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皇宮での邂逅
父さまの副官は昔馴染みでした
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風が消えて顔を上げると。
私は朝日に輝く緑の木立の中から、石造りの室内に来ていた。
「意外と早かったですね。」
父さまの腕の中でキョロキョロしていると、
すぐ後ろで声がする。
驚いて振り返ろうとすると、父さまがギュッと抱き締めてきた。
「?」
見上げると父さまがワナワナ震えている。
「言ってしまった・・・エレオノーレ に許さないなんて・・・許してもらえなかったらどうしよう」
父さま、そんなこと言ったっけ?
私が小首を傾げると、後ろの人が、今度はパンパンと手を叩いた。
「またなんかして来ちゃったんですね。取り敢えずこっちに来たんだから、このまま居てください、すぐに使い魔を出してあげますから。」
そしてこの手を離して、お嬢さんを出してあげないと窒息しますよ。
言われて、父さまは慌てて腕を緩めてくれた。ありがとう、後ろの人!
私は漸く振り返り、、、既視感に戸惑う。
「おじさん・・・お会いしたこと有りますか?」
つい最近、同じ顔を見た覚えがある、気が、するんだけど。
「うーん。」
じっと見つめると、おじさんはガックリと肩を落とした。
「あんたにとってはやっぱり俺はおじさんか、嬢ちゃん。」
「!」
思い出した!あの時の!
「あの時、私を隠してくれたいいおじさん!」
この人、私が暴走した時、私を隠したり、他の魔術師さんを助けてくれたりしたいい人だ!
私が思わず抱きつくと、
「おじさんおじさん言うなよ・・・」
とボヤかれてしまった。
ごめんね、おじさん。
おじさんの名前はエルンストさん、父さまの副官さんだった。
「嬢ちゃん、なんだろうけど、今は侍従見習いの少年にしか見えないな。」
腕組みして言われ、あ、と思い出す。
「おじさ・・・エルンストさん、鏡、有りますか?」
「お、嬢ちゃんはまだ自分の顔見てないのか。団長何やってんですか女の子に。」
言いながら部屋の隅の何処かの引き出しを開けると、手鏡を取り出す。
「ほら、今の顔、覚えときな。」
「ありがとう!」
受け取る間も惜しく見てみると。そこにはライが居た。皇宮の侍従見習いの服も良く似合っていて嬉しいな。
「あ、やっぱりライだ!父さま、さっきの子はライだったの?」
そう言いながら、この声、確かにライだ、と思う。父さま、あの一瞬で声まで変えちゃうなんて、すごい。
でも。返事が無いので振り返ると。
父さまはさっきと同じ場所で、まだグズグズと悩んでいた。
「俺はまず団長を使える状態に戻さないと。君は、どうしようかな・・・。君のことを嬢ちゃんだって知ってるのは、魔導師団では俺だけなんだ。困ったな。」
エルンストさんが父さまを執務机の方に引きずって行きながら言う。
「私、この辺に座って待ってます。」
「早く連れて来いってうるさい人が居るんだよ・・・ちょっと離れてるから、案内人を頼んでるんだが・・・流石にまだ来ないかな?うーん、じゃあ、取り敢えずそうして貰おうか。」
話がまとまりかけた時。
「やあ、叔父さんとディアナ嬢はもう来てるの?」
やけに明るい声が響いて、扉からひょっこり顔を出した人がいた。
うーん、この人、誰かに似てる、、、。誰だっけ。
私は朝日に輝く緑の木立の中から、石造りの室内に来ていた。
「意外と早かったですね。」
父さまの腕の中でキョロキョロしていると、
すぐ後ろで声がする。
驚いて振り返ろうとすると、父さまがギュッと抱き締めてきた。
「?」
見上げると父さまがワナワナ震えている。
「言ってしまった・・・エレオノーレ に許さないなんて・・・許してもらえなかったらどうしよう」
父さま、そんなこと言ったっけ?
私が小首を傾げると、後ろの人が、今度はパンパンと手を叩いた。
「またなんかして来ちゃったんですね。取り敢えずこっちに来たんだから、このまま居てください、すぐに使い魔を出してあげますから。」
そしてこの手を離して、お嬢さんを出してあげないと窒息しますよ。
言われて、父さまは慌てて腕を緩めてくれた。ありがとう、後ろの人!
私は漸く振り返り、、、既視感に戸惑う。
「おじさん・・・お会いしたこと有りますか?」
つい最近、同じ顔を見た覚えがある、気が、するんだけど。
「うーん。」
じっと見つめると、おじさんはガックリと肩を落とした。
「あんたにとってはやっぱり俺はおじさんか、嬢ちゃん。」
「!」
思い出した!あの時の!
「あの時、私を隠してくれたいいおじさん!」
この人、私が暴走した時、私を隠したり、他の魔術師さんを助けてくれたりしたいい人だ!
私が思わず抱きつくと、
「おじさんおじさん言うなよ・・・」
とボヤかれてしまった。
ごめんね、おじさん。
おじさんの名前はエルンストさん、父さまの副官さんだった。
「嬢ちゃん、なんだろうけど、今は侍従見習いの少年にしか見えないな。」
腕組みして言われ、あ、と思い出す。
「おじさ・・・エルンストさん、鏡、有りますか?」
「お、嬢ちゃんはまだ自分の顔見てないのか。団長何やってんですか女の子に。」
言いながら部屋の隅の何処かの引き出しを開けると、手鏡を取り出す。
「ほら、今の顔、覚えときな。」
「ありがとう!」
受け取る間も惜しく見てみると。そこにはライが居た。皇宮の侍従見習いの服も良く似合っていて嬉しいな。
「あ、やっぱりライだ!父さま、さっきの子はライだったの?」
そう言いながら、この声、確かにライだ、と思う。父さま、あの一瞬で声まで変えちゃうなんて、すごい。
でも。返事が無いので振り返ると。
父さまはさっきと同じ場所で、まだグズグズと悩んでいた。
「俺はまず団長を使える状態に戻さないと。君は、どうしようかな・・・。君のことを嬢ちゃんだって知ってるのは、魔導師団では俺だけなんだ。困ったな。」
エルンストさんが父さまを執務机の方に引きずって行きながら言う。
「私、この辺に座って待ってます。」
「早く連れて来いってうるさい人が居るんだよ・・・ちょっと離れてるから、案内人を頼んでるんだが・・・流石にまだ来ないかな?うーん、じゃあ、取り敢えずそうして貰おうか。」
話がまとまりかけた時。
「やあ、叔父さんとディアナ嬢はもう来てるの?」
やけに明るい声が響いて、扉からひょっこり顔を出した人がいた。
うーん、この人、誰かに似てる、、、。誰だっけ。
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