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第八章 現実での関係性
第173話: 【リビングの残照、恋人の帰還】
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深夜、静まり返った健太郎の自宅に、玄関の鍵が開く乾いた音が響いた。
仕事を終え、心地よい疲労感を纏って帰宅したのは結衣だ。
最近では広報部門の責任も増え、多忙な日々を送っている彼女だが、健太郎の顔を見るだけでその疲れは霧散する。
「ただいま、健太郎さん……。遅くなっちゃったけど、まだ起きてるかな?」
結衣はパンプスを脱ぎ、リビングへと足を踏み入れた。
しかし、そこで彼女を待ち受けていたのは、主の出迎えではなく、あまりにも異質な「気配」だった。
リビングの空気は、革製品特有の渋い香りを覆い隠すほどに、濃密で淫らな熱を孕んでいる。
結衣の鼻腔を突いたのは、愛液と、そして隠しようのない雄の匂い。
「……え?」
結衣の視線が、部屋の中央にあるソファへと注がれた。
そこには、乱れたクッションの上に、鮮やかな「赤い標」が刻まれていた。
純潔が散った証であるその鮮血は、乾きかけながらも、そこで何が行われたかを冷酷なまでに雄弁に物語っている。
結衣の心臓が、ドクンと大きく跳ねた。
革職人としての健太郎を知り、ダイブギアの中でも、そして現実でも彼と深く繋がってきた結衣には、その匂いが誰のものか、瞬時に理解できてしまった。
(桃子ちゃん……。それに、恵梨香ちゃんも……?)
結衣は吸い寄せられるように、二階の寝室へと続く階段を登り始めた。
一歩踏み出すたびに、上階から漏れ聞こえる微かな吐息と、少女たちの安らかな寝息が、彼女の胸をざわつかせる。
寝室の扉は、わずかに隙間が開いていた。
そこから漏れ出すのは、月明かりに照らされた、あまりにも残酷で美しい光景。
広いベッドの上で、健太郎を中心に、桃子と恵梨香がその細い腕を彼に絡ませ、吸い付くように眠っている。
シーツは乱れ、三人の肌にはまだ情事の熱が残っているのが見て取れた。
結衣は扉をそっと押し開け、音を立てずにその場に立った。
「……やっぱり、抱いちゃったんだ。健太郎さん」
結衣の声は、怒りよりも、どこか諦めに似た深い慈しみを湛えていた。
彼女はベッドの傍らに歩み寄り、幸せそうに健太郎の腕枕で眠る桃子の寝顔を見つめる。そして、健太郎のシーツから覗く逞しい肩に、そっと指を触れた。
「私、一応……現実(こっち)では、恋人なんだけどなぁ」
苦笑まじりに呟いたその言葉は、誰に届くこともなく夜の闇に溶けていく。
結衣は、自分もその渦中に加わりたいという強烈な渇望と、年上の恋人としての余裕を保とうとする理性の間で揺れていた。
ダイブギアの中で「奉仕マスタリー」を極めつつある彼女にとって、この光景は嫉妬の対象であると同時に、健太郎という男が持つ抗いがたい魅力を再確認させるものでしかなかった。
結衣はゆっくりと自らの服を脱ぎ捨てた。
仕事着の窮屈なスーツから解放された彼女の身体は、二人よりも大人びた、しなやかな曲線を月光の下に晒す。
「……後回しにされた分、たっぷり可愛がってもらわないと、割に合わないよね」
結衣は、まだ微睡みの中にいる健太郎の反対側の空いたスペースへと、滑り込むように身体を沈めた。
三人の少女に囲まれた、四十八歳の革職人の夜。
現実の絆が、ゲームの世界以上に複雑で、そして甘美に絡み合っていく。
【恋人の特権、深夜の吸精】
深い眠りに落ちている健太郎の体温。そして、その両脇で満足げに寝息を立てる桃子と恵梨香。
結衣は二人の少女に挟まれて眠る健太郎の姿を、暗がりのなかで見つめていた。
二階の寝室にまで漂う、甘く重たい情事の匂い。
リビングのソファに刻まれていた「赤い標」を思い出し、結衣の胸のうちは複雑な熱を帯びていく。
健太郎を独占したいという恋人としての独占欲と、彼が放つ圧倒的な「雄」としての魅力に抗えない、一人の女としての本能。
「……こんなに女の子たちを夢中にさせちゃうなんて、本当に困ったおじさんだね」
結衣はシーツをめくり、三人の足元からゆっくりと健太郎の股間へと這い寄った。
そこには、桃子と恵梨香という二人の女子高生を相手に、その若さをすべて受け止め、すべてを出し尽くしたであろう健太郎の楔が、今は静かに、しかしその逞しさを残したまま鎮座していた。
結衣は迷うことなく、その先端に顔を寄せた。
二人の少女の熱気と、混ざり合った蜜の残り香。それを上書きするように、結衣は健太郎の楔をそっと唇で包み込む。
「二人の相手をして……もう、空っぽなのかな……?」
結衣は舌先で丁寧に、その感触を確かめるように這わせる。
現実の恋人として、誰よりも先に健太郎と深く繋がってきた自負。
仕事で不在にしていた間に、自分よりもずっと幼い少女たちに「一番」を奪われたという、微かな焦燥感。
それが結衣を、普段の彼女からは想像もつかないほど大胆な行動へと突き動かしていた。
結衣は深く、喉の奥まで彼を受け入れた。
すべてを吸い出し、空っぽになったその器を、自分の愛で再び満たそうとするかのように。
ゲーム内で鍛え上げられた「奉仕マスタリー」の技巧が、無意識のうちに現実の肉体を通じて発揮される。
「ん、んぅぅ……、じゅぷ、じゅるぅぅ……っ」
静かな寝室に、淫らな吸水音が響く。
健太郎の眠りは深く、まだ覚醒には至っていない。
しかし、結衣の口内の熱と、吸盤のように吸い付く舌の動きに反応し、彼の身体は本能的に脈打ち始めた。
結衣は、健太郎の楔が自分のなかで再び硬度を増していくのを感じ、瞳に妖艶な光を宿す。
どんなに女子高生たちが彼を翻弄しようとも、最後に彼を本当の意味で「完成」させるのは自分なのだという確信。
「……まだ、出るよね? 健太郎さんのなかにある、最後のひとかけらまで……全部、私に頂戴……っ」
結衣は、健太郎を包み込みながら、その両脇で眠る桃子と恵梨香を一瞥した。
二人が目覚める前に、自分だけの秘密の儀式を完遂しようとする結衣。
三人の少女に囲まれた健太郎の現実は、ゲームの中のスローライフとは程遠い、甘く、そして底なしの愛欲の渦に飲み込まれていく。
仕事を終え、心地よい疲労感を纏って帰宅したのは結衣だ。
最近では広報部門の責任も増え、多忙な日々を送っている彼女だが、健太郎の顔を見るだけでその疲れは霧散する。
「ただいま、健太郎さん……。遅くなっちゃったけど、まだ起きてるかな?」
結衣はパンプスを脱ぎ、リビングへと足を踏み入れた。
しかし、そこで彼女を待ち受けていたのは、主の出迎えではなく、あまりにも異質な「気配」だった。
リビングの空気は、革製品特有の渋い香りを覆い隠すほどに、濃密で淫らな熱を孕んでいる。
結衣の鼻腔を突いたのは、愛液と、そして隠しようのない雄の匂い。
「……え?」
結衣の視線が、部屋の中央にあるソファへと注がれた。
そこには、乱れたクッションの上に、鮮やかな「赤い標」が刻まれていた。
純潔が散った証であるその鮮血は、乾きかけながらも、そこで何が行われたかを冷酷なまでに雄弁に物語っている。
結衣の心臓が、ドクンと大きく跳ねた。
革職人としての健太郎を知り、ダイブギアの中でも、そして現実でも彼と深く繋がってきた結衣には、その匂いが誰のものか、瞬時に理解できてしまった。
(桃子ちゃん……。それに、恵梨香ちゃんも……?)
結衣は吸い寄せられるように、二階の寝室へと続く階段を登り始めた。
一歩踏み出すたびに、上階から漏れ聞こえる微かな吐息と、少女たちの安らかな寝息が、彼女の胸をざわつかせる。
寝室の扉は、わずかに隙間が開いていた。
そこから漏れ出すのは、月明かりに照らされた、あまりにも残酷で美しい光景。
広いベッドの上で、健太郎を中心に、桃子と恵梨香がその細い腕を彼に絡ませ、吸い付くように眠っている。
シーツは乱れ、三人の肌にはまだ情事の熱が残っているのが見て取れた。
結衣は扉をそっと押し開け、音を立てずにその場に立った。
「……やっぱり、抱いちゃったんだ。健太郎さん」
結衣の声は、怒りよりも、どこか諦めに似た深い慈しみを湛えていた。
彼女はベッドの傍らに歩み寄り、幸せそうに健太郎の腕枕で眠る桃子の寝顔を見つめる。そして、健太郎のシーツから覗く逞しい肩に、そっと指を触れた。
「私、一応……現実(こっち)では、恋人なんだけどなぁ」
苦笑まじりに呟いたその言葉は、誰に届くこともなく夜の闇に溶けていく。
結衣は、自分もその渦中に加わりたいという強烈な渇望と、年上の恋人としての余裕を保とうとする理性の間で揺れていた。
ダイブギアの中で「奉仕マスタリー」を極めつつある彼女にとって、この光景は嫉妬の対象であると同時に、健太郎という男が持つ抗いがたい魅力を再確認させるものでしかなかった。
結衣はゆっくりと自らの服を脱ぎ捨てた。
仕事着の窮屈なスーツから解放された彼女の身体は、二人よりも大人びた、しなやかな曲線を月光の下に晒す。
「……後回しにされた分、たっぷり可愛がってもらわないと、割に合わないよね」
結衣は、まだ微睡みの中にいる健太郎の反対側の空いたスペースへと、滑り込むように身体を沈めた。
三人の少女に囲まれた、四十八歳の革職人の夜。
現実の絆が、ゲームの世界以上に複雑で、そして甘美に絡み合っていく。
【恋人の特権、深夜の吸精】
深い眠りに落ちている健太郎の体温。そして、その両脇で満足げに寝息を立てる桃子と恵梨香。
結衣は二人の少女に挟まれて眠る健太郎の姿を、暗がりのなかで見つめていた。
二階の寝室にまで漂う、甘く重たい情事の匂い。
リビングのソファに刻まれていた「赤い標」を思い出し、結衣の胸のうちは複雑な熱を帯びていく。
健太郎を独占したいという恋人としての独占欲と、彼が放つ圧倒的な「雄」としての魅力に抗えない、一人の女としての本能。
「……こんなに女の子たちを夢中にさせちゃうなんて、本当に困ったおじさんだね」
結衣はシーツをめくり、三人の足元からゆっくりと健太郎の股間へと這い寄った。
そこには、桃子と恵梨香という二人の女子高生を相手に、その若さをすべて受け止め、すべてを出し尽くしたであろう健太郎の楔が、今は静かに、しかしその逞しさを残したまま鎮座していた。
結衣は迷うことなく、その先端に顔を寄せた。
二人の少女の熱気と、混ざり合った蜜の残り香。それを上書きするように、結衣は健太郎の楔をそっと唇で包み込む。
「二人の相手をして……もう、空っぽなのかな……?」
結衣は舌先で丁寧に、その感触を確かめるように這わせる。
現実の恋人として、誰よりも先に健太郎と深く繋がってきた自負。
仕事で不在にしていた間に、自分よりもずっと幼い少女たちに「一番」を奪われたという、微かな焦燥感。
それが結衣を、普段の彼女からは想像もつかないほど大胆な行動へと突き動かしていた。
結衣は深く、喉の奥まで彼を受け入れた。
すべてを吸い出し、空っぽになったその器を、自分の愛で再び満たそうとするかのように。
ゲーム内で鍛え上げられた「奉仕マスタリー」の技巧が、無意識のうちに現実の肉体を通じて発揮される。
「ん、んぅぅ……、じゅぷ、じゅるぅぅ……っ」
静かな寝室に、淫らな吸水音が響く。
健太郎の眠りは深く、まだ覚醒には至っていない。
しかし、結衣の口内の熱と、吸盤のように吸い付く舌の動きに反応し、彼の身体は本能的に脈打ち始めた。
結衣は、健太郎の楔が自分のなかで再び硬度を増していくのを感じ、瞳に妖艶な光を宿す。
どんなに女子高生たちが彼を翻弄しようとも、最後に彼を本当の意味で「完成」させるのは自分なのだという確信。
「……まだ、出るよね? 健太郎さんのなかにある、最後のひとかけらまで……全部、私に頂戴……っ」
結衣は、健太郎を包み込みながら、その両脇で眠る桃子と恵梨香を一瞥した。
二人が目覚める前に、自分だけの秘密の儀式を完遂しようとする結衣。
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