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第八章 現実での関係性
第175話: 【湯煙の乙女たち、秘密の合議】
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「お前ら、先に風呂に入ってこい。その間に朝食を作っておくから」
健太郎は、昨夜の激闘の痕跡が残る身体に鞭を打ち、浴室の自動給湯ボタンを押した。
革職人としての頑丈な身体も、一晩で三人を、それも十代の若さと現役の恋人を相手にした代償は小さくない。
しかし、主としての責任感、あるいは彼女たちを慈しむ気持ちが、彼を台所へと向かわせた。
「わぁ、おじさんの手料理! 楽しみにしてるね」
「健太郎さん、無理せんといてな? あとでウチらがしっかり『お礼』するから」
桃子と恵梨香が屈託のない笑顔を見せ、結衣がそれを優しく見守る。
三人の美女たちが連れ立って浴室へと消えていくのを見届け、健太郎はコンロに火をつけた。
湯気で白く煙る浴室。
広いバスタブに、三人の肢体が重なり合うように沈んでいた。
「……はぁ、極楽。おじさんの家のお風呂、なんか落ち着くね」
桃子がふっくらとした乳房を湯面に浮かべ、幸せそうに息を吐く。
その隣では、恵梨香が自分の太ももをさすりながら、いたずらっぽく笑った。
「桃子、身体……大丈夫なん? さっきチラッと見えたけど、内もも真っ赤やったで」
「……恵梨香ちゃんこそ。健太郎さんの爪の跡、背中に残ってるよ?」
親友同士、隠し事のない裸の付き合い。処女を失ったばかりの桃子の肌には、健太郎が刻んだ情熱の証が色濃く残っている。それを指摘された二人は、顔を見合わせてクスリと笑った。
結衣は、そんな二人を向かい合わせに、髪をかき上げながら口を開いた。
「二人とも、健太郎さんはどうだった? ……現実の彼は、ダイブギアの中よりもずっと『熱い』でしょ」
「はい……。私、おじさんがあんなに激しく動くなんて思ってなくて。……でも、すごく愛されてるって感じました」
「ウチもや。おっちゃんやと思って舐めてたら、腰砕けにされたわ。……結衣さん、あんな凄い人をずっと独り占めしてたなんて、ズルいわぁ」
恵梨香の軽口に、結衣は少しだけ誇らしげな表情を浮かべた。
「独り占め、ね。……でも、これからはそうもいかないでしょ? 桃子ちゃんも、恵梨香ちゃんも……もう『こっち側』に来ちゃったんだから」
結衣の言葉に、浴室の空気が少しだけ引き締まる。
それは嫉妬ではなく、共通の「主」を持つ女たちの結束だった。
「私……ゲームの中でも、現実でも、健太郎さんの役に立ちたい。もっともっと、気持ちよくなってほしい」
「ウチも同意見。桃子と協力して、健太郎さんを世界一の幸せ者にしよな」
三人は湯船の中で、そっと手を重ねた。
桃子の清純な名器、恵梨香の奔放な技巧、そして結衣の圧倒的な奉仕マスタリー。
三色の個性が混ざり合い、健太郎を包み込む包囲網は、今この湯煙の中で完成しようとしていた。
「……よし。それじゃあ、健太郎さんの美味しい朝ごはんを食べたら、次は私たちが『朝食』のお返しをしないとね」
結衣の不敵な提案に、桃子と恵梨香が力強く頷く。
廊下からは、ベーコンが焼ける香ばしい匂いと、健太郎が包丁を動かす小気味よい音が聞こえていた。
【朝食の誓い、女たちの覚悟】
キッチンから漂う香ばしいベーコンの匂いと、炊き立てのご飯の香りが浴室の脱衣所まで届いていた。
三人は健太郎から借りた大きめのバスタオルやTシャツを思い思いに纏い、火照った肌を落ち着かせながらリビングへと戻る。
食卓には、四人分の厚切りトースト、目玉焼き、そして革職人らしく丁寧に淹れられた琥珀色のコーヒーが並んでいた。
「お待たせ。大したものは作れなかったが、しっかり食えよ」
健太郎の言葉に、三人は「いただきます」と声を揃えて席についた。
空腹は最高の調味料というが、昨夜の激しい運動を経た彼女たちにとって、健太郎の作る素朴な料理は、どんな高級レストランのフルコースよりも贅沢に感じられた。
賑やかな食事の時間が一段落し、コーヒーの香りが部屋に落ち着きをもたらした頃。それまで穏やかに笑っていた結衣が、カップを置いて真剣な面持ちで二人を見つめた。
「……桃子ちゃん、恵梨香ちゃん。少し、大事な話をしてもいいかな」
結衣の声音の変化に、桃子と恵梨香も背筋を正した。
「昨夜、私たちは……現実(ここ)で、健太郎さんと本当の意味で繋がった。それはゲームの中のデータじゃなくて、私たちの人生そのものが混じり合ったってこと」
結衣は一度、キッチンで片付けを始めた健太郎の背中を一瞥し、声を潜めて続けた。
「私はね、健太郎さんのことが本当に好き。だから……彼との子供ができるなら、それは私にとって最高の幸せだと思ってる。もし授かったとしても、私は産む覚悟があるし、育てる覚悟もできてる」
結衣の瞳に宿る、一人の自立した女性としての、そして恋人としての揺るぎない覚悟。桃子と恵梨香は、その重みに息を呑んだ。
「でも、二人は違う。まだ高校生で、未来がある。……昨日みたいなことは、本来ならあってはならないことだったのよ」
結衣の視線が鋭くなる。それは嫉妬ではなく、姉のような、あるいは先輩としての純粋な危惧だった。
「桃子ちゃん、恵梨香ちゃん。これからは、絶対にちゃんと避妊しないとダメ。……お薬を飲むのもそうだけど、健太郎さんに甘えるだけじゃなくて、自分たちの身は自分たちで守りなさい。わかった?」
桃子は、自らの平坦なお腹にそっと手を当て、昨夜注ぎ込まれた熱を思い出した。
「……はい。結衣さん、ありがとうございます。私、おじさんに甘えすぎてたかも。……ちゃんと、お薬飲みます。健太郎さんに迷惑をかけたくないから……」
「ウチもや。昨日は正直、頭真っ白になってて……。結衣さんの言う通りやね。健太郎さんとずっと一緒にいたいからこそ、ちゃんとせなあかん」
恵梨香も殊勝に頷いた。
二人の素直な返答に、結衣は表情を和らげ、優しく二人の頭を撫でた。
「厳しいこと言ってごめんね。でも、それだけ健太郎さんのことが大切なんだよね。……さあ、湿っぽい話はおしまい! せっかくの土曜日なんだから、後片付けが終わったら……みんなで、あっち(ゲーム)に行こうか」
「「はいっ!」」
二人の元気な声がリビングに響く。
現実の絆と覚悟を胸に、四人は再び『Infinite Realm』の広大な世界へとダイブする準備を始めた。
健太郎は、昨夜の激闘の痕跡が残る身体に鞭を打ち、浴室の自動給湯ボタンを押した。
革職人としての頑丈な身体も、一晩で三人を、それも十代の若さと現役の恋人を相手にした代償は小さくない。
しかし、主としての責任感、あるいは彼女たちを慈しむ気持ちが、彼を台所へと向かわせた。
「わぁ、おじさんの手料理! 楽しみにしてるね」
「健太郎さん、無理せんといてな? あとでウチらがしっかり『お礼』するから」
桃子と恵梨香が屈託のない笑顔を見せ、結衣がそれを優しく見守る。
三人の美女たちが連れ立って浴室へと消えていくのを見届け、健太郎はコンロに火をつけた。
湯気で白く煙る浴室。
広いバスタブに、三人の肢体が重なり合うように沈んでいた。
「……はぁ、極楽。おじさんの家のお風呂、なんか落ち着くね」
桃子がふっくらとした乳房を湯面に浮かべ、幸せそうに息を吐く。
その隣では、恵梨香が自分の太ももをさすりながら、いたずらっぽく笑った。
「桃子、身体……大丈夫なん? さっきチラッと見えたけど、内もも真っ赤やったで」
「……恵梨香ちゃんこそ。健太郎さんの爪の跡、背中に残ってるよ?」
親友同士、隠し事のない裸の付き合い。処女を失ったばかりの桃子の肌には、健太郎が刻んだ情熱の証が色濃く残っている。それを指摘された二人は、顔を見合わせてクスリと笑った。
結衣は、そんな二人を向かい合わせに、髪をかき上げながら口を開いた。
「二人とも、健太郎さんはどうだった? ……現実の彼は、ダイブギアの中よりもずっと『熱い』でしょ」
「はい……。私、おじさんがあんなに激しく動くなんて思ってなくて。……でも、すごく愛されてるって感じました」
「ウチもや。おっちゃんやと思って舐めてたら、腰砕けにされたわ。……結衣さん、あんな凄い人をずっと独り占めしてたなんて、ズルいわぁ」
恵梨香の軽口に、結衣は少しだけ誇らしげな表情を浮かべた。
「独り占め、ね。……でも、これからはそうもいかないでしょ? 桃子ちゃんも、恵梨香ちゃんも……もう『こっち側』に来ちゃったんだから」
結衣の言葉に、浴室の空気が少しだけ引き締まる。
それは嫉妬ではなく、共通の「主」を持つ女たちの結束だった。
「私……ゲームの中でも、現実でも、健太郎さんの役に立ちたい。もっともっと、気持ちよくなってほしい」
「ウチも同意見。桃子と協力して、健太郎さんを世界一の幸せ者にしよな」
三人は湯船の中で、そっと手を重ねた。
桃子の清純な名器、恵梨香の奔放な技巧、そして結衣の圧倒的な奉仕マスタリー。
三色の個性が混ざり合い、健太郎を包み込む包囲網は、今この湯煙の中で完成しようとしていた。
「……よし。それじゃあ、健太郎さんの美味しい朝ごはんを食べたら、次は私たちが『朝食』のお返しをしないとね」
結衣の不敵な提案に、桃子と恵梨香が力強く頷く。
廊下からは、ベーコンが焼ける香ばしい匂いと、健太郎が包丁を動かす小気味よい音が聞こえていた。
【朝食の誓い、女たちの覚悟】
キッチンから漂う香ばしいベーコンの匂いと、炊き立てのご飯の香りが浴室の脱衣所まで届いていた。
三人は健太郎から借りた大きめのバスタオルやTシャツを思い思いに纏い、火照った肌を落ち着かせながらリビングへと戻る。
食卓には、四人分の厚切りトースト、目玉焼き、そして革職人らしく丁寧に淹れられた琥珀色のコーヒーが並んでいた。
「お待たせ。大したものは作れなかったが、しっかり食えよ」
健太郎の言葉に、三人は「いただきます」と声を揃えて席についた。
空腹は最高の調味料というが、昨夜の激しい運動を経た彼女たちにとって、健太郎の作る素朴な料理は、どんな高級レストランのフルコースよりも贅沢に感じられた。
賑やかな食事の時間が一段落し、コーヒーの香りが部屋に落ち着きをもたらした頃。それまで穏やかに笑っていた結衣が、カップを置いて真剣な面持ちで二人を見つめた。
「……桃子ちゃん、恵梨香ちゃん。少し、大事な話をしてもいいかな」
結衣の声音の変化に、桃子と恵梨香も背筋を正した。
「昨夜、私たちは……現実(ここ)で、健太郎さんと本当の意味で繋がった。それはゲームの中のデータじゃなくて、私たちの人生そのものが混じり合ったってこと」
結衣は一度、キッチンで片付けを始めた健太郎の背中を一瞥し、声を潜めて続けた。
「私はね、健太郎さんのことが本当に好き。だから……彼との子供ができるなら、それは私にとって最高の幸せだと思ってる。もし授かったとしても、私は産む覚悟があるし、育てる覚悟もできてる」
結衣の瞳に宿る、一人の自立した女性としての、そして恋人としての揺るぎない覚悟。桃子と恵梨香は、その重みに息を呑んだ。
「でも、二人は違う。まだ高校生で、未来がある。……昨日みたいなことは、本来ならあってはならないことだったのよ」
結衣の視線が鋭くなる。それは嫉妬ではなく、姉のような、あるいは先輩としての純粋な危惧だった。
「桃子ちゃん、恵梨香ちゃん。これからは、絶対にちゃんと避妊しないとダメ。……お薬を飲むのもそうだけど、健太郎さんに甘えるだけじゃなくて、自分たちの身は自分たちで守りなさい。わかった?」
桃子は、自らの平坦なお腹にそっと手を当て、昨夜注ぎ込まれた熱を思い出した。
「……はい。結衣さん、ありがとうございます。私、おじさんに甘えすぎてたかも。……ちゃんと、お薬飲みます。健太郎さんに迷惑をかけたくないから……」
「ウチもや。昨日は正直、頭真っ白になってて……。結衣さんの言う通りやね。健太郎さんとずっと一緒にいたいからこそ、ちゃんとせなあかん」
恵梨香も殊勝に頷いた。
二人の素直な返答に、結衣は表情を和らげ、優しく二人の頭を撫でた。
「厳しいこと言ってごめんね。でも、それだけ健太郎さんのことが大切なんだよね。……さあ、湿っぽい話はおしまい! せっかくの土曜日なんだから、後片付けが終わったら……みんなで、あっち(ゲーム)に行こうか」
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