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【第4章】
■第89話 : 夏目優司の過去①
広瀬のお気に入りの居酒屋『かぐら』へ入り、早速生ビールを二つ注文。
届けられると、すぐさま乾杯して二人とも一息でジョッキを空けた。
まずはビールのおかわりをし、つまみも適当に頼んだ後、雑談へと入っていった。
最初のうちは、くだらない与太話で盛り上がっていた二人。
スロッターにありがちなスロ話に花を咲かせた。
そして、飲み始めてから1時間ほどが経った頃だった。
「で……。
夏目はこれからどうしていくつもりなの? 答えは出た?」
目の前の枝豆をつまみながら、ボソリと広瀬が質問した。
「うん。一応、ね。
とりあえず、乾との勝負を目指すよ」
「そっか。
ってことは、まだしばらくは日高たちと連絡を取らない、って感じなんだ?」
「そうなる……かな?
でも、実はそれが一番苦しいんだけどね」
「……」
「俺にとっては、初めてまともに付き合えてた友達だから」
「ん? そうなんだ」
「うん。
中学・高校の時は……まあ一応友達らしき人もいたけど、なんていうか……今思うとすごく歪んだ関係だったんだ」
「歪んだ関係……? なんでそんなことになんの?」
「……長くなるけど、いい?」
「もちろん!
男のサシ飲みとくれば、語りの一つや二つはないとダメでしょ!
俺でよかったらいくらでも聞くからさ、バシバシ話してよ」
「ありがとう」
優司は、グラスに残っている焼酎をクイっと飲み干してから店員におかわりを要求し、それから自分の過去について、ゆっくりと語りだした。
「これは日高とかにも言ってないことなんだけど……。
俺、実は医者の息子でさ」
「え……? お、親が医者? 凄いじゃん!」
「全然凄くなんかないよ。
親が医者なのは、俺が何か頑張ったからってわけじゃないんだし。
気付いたら親が医者だっただけだもん 」
「まあ、そうか」
「あ、この前は嘘を言ってゴメン。親がサラリーマンだ、なんて」
「そんなのは全然いいって。
まあ、なんとなく嘘だろうなとは思ってたしね」
「やっぱり……? バレてそうな気はしたけど。
……で、続きなんだけど、ウチの親は二人とも教育熱心でさ。
いや、熱心っていう域を超えてたように思う。
小学2年生の頃から受験勉強が始まって、超難関私立中学を受けさせられて……」
「へぇ、凄いな。小2から受験勉強かぁ……。
テレビとかでそういうの見たことあるけど、本当にそんなことあるんだぁ。
俺には考えられないな」
「うん。
そこで落ちてればまだよかったのかもしれないけど、俺、昔から勉強は得意だったみたいで、中学受験に受かっちゃったんだ。
さらに、その中学では三段階くらいにクラス分けされてたんだけど、最上級クラスの特進クラスってのに合格しちゃってさ。
ここからかな、なんか人生がつまらなくなってきたのは」
「中学から人生がつまらない……?
普通、中学の頃なんてそんなことまで深く考えることないでしょ。
俺なんか、何も考えずに遊びまわってたよ」
「俺もそういうふうにさせてもらえてれば、楽しかったんだと思うよ。
でも、親が絶対に許してくれなかった。空いてる時間は全部勉強だよ。勉強以外のことができる時間なんて一切なかった」
「マジで……? 中学生の時から自由な時間なしってきつすぎるじゃん……」
「うん。特進クラスじゃ普通だったけどね。
で、そんな環境だから、まともな友達付き合いってのもあんまりなかったんだ。みんな勉強勉強で。
一応学校では喋ったりもするけど、お互いに深い話なんてしなかったし、話題と言えばほとんどが勉強の状況とか将来設計のことばっかりだった。中学時代からね」
「…………」
「これは、付属で上がった高校に行っても変わらなかったよ。
そこでも特進クラスだった。一学年300人で、特進に入れるのは30人。
少しは優越感もあったけど、結局中学以上にハードな勉強生活が待ってただけでさ」
「そっか……」
「ここでももちろん、まともな友達付き合いができる相手なんていなかった。
とにかく勉強で忙しいし、高校くらいになってくると、いよいよ大学、社会人っていうコースも見えてくるから、お互いを激しくライバル視しだしてね。
表面上は友達ぶってるけど、腹の中じゃいつもお互いの成績を探り合って、なんとかして特進クラス内での順位を上げようと躍起になってたよ、みんな。もちろん、俺も含めてだけど」
「凄かったんだな、夏目って。そんなに頭良かったなんて」
「違うよ。お勉強が出来ただけだって。あれだけ詰め込まれれば、嫌でもできるようになる。
頭が良いのと勉強が出来るのは似て非なることだし。
東大出てるのに仕事ができない、なんていう大人、たくさんいるって話じゃん」
「にしても、勉強ばっかしてるやつが集まってる中で、特進クラスってのに入れてたんだろ?
中でも優秀だった、ことじゃん」
「うーん……。
まあ、当時はそう思ってたし、誇りにも思ってたけど……。
でも、高校2年までだったね。そういうふうに思えたのは」
「高校2年まで?」
「うん。
高2の秋くらいかな? パチスロと出会っちゃってさ。
あの時、いろいろストレス溜まっちゃってて、何か発散できるものはないか?って感じで、なんとなく近所のパチスロ屋に入ったんだ。
で、適当に台を選んで座った。『ゴルゴ13』っていうAT機でさ。広瀬君、知ってる?」
「もちろん知ってるよ!
あれは良かったなぁ~。あの鋭い連チャンがなんとも言えなくて。
でも、なんでゴルゴに座ったの?」
「唯一読んだことがあるマンガだったから、って理由だけで。親から、『あのマンガなら社会情勢がわかるから読んでもいい』って言われててさ。
で、ビギナーズラックなのか、1000円で当たって大連チャン。
もちろん、打ち方なんて全然わからなかったから、小冊子とか台の横に貼られてる機種説明の紙とか見ながら、必死で消化したのを覚えてるよ。
でも、目押しは早い段階から出来たんだ。いろいろ試行錯誤してたらすぐに」
「おお~、凄いじゃん。俺、最初は全然押せなかったけどね~。
……で、そこからはお決まりのパターン、みたいな?」
「そう。ガッツリとハマっちゃったよ、パチスロに。
その日だけで8万くらい勝ってさ、こりゃ凄い、ってことになって、それからは毎日通ったね」
「で、得意の学習能力を生かして勝ち続けた、ってことか」
「うん。そんな感じかな。
最初こそ立ち回りを覚えるのに苦労したけど、3ヶ月目くらいから月単位でマイナスになることはなくなった。
最高で、月に70万稼いだこともあるよ。
あの頃は、なぜか今みたいな驚異的なヒキ弱が全くなくてさ。むしろ強いくらいだった」
「へぇ~、夏目優司がヒキ強かぁ。それは貴重な期間だね!
……それにしても月70とはね。学校行きながらのその数字は凄いよ」
「でも、その分学校の成績の方は当然落ちていってさ。
そりゃそうだよね。学校が終わったら、駅のコインロッカーにしまってある私服に着替えて速攻でパチスロ屋。
で、閉店まで打つ。
休日はもちろん一日ガッツリと勝負。勉強する時間は一切なし。成績下がって当然だよね」
「それで成績維持できてたらバケモノだよなぁ。
でも、親はどうだったの? 教育熱心な親が、よくそんな生活を許してたね?」
「もちろん親には内緒だよ。
学校終わった後はそのまま居残って勉強してる、ってことにしておいてさ。
だから、帰りが遅くても大丈夫だったんだ。
休日は、一日図書館にいる、ってことにして」
「なるほどね」
「でも、やっぱり隠し通すことはできなかった。
ついに高3の秋頃にバレちゃって……。
物理的に成績が下がってるんだから、いつかはバレるとは思ってたけど」
自分に呆れたような口調で言い捨てた後、ゆっくりと焼酎を口に運んだ。
届けられると、すぐさま乾杯して二人とも一息でジョッキを空けた。
まずはビールのおかわりをし、つまみも適当に頼んだ後、雑談へと入っていった。
最初のうちは、くだらない与太話で盛り上がっていた二人。
スロッターにありがちなスロ話に花を咲かせた。
そして、飲み始めてから1時間ほどが経った頃だった。
「で……。
夏目はこれからどうしていくつもりなの? 答えは出た?」
目の前の枝豆をつまみながら、ボソリと広瀬が質問した。
「うん。一応、ね。
とりあえず、乾との勝負を目指すよ」
「そっか。
ってことは、まだしばらくは日高たちと連絡を取らない、って感じなんだ?」
「そうなる……かな?
でも、実はそれが一番苦しいんだけどね」
「……」
「俺にとっては、初めてまともに付き合えてた友達だから」
「ん? そうなんだ」
「うん。
中学・高校の時は……まあ一応友達らしき人もいたけど、なんていうか……今思うとすごく歪んだ関係だったんだ」
「歪んだ関係……? なんでそんなことになんの?」
「……長くなるけど、いい?」
「もちろん!
男のサシ飲みとくれば、語りの一つや二つはないとダメでしょ!
俺でよかったらいくらでも聞くからさ、バシバシ話してよ」
「ありがとう」
優司は、グラスに残っている焼酎をクイっと飲み干してから店員におかわりを要求し、それから自分の過去について、ゆっくりと語りだした。
「これは日高とかにも言ってないことなんだけど……。
俺、実は医者の息子でさ」
「え……? お、親が医者? 凄いじゃん!」
「全然凄くなんかないよ。
親が医者なのは、俺が何か頑張ったからってわけじゃないんだし。
気付いたら親が医者だっただけだもん 」
「まあ、そうか」
「あ、この前は嘘を言ってゴメン。親がサラリーマンだ、なんて」
「そんなのは全然いいって。
まあ、なんとなく嘘だろうなとは思ってたしね」
「やっぱり……? バレてそうな気はしたけど。
……で、続きなんだけど、ウチの親は二人とも教育熱心でさ。
いや、熱心っていう域を超えてたように思う。
小学2年生の頃から受験勉強が始まって、超難関私立中学を受けさせられて……」
「へぇ、凄いな。小2から受験勉強かぁ……。
テレビとかでそういうの見たことあるけど、本当にそんなことあるんだぁ。
俺には考えられないな」
「うん。
そこで落ちてればまだよかったのかもしれないけど、俺、昔から勉強は得意だったみたいで、中学受験に受かっちゃったんだ。
さらに、その中学では三段階くらいにクラス分けされてたんだけど、最上級クラスの特進クラスってのに合格しちゃってさ。
ここからかな、なんか人生がつまらなくなってきたのは」
「中学から人生がつまらない……?
普通、中学の頃なんてそんなことまで深く考えることないでしょ。
俺なんか、何も考えずに遊びまわってたよ」
「俺もそういうふうにさせてもらえてれば、楽しかったんだと思うよ。
でも、親が絶対に許してくれなかった。空いてる時間は全部勉強だよ。勉強以外のことができる時間なんて一切なかった」
「マジで……? 中学生の時から自由な時間なしってきつすぎるじゃん……」
「うん。特進クラスじゃ普通だったけどね。
で、そんな環境だから、まともな友達付き合いってのもあんまりなかったんだ。みんな勉強勉強で。
一応学校では喋ったりもするけど、お互いに深い話なんてしなかったし、話題と言えばほとんどが勉強の状況とか将来設計のことばっかりだった。中学時代からね」
「…………」
「これは、付属で上がった高校に行っても変わらなかったよ。
そこでも特進クラスだった。一学年300人で、特進に入れるのは30人。
少しは優越感もあったけど、結局中学以上にハードな勉強生活が待ってただけでさ」
「そっか……」
「ここでももちろん、まともな友達付き合いができる相手なんていなかった。
とにかく勉強で忙しいし、高校くらいになってくると、いよいよ大学、社会人っていうコースも見えてくるから、お互いを激しくライバル視しだしてね。
表面上は友達ぶってるけど、腹の中じゃいつもお互いの成績を探り合って、なんとかして特進クラス内での順位を上げようと躍起になってたよ、みんな。もちろん、俺も含めてだけど」
「凄かったんだな、夏目って。そんなに頭良かったなんて」
「違うよ。お勉強が出来ただけだって。あれだけ詰め込まれれば、嫌でもできるようになる。
頭が良いのと勉強が出来るのは似て非なることだし。
東大出てるのに仕事ができない、なんていう大人、たくさんいるって話じゃん」
「にしても、勉強ばっかしてるやつが集まってる中で、特進クラスってのに入れてたんだろ?
中でも優秀だった、ことじゃん」
「うーん……。
まあ、当時はそう思ってたし、誇りにも思ってたけど……。
でも、高校2年までだったね。そういうふうに思えたのは」
「高校2年まで?」
「うん。
高2の秋くらいかな? パチスロと出会っちゃってさ。
あの時、いろいろストレス溜まっちゃってて、何か発散できるものはないか?って感じで、なんとなく近所のパチスロ屋に入ったんだ。
で、適当に台を選んで座った。『ゴルゴ13』っていうAT機でさ。広瀬君、知ってる?」
「もちろん知ってるよ!
あれは良かったなぁ~。あの鋭い連チャンがなんとも言えなくて。
でも、なんでゴルゴに座ったの?」
「唯一読んだことがあるマンガだったから、って理由だけで。親から、『あのマンガなら社会情勢がわかるから読んでもいい』って言われててさ。
で、ビギナーズラックなのか、1000円で当たって大連チャン。
もちろん、打ち方なんて全然わからなかったから、小冊子とか台の横に貼られてる機種説明の紙とか見ながら、必死で消化したのを覚えてるよ。
でも、目押しは早い段階から出来たんだ。いろいろ試行錯誤してたらすぐに」
「おお~、凄いじゃん。俺、最初は全然押せなかったけどね~。
……で、そこからはお決まりのパターン、みたいな?」
「そう。ガッツリとハマっちゃったよ、パチスロに。
その日だけで8万くらい勝ってさ、こりゃ凄い、ってことになって、それからは毎日通ったね」
「で、得意の学習能力を生かして勝ち続けた、ってことか」
「うん。そんな感じかな。
最初こそ立ち回りを覚えるのに苦労したけど、3ヶ月目くらいから月単位でマイナスになることはなくなった。
最高で、月に70万稼いだこともあるよ。
あの頃は、なぜか今みたいな驚異的なヒキ弱が全くなくてさ。むしろ強いくらいだった」
「へぇ~、夏目優司がヒキ強かぁ。それは貴重な期間だね!
……それにしても月70とはね。学校行きながらのその数字は凄いよ」
「でも、その分学校の成績の方は当然落ちていってさ。
そりゃそうだよね。学校が終わったら、駅のコインロッカーにしまってある私服に着替えて速攻でパチスロ屋。
で、閉店まで打つ。
休日はもちろん一日ガッツリと勝負。勉強する時間は一切なし。成績下がって当然だよね」
「それで成績維持できてたらバケモノだよなぁ。
でも、親はどうだったの? 教育熱心な親が、よくそんな生活を許してたね?」
「もちろん親には内緒だよ。
学校終わった後はそのまま居残って勉強してる、ってことにしておいてさ。
だから、帰りが遅くても大丈夫だったんだ。
休日は、一日図書館にいる、ってことにして」
「なるほどね」
「でも、やっぱり隠し通すことはできなかった。
ついに高3の秋頃にバレちゃって……。
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