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皇宮での邂逅
この世界の秀才が集う処(ディー視点)
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フィン兄さまの親友?のステファンさんとお知り合いになった。
私の知らない兄さまの話をしてくれて、楽しい、、、兄さまはご機嫌ナナメだけど。
兄さまと半分こするつもりで取ったデザートのチーズケーキを、早めに上げようかな?と考えていると。
兄さまが私のために選んでくれたチョコプリンを、一匙すくって怒られてた。
この人って、、、。
ちょっと警戒しようかなと思う間も無く、ライの格好をした私のことを教えてと言ってくる。
兄さまが他人に興味があるか無いかは分からないけど。
この人に言われたくはないな。
上手くかわして、早く兄さまのご機嫌を直したい。このままだと火花が飛んじゃうわ。
バーベンベルク訛りを出しておいて良かった。
私は、いかにも帝都から離れた田舎から来た善良で忠実な少年(ライそのものだから真似すればオッケー)を装った。
上手く興味を外らせられるといいんだけど。
でも、ステファンさんは今度はディアナに興味を示してきた。
帝都で流れる結構散々なディアナの噂を聞き、軽く衝撃を受ける。
ちょっと俯いてしまった
でも、そんな噂があるのに、ステファンさんはディアナが帝都に来たら、結婚を申し込むと言う。
なぜ?会ったこともないのに?変な噂もあるのに。
疑問を尋ねる間も無く。
「ステファン、僕の前でその暴言・・・消されたいんだな?」
空気の圧が変わった、、、兄さま?
慌てて顔を上げた私の目に飛び込んできたのは。
キレかけた兄さまだった。
切れ長で理知的な灰色の瞳が、微かに紫を帯び始める。周囲に渦巻き始めたのは、優しいラベンダー色の魔力。
ああ、瞳の色は関係無く、キレると紫になるんだな、、、。
どうでもいいことを考えながら、とりあえず急いで兄さまの手を握った。
「フィンさま、落ち着いて。」
穏やかに、でも、心に届くように。
「フィンさま、大丈夫ですから」
握った手を両手で包む。
フッと空気の密度が変わったのが分かった。周りの魔力が薄れ、兄さまの目からラベンダーが消えていく。
「・・・ああ、ディー。」
小さな呟き。
よかった!兄さま、戻ってる!
「僕は、今・・・?」
ふぅ。
始まりから多分呼吸十回分くらいだ。周りを見回しても、キョロキョロしている人はいるが、フィン兄さまだと気付いた人は居なさそう。
ホッと一息ついた時、
「なんなんだ、今のは!」
押し殺したような声が聞こえた。
ステファンさんだ。
表情を取り繕いもせず、ぼうぜんと兄さまを見たまま、ブツブツ独り言を言っている。
「伝説だと思っていたのに!魔力量の異常に高い魔導師だけに現れる禁忌の症状。感情の高ぶりが沸点を超えると、魔力が理性の制御を外れ、感情の赴くまま荒れ狂う・・・本当の事だったとは!」
え?魔力って感情が高ぶると暴発するものじゃないの?
みんな、一度や二度はキレてるんじゃないの?
疑問だけど。
今は兄さまを落ち着かせてこの人から離れないと!
「フィン・・・さま、調子はいかがですか?」
敢えてにこりと微笑んで目を合わせれば、すっかり元通りの澄んだ灰色の瞳が、見返してくる。
「すまない、ステファンの暴言に、我を忘れてしまったみたいだ・・・僕にも起こるなんて・・・」
最後の方は呟きで聞こえなかったけど。
良かった!普通に兄さまだ。
「仕方ありませんよ!ご兄弟のディアナお嬢さまをあのように言われては。」
私は厳しい表情でステファンさんを見つめる。
さっきまでの無防備な表情をサッと取り繕い、ステファンさんは何事も無かったかのように小首を傾げた。
「あれ、俺なんか酷いこと言った?どんな噂があっても結婚を申し込むことに決めてるなんて、むしろ喜んでもらえる誠実さじゃない?」
侍従なら、主人の縁談が増えるのは喜ぶべきことでしょう?
本当に不思議そうに言う。
何でそうなるの?
どんな子でもいいから申し込むって事は、誰でもいいって事でしょう?
私はステファンさんをじっと見据えた。
「従者如きには、確かにディアナお嬢さまのお気持ちは慮れません。」
「でも、幼馴染みですからね。どのような『人』をお好みになるかは分かります。」
「ステファンさまのような方には、恐らくディアナお嬢さまは興味を持たれないでしょう。」
言い切ってやると。
「こら、ライ、やめなさい。彼はこう見えて隣国ロンヌ王国の貴人でね、 失礼に当たるよ。」
さっきとは違い、落ち着いた兄さまの制止。
ステファンさまは、、、拒否されたこと無いのかな?ビックリして固まってるよ!
「しかし、ディアナお嬢さまがいらした時、ご不快になられるかも知れませんので。」
そうよ、わたしが好きになる前提で来られても困るのよ!
「貴方さまはとても気さくでいらっしゃるようで、ご自分のご興味の無い事に全く気遣いをなされないご様子。」
「お嬢さまはお優しい方々に囲まれてお育ちになったので、貴方さまのような冷たいご気性の方はお好みになられないかと。」
プッ。
あ、兄さまが笑った。
私もつい微笑んでしまうと、ステファンさんはムッとした表情で反論してきた。
「俺はどっちかというと友人も多いし、気遣いする方だぜ?」
「ここで食べてる間も、何人も俺に声をかけて来ただろう?」
うーん。この人、きっと本当にそう思ってるんだろうな。
「ご自分が楽に動き回るために上手く使っているのでは?」
ご友人と言うより手下っぽく見えましたよ。
と言うと、ステファンさんは目を丸くした。
「大体ですね!」
もう追い討ちを掛けてしまおう。私はちょっと怒ってるんだ。
「さっき、フィンさまのチョコプリン、食べましたよね?」
「・・・あ、ああ。」
「あれ、フィンさまが私のために取ってくれたんですよ、きっと。」
「「へっ?」」
ステファンさんは兎も角、何で兄さままで驚くの?
「ディアナお嬢さまとご一緒していることが多いので、私もチョコレートを頂く機会が有ります。大変美味しいお菓子ですが、帝国の北の果て、バーベンベルクではとても高級品なのです。南のロンヌ王国の貴人の方なら気づかないでしょうが。」
その顔は本当に気付かなかったのね。
「それから、フィンさまは甘いものが苦手です。ご家族でのお食事の際は、大抵ディアナお嬢さまにご自分のデザートを上げていらっしゃる。」
オスカー兄上は溜め息を吐きながら、餌付けはやめなさい、って言うけどね。
「貴方も親友でいらっしゃるなら、食事の際、フィンさまがデザートを取らないとご存知なのでは?」
ここでやっとハッとするステファンさん。
ふん、その程度の親友ね。
「先程、私は恥ずかしながら、チョコプリンの前で迷ってました。このような場所にあることにも驚いたのですが、やはりどのデザートより値段が高かったので。」
そう!流石帝国大学、カフェテリアにチョコプリンも驚いたけど、やっぱりいい値段だったの。
貴族も通ってるからなんだろうけど!
「フィンさまは全く気にしないでと仰っいましたが、私はやはり遠慮してしまいました。」
「そうしたら、フィンさまは、後からさり気なく取ってらっしゃった。そして、食事が済んでも手を付けなかった。これは、自惚れているようですが、私のためにとって下さったのに、違いないのです!」
食べ物の恨みは大きいんだから!
あ、つい睨みつけてしまったわ。
「・・・そ、そうなの?フィン?」
当惑顔で兄さまを見るステファンさん。
兄さまは何故か顔を赤くしてそっぽを向いていたが、頷いた。
「ね、ステファンさん。」
私は得意になって言った。
「私だって、フィンさまの唯一少し召し上がるチーズケーキを取りました!」
「「えっ!」」
何でまたそこで被るかなぁ?
「親しい方のお好みは、自然と興味を引くもの。フィンさまを親友と呼びながら、食事の好みも分からない方が、ご友人が多いとは思えませんし、お優しいとも思えません。」
ですから、ディアナお嬢さまも、貴方に興味を引かれないと思いますよ。
そう言うと。
「そうきたか・・・。」
ステファンさんはチッと舌打ちをした。
あ、お行儀悪っ!
でも、すぐににっこり笑みを浮かべる。
「ねえ、それなら入り婿になるからってのはどう?俺、三男だからバーベンベルクに行ってあげられるんだけど。」
何を言ってるんだか。
私はフィン兄さまに向かって、チーズケーキを差し出しながら言い捨てた。
「お嬢さまはバーベンベルクを愛してるので、よほどの事情のない限り、いらして頂くのは当たり前です。」
あ、フィン兄さまのご機嫌が目に見えて浮上した。嬉しい。
「行ってあげても。という考えの時点で、お嬢さま、と言うより、辺境伯家が認めませんよ。」
だから。
「もう、早くどっか行ってください。そうしないと、私からディアナお嬢さまに言いつけますよ?」
ステファンさんは、信じられないと言った表情で立ち上がると、じゃあまた、とフラフラ去って行った。
もう二度と会わなくて済むと良いんだけど。
チョコプリン、食べたかったな、、、。
私の知らない兄さまの話をしてくれて、楽しい、、、兄さまはご機嫌ナナメだけど。
兄さまと半分こするつもりで取ったデザートのチーズケーキを、早めに上げようかな?と考えていると。
兄さまが私のために選んでくれたチョコプリンを、一匙すくって怒られてた。
この人って、、、。
ちょっと警戒しようかなと思う間も無く、ライの格好をした私のことを教えてと言ってくる。
兄さまが他人に興味があるか無いかは分からないけど。
この人に言われたくはないな。
上手くかわして、早く兄さまのご機嫌を直したい。このままだと火花が飛んじゃうわ。
バーベンベルク訛りを出しておいて良かった。
私は、いかにも帝都から離れた田舎から来た善良で忠実な少年(ライそのものだから真似すればオッケー)を装った。
上手く興味を外らせられるといいんだけど。
でも、ステファンさんは今度はディアナに興味を示してきた。
帝都で流れる結構散々なディアナの噂を聞き、軽く衝撃を受ける。
ちょっと俯いてしまった
でも、そんな噂があるのに、ステファンさんはディアナが帝都に来たら、結婚を申し込むと言う。
なぜ?会ったこともないのに?変な噂もあるのに。
疑問を尋ねる間も無く。
「ステファン、僕の前でその暴言・・・消されたいんだな?」
空気の圧が変わった、、、兄さま?
慌てて顔を上げた私の目に飛び込んできたのは。
キレかけた兄さまだった。
切れ長で理知的な灰色の瞳が、微かに紫を帯び始める。周囲に渦巻き始めたのは、優しいラベンダー色の魔力。
ああ、瞳の色は関係無く、キレると紫になるんだな、、、。
どうでもいいことを考えながら、とりあえず急いで兄さまの手を握った。
「フィンさま、落ち着いて。」
穏やかに、でも、心に届くように。
「フィンさま、大丈夫ですから」
握った手を両手で包む。
フッと空気の密度が変わったのが分かった。周りの魔力が薄れ、兄さまの目からラベンダーが消えていく。
「・・・ああ、ディー。」
小さな呟き。
よかった!兄さま、戻ってる!
「僕は、今・・・?」
ふぅ。
始まりから多分呼吸十回分くらいだ。周りを見回しても、キョロキョロしている人はいるが、フィン兄さまだと気付いた人は居なさそう。
ホッと一息ついた時、
「なんなんだ、今のは!」
押し殺したような声が聞こえた。
ステファンさんだ。
表情を取り繕いもせず、ぼうぜんと兄さまを見たまま、ブツブツ独り言を言っている。
「伝説だと思っていたのに!魔力量の異常に高い魔導師だけに現れる禁忌の症状。感情の高ぶりが沸点を超えると、魔力が理性の制御を外れ、感情の赴くまま荒れ狂う・・・本当の事だったとは!」
え?魔力って感情が高ぶると暴発するものじゃないの?
みんな、一度や二度はキレてるんじゃないの?
疑問だけど。
今は兄さまを落ち着かせてこの人から離れないと!
「フィン・・・さま、調子はいかがですか?」
敢えてにこりと微笑んで目を合わせれば、すっかり元通りの澄んだ灰色の瞳が、見返してくる。
「すまない、ステファンの暴言に、我を忘れてしまったみたいだ・・・僕にも起こるなんて・・・」
最後の方は呟きで聞こえなかったけど。
良かった!普通に兄さまだ。
「仕方ありませんよ!ご兄弟のディアナお嬢さまをあのように言われては。」
私は厳しい表情でステファンさんを見つめる。
さっきまでの無防備な表情をサッと取り繕い、ステファンさんは何事も無かったかのように小首を傾げた。
「あれ、俺なんか酷いこと言った?どんな噂があっても結婚を申し込むことに決めてるなんて、むしろ喜んでもらえる誠実さじゃない?」
侍従なら、主人の縁談が増えるのは喜ぶべきことでしょう?
本当に不思議そうに言う。
何でそうなるの?
どんな子でもいいから申し込むって事は、誰でもいいって事でしょう?
私はステファンさんをじっと見据えた。
「従者如きには、確かにディアナお嬢さまのお気持ちは慮れません。」
「でも、幼馴染みですからね。どのような『人』をお好みになるかは分かります。」
「ステファンさまのような方には、恐らくディアナお嬢さまは興味を持たれないでしょう。」
言い切ってやると。
「こら、ライ、やめなさい。彼はこう見えて隣国ロンヌ王国の貴人でね、 失礼に当たるよ。」
さっきとは違い、落ち着いた兄さまの制止。
ステファンさまは、、、拒否されたこと無いのかな?ビックリして固まってるよ!
「しかし、ディアナお嬢さまがいらした時、ご不快になられるかも知れませんので。」
そうよ、わたしが好きになる前提で来られても困るのよ!
「貴方さまはとても気さくでいらっしゃるようで、ご自分のご興味の無い事に全く気遣いをなされないご様子。」
「お嬢さまはお優しい方々に囲まれてお育ちになったので、貴方さまのような冷たいご気性の方はお好みになられないかと。」
プッ。
あ、兄さまが笑った。
私もつい微笑んでしまうと、ステファンさんはムッとした表情で反論してきた。
「俺はどっちかというと友人も多いし、気遣いする方だぜ?」
「ここで食べてる間も、何人も俺に声をかけて来ただろう?」
うーん。この人、きっと本当にそう思ってるんだろうな。
「ご自分が楽に動き回るために上手く使っているのでは?」
ご友人と言うより手下っぽく見えましたよ。
と言うと、ステファンさんは目を丸くした。
「大体ですね!」
もう追い討ちを掛けてしまおう。私はちょっと怒ってるんだ。
「さっき、フィンさまのチョコプリン、食べましたよね?」
「・・・あ、ああ。」
「あれ、フィンさまが私のために取ってくれたんですよ、きっと。」
「「へっ?」」
ステファンさんは兎も角、何で兄さままで驚くの?
「ディアナお嬢さまとご一緒していることが多いので、私もチョコレートを頂く機会が有ります。大変美味しいお菓子ですが、帝国の北の果て、バーベンベルクではとても高級品なのです。南のロンヌ王国の貴人の方なら気づかないでしょうが。」
その顔は本当に気付かなかったのね。
「それから、フィンさまは甘いものが苦手です。ご家族でのお食事の際は、大抵ディアナお嬢さまにご自分のデザートを上げていらっしゃる。」
オスカー兄上は溜め息を吐きながら、餌付けはやめなさい、って言うけどね。
「貴方も親友でいらっしゃるなら、食事の際、フィンさまがデザートを取らないとご存知なのでは?」
ここでやっとハッとするステファンさん。
ふん、その程度の親友ね。
「先程、私は恥ずかしながら、チョコプリンの前で迷ってました。このような場所にあることにも驚いたのですが、やはりどのデザートより値段が高かったので。」
そう!流石帝国大学、カフェテリアにチョコプリンも驚いたけど、やっぱりいい値段だったの。
貴族も通ってるからなんだろうけど!
「フィンさまは全く気にしないでと仰っいましたが、私はやはり遠慮してしまいました。」
「そうしたら、フィンさまは、後からさり気なく取ってらっしゃった。そして、食事が済んでも手を付けなかった。これは、自惚れているようですが、私のためにとって下さったのに、違いないのです!」
食べ物の恨みは大きいんだから!
あ、つい睨みつけてしまったわ。
「・・・そ、そうなの?フィン?」
当惑顔で兄さまを見るステファンさん。
兄さまは何故か顔を赤くしてそっぽを向いていたが、頷いた。
「ね、ステファンさん。」
私は得意になって言った。
「私だって、フィンさまの唯一少し召し上がるチーズケーキを取りました!」
「「えっ!」」
何でまたそこで被るかなぁ?
「親しい方のお好みは、自然と興味を引くもの。フィンさまを親友と呼びながら、食事の好みも分からない方が、ご友人が多いとは思えませんし、お優しいとも思えません。」
ですから、ディアナお嬢さまも、貴方に興味を引かれないと思いますよ。
そう言うと。
「そうきたか・・・。」
ステファンさんはチッと舌打ちをした。
あ、お行儀悪っ!
でも、すぐににっこり笑みを浮かべる。
「ねえ、それなら入り婿になるからってのはどう?俺、三男だからバーベンベルクに行ってあげられるんだけど。」
何を言ってるんだか。
私はフィン兄さまに向かって、チーズケーキを差し出しながら言い捨てた。
「お嬢さまはバーベンベルクを愛してるので、よほどの事情のない限り、いらして頂くのは当たり前です。」
あ、フィン兄さまのご機嫌が目に見えて浮上した。嬉しい。
「行ってあげても。という考えの時点で、お嬢さま、と言うより、辺境伯家が認めませんよ。」
だから。
「もう、早くどっか行ってください。そうしないと、私からディアナお嬢さまに言いつけますよ?」
ステファンさんは、信じられないと言った表情で立ち上がると、じゃあまた、とフラフラ去って行った。
もう二度と会わなくて済むと良いんだけど。
チョコプリン、食べたかったな、、、。
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