフィナ
秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。
目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。
赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。
皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。
前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。
しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。
一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。
「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」
そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。
言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。
それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。
転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。
※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。
リストラされた42歳、確率の向こう側へ。~なぜか俺の選択肢がすべて正解になる件~
RIU
ファンタジー
「君には今月いっぱいで席を空けてもらいたい」 42歳、独身、社畜。会社のために尽くしてきた柏木誠は、理不尽な理由でリストラされた。 絶望の中、雨の神社で野良猫を助けた彼は、不思議な光と共に【確率固定】という異能――「無意識に正解を選び続ける豪運」を手に入れる。
試しに買った宝くじは10億円当選。 復讐心に燃える元上司を袖にし、元天才投資家の美女をパートナーに迎えた柏木は、その豪運で現代社会を無双していく。
「俺の選択に間違いはない。なぜなら、確率の方が俺に合わせるからだ」
枯れたおじさんが資産と余裕を手に入れ、美女たちに頼られながら、第2の人生を謳歌する痛快サクセスストーリー!
白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』
鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる