G 記憶喪失になった魔法美少女戦士フォンティーリア(18禁)

ヒロイン小説研究所

文字の大きさ
34 / 47

しおりを挟む

 「魔法美少女戦士フォンティーリア、次郎に愛されているなぁ・・、あっははは~」
 魔界の首領に笑われた時に、起き上がって魔法のステッキを右手に現して、胸のブローチの所を突き刺した。すると、体中に残っていない魔法力を補うかのように、魔法のステッキから魔法力が注ぎ込まれた。魔法のステッキはエネリギーが消失し、キラキラと輝きながら消えていった。
「これが、本当の最後の魔法力で得た力です、次郎さんをお助けします、次郎さん、速く、逃げてください」
 魔法美少女戦士フォンティーリアは、次郎を部屋の外に出し、鍵を閉めて魔法を唱えた。これで、魔人達は次郎を部屋へと連れ戻すことは出来ない。
「くっそぉ~、まだ、そんなヒミツの魔法力を持っていたのか、でも、魔法のステッキもなくなり、魔法美少女戦士フォンティーリア、いよいよ終わりだな! これでも食らえ!」
 鉄球が天井から弧を描くように振り落とされたが、魔法美少女戦士フォンティーリアは素早く動いた。しかし、今度は二個の鉄球が十字形に振り落とされる。
「え~ぃ!」
 魔法美少女戦士フォンティーリアは、鉄球の上に飛び乗った。
「これで、体にはあたりませんわ」
 振り子のような鉄球に乗って真上に上がった時に天井から脱出しようとジャンプした時、鉄球が爆発した。魔法美少女戦士フォンティーリアは飛ばされながらも、足から着地しようと片足を前に出して床を見て油断していたら、残っていた鉄球が体に衝突し、壁にあたり、頭から床に激突した。
「んんっ・・・あっ、ぇええ・・・」
 魔法美少女戦士フォンティーリアに怪我はないが、記憶が戻った。

 あの日、魔法美少女戦士フォンティーリアが地面にあった綱の輪に足を入れた途端、電動釣り竿で吊り上げられ、綱を足から取ろうと藻搔くが足首にしっかりと巻き付いていた。魔法美少女戦士フォンティーリアは上半身を上げて足首から縄を取ろうとしたが、釣り糸を大きく揺らされ、また魔法美少女戦士フォンティーリアを逆さまの状態になってしまった。
 その時だ、銀の指輪が落ちてきて、なんと魔法美少女戦士フォンティーリアのクリトリスに直撃したのだ。
「ァアッ!」
 魔法美少女戦士フォンティーリアは衝撃とともに口を開けて脱力したが、すぐに吊り上げている犯人の持ち物と察してクリトリスの所にある指輪を取ったのだ。犯人を探す大事な証拠の指輪をなくさないように指にはめた。魔法美少女戦士フォンティーリアは、まさか記憶喪失になろうとは思わずに、右手の薬指にはめた。そして、ついに屋上近くまで吊り上がってきた魔法美少女戦士フォンティーリアに睡眠薬のスプレーを犯人に上からたくさん吹きかけられ、意識がだんだん消えた。
 魔法美少女戦士フォンティーリアは魔法ステッキで何度も切ろうと試みた。例え高い屋上から落ちても魔法美少女戦士フォンティーリアはマントを広げ、安全に降りることができる。しかし、糸が切れたと同時に意識朦朧となり、魔法美少女戦士フォンティーリアは落下したのだ。強く頭を打ったがしばらくして無意識に立ち上がった所にダンプカーが来て衝突し、ビルの壁に頭を強打した。さらに、ずり落ちて頭を道路に打ち付けた。
  魔法美少女戦士フォンティーリアは、すべてを思い出した。
「犯人は恋人だったと言って体を弄んだ次郎さんだったんですわ!」

「魔法美少女戦士フォンティーリア、何をぶつぶつ言っている、もう、おまえは魔法が使えない、ふんっ、その着ているものを切り裂いてやる!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

処理中です...