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⑤戦姫サファイアはチャラ男を百叩きの刑にして妖精界に帰った後、王様に報告し、戦いに出た妖精達をねぎらって自室へと向かった。
戦姫サファイアは従者リーデでに聞いた。それは、寝る時に邪気をはらうレッドブルマを箱に入れたら、寝る姿のレオタードに履く変わりのレッドブルマがあるのかどうかだ。
「プリンセスサファイア様、変わりのものはございません、でも、今日、履いている時に体の中から十分邪気が取れたことでしょう、ごゆっくりお休みくださいませ」
「従者リーデに聞く、人間世界にある金属を切ることのできる者は、この妖精界にいますか」
「プリンセスサファイア様、金属は物質界ですから精神世界の妖精では切ることはできません。でも、もしかしたら・・・」
「どうした? 教えてほしい」
「いえ、妖精魔法で消すことができるかも知れません、どこにあるのですか、見せていただきとうございます」
「いや、もしものことを聞いただけだ、気にしないでください」
「かしこまりました」
戦姫サファイアは、自分の秘部に入っていることを教えたくないし、まして、見せることは恥ずかしいのでできない。やはり、あの憎むべき最低男に鍵を開け、取らせるようにするしかないと、戦姫サファイアは考えた。
「あの男の顔を二度と見たくない! でも、入れたままにはしていられない、次の戦いで人間界に行ったら懲らしめて取らせよう」
戦姫サファイアは、男と会うことにした。
考えがまとまると、戦姫サファイアは寝姿である花柄のレオタードにチェンジして、寝る直前まで邪気をはらうレッドブルマを履き、起きて赤いドレスにチェンジし、レッドブルマを履いた。だから、体が疼くことはなかった。
一方、チャラ男は、最後にのぞき見た戦姫サファイアの貞操帯の上に履いていた赤いパンツがバイブのスイッチの入らなかった原因ではないかと考えていた。それなら脱がせばいいだけのことだが、戦姫サファイアに近寄ったらやられてしまうだろう。どうすれば脱がせることができるのかが問題だ。
チャラ男は妖精の見えるメガネをかけて妖精のいる所に近寄って戦姫サファイアを裏切る妖精がいないか探すことにした。それは、海の砂の中からほしい一粒の砂を見つけるようなもので、どこへ行っても戦姫サファイアは心優しく気高く、それでいて間違ったことを嫌う凜々しい戦姫として美しさもあって慕われていた。邪気に先頭に立って立ち向かう勇気、悪を憎み正義を愛し、行動で示すスーパーヒロインなのだ。
あきらめていた頃の夕方、戦闘兵の妖精の言葉に耳を傾けた。
「何不自由のないプリンセスのくせに、俺たちより目立ちたがっていて、あんな女、いや、メスは男に無理矢理やられてメスだと思い知ればいいんだ!」
「そうだ、何が戦姫だ、地位と王族の魔法力がなければ、ただのメスのくせに! 抱いてほしいと言わせてやるのが、俺の夢になったぞ!」
この妖精達は、戦いでいつも戦姫サファイアの活躍と比べられて上官妖精に叱咤されていたのだ。そして、いつしか、戦姫サファイアに特別な感情を抱くようになってきた。
「君たちを探していたよ、おおっと驚かなくてもいい、このメガネで見えている、 君たちの夢を叶えさせてやるから、協力してくれるかな」
「人間が語りかけているぞ、そこの人間、良く聞け、もし、プリンセスサファイア様が妖精界に帰って裏切った俺たちのことを言ったら、もう、妖精界に帰れなくなる、だから、協力したくてもできない!」
「大丈夫! 戦姫サファイアは、捕まえて俺のペットになるから、もう、妖精界には帰らない」
「分かった、まず、話をきいてからだ」
チャラ男は、この妖精達に戦姫サファイアを捕縛する作戦を話した。
「協力する変わりに、条件がある。裏切ったのではなく、仕方なくやっているという理由を考え、もし、失敗しても妖精界で俺たちは問題なく過ごせるようにしろ」
「わかった、首に爆弾の付いた首輪を付けてあると話そう、実際には何も起きない、それでどうだ」
「わかった! 協力しよう」
後は、邪気の戦いで戦姫サファイアが来るのを待てばいいだけだ。ちなみにチャラ男は、妖精の首輪にスイッチを入れると電流が流れるものを、妖精に内緒で準備した。これで、あの妖精達は命令を聞くしかないのだ。
戦姫サファイアは従者リーデでに聞いた。それは、寝る時に邪気をはらうレッドブルマを箱に入れたら、寝る姿のレオタードに履く変わりのレッドブルマがあるのかどうかだ。
「プリンセスサファイア様、変わりのものはございません、でも、今日、履いている時に体の中から十分邪気が取れたことでしょう、ごゆっくりお休みくださいませ」
「従者リーデに聞く、人間世界にある金属を切ることのできる者は、この妖精界にいますか」
「プリンセスサファイア様、金属は物質界ですから精神世界の妖精では切ることはできません。でも、もしかしたら・・・」
「どうした? 教えてほしい」
「いえ、妖精魔法で消すことができるかも知れません、どこにあるのですか、見せていただきとうございます」
「いや、もしものことを聞いただけだ、気にしないでください」
「かしこまりました」
戦姫サファイアは、自分の秘部に入っていることを教えたくないし、まして、見せることは恥ずかしいのでできない。やはり、あの憎むべき最低男に鍵を開け、取らせるようにするしかないと、戦姫サファイアは考えた。
「あの男の顔を二度と見たくない! でも、入れたままにはしていられない、次の戦いで人間界に行ったら懲らしめて取らせよう」
戦姫サファイアは、男と会うことにした。
考えがまとまると、戦姫サファイアは寝姿である花柄のレオタードにチェンジして、寝る直前まで邪気をはらうレッドブルマを履き、起きて赤いドレスにチェンジし、レッドブルマを履いた。だから、体が疼くことはなかった。
一方、チャラ男は、最後にのぞき見た戦姫サファイアの貞操帯の上に履いていた赤いパンツがバイブのスイッチの入らなかった原因ではないかと考えていた。それなら脱がせばいいだけのことだが、戦姫サファイアに近寄ったらやられてしまうだろう。どうすれば脱がせることができるのかが問題だ。
チャラ男は妖精の見えるメガネをかけて妖精のいる所に近寄って戦姫サファイアを裏切る妖精がいないか探すことにした。それは、海の砂の中からほしい一粒の砂を見つけるようなもので、どこへ行っても戦姫サファイアは心優しく気高く、それでいて間違ったことを嫌う凜々しい戦姫として美しさもあって慕われていた。邪気に先頭に立って立ち向かう勇気、悪を憎み正義を愛し、行動で示すスーパーヒロインなのだ。
あきらめていた頃の夕方、戦闘兵の妖精の言葉に耳を傾けた。
「何不自由のないプリンセスのくせに、俺たちより目立ちたがっていて、あんな女、いや、メスは男に無理矢理やられてメスだと思い知ればいいんだ!」
「そうだ、何が戦姫だ、地位と王族の魔法力がなければ、ただのメスのくせに! 抱いてほしいと言わせてやるのが、俺の夢になったぞ!」
この妖精達は、戦いでいつも戦姫サファイアの活躍と比べられて上官妖精に叱咤されていたのだ。そして、いつしか、戦姫サファイアに特別な感情を抱くようになってきた。
「君たちを探していたよ、おおっと驚かなくてもいい、このメガネで見えている、 君たちの夢を叶えさせてやるから、協力してくれるかな」
「人間が語りかけているぞ、そこの人間、良く聞け、もし、プリンセスサファイア様が妖精界に帰って裏切った俺たちのことを言ったら、もう、妖精界に帰れなくなる、だから、協力したくてもできない!」
「大丈夫! 戦姫サファイアは、捕まえて俺のペットになるから、もう、妖精界には帰らない」
「分かった、まず、話をきいてからだ」
チャラ男は、この妖精達に戦姫サファイアを捕縛する作戦を話した。
「協力する変わりに、条件がある。裏切ったのではなく、仕方なくやっているという理由を考え、もし、失敗しても妖精界で俺たちは問題なく過ごせるようにしろ」
「わかった、首に爆弾の付いた首輪を付けてあると話そう、実際には何も起きない、それでどうだ」
「わかった! 協力しよう」
後は、邪気の戦いで戦姫サファイアが来るのを待てばいいだけだ。ちなみにチャラ男は、妖精の首輪にスイッチを入れると電流が流れるものを、妖精に内緒で準備した。これで、あの妖精達は命令を聞くしかないのだ。
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