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帝都のひと夏
美しい薔薇園には、、、Ⅱ
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悲鳴の後は男の人の声が混じり、騒ぎが大きくなっている。お祖母さままで騒ぎ出したから焦ってしまい、視点がうまく定まらないけど、騒ぎの中にマックス殿下がいることだけは分かった。
あちこちで声が上がり、どうやらみんなこっちに集まってきているみたい。
「ルー兄さま!ライが!」
兄さまの袖を掴んだまま呼びかけると、キャーキャー言うお祖母さまを嫌そうに宥めていた兄さまは、すぐに察してそっと掴んだ手を握ってくれた。
「慌てるな。落ち着け。取り敢えず俺たちもあいつのところに行こう。・・・この道を戻るか?」
「ううん、転移できるわ。」
兄さまが分かってくれるだけで気持ちが落ち着き、視界がはっきりした。ライのマックス殿下の様子がなんだか変。早くいかなくては。
私は兄さまの手だけを握りしめて転移した。
生垣の向こうは、薔薇で作られた小さな四阿のある空間だった。入り組んだ散策路が集まって、一休み出来るようになっている。
大きくもない空間の中心に、マックス殿下と、、、なぜかエティエンヌ殿下が見えた。何人か駆け寄っていく、、、そこに、私とルー兄さまは飛び込んだ。
「ワッなんだ!いきなり人が!」「危ない!お前らどけ!」
そこで見たのは。
叫びながら短剣をエティエンヌ殿下に向けたまま振り回し、駆け寄ってきた護衛たちに正に取り押さえられようとしているマックス殿下だった。
他にも人はいるのに、なぜかエティエンヌ殿下の方しか見ず、取り押さえられようとしているのに夢中で剣を振り回している。
これは!!
「殿下!」
マックス殿下に向かって思わず叫んだ私をチラッと見て。
エティエンヌ殿下が微かに笑った気がした瞬間。再びフッと空気が揺らいだ。
あちこちで声が上がり、どうやらみんなこっちに集まってきているみたい。
「ルー兄さま!ライが!」
兄さまの袖を掴んだまま呼びかけると、キャーキャー言うお祖母さまを嫌そうに宥めていた兄さまは、すぐに察してそっと掴んだ手を握ってくれた。
「慌てるな。落ち着け。取り敢えず俺たちもあいつのところに行こう。・・・この道を戻るか?」
「ううん、転移できるわ。」
兄さまが分かってくれるだけで気持ちが落ち着き、視界がはっきりした。ライのマックス殿下の様子がなんだか変。早くいかなくては。
私は兄さまの手だけを握りしめて転移した。
生垣の向こうは、薔薇で作られた小さな四阿のある空間だった。入り組んだ散策路が集まって、一休み出来るようになっている。
大きくもない空間の中心に、マックス殿下と、、、なぜかエティエンヌ殿下が見えた。何人か駆け寄っていく、、、そこに、私とルー兄さまは飛び込んだ。
「ワッなんだ!いきなり人が!」「危ない!お前らどけ!」
そこで見たのは。
叫びながら短剣をエティエンヌ殿下に向けたまま振り回し、駆け寄ってきた護衛たちに正に取り押さえられようとしているマックス殿下だった。
他にも人はいるのに、なぜかエティエンヌ殿下の方しか見ず、取り押さえられようとしているのに夢中で剣を振り回している。
これは!!
「殿下!」
マックス殿下に向かって思わず叫んだ私をチラッと見て。
エティエンヌ殿下が微かに笑った気がした瞬間。再びフッと空気が揺らいだ。
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