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挿話 エリオット様が絶好調です
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「可愛いシャロン。迎えに来たよ」
「まぁエリオット様。毎度毎度お迎えに来て頂かなくても、わたし一人で大丈夫ですわよ?」
婚約者同士になってからというもの、
わたしが王宮へ行く日の朝は必ずエリオット様が迎えに来てくれるようになった。
馬で。愛馬で。二人乗りで。
「愛しのシャロンを歩かせるなんてとんでもない。これも婚約者として大切な役目なんだよ」
まぁ、エリオット様ったら今日も絶好調!
つらつらと出てくる甘いお言葉、恐れ入りますわ。
これが嘘でなければ天にも昇る気持ちになるんだけど。
はっ、ダメねこんな事を思っては。
彼は誓約により結ばれるわたしと、良い関係を築こうと努力しようと頑張ってくれているのだから。
わたしも上手に騙されるように頑張らないと!
そもそも貧乏でウチに馬車が無いという事が問題なんだから。
「じゃあ今日もよろしくお願いしますわ、エリオット様」
「よろこんで」
わたしがそう言うと、エリオット様はわたしを抱き上げて馬に乗せてくれた。
そして彼はわたしの後ろに騎乗する。
でもこれってかなりの密着度なのよね。
わたしは恥ずかしさを誤魔化す為に馬を撫でながらエリオット様に言った。
「二人で乗って、アーサー(エリオットの馬の名前)は重くないかしら?」
「シャロンは華奢で羽のように軽いから大丈夫だよ。むしろシャロンはもっと太った方がいいかも。病気になった時が心配だよ」
うふふ。ご心配には及びませんわ。わたし、こう見えても隠れぷよぷよなんですから。
見えない所にはぷよぷよなお肉がたっぷりですわ。
言えないけどね。
「まぁちょっとぽちゃっとしたシャロンも可愛いだろうなぁと見てみたい俺の願望でもあるけどね」
ま!ま!エリオット様ったらホントに絶好調!
「じゃあご期待に添えるように太ろうかしら。あぁでもウチの食費じゃ太るほどの余裕はないわね」
「それはほら、結婚後に愛する妻を幸せ太りさせるという楽しみがあるから置いといてよ」
ま!ま!ま!きゃ~♡
こんな感じで、エリオット様の甘~い囁きを聴きながら二人で出仕するのだった。
「まぁエリオット様。毎度毎度お迎えに来て頂かなくても、わたし一人で大丈夫ですわよ?」
婚約者同士になってからというもの、
わたしが王宮へ行く日の朝は必ずエリオット様が迎えに来てくれるようになった。
馬で。愛馬で。二人乗りで。
「愛しのシャロンを歩かせるなんてとんでもない。これも婚約者として大切な役目なんだよ」
まぁ、エリオット様ったら今日も絶好調!
つらつらと出てくる甘いお言葉、恐れ入りますわ。
これが嘘でなければ天にも昇る気持ちになるんだけど。
はっ、ダメねこんな事を思っては。
彼は誓約により結ばれるわたしと、良い関係を築こうと努力しようと頑張ってくれているのだから。
わたしも上手に騙されるように頑張らないと!
そもそも貧乏でウチに馬車が無いという事が問題なんだから。
「じゃあ今日もよろしくお願いしますわ、エリオット様」
「よろこんで」
わたしがそう言うと、エリオット様はわたしを抱き上げて馬に乗せてくれた。
そして彼はわたしの後ろに騎乗する。
でもこれってかなりの密着度なのよね。
わたしは恥ずかしさを誤魔化す為に馬を撫でながらエリオット様に言った。
「二人で乗って、アーサー(エリオットの馬の名前)は重くないかしら?」
「シャロンは華奢で羽のように軽いから大丈夫だよ。むしろシャロンはもっと太った方がいいかも。病気になった時が心配だよ」
うふふ。ご心配には及びませんわ。わたし、こう見えても隠れぷよぷよなんですから。
見えない所にはぷよぷよなお肉がたっぷりですわ。
言えないけどね。
「まぁちょっとぽちゃっとしたシャロンも可愛いだろうなぁと見てみたい俺の願望でもあるけどね」
ま!ま!エリオット様ったらホントに絶好調!
「じゃあご期待に添えるように太ろうかしら。あぁでもウチの食費じゃ太るほどの余裕はないわね」
「それはほら、結婚後に愛する妻を幸せ太りさせるという楽しみがあるから置いといてよ」
ま!ま!ま!きゃ~♡
こんな感じで、エリオット様の甘~い囁きを聴きながら二人で出仕するのだった。
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