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皇宮での邂逅
皇太子宮の執務室にてⅢ
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昨日のことなのに、思い出すと落ち込むな。
まあ、そんなことを言っている場合ではないので、気分を切り替える。
ジキスムントを見ると、俺がぼんやり昨日の回想にふけっている間にお茶の片づけをしていた。相変わらずなんて気の付くやつだ。
ソファに戻ってきたところで、グッと身を乗り出す。経緯は端折ってさっさと本題に入ってしまおう。
「実は昨日、言いそびれたことがある。隠すつもりはなかったんだが、お前と話しているうちに俺の中でうまく整理が出来なくて、話せなかった。が、一晩考えて、お前とは共有すべきだと思ったから話す。」
俺と関係者しか知らない極秘事項だからな、そう言うと、ジキスムントは表情を改めた。
「もちろんです。・・・なんでしょう?」
「俺も昨日知ったんだが。ライ、な。あいつ、ディアナ嬢本人らしい。」
思い切って言うと。
ジキスムントはぽかんとした。
「・・・。は?」
そりゃそうなるよな。
俺はうんうん頷きながら話を続ける。
「何言ってるって思うよな。俺もそう思った。でも、俺もお前もおかしくない。あいつの中身はディアナ嬢で、魔導師団長がライムンドと言う侍従の姿の幻術をかけているんだそうだ。」
「・・・」
「信じられないだろ。でも、あの二人と話した時、実際に魔導師団長はあいつをディーって呼んでたし、あいつは父さまって言ってたから。」
「そ、そんな。ちょっと待ってください殿下。」
だんだん蒼ざめてきたジキスムントが制止してくる。
「もしそれが本当なら、もちろん殿下のお言葉を疑ったりはしませんが、そうすると、私は、ディアナ嬢と剣を交わし、信頼を失い、友人となるのを断られたと・・・?」
「・・・そうなるのか?」
言いながら俺は首をひねる。
でも、あいつは極力ライムンドとして行動していたから、ディアナ嬢としてこいつをどう思っていたかは分からない。
大体、自分は侍従で、主に紹介するって言ってたんなら、ディアナとしてこいつと知り合いになる気はあったってことだろ?むしろ好かれてるんじゃ・・・。
「まあ、そこは気にするな。多分お前は嫌われてはいな・・・」
考えをまとめながら視線をジキスムントに向けると。
「もう駄目だ。小さい頃からあんなに勧めてくれた師匠に合わせる顔がない・・・」
いつも俺の前では臣下としての礼を崩さないジキスムントが、机に突っ伏してブツブツつぶやいていた。
おいおい、俺の本題はこれからなんだけど、、、。それに、お前の師匠って前バーベンベルク辺境伯だろ。何勝手に孫の婿探ししてんだよ。皇家の事情を知らないわけでもあるまいに、、、。
相変わらずの前途多難さに、俺は思わず溜め息をついた。
まあ、そんなことを言っている場合ではないので、気分を切り替える。
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俺と関係者しか知らない極秘事項だからな、そう言うと、ジキスムントは表情を改めた。
「もちろんです。・・・なんでしょう?」
「俺も昨日知ったんだが。ライ、な。あいつ、ディアナ嬢本人らしい。」
思い切って言うと。
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「・・・。は?」
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俺はうんうん頷きながら話を続ける。
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「・・・」
「信じられないだろ。でも、あの二人と話した時、実際に魔導師団長はあいつをディーって呼んでたし、あいつは父さまって言ってたから。」
「そ、そんな。ちょっと待ってください殿下。」
だんだん蒼ざめてきたジキスムントが制止してくる。
「もしそれが本当なら、もちろん殿下のお言葉を疑ったりはしませんが、そうすると、私は、ディアナ嬢と剣を交わし、信頼を失い、友人となるのを断られたと・・・?」
「・・・そうなるのか?」
言いながら俺は首をひねる。
でも、あいつは極力ライムンドとして行動していたから、ディアナ嬢としてこいつをどう思っていたかは分からない。
大体、自分は侍従で、主に紹介するって言ってたんなら、ディアナとしてこいつと知り合いになる気はあったってことだろ?むしろ好かれてるんじゃ・・・。
「まあ、そこは気にするな。多分お前は嫌われてはいな・・・」
考えをまとめながら視線をジキスムントに向けると。
「もう駄目だ。小さい頃からあんなに勧めてくれた師匠に合わせる顔がない・・・」
いつも俺の前では臣下としての礼を崩さないジキスムントが、机に突っ伏してブツブツつぶやいていた。
おいおい、俺の本題はこれからなんだけど、、、。それに、お前の師匠って前バーベンベルク辺境伯だろ。何勝手に孫の婿探ししてんだよ。皇家の事情を知らないわけでもあるまいに、、、。
相変わらずの前途多難さに、俺は思わず溜め息をついた。
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