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皇宮での邂逅
帰り道の先は、、、
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「では、今日は、君をアルフに返そうかな?」
しばらくおしゃべりしたあと、そう言って伯父さまは立ち上がった。
「オリヴィエ、送ってあげ・・・」
「大丈夫です!伯父さま!」
私は慌てたあまり、食い気味に言葉を遮ってしまった。
「失礼な物言いで申し訳ありません。」
まずはペコリと頭を下げる。
「でも、わた、えと、僕はいま侍従見習いなので、オリヴィエ、、さまに、送ってもらうなんておかしいですから!」
ぴょんと立ち上がって、伯父さまに向かって侍従の礼をする。
「明日からしばらく、魔導師団からのお使いなどで伺うこともあると思います。どうぞ侍従見習いとして、至らぬところはご注意ください。」
頭を上げて微笑むと、伯父さまに、またギュウギュウ抱き締められてしまった。
「うーん、知らない顔の君がこんなに可愛いんだから、本物が楽しみでたまらないよ。
皇宮滞在中、なにかあれば、君の父さまでは無く、必ず私に言いなさい、ね?
皇宮で君に最も役に立つのは、間違いなく私だからね?」
にっこり。おじさまの笑顔がさっきまでと違って真っ黒に見えて、密かに慄いてしまったけど、バレなかったかな?
廊下に出て振り返ると。オリヴィエ兄さまが扉まで付いてきて、
「じゃあ、気をつけて帰るんだよ。あ、中央階段は人が多いから、突き当たりの階段がおススメかな。あと、使い魔に早く名前をつけてあげてね。絆が一層深まるから。」
あっち、と指差しながら教えてくれたので、お礼を言って歩き出した。
あんなこと言ったけど、一人で帰ることに緊張して、前しか向いてなかったから。
オリヴィエ兄さまの
「ごめんね、ディーちゃん、頑張って。」
と言う小さな呟きには、気付かなかったわ。
廊下の突き当たりの階段を降り切ると、そのまま裏庭への出口になっていた。細い道の向こうに建物が見える。うん、こんな感じだった。私はホッとして歩き出す。
そう言えば、帰りがけにオリヴィエ兄さまに使い魔の小鳥の名前を考えるように言われていたっけ。
私は肩に乗った小鳥に向かい手のひらを向けた。
「おいで?」
小鳥はすぐに私の手のひらに乗る。本当に従順だ。
ライの髪色、つまり今の私の髪色と同じ、温かみのある茶色の羽がつやつやと輝いてとってもきれい。つぶらな黒い瞳が可愛いし、あ、お腹は茶色が薄くて、白い部分もあるのね!
「うーんなんて付けようかな?茶色だからチャコちゃんとか?チチッと鳴くからチーちゃんとか?いやいや、それじゃああんまりだよね・・・て、あれ?」
小鳥に話しかけながら歩いていて、ふと気がつくと。
私は小道の行き止まりまで来ていた。
でも、目の前には、オリヴィエ兄さまと出てきた魔導師団の入口とは明らかに違う、灌木の茂みが、、、。
「間違えちゃったの?私?」
でも、こんな単純な道のり、どこで間違えるって言うの?
まあ、来た道を戻ればいいか。ね、小鳥さん。
私が小鳥に話しかけながら、踵を返そうとした時。
「食事の前に汗を流しませんか?」
「分かった。悪いな、先に行ってるぞ!」
「はい、お疲れ様でした。他の皆さんもどうぞお先に。私はまだ少し掛かりますから。」
「ごめん、先に行くけど、お昼、待ってるから早く来いよ!」
茂みの向こうから、声変わりしかけた男の子達の声がして、私は思わず隠れてこっそり覗いてしまったの。
しばらくおしゃべりしたあと、そう言って伯父さまは立ち上がった。
「オリヴィエ、送ってあげ・・・」
「大丈夫です!伯父さま!」
私は慌てたあまり、食い気味に言葉を遮ってしまった。
「失礼な物言いで申し訳ありません。」
まずはペコリと頭を下げる。
「でも、わた、えと、僕はいま侍従見習いなので、オリヴィエ、、さまに、送ってもらうなんておかしいですから!」
ぴょんと立ち上がって、伯父さまに向かって侍従の礼をする。
「明日からしばらく、魔導師団からのお使いなどで伺うこともあると思います。どうぞ侍従見習いとして、至らぬところはご注意ください。」
頭を上げて微笑むと、伯父さまに、またギュウギュウ抱き締められてしまった。
「うーん、知らない顔の君がこんなに可愛いんだから、本物が楽しみでたまらないよ。
皇宮滞在中、なにかあれば、君の父さまでは無く、必ず私に言いなさい、ね?
皇宮で君に最も役に立つのは、間違いなく私だからね?」
にっこり。おじさまの笑顔がさっきまでと違って真っ黒に見えて、密かに慄いてしまったけど、バレなかったかな?
廊下に出て振り返ると。オリヴィエ兄さまが扉まで付いてきて、
「じゃあ、気をつけて帰るんだよ。あ、中央階段は人が多いから、突き当たりの階段がおススメかな。あと、使い魔に早く名前をつけてあげてね。絆が一層深まるから。」
あっち、と指差しながら教えてくれたので、お礼を言って歩き出した。
あんなこと言ったけど、一人で帰ることに緊張して、前しか向いてなかったから。
オリヴィエ兄さまの
「ごめんね、ディーちゃん、頑張って。」
と言う小さな呟きには、気付かなかったわ。
廊下の突き当たりの階段を降り切ると、そのまま裏庭への出口になっていた。細い道の向こうに建物が見える。うん、こんな感じだった。私はホッとして歩き出す。
そう言えば、帰りがけにオリヴィエ兄さまに使い魔の小鳥の名前を考えるように言われていたっけ。
私は肩に乗った小鳥に向かい手のひらを向けた。
「おいで?」
小鳥はすぐに私の手のひらに乗る。本当に従順だ。
ライの髪色、つまり今の私の髪色と同じ、温かみのある茶色の羽がつやつやと輝いてとってもきれい。つぶらな黒い瞳が可愛いし、あ、お腹は茶色が薄くて、白い部分もあるのね!
「うーんなんて付けようかな?茶色だからチャコちゃんとか?チチッと鳴くからチーちゃんとか?いやいや、それじゃああんまりだよね・・・て、あれ?」
小鳥に話しかけながら歩いていて、ふと気がつくと。
私は小道の行き止まりまで来ていた。
でも、目の前には、オリヴィエ兄さまと出てきた魔導師団の入口とは明らかに違う、灌木の茂みが、、、。
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でも、こんな単純な道のり、どこで間違えるって言うの?
まあ、来た道を戻ればいいか。ね、小鳥さん。
私が小鳥に話しかけながら、踵を返そうとした時。
「食事の前に汗を流しませんか?」
「分かった。悪いな、先に行ってるぞ!」
「はい、お疲れ様でした。他の皆さんもどうぞお先に。私はまだ少し掛かりますから。」
「ごめん、先に行くけど、お昼、待ってるから早く来いよ!」
茂みの向こうから、声変わりしかけた男の子達の声がして、私は思わず隠れてこっそり覗いてしまったの。
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