釣りガールレッドブルマ(一般作)

ヒロイン小説研究所

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⑥放課後の陸上練習は、全体練習の後、各種目に分かれて練習をする。海野美咲は、今日も赤のセパレート型ユニフォーム、レッドブルマだ。
 颯太と聡は、レッドブルマの海野美咲の練習を見にきている。この前のように話しかけるタイミングがあれば、釣りのことを話題にして一緒に行けるようにしたいのだ。
 レッドブルマは、一年生の浜崎勇と練習をしている。
 フォーム練習では、着地として、踵を地面でたたいたり、その場でスキップをする。「おい、あれも練習か」
「陸上では着地が大事だから、そのれんしゅうだろう」
 颯太が聞いている聡は陸上経験者だった。
 陸上練習で、次の段階に入ったが、足が変だ。
「なんだ、膝をまっすぐに前に出して、足踏み始めたぞ」
「その場駆け足もするんじゃないかな」
 二人は走り出した。
「何で、無理に足を少し前に出すような走りなんだ?」
「多分、1~2cm前に出して、踵で地面を真下に軽く踏み込んでいるんだと思うな」 休憩は、各自で考えてとるようにしているみたいで、颯太と聡のいる水飲み場へレッドブルマがやってきた。
「やあ、また、行き会ったね」
「あっ、野上先輩と中野先輩」
「颯太と聡でいいよ」
「はい、颯太先輩、聡先輩、こんにちは」
「練習頑張っているね」
「大会では、さらに良い記録が出したくて」
「あのさ、教えてくれた相手は名前を言わないでくれって言ってたから、教えられないんだけど、この前、釣りしていた所を偶然、陸からみたんだけど」
「ああ~、確かに、私、ふふふ~レッドブルマになって行きました」
「それで、あの・・・・」
「いいですよ、気にしないで先輩言ってください」
「レッドブルマが、太陽の方を向いて、M字開脚で大きく股を開いて、間違いだと思うけど、指を股の中に入れて・・・、その・・気持ち良さそうだったって」
「はい~、指を入れて気持ち良かったです」
「えぇぇぇぇぇぇっ~」
「あそこに指を入れて気持ち良くなるようにさわったり、・・・・」
「はい、と~ても気持ち良かったです」
「海の岩の上でオナニーすることが好きなの?」
「えっ? 先輩、オナニーってどう言う意味か分からないけど、きっと、そうです」
「気持ち良かった」
「エサのエビを捕っていたら、股を濡らしてしまったから、太陽に向けて面積が広くなるように足を開き、誰も見てないから風通しを良くするために、股の布をひっぱって、パタパタやってました。さすがに、それを見ていた人がいたら恥ずかしかったですね、でも、陸からだと良く見えないから大丈夫ですね、教えてくれた人に、もう、見ないでって伝えてください、お願いします」
 颯太と聡が双眼鏡で見ていたことを知らないレッドブルマは、気にしていなかった。 「わかった、偶然にしても見ないように良く言って話しておくよ」
「先輩、ありがとうございます」
「ところで、一緒に釣りに行かない?」
「釣りは、一人で行った方がいいので、ごめんなさい、でも、一年生の浜崎勇君も釣りに行きたいと言っていたから、もし、良かったら誘ってあげてください、浜崎君、ちょっと、先輩と話して、じゃあ、私は失礼します」

「先輩、浜崎です」
「浜崎勇、レッドブルマに憧れて陸上部に入ったそうだね」
「えっ! だれがそんなことを」
「一緒に釣りに行こう、レッドブルマを賭けるんだ、俺たちも本人には言ってないけど、興味があるんだ。どっちが大きいのを連れたかで、勝負だ。浜崎が勝ったら、二人の仲を応援しよう、俺たちが勝ったら、レッドブルマを諦めて、一緒に練習をしないように、他の種目へ行ってくれ、勝負だ」
「先輩、僕も、海野美咲先輩、レッドブルマが好きです。先輩達のようにストーカーされるのはかわいそうです、だから、勝負して勝ちます。勝ったら本当に諦めてください」
 こうして、レッドブルマの知らない中で、男のレッドブルマを掛けた釣り勝負をすることになった。しかし、三人とも一度も釣りをしたことがなかった。
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