暑い日の昼下がり、ベッドで熱くなる二人

トルマ・フラーナ

文字の大きさ
8 / 11

8

しおりを挟む
「じゅぶ、じゅぶっ……れろ、れろ……」
 ルシアは、口内であふれているヨダレを陰茎に塗りたくっていった。まるで卵の白身で下ごしらえするかのように、とろとろの透明液をまんべんなく塗り付けていく。

 棒がぬるぬるになったところで——

「じゅこじゅこ、ぢゅこぢゅこ……! じゅぶじゅぶ、じゅごじゅこっ!」 
 高速ピストンフェラだ。
 しかも鈴口からカリのでっぱりまでを重点的に狙った、短距離の反復である。

 やられている方の彼は、得も言われぬ快感が下半身の奥の方からゾワゾワと動き、硬棒の尖端に集中していくのを感じていた。
 かすかに悶えるような、それでいて込み上げてくるような悦楽に酔いしれ、天井を見上げる。

「あー……」
 ため息が勝手に出てしまう。
 
「んー? ふふふ……」
 その声を聞いた彼女は顔を傾け、彼の反応をつぶさに確かめ、頬張った亀頭を頬の内粘膜にくっつけ、丸め込むようにして、ぐりぐり擦りつけ、快い刺激をたっぷりと提供していく。

 そして彼は、どんどん余裕がなくなってきた……。悶えるような切なさが泉のようにコンコンと湧き上がってきて、それがどんどん腰の内奥にまり、広がっていく。

 彼の感度の高まりに応じて、彼女の手つきも変わっていった。
 片方の手指は輪っかをつくり、サオをシュコシュコとしごく。肉幹をがっちり握りしめるのではなく、サオの表面――皮部分を狙った、一見すると軽く感じる手コキだ。

 ところがこれがうまいこと裏スジを引っ張って刺激してくる。
 亀頭がクイクイとおじぎするほど裏スジを引っ張られて、彼は欲求がさらにたかまって、焦燥のようなたまらなさが湧き上がってきて、仕方がない。

 彼女のもう片方の手もするすると伸びて、玉袋をそっと握りしめる。
 さわさわ……さわさわ……と薄皮袋をからかうようにもてあそびながら、ときには彼女の指先は内部のボールの形状にそって、陰嚢の深いところまでもぐり込んでいく。

 彼は、股間を支配され、精巣の形を完全に捕らえられ、彼女の指の支配下に置かれ、つままれ、クニクニといじられ、コロコロ転がされ――結果として精子の製造が活性化され、性欲がどんどん上昇していった。
 そうしているうちに、睾丸が陰茎の根元にぴたりとくっついた。
 それを見た彼女は、

「ん? タマタマ……上がってきた?」
「あ……あぁ……」
 弾丸が身体にピタリと設置された。射精準備が整った証拠である。
 
「それじゃあ……ね? ふふふ……」
 今日は妙にいたずらっ気が強いな……と彼が思ったのもつかの間、
 
「はぁ~~~~んっ」
 彼女は大きく口を開け、たっぷりと息を吸い込むと、ずぶずぶと淫茎を飲み込んでいった。
 普段のフェラだったら、このあたりまでくると、あとはカリの段差に口唇をひっかけたり、手指でのシュコシュコ扱きをやって、フィニッシュまで一気に抜き去ってくれることが多いのだが――

(もっと奥まで、咥えてくれてる……だと?)

 今日の彼女は、さらに喉の奥まで飲み込んでいた。亀頭、カリ首はおろか、肉幹のはじまり……中ほど……そしてとうとう根元まで咥えこんでしまった。ディープなスロートだ。

「ん゙~っ、んっ……んん゙っ」
 やや苦しげながらも、彼女の口愛からは、慈しみの思いがたっぷり伝わってくる。

(出して? ねえ、出して……? いっぱい射精……して?)

 彼は思う。
 射精したい……。
 精子が欲しくてたまらない様子で、うっとりとした目でフェラチオしてくれる愛しい恋人に、思いっきり射精したい……。
 
 彼女の動きはゆっくりだった。
 スローペースでじっくりと前後する。
 ねっとりとした口唇が、舌が、味蕾みらいが、喉の入り口が、のどちんこが、その奥の喉粘膜が、陰茎のすべてをまゆのように包んで引き抜こうと、いやらしくうごめく。

 タメがつくられていった。
 高跳びで跳躍する直前の、あの筋肉の膨らみ。
 ギリギリ限界まで引き絞った弓の、あのみなぎる緊張感。
 水道ホースの口を指で塞ぎ、蛇口を全開にしたときにかかってくる、あの圧迫感。

 彼女の口内をすべて満たすほど、肉棒が膨らんでいた。
 精液矢を放つための準備はすべて整っていた。皮弓弦ゆみづるはキリキリと限界まで引き絞られている。
 尿道口のギリギリまで精子が充填されている。おあずけをくらった精子たちが、早く射精させろ! 射精させろ! と暴れ回っているのがわかる。

 彼女は、そんな快楽の苦悶に飲まれている彼の様子を嬉しそうに眺めていたが、
 
ふぁだしてふぁふぃへ……?」
 彼女の声帯が美しく戦慄せんりつした。
 
 喉の震え。
 彼女の首筋から伝わってきた性の波紋が、最後のトリガーとなった。彼女の声が、口の中、喉の中で広がり、声の振動がねっとりといやらしく肉棒を愛撫する。
 そして彼の――白濁とした思いの丈が一気に吹き出した。

 ――ビューーーーッという、高圧水鉄砲のような射精が起こった。
 
 彼女の腹の中に、すべての精子がものすごい勢いで注ぎ込まれていく。
 
「お゙!? お゙っ……。ごぉ゙ぁ!? ふゅっ゙っ……!?」
 喉中で暴れる肉暴君に、彼女の華奢な喉が卑鳴ひめいをあげた。
 そしてとうとう息が切れたらしく、
 
「ちゅ…………ぽんっ! ぷはっ! はぁ……はぁ、はぁ! ははっ……あはははっ!」
 最後は笑いだした。ちょっとやばい笑い方だ。酸欠になって頭がおかしくなった?

「な……なんでこんなに出るの? 2回目でしょ?」
 お、おぅ……としか彼は返せない。
 
「それに、今朝というか明け方? あんなに出したのに……」
 そうだなぁ……。

「それに、昨日の日付変わるころだったっけ? あれだけ出したのに……」
 そうだった……。
 
「それに、昨日の晩ごはんの後もシたのに」
「おまえがかわいすぎて、エロすぎるからだよ!」

「……っ! も、もう! そんなこと言って! はむっ……ちゅるる……っ」

 最後に尿道内に残った精液を残らず吸い上げて、ようやく彼女のお掃除フェラが終わった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

初体験の話

東雲
恋愛
筋金入りの年上好きな私の 誰にも言えない17歳の初体験の話。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

夫婦交錯

山田森湖
恋愛
同じマンションの隣の部屋の同い年の夫婦。思いの交錯、運命かそれとも・・・・。 少しアダルトなラブコメ

ヘンタイ好きシリーズ・女子高校生ミコ

hosimure
恋愛
わたしには友達にも親にも言えない秘密があります…。 それは彼氏のこと。 3年前から付き合っている彼氏は実は、ヘンタイなんです!

処理中です...