[R18]2度目の人生でスローライフ?ハーレムだっていいじゃないか

白猫 おたこ

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第二章 誘惑

第37話:再会:現実の工房、揺れる結衣の瞳

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【揺れる心と、濡れた事務服】
 翌朝、レザーワークス株式会社のオフィス。
早川結衣は、仕事用のPC画面を眺めながら、意識を別の場所に飛ばしていた。
 受話器を持つ手が、微かに震える。
昨夜の失態――絶頂の最中に叫んでしまった『三神さん』という言葉が、まるで呪文のように耳元でリフレインしていた。

(……バレてる。絶対バレてる……。三神さん、あたしのこと……なんて思ったかな。キモい、とか……っ)

 キーボードを打つ指が、不自然に止まる。昨夜、ゲームから逃げ帰った後、自分の指で無理やり沈めたはずの身体の疼きが、職場の椅子に座っている今もなお、微かな熱を帯びて残っていた。
 もし今、あの鉄扉が開いて、三神健太郎本人が現れたら。
もし、注文の電話が鳴って、あの低い声が聞こえてきたら。

「ひゃぅっ……っ!?」

 デスクの電話が鳴っただけで、結衣はビクンと肩を跳ねさせた。
周囲の同僚が不審な目を向けるが、構っていられない。
彼女の頭の中は、今や恐怖と、そして制御不能な「期待」で満たされていた。
 恐怖の反面、彼女の心の奥底には、毒のように甘い覚悟が芽生え始めていた。

(……でも、いいのかも。三神さんに知られても……。あたしの処女、三神さんに奪われたんだもん。ゲームの中だけど……あんなに、あんなに熱かったんだもん……っ)

 その思考に至るたび、結衣の秘部は「きゅぅぅ……」と切なく、そして淫らに窄まった。

【魂を込めた仕上げ】
 同じ頃、三神健太郎の工房。
彼は朝日が差し込む作業台で、昨日から手がけていた最高級ヌメ革のショルダーバッグを仕上げていた。
 フラップ部分には、美しく、そして傲慢な微笑みを浮かべるアイリスの横顔が刻まれている。以前、リサ――結衣が「これ、売ってくれないんですか?」と震える声で尋ねた、あの意匠だ。

「……だから、あんな反応をしたのか」

 健太郎は、ひと針ずつ丁寧に糸を通しながら、ポツリと独りごちた。
 あの日、バッグを指先でなぞりながら涙を浮かべていた彼女の姿。
ゲーム内で自分の楔を受け入れながら、必死に彼を求めていたリサの姿。その二つの像が、今や一本の確かな糸で繋がっていた。

(あの大人しい新人の娘が、あんなに淫らに鳴くとはな……)

 健太郎の口角が、無意識のうちに少しだけ上がった。
 彼は「三神健太郎」として、そして一人の男として、このバッグに魂を込めた。
ひと針ごとに、昨夜リサを、そして結衣を貫いた時の熱量を込めるように。
一突きごとに、彼女の窄まりを広げた感触を思い出しながら、銀面に穴を開けていく。

「……完成だ」

 仕上げの蜜蝋を塗り込み、滑らかに磨き上げられたバッグは、まるで生命を宿したかのような気品を放っていた。
 健太郎はそれを丁寧に梱包すると、自らの上着を手に取った。
 材料を仕入れるため、ではない。この「答え」を、待っているはずの彼女に届けるために。

【運命の鉄扉】

 「カラン、カラン……」

 レザーワークスの重い鉄扉が開く。
その瞬間、結衣の心臓は、これまでにないほど激しく脈打った。
入ってきたのは、使い古された作業着に身を包んだ、無骨で逞しい男。三神健太郎。

「……こんにちは」

 低く、重厚な声。
結衣は弾かれたように立ち上がった。
顔面は一瞬で火を吹くほどに赤くなり、指先がガタガタと震える。
 三神の視線が、まっすぐに彼女を射抜いた。その瞳には、ゲーム内での『ケンタロウ』と同じ、獲物を、あるいは極上の素材を見極めるような、鋭くも深い情欲が宿っているように見えた。

「……三、三神、さん……っ」

 結衣の声が、絶頂の時のように震える。
 健太郎はゆっくりとカウンターへ歩み寄り、大きな紙袋を置いた。

「早川さん。……これを届けに来た」

 その言葉に含まれた重み。
結衣は確信した。彼は知っている。
昨夜、彼女が叫んだ名の意味を。
 そして、二人の間に漂う、もはや職人と店員という枠を超えた、濃厚で卑猥な沈黙が、静かな事務所の空気を甘く塗り替えていった。

【贈り物:刻印された愛と、密室の熱】

 「レザーワークス株式会社」の受付カウンター。
早川結衣は、目の前に立つ男――三神健太郎の放つ、静かだが重みのある存在感に、呼吸をすることさえ忘れていた。
 彼女は知っていた。
この無骨で、誰よりも誠実に革と向き合う職人こそが、ゲーム世界で自分を優しく、時に激しく抱き上げた『ケンタロウ』その人であることを。
だが、向こうは自分の正体に気づいていない――そう信じることで、辛うじて日常の自分を保っていたのだ。
 しかし、三神がカウンターに置いた紙袋と、その次に発せられた穏やかな言葉が、結衣の淡い希望を優しく、だが決定的に包み込んだ。

「早川さん……。これ、君がずっと欲しがっていたバッグだ。昨夜は、あんなに急いでログアウトさせてしまって悪かった。……どうしても今日、実物(リアル)を君に見てほしくてね」

「――っ!?」

 結衣の心臓が、耳元で鐘を突かれたように激しく跳ねた。

『昨夜』『ログアウト』。

 その言葉を、彼は咎めるような色など一切見せず、慈しむような深い声で口にした。
三神健太郎は、あの淫らに鳴きながら自分に縋り付いた「リサ」が、目の前の「早川結衣」であることを、すべて包み込むような優しさで受け入れていた。

「あ、あの……三神さん、それは……っ」

 顔面から火が出るほど赤くなり、結衣の指先がガタガタと震える。

「ここでは話しにくい。……少し、奥で検品をさせてもらえないかな? 君の感想を、ちゃんと聞きたいんだ」

 その眼差しは、無理やり従わせようとする支配者のものではなく、大切な弟子や愛しい女性を気遣う、大人の余裕と誠実さに満ちていた。

【隠し刻印と指先の熱】

 重い扉が閉まり、わずか数畳の検品室に二人の吐息が満ちる。
 三神の体臭と、彼が持ち込んだ芳醇な革の匂い。
それが混ざり合った瞬間、結衣の脳裏には、昨夜の工房で彼に触れられた時の「温かさ」が、切ないほどのフラッシュバックとなって蘇った。

「三神さん、あたし……どうして……っ」

「隠そうとしなくていいんだ、結衣。君がリサとして、あんなに一生懸命に俺を求めてくれたこと、本当に嬉しかったんだよ」

 三神はそう言いながら、紙袋からアイリスの意匠が刻まれたバッグを取り出した。
彼は結衣の背後に回ると、そっと肩を抱くようにしてバッグを差し出した。
背中越しに伝わる、三神の大きな身体の熱。ゲームと同じ、節くれだった大きな手が、震える結衣の指先をそっと包み込む。

「ここを見てごらん。君のために、心を込めて打ったんだ」

 三神の指が、バッグの内側の隠れた部分をなぞる。そこには、ゲーム内の装備と同じ位置に、精緻な手仕事で**『YUI』**という文字が刻印されていた。

「ひあぁっ……っ!!」

 自分の本名を、彼がひと針ひと針、想いを込めて「刻印」してくれたという事実。
 それは支配ではなく、三神という一人の男が、早川結衣という一人の女を心から大切に想い、守っていくという『約束』のようだった。

「お前は、俺にとって唯一無二の、最高に愛おしい『素材』なんだ。……そうだろう、結衣?」

 耳元で囁かれる温かい声。三神の手が、事務服のスカートの上から、震える結衣の膝をそっと撫でた。

【現実(リアル)に溶け合う想い】

「あ……ぅ、三神さん……っ。こんなの、あたし……っ」

 結衣は堪えきれず、三神の胸に顔を埋めた。
 三神の大きな手は、彼女の腰を引き寄せる。支配するためではなく、折れてしまいそうなほど震える彼女を支えるために。

「怖がらなくていい。……昨夜、リサ(君)が俺の名前を呼んでくれたとき、本当の君に出会えた気がしたんだ。だから、もう逃げないでほしい」

 三神の指が、結衣の顎を優しく持ち上げる。その瞳には、ゲーム内での『ケンタロウ』と同じ、深い愛情が宿っていた。
 
「……っ、三神、さん……っ」

 結衣は自分から、三神の首に腕を回した。
現実の事務所という場所で、自分を包み込んでくれるこの大きな男に、今度は「リサ」としてではなく「早川結衣」として、すべてを捧げたいという情動が溢れ出す。
スカートの下、彼女の秘部は、彼の優しさに絆されるように「とろぉ……」と熱い蜜を零していた。

「続きは……夜、あそこで話そう。君が納得するまで、俺が君を、大切に『仕上げ』てやるから」

 三神が去った後、結衣はバッグを抱きしめたまま、その場に崩れ落ちた。
 バッグに刻まれた自分の名前。
そして、ストッキング越しに残る、彼の大きな手の熱。
彼女は、今夜のログインが、これまでのどんな冒険よりも特別で、深い愛に満ちたものになることを確信していた。

【設定データ・状況確認】
• 三神健太郎: 結衣の恐怖を優しさで溶かし、現実でも彼女を支える決意を固めた。今夜はリサを「お姫様」のように愛でる準備をしている。

• 早川結衣: 三神の誠実さに触れ、彼への恋心が爆発。恐怖は消え、彼に抱かれることへの純粋な期待が膨らんでいる。

• アイリス: 主の「慈愛」がリサに注がれていることに、表向きは尊大に振る舞いつつも、内心では激しい焦燥感と、あるじに甘えたい欲望を募らせている。
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