[R18]2度目の人生でスローライフ?ハーレムだっていいじゃないか

白猫 おたこ

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第四章 やりたい事……。

第58話: 神域の女王と紅蓮の粘土

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「ふむ、主よ。クィーンの居所まではまだ距離があるが、ただ歩くだけでは芸がないのう。この地の熱に磨かれた、神域特有の宝が至る所に眠っておるぞ。妾の案内を無駄にするでないぞ?」

 アイリスが尊大な仕草で、溶岩の熱で赤く染まった岩壁を指し示す。
健太郎は頷き、背負ったリュックから予備の建築用道具として用意していた『黒鋼の鶴橋』を取り出した。

「ああ、分かっている。最高の炉を作るには、土だけじゃなく補強用の鉱石も必要だからな」

 健太郎が鋭く鶴橋を振り下ろすと、岩壁が火花を散らし、中から燃えるような紅い輝きが顔を出す。

【告知:特定条件を達成しました。スキル『採掘』を習得】

「ふぅ……やはりこの地の岩は硬いな。だが、手応えはある」

 一振りごとに、健太郎の腕には職人としての新たな感覚が刻まれていく。それは素材を「形作る」だけでなく、大地から「引き出す」力。
 一方、結衣もまた、岩の隙間に自生する、熱を帯びた珍しい植物を見つめていた。

「健太郎さん、この草……神域の畑で育てた薬草に似ています。でも、もっと力が凝縮されているみたい。……丁寧に、根を傷つけないように……」

 結衣が腰のナイフを使い、土を払うようにして繊細に植物を採取していく。
その指先の動きは、これまでの農業作業で培われた慈愛に満ちていた。

【告知:特定条件を達成しました。スキル『採取』を習得】

【告知:既存スキル『農業』との高い親和性を確認。統合処理を開始します……】

【告知:『農業』と『採取』が統合され、上位互換スキル『農業マスタリー』へと進化しました】

「あ、また……! 健太郎さん、私、今度は農業がマスタリーになりました。大地の恵みを集める感覚が、すごくはっきり分かります……っ」

「素晴らしいよ、結衣。君の優しさが、神域の自然に認められたんだろうな」

『くふふ、主も結衣も欲張りじゃのう。だが、その貪欲さこそが至高の工房を創るのじゃ。さあ、次はあの奥にある宝石の原石を掘り出すのじゃ! 妾が、一番良い場所を教えてやるぞ!』

【神域の収穫、断崖の宝物庫】

 健太郎と結衣は、アイリスの尊大な、しかし的確な助言に従い、断崖の至る所で神域の素材を収集していった。
 健太郎が火花を散らして鉱石を穿ち、結衣が土を愛おしむようにして珍しい薬草を摘む。
 アイリスは時折、二人の作業の合間に冷気の加護を送り、その火照った身体を心地よく撫で上げた。

「これだけ集まれば、白煉瓦の強度も格段に上がる。……アイリス、結衣。そろそろクィーンの気配が近くなってきたな」

「はい……っ、空気が一段と熱くなってきました。健太郎さん、バフの準備、いつでもいけます!」

「妾の『手入れ』を待ちわびておる女王に、主に代わって挨拶をしてやらねばのう。くふふ……楽しみじゃ」

 三人は収穫に満ちたリュックを背負い直し、ついに巨大な熱源が鎮座する断崖の最深部へと足を踏み入れた。

【ケンタロウ(三神健太郎) スキル熟練度】
 ■ 生産系
 • レザークラフト・マスタリー: Lv.9 (20/100)
 • 採掘: Lv.1 (20/100) (New!)
 • 断崖の硬岩を穿つ作業により発現。
 • 土木・建築マスタリー: Lv.8 (65/100) (+5)
 • 料理マスタリー: Lv.7 (72/100)
 • 慈愛の加工: Lv.39 (30/100) (+2)
 ■ 戦闘系
 • (変動なし)
 ■ 身体強化系
 • 全生命力の解放: Lv.3 (45/100)
 • 性技(手入れ): Lv.21 (85/100)
 ■ 特殊スキル
 • サバイバルマスタリー: Lv.2 (15/100) (+10)
 • 未開地での効率的な資材調達。
 • 聖霊同調(神域): Lv.45 (125/300) (+5)
 • 家長としての威厳: Lv.19 (20/100) (+2)
 • 【炉心の探究者】: Lv.1 (65/100) (+10)

【リサ(早川結衣) スキル熟練度】
 • 裁縫マスタリー: Lv.16 (55/100)
 • 農業マスタリー: Lv.1 (0/100) (New!)
 • 採取と統合し、自然物への干渉力が向上。
 • 料理マスタリー: Lv.1 (10/100) (+10)
 • アイリス工房の一員: Lv.30 (45/100) (+10)
 • 希少素材の発見と確保。
 • 三位一体の悦楽: Lv.19 (35/100) (+5)
 • 【正妻の余裕】: Lv.9 (30/100) (+5)
 • 魔力付与(バフ): Lv.3 (98/100) (+3)

【今回の採取物リスト】
■ 植物
• 『灼熱の火炎草』: 常に発熱している赤い草。耐熱薬の材料。
• 『神域の溶岩苔』: 岩の熱を吸って生きる苔。保温材として優秀。
■ 鉱石・土
• 『紅蓮の鉄鉱石』: 非常に硬く、熱伝導率が高い。炉の補強材用。
• 『神灰岩の粗粉』: 白煉瓦のベースとなる神の火で焼かれた土。
• 『耐熱の粘土質土壌』: 断崖の深部で見つけた、高密度な土。
■ 宝石の原石
• 『火霊石の欠片』: 微弱な火の魔力を宿した石。
• 『サンストーンの原石(神域級)』: 太陽の如き輝きを放つ、美しい橙色の宝石。

【クィーンの咆哮と、唾液採取の瞬間】

「ふむ、ようやく見つけたの。あの奥に鎮座する、一際大きく禍々しき紅の巨躯……あれこそが断崖の主、サラマンダー・クィーンじゃ」

 アイリスが岩陰から黄金の瞳を光らせ、顎で指し示す。
その視線の先には、溶岩の湖に半身を浸し、王冠のように突き出た角から絶え間なく火の粉を散らす巨大な多脚爬虫類がいた。
周囲の空気は熱に歪み、視界を遮るほどの陽炎が揺らめいている。

「いいか主よ、結衣よ。今回は討伐ではないぞ。妾が今から話す作戦、一分の狂いもなくこなして見せるのじゃ。のう?」

 アイリスは尊大な態度を崩さぬまま、二人の脳内に直接作戦を刻み込んだ。

「まずは結衣、お主が攪乱の要じゃ。新しき足捌きと短剣でクィーンの視線を引きつけ、その『喉元』を狙うふりをして揺さぶるのじゃ。主は、妾を弓へと変え、あやつの『第三の角』――魔力の放熱部のみをピンポイントで射抜く。あやつが激痛で口を大きく開け、咆哮を上げた瞬間……そこが勝負じゃ」

アイリスが不敵に、かつ妖艶に口角を上げた。

「激痛と怒りで溢れ出したあの女王の『唾液』は、空気に触れた瞬間に神域の理によって凝固を始める。主、お主はその一瞬の隙に、新調した『耐熱の粘土』をあやつの口内へ放り込むのじゃ。お主の粘土に、女王の唾液をたっぷりと染み込ませ、吐き出させる……。それが『白煉瓦』の母体となる。……しくじるでないぞ、主の指使い、信じておるゆえな?」

「……わかった。結衣、行けるか?」

 健太郎が短剣を握り直す結衣を見つめる。

「はい、健太郎さん……っ。私、アイリスの言う通りに、しっかり囮になります! 全力で、バフを回しますから!」

 結衣はリサとして、二振りの短剣を逆手に構えた。
アイリスの氷結魔法と結衣の魔力付与が重なり、二人の周囲だけが、嵐の前の静けさのような冷気に包まれる。

「行くぞ!」

 伝説の職人と、その伴侶が、神域の女王へ向かって同時に地を蹴った。

【神域の女王と紅蓮の粘土】

 神域「灼熱の断崖」の最深部。
空気が数千度の熱量に震え、陽炎が視界を歪める中、三神健太郎、リサ(結衣)、そして聖霊アイリスは、絶対的な存在感を放つサラマンダー・クィーンと対峙していた。

「のう、主よ。準備はよいか? 女王の喉を鳴らすのは、恐怖ではなく、主の情熱的な『手入れ』であってほしいものじゃの。くふふ……」

 アイリスが尊大な微笑みを残して光へと溶け、健太郎の右手に『黒鋼樺の長弓』が顕現する。
神域の熱気にさらされながらも、その弓体はアイリスの冷気を帯びて静かに冴え渡っていた。

「リサ、行くぞ。頼んだ」

「はい……っ、健太郎さん!」

 リサが地を蹴った。
新スキル【双閃の舞踏】が発動し、彼女の身体は重力を無視したかのように軽やかに溶岩の池を飛び越えていく。
二振りの短剣を逆手に構え、残像を引くほどの速度でクィーンの左前方へと回り込む。

 ――グオォォォォォォッ!!

 侵入者を認めたサラマンダー・クィーンが、巨大な尾を叩きつけ、爆風のごとき熱波を放つ。
だが、リサは蝶のように舞い、その熱風の隙間をすり抜けた。

「こっちですよ……!」

 リサの短剣が、クィーンの分厚い外殻の継ぎ目を、火花を散らしながら切り裂く。ダメージを与えるためではない。
アイリスの指示通り、急所である喉元を狙う「仕草」を見せ、女王の全神経を自分へと集中させるための攪乱だ。
 クィーンが激昂し、その巨大な口を開いた。喉の奥に紅蓮の炎が渦巻く。
ブレスを放とうとするその瞬間――健太郎の指が、限界まで引き絞られた弦を離した。

「極針――」

 放たれたのは、細く、鋭く、青白い光を帯びた魔力の針。
それはクィーンの頭頂部、魔力を放熱し感情を司る「第三の角」の根元へと吸い込まれた。

『あぁぁぁぁぁぁっ! あぁんっ、そこ、そこなのじゃ主ぃぃっ!!』

 健太郎とリサの脳内に、耐え難いほどに甘く、淫らなアイリスの嬌声が爆発した。自身の核を貫かれた衝撃が、聖霊にとって至上の悦楽へと変換され、神経を灼き尽くす。

「うぅっ……! も、もう、アイリス……っ」

 リサが足を止めそうになるのを必死にこらえ、二刀を交差させてクィーンの反撃を防ぐ。
 一方で、健太郎は揺るがなかった。アイリスの快楽の奔流を受け流し、冷徹な職人の目を見開く。

 ――ガハァッ!?

 角を射抜かれたクィーンが、ブレスを不発に終わらせ、激痛と衝撃に悶えて仰け反った。
大きく開かれたその口内。
そこには、神域の理によって極限まで活性化した「女王の唾液」が溢れ出していた。

「今だ!」

 健太郎は弓を背負い、リュックから事前に練り上げておいた『耐熱の粘土』の塊を投げつけた。

 それは正確に、クィーンの口内、唾液が最も濃く溜まっている場所へと着弾する。

 ジュゥゥゥッ! 

 凄まじい蒸発音と共に、粘土が女王の魔力を孕んだ唾液を吸い込み、不気味な紫電を放ちながら膨張していく。

「リサ、離れろ!」

「はいっ!」

 二人が距離を取った直後、クィーンが異物を吐き出そうと激しく咳き込んだ。
 ベチャリ、と溶岩の岩場に吐き出されたのは、元の数倍の大きさに膨れ上がり、クィーンの唾液と神域の熱によって「予備焼成」された、赤黒く輝く粘土の塊であった。

「くふふ……見事じゃ、主。女王の『愛液』をこれほどたっぷりと染み込ませるとは……お主、やはり相当な手練れじゃの」

 姿を戻したアイリスが、額に汗を浮かべ、乱れた息を整えながら健太郎に寄り添う。その豊満な胸が健太郎の腕に押し付けられた。

「……これが、神域の白煉瓦の種か。リサ、回収を頼む。劣化防止のリュックなら、この熱量も閉じ込められるはずだ」

「やりましたね、健太郎さん! 凄いです、こんなにキラキラしてる……」

 リサが、新スキル【食材の目利き】を応用し、粘土の質を確認しながら手際よく回収していく。
クィーンは角を射抜かれたショックで戦意を喪失し、溶岩の奥深くへと逃げ帰っていった。

「よし、材料は揃った。次はこれを使って、この灼熱の地で『白煉瓦』を完成させるぞ」

 健太郎の言葉に、結衣は力強く頷き、アイリスは満足げに目を細めた。
至高の鍛冶場、その基礎となる石が、今まさに産声を上げようとしていた。

【ケンタロウ(三神健太郎) スキル熟練度】
■ 生産系
• レザークラフト・マスタリー: Lv.9 (20/100)
• 採掘: Lv.1 (25/100)
• 土木・建築マスタリー: Lv.8 (85/100) (+15)
• 神域の素材反応(粘土と唾液の結合)を完全把握。
• 料理マスタリー: Lv.7 (72/100)
• 農業マスタリー: Lv.4 (10/100)
• 慈愛の加工: Lv.39 (35/100) (+3)
■ 戦闘系
• 弓術マスタリー: Lv.4 (55/100) (+15)
• アイリスとの官能的な共鳴下での精密射撃。
• 短剣術: Lv.3 (55/100)
■ 身体強化系
• 全生命力の解放: Lv.3 (52/100) (+5)
• 性技(手入れ): Lv.21 (92/100) (+5)
• 聖霊の暴走する快楽を制御し、力へと変換。
■ 特殊スキル
• サバイバルマスタリー: Lv.2 (35/100) (+15)
• 極限環境下での中ボスギミック攻略。
• 聖霊同調(神域): Lv.45 (160/300) (+25)
• 家長としての威厳: Lv.19 (35/100) (+10)
• 【炉心の探究者】: Lv.2 (05/100) (+30) (Level Up!)

【リサ(早川結衣) スキル熟練度】
■ 生産系
• 裁縫マスタリー: Lv.16 (55/100)
• 農業マスタリー: Lv.1 (10/100) (+5)
• 料理マスタリー: Lv.1 (20/100) (+5)
■ 戦闘系
• 【双閃の舞踏】: Lv.1 (45/100) (+30)
• クィーン相手の完璧な攪乱と回避。
■ 身体強化系・特殊
• アイリス工房の一員: Lv.30 (75/100) (+20)
• 誠実な帰依: Lv.37 (35/100) (+10)
• 素顔の早川結衣: Lv.50 (35/100) (+10)
• 三位一体の悦楽: Lv.19 (65/100) (+25)
• アイリスの嬌声に耐えつつ、戦闘と採取を両立。
• 【正妻の余裕】: Lv.9 (45/100) (+10)
• 魔力付与(バフ): Lv.4 (25/100) (+20)

新規取得スキル
• 【聖霊の導き手】: Lv.1 (0/100)(ケンタロウ:聖霊の感覚を自身の戦闘・生産に高度に同期させるスキル)
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