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⑥戦姫サファイアは、宮殿の騒ぎと共に目覚めた。邪気の中でも力を持つ、邪気兄弟が出現し、友好関係にある花の宮殿を取り囲んでいるというのだ。
花の宮殿には、アプリコット王子がいる。小さい時から、好意を持っているアプリコット王子の前では、戦姫サファイアの心が優雅なプリンセスの姿を見せるというよりも、かわいい女の子になってしまうのだ。そんなサファイアをアプチコット王子も好きだ。そんな二人は、いつしか成長して意識し始めている。
「全軍、後に続け! 邪気兄弟達をやっつけるぞ!」
戦姫サファイアは、いつもより語気を上げて戦闘兵の妖精達を統一して人間界へと出発した。花の宮殿は、人間界の桜咲く丘の上の木の中だ。
一方、チャラ男は裏切り者の妖精達を家に集めて戦姫サファイア捕獲作戦の詳細を離していた。
「これが、この前、話した本当の爆弾は付いていないが戦姫サファイアに爆弾が付いているという首輪だ、さあ、付けるから並ぶんだ!」
妖精達は脅されていやいやしていると戦姫サファイアに言うためにチャラ男と話し合った物だ。しかし、実際に電気が流れて妖精兵を苦しめることを、まだ知らない。
「おい、人間、戦姫サファイア様に俺たちを脅していることを言えよ、わかったな!」
「ぁあ、大丈夫だ、この首輪は自分でははずせないからな」
チャラ男は作戦の詳細を裏切り者の妖精兵に話した。戦姫サファイアをペットとして扱い性下僕にするのだ。
戦姫サファイアの勢いで妖精達が優勢となり、邪気を追い詰めていく。
「お前達は残りの邪気を消し去れ、そこの者達は、一緒に花の宮殿間近にいる邪気兄弟を倒しに行くぞ!」
戦姫サファイアの後に、槍を持った妖精兵が付いていく。
「おまえが戦姫サファイアか、妖精界のプリンセス、そして、戦姫だな!」
「邪気兄弟よ、ここから先の花の宮殿に行くことはできない、なぜなら、この戦姫サファイアに消し去られるからだ!」
「ぶっははは~、まずは、お前の周りの虫けらたちが何の役にも立たないことを教えてやる、シュッハッ~」
邪気兄弟がそろって口から黒い息を吐くと、それが黒い風となって戦姫サファイアを残して全員が黒い霧に包まれて飛ばされてしまった。それは、一瞬の出来事だった。
「ティンクルバット!」
戦姫サファイアは、ティンクルバットを回転させて黒い霧を邪気兄弟に吹き返した。
「プリンセスよ、この邪気兄弟に降参するなら許してやるぞ、お前だけで何ができる」
戦姫サファイアを挟んで邪気兄弟が迫って来る。
「サファイアはただのプリンセスではない、戦姫だ! タァアア~」
戦姫サファイアと邪気兄弟の空中戦が始まり、2対1で戦姫サファイアは不利であった。一方の攻撃を防ぐと反対からキックやパンチがとんでくる。肩甲骨から生やした四枚羽根で落下こそしないがダメージは大きい。
戦姫サファイアの背中を邪気の武器である黒い槍が迫ってくる。
「隙だらけだぞ、突き刺してやる!」
戦姫サファイアは突き刺さる寸前に向きを変えて、
「ティンクル~エンジェル~シューター~」
邪気兄弟の兄を消し去った。戦姫サファイアは黒い槍が少し刺さり傷ついている。
それを見た弟は、
「戦姫サファイア、罠を仕掛けたのか、自分を傷つけてでも近くまで敵をさそって消し去るとは・・・・」
「私は、戦姫サファイア、妖精界のプリンセス、邪気には負けない!」
空中で浮遊しながら威厳のある堂々とした立ち振る舞いに、弟は、
「今日はここまでだ、花の宮殿は諦める! しかし、戦姫サファイア、必ず兄の復讐をしてやる、覚えとけ!」
戦姫サファイアはティンクルバットで敵を指し、
「戦姫サファイア、いつでも相手になってやる、逃げも隠れもしない! 邪気よ、出きることなら、殺生はしたくない、自分たちの世界で生きろ!」
「クソ~、戦姫サファイアめ、このままではすまさん、また、会おう」
邪気兄弟の兄は消し去り、弟は逃げて行き、戦いは終わった。
戦姫サファイアは、花の宮殿に入ってアプリコット王子に報告した。
「サファイアありがとう、きみは強いね」
「いいえ、アプリコット王子、邪気が弱いんです、私は、ちょっと、元気を出しただけなんです」
「サファイア、背中に傷が、動かないで」
アプリコット王子は、サファイアをお姫様抱っこをして、ベッドに寝かせて傷の手当てをさせた。
「サファイア、今回の御礼に傷が治ったら、二人で一緒に花の楽園へ行こう」
「えっ、うれしい、楽しみです」
弾んだ会話の続きは食事の時にして、戦姫サファイアは帰ることにした。
「サファイア、まだ、護衛の妖精兵が来てないから、もう少しいた方がいいよ、邪気もいるかも知れない」
「戦姫サファイアに勝てる邪気はいません、それより、二人で花の楽園へ行く約束守って下さいね」
「ああ~、約束だ」
戦姫サファイアは、自分が捕獲され、ペットとして扱われ性下僕にされることも知らずに、花の宮殿を後にした。
花の宮殿には、アプリコット王子がいる。小さい時から、好意を持っているアプリコット王子の前では、戦姫サファイアの心が優雅なプリンセスの姿を見せるというよりも、かわいい女の子になってしまうのだ。そんなサファイアをアプチコット王子も好きだ。そんな二人は、いつしか成長して意識し始めている。
「全軍、後に続け! 邪気兄弟達をやっつけるぞ!」
戦姫サファイアは、いつもより語気を上げて戦闘兵の妖精達を統一して人間界へと出発した。花の宮殿は、人間界の桜咲く丘の上の木の中だ。
一方、チャラ男は裏切り者の妖精達を家に集めて戦姫サファイア捕獲作戦の詳細を離していた。
「これが、この前、話した本当の爆弾は付いていないが戦姫サファイアに爆弾が付いているという首輪だ、さあ、付けるから並ぶんだ!」
妖精達は脅されていやいやしていると戦姫サファイアに言うためにチャラ男と話し合った物だ。しかし、実際に電気が流れて妖精兵を苦しめることを、まだ知らない。
「おい、人間、戦姫サファイア様に俺たちを脅していることを言えよ、わかったな!」
「ぁあ、大丈夫だ、この首輪は自分でははずせないからな」
チャラ男は作戦の詳細を裏切り者の妖精兵に話した。戦姫サファイアをペットとして扱い性下僕にするのだ。
戦姫サファイアの勢いで妖精達が優勢となり、邪気を追い詰めていく。
「お前達は残りの邪気を消し去れ、そこの者達は、一緒に花の宮殿間近にいる邪気兄弟を倒しに行くぞ!」
戦姫サファイアの後に、槍を持った妖精兵が付いていく。
「おまえが戦姫サファイアか、妖精界のプリンセス、そして、戦姫だな!」
「邪気兄弟よ、ここから先の花の宮殿に行くことはできない、なぜなら、この戦姫サファイアに消し去られるからだ!」
「ぶっははは~、まずは、お前の周りの虫けらたちが何の役にも立たないことを教えてやる、シュッハッ~」
邪気兄弟がそろって口から黒い息を吐くと、それが黒い風となって戦姫サファイアを残して全員が黒い霧に包まれて飛ばされてしまった。それは、一瞬の出来事だった。
「ティンクルバット!」
戦姫サファイアは、ティンクルバットを回転させて黒い霧を邪気兄弟に吹き返した。
「プリンセスよ、この邪気兄弟に降参するなら許してやるぞ、お前だけで何ができる」
戦姫サファイアを挟んで邪気兄弟が迫って来る。
「サファイアはただのプリンセスではない、戦姫だ! タァアア~」
戦姫サファイアと邪気兄弟の空中戦が始まり、2対1で戦姫サファイアは不利であった。一方の攻撃を防ぐと反対からキックやパンチがとんでくる。肩甲骨から生やした四枚羽根で落下こそしないがダメージは大きい。
戦姫サファイアの背中を邪気の武器である黒い槍が迫ってくる。
「隙だらけだぞ、突き刺してやる!」
戦姫サファイアは突き刺さる寸前に向きを変えて、
「ティンクル~エンジェル~シューター~」
邪気兄弟の兄を消し去った。戦姫サファイアは黒い槍が少し刺さり傷ついている。
それを見た弟は、
「戦姫サファイア、罠を仕掛けたのか、自分を傷つけてでも近くまで敵をさそって消し去るとは・・・・」
「私は、戦姫サファイア、妖精界のプリンセス、邪気には負けない!」
空中で浮遊しながら威厳のある堂々とした立ち振る舞いに、弟は、
「今日はここまでだ、花の宮殿は諦める! しかし、戦姫サファイア、必ず兄の復讐をしてやる、覚えとけ!」
戦姫サファイアはティンクルバットで敵を指し、
「戦姫サファイア、いつでも相手になってやる、逃げも隠れもしない! 邪気よ、出きることなら、殺生はしたくない、自分たちの世界で生きろ!」
「クソ~、戦姫サファイアめ、このままではすまさん、また、会おう」
邪気兄弟の兄は消し去り、弟は逃げて行き、戦いは終わった。
戦姫サファイアは、花の宮殿に入ってアプリコット王子に報告した。
「サファイアありがとう、きみは強いね」
「いいえ、アプリコット王子、邪気が弱いんです、私は、ちょっと、元気を出しただけなんです」
「サファイア、背中に傷が、動かないで」
アプリコット王子は、サファイアをお姫様抱っこをして、ベッドに寝かせて傷の手当てをさせた。
「サファイア、今回の御礼に傷が治ったら、二人で一緒に花の楽園へ行こう」
「えっ、うれしい、楽しみです」
弾んだ会話の続きは食事の時にして、戦姫サファイアは帰ることにした。
「サファイア、まだ、護衛の妖精兵が来てないから、もう少しいた方がいいよ、邪気もいるかも知れない」
「戦姫サファイアに勝てる邪気はいません、それより、二人で花の楽園へ行く約束守って下さいね」
「ああ~、約束だ」
戦姫サファイアは、自分が捕獲され、ペットとして扱われ性下僕にされることも知らずに、花の宮殿を後にした。
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