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帝都のひと夏
カレンブルク邸のお茶会へようこそ(逃げたいのに逃げられない)
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まあ、こんな風になってると思ったから、待たずに席を立って来たんだけどね。
私のやや?冷たい視線に気付いたジキスムント君は、視線の先に目を遣り、、、マティルデ様の腕をはがしだした。
「バカっ、ティル、離せ!何やってるんだ!」
「何って、いやよ。離したら、ジキス兄さまはまたあの田舎娘のところに行ってしまうじゃない!」
押し殺していても、声は聞こえて来る。
流石にこれは無いのでは、保護者は何をしてるのかしらと呆れて隣の席を見ると、ロイス夫人が、例の「あらあら、まぁ、」をやって満足そうに見ていた。
息子さん、モテてますもんね。止める気はないと。
リューネブルク侯夫人を見ても、私たちをチラッと見て、知らん顔をする。
え?夫人?田舎者は田舎者でしょ、て顔に出てる。でも、娘さんちょっとマナー的にどうなんですか?
それに、そう、お祖母さまは!?誇り高き前バーベンベルク女辺境伯!何とかおっしゃってちょうだい!むしろ怒り狂うのを止めるべき?
そう思って見つめると。
何と、お祖母さまは、やれやれ、と言ったようにため息をつき、「本当に田舎だから何も言えないわね~。良いわね、マティルデちゃんのリューネブルクの領地は暖かいし都会だし。」とのたまった。
何ですって?何ですって!!
冗談じゃないわ!あの美しいバーベンベルクを、自分の領地を馬鹿にされて、その態度はどう言うことなの!?
思わずカッとなって一歩踏み出そうとすると。
今度はルー兄さまが私を制して一歩前に出た。
「帝都の社交界だ、その中でも最高の茶会だと言って、話の内容や、マナーがこんなものとは。」
私の手を殿下から有無を言わさず,でも優しく取り返して、そのまま腕を差し伸べる。
「我らがバーベンベルクは確かに帝都からは離れた地にありますが。少なくとも、社交の場で挨拶を交わすだけの時に必要以上に令嬢の手を握って離さなかったり、聞こえよがしに悪口まがいの発言をしたり、知人とは言えはしたなく異性の腕に縋ったりなど、デビュー前の子供でもしません。こんなところに長居は無用ですね。茶会の主人役に一言言って、さっさと帰ろう、ディー。晩餐はまた、帝都社交界の主人のところに行くことになりそうだし。」
ルー兄さま、言いにくいことをズバズバ言うと、伯父上二人、、、この場の主人と帝都社交界の主人の名前を連発して周囲を軽く脅し、しかも帰る良い口実にしてしまった。
流石私の兄さまです!ふん、バーベンベルクの実力を思い知れ!なーんてね。
私はあっさり機嫌を直して、ちら、とマティルデ様を流し見ると、ルー兄さまの腕を取った。
「そうですわね、帰りましょう、お兄さま。」
そして、お祖母さまの言ったことを母さまに言いつけてやるんだ!
私が内心でフンっと鼻息も荒く誓っていると。
「おや、帰ると聞こえたけど、どうしたことだね?私は客人を不快にさせてしまったのだろうか?」
それは申し訳ないことをしたね。でも、帰るなんて言わず、まあまあ落ち着いて。
全然申し訳なくなどなさそうな笑顔で。
むしろ騒動を楽しむような口調で。
茶会の主人であるカレンブルク侯が登場した。
うう、この感じ、帰らせてくれなさそう、、、。
私のやや?冷たい視線に気付いたジキスムント君は、視線の先に目を遣り、、、マティルデ様の腕をはがしだした。
「バカっ、ティル、離せ!何やってるんだ!」
「何って、いやよ。離したら、ジキス兄さまはまたあの田舎娘のところに行ってしまうじゃない!」
押し殺していても、声は聞こえて来る。
流石にこれは無いのでは、保護者は何をしてるのかしらと呆れて隣の席を見ると、ロイス夫人が、例の「あらあら、まぁ、」をやって満足そうに見ていた。
息子さん、モテてますもんね。止める気はないと。
リューネブルク侯夫人を見ても、私たちをチラッと見て、知らん顔をする。
え?夫人?田舎者は田舎者でしょ、て顔に出てる。でも、娘さんちょっとマナー的にどうなんですか?
それに、そう、お祖母さまは!?誇り高き前バーベンベルク女辺境伯!何とかおっしゃってちょうだい!むしろ怒り狂うのを止めるべき?
そう思って見つめると。
何と、お祖母さまは、やれやれ、と言ったようにため息をつき、「本当に田舎だから何も言えないわね~。良いわね、マティルデちゃんのリューネブルクの領地は暖かいし都会だし。」とのたまった。
何ですって?何ですって!!
冗談じゃないわ!あの美しいバーベンベルクを、自分の領地を馬鹿にされて、その態度はどう言うことなの!?
思わずカッとなって一歩踏み出そうとすると。
今度はルー兄さまが私を制して一歩前に出た。
「帝都の社交界だ、その中でも最高の茶会だと言って、話の内容や、マナーがこんなものとは。」
私の手を殿下から有無を言わさず,でも優しく取り返して、そのまま腕を差し伸べる。
「我らがバーベンベルクは確かに帝都からは離れた地にありますが。少なくとも、社交の場で挨拶を交わすだけの時に必要以上に令嬢の手を握って離さなかったり、聞こえよがしに悪口まがいの発言をしたり、知人とは言えはしたなく異性の腕に縋ったりなど、デビュー前の子供でもしません。こんなところに長居は無用ですね。茶会の主人役に一言言って、さっさと帰ろう、ディー。晩餐はまた、帝都社交界の主人のところに行くことになりそうだし。」
ルー兄さま、言いにくいことをズバズバ言うと、伯父上二人、、、この場の主人と帝都社交界の主人の名前を連発して周囲を軽く脅し、しかも帰る良い口実にしてしまった。
流石私の兄さまです!ふん、バーベンベルクの実力を思い知れ!なーんてね。
私はあっさり機嫌を直して、ちら、とマティルデ様を流し見ると、ルー兄さまの腕を取った。
「そうですわね、帰りましょう、お兄さま。」
そして、お祖母さまの言ったことを母さまに言いつけてやるんだ!
私が内心でフンっと鼻息も荒く誓っていると。
「おや、帰ると聞こえたけど、どうしたことだね?私は客人を不快にさせてしまったのだろうか?」
それは申し訳ないことをしたね。でも、帰るなんて言わず、まあまあ落ち着いて。
全然申し訳なくなどなさそうな笑顔で。
むしろ騒動を楽しむような口調で。
茶会の主人であるカレンブルク侯が登場した。
うう、この感じ、帰らせてくれなさそう、、、。
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