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始まり?
新しい日常
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ここ最近暖かくなって、春の日差しがぽかぽかと温かい。
部屋の外から見える範囲では、すでに雪が解けて、
草木が花をつけている。
イシュトが私に付くようになってから、一週間。
まず始めは何もせず、一緒に過ごすようにするとのことだった。
なぜかというと、
私の体はまだ2歳児。
朝はそれなりに早く起きて、天気が良ければ庭に散歩に出たりもするし、
悪ければ家の中、といっても屋敷?城?といってもいいようなお家です。
前世とは比べ物にならないほど大きい・・・。
まだまだ自分の部屋や両親の部屋辺りしか覚えてないので、
家の中で迷子になりそう・・・。
んで、時々昼寝、ならぬ、朝寝をしたり。
お昼を食べたらしっかりお昼寝。
その後また遊んだり、お母様のマナーレッスンが入ったりして、晩御飯、寝る。
とまぁ、寝てることが多いのだ。
イシュトは、まず私の生活パターンを見てから、どの時間にどうするのがいいのかを考えるとのことだった。
まぁ、妹や弟がいるから、なんとなくはわかるらしいんだけど。
傍目には遊びの延長でやってるようにするという話で、
この一週間、イシュトをお供にずっと遊んでいた。
眼の話も、気付いてからの期間である程度コントロールができているから、
体調が悪くなったら眼のせいか確認して対策しようとのことだったし。
最初の一日目で、寝る時間が少ない、と言われ、
二日目から寝る時間を増やされました・・・。
いやあのね、さすがに幼児を育てたのはン十年前の話だから、
そんな昔の話、覚えてませんよ・・・。
前世じゃおばあさん一歩手前だったんだからさ・・・。
おばあさんになってたら、また違ったのかもだけどねぇ・・・。
ちなみに、前世のその頃はあまり記憶にない・・・。
家の事と、子どもの世話に追われて、寝る時間はある程度確保できているのにその時間は眠れなくって、
の繰り返しだったような気がする。
寝不足で常にぼーっとした状態だった・・・。
まぁ、いいや。
で、眠れと言われても眠れない!
と言ったらイシュトに抱っこされてほぼ毎回即寝です・・・。
いや、ほんと、なんでそんなに寝かしつけを秒速でできるのか・・・。
なんか薬でも使われてるのか疑ったりもしたけど、そーでもない。
イシュトいわく、その子に合った寝かしつけがあるらしい。
背中を叩かれるのがいい子、揺らすのがいい子、叩いて揺らすの組み合わせで眠る子、撫でられるのがいい子、などらしい。
そこは、視てるらしい。
ちなみに、眠くないと思っていても寝かしつけられちゃうのは、体が眠りを必要としているからだ、と最初に寝かしつけられて起きた時に言われた。
私は今、精神年齢は・・・。だけど体は2歳だもんね。
一週間、遊びながらリズムを作り、朝寝、昼寝の時間をある程度固定。
遊んでいた時間で体を動かしたり、勉強していく形になった。
勉強はひとまず、字を覚えてること。
会話についてはどうも日本語ではない言葉のようだけど、
意味が分かるから話せてもいるし、会話として成り立つのだけど・・・
文字については全然わかりません。
なので、絵本から開始です。
体を動かすのは、広い庭で遊びながら、といった形になった。
マナーに関してはひとまず突貫で詰め込まれたけど、他のことはそこまでやる必要性がないとのこと。
マナーは習慣になる部分が大きいから、早目に覚えておく方がいいとは思う。
そこはお母様も同じ判断だったようだ。
イシュトいわく、
この地は辺境なため、女性であろうとできることなら武器を持って戦える方がいいとのこと。
お母様も新婚当初はお父様と前線に立っていたらしい。
そのため、遊びの中でも体を動かすことや体力をつけておくことはとっても重要らしい。
メルリィもお母様の後に妊娠が発覚したものの、
どうもお母様よりも先に出産することになりそうだという話。
なんで弟の乳母に、なんて話になったのかわからなかったけど、
そういうことだったらしい。
そのため、イシュトが完全に私の子守役となった。
普通の貴族だと、乳母が離れた時には侍女や侍従が付くらしいけど、
私、ちょっと特殊だし。
というか、辺境伯爵家自体が特殊らしい。
まぁ、前線に立つということは人の世話になっているようではできないことだと思うの。
お母様は実家が貧乏で、使用人を雇うのも最低限だったらしくて・・・
っていうのが理由だったそうな。
世知辛い。
・・・ん?イシュトが侍従になるのかしら?
でも子守役って聞いたけど・・・。
お着替えや身の回りのことは一通り自分でやるように言われ、
何かあった時にだけ誰かに来てもらう形をとるようになった。
大体のことはできるようになってきたしね。
まだまだ失敗が多いけど。
でもメルリィは私が気になるらしく、
頻繁にやってきて私のお世話をしようとするのをイシュトと二人で止めていた。
うれしいけどね。その気持ち。
でも大事な時なんだから、無理しちゃいかん。
とまぁ、新しい日常に慣れていった。
部屋の外から見える範囲では、すでに雪が解けて、
草木が花をつけている。
イシュトが私に付くようになってから、一週間。
まず始めは何もせず、一緒に過ごすようにするとのことだった。
なぜかというと、
私の体はまだ2歳児。
朝はそれなりに早く起きて、天気が良ければ庭に散歩に出たりもするし、
悪ければ家の中、といっても屋敷?城?といってもいいようなお家です。
前世とは比べ物にならないほど大きい・・・。
まだまだ自分の部屋や両親の部屋辺りしか覚えてないので、
家の中で迷子になりそう・・・。
んで、時々昼寝、ならぬ、朝寝をしたり。
お昼を食べたらしっかりお昼寝。
その後また遊んだり、お母様のマナーレッスンが入ったりして、晩御飯、寝る。
とまぁ、寝てることが多いのだ。
イシュトは、まず私の生活パターンを見てから、どの時間にどうするのがいいのかを考えるとのことだった。
まぁ、妹や弟がいるから、なんとなくはわかるらしいんだけど。
傍目には遊びの延長でやってるようにするという話で、
この一週間、イシュトをお供にずっと遊んでいた。
眼の話も、気付いてからの期間である程度コントロールができているから、
体調が悪くなったら眼のせいか確認して対策しようとのことだったし。
最初の一日目で、寝る時間が少ない、と言われ、
二日目から寝る時間を増やされました・・・。
いやあのね、さすがに幼児を育てたのはン十年前の話だから、
そんな昔の話、覚えてませんよ・・・。
前世じゃおばあさん一歩手前だったんだからさ・・・。
おばあさんになってたら、また違ったのかもだけどねぇ・・・。
ちなみに、前世のその頃はあまり記憶にない・・・。
家の事と、子どもの世話に追われて、寝る時間はある程度確保できているのにその時間は眠れなくって、
の繰り返しだったような気がする。
寝不足で常にぼーっとした状態だった・・・。
まぁ、いいや。
で、眠れと言われても眠れない!
と言ったらイシュトに抱っこされてほぼ毎回即寝です・・・。
いや、ほんと、なんでそんなに寝かしつけを秒速でできるのか・・・。
なんか薬でも使われてるのか疑ったりもしたけど、そーでもない。
イシュトいわく、その子に合った寝かしつけがあるらしい。
背中を叩かれるのがいい子、揺らすのがいい子、叩いて揺らすの組み合わせで眠る子、撫でられるのがいい子、などらしい。
そこは、視てるらしい。
ちなみに、眠くないと思っていても寝かしつけられちゃうのは、体が眠りを必要としているからだ、と最初に寝かしつけられて起きた時に言われた。
私は今、精神年齢は・・・。だけど体は2歳だもんね。
一週間、遊びながらリズムを作り、朝寝、昼寝の時間をある程度固定。
遊んでいた時間で体を動かしたり、勉強していく形になった。
勉強はひとまず、字を覚えてること。
会話についてはどうも日本語ではない言葉のようだけど、
意味が分かるから話せてもいるし、会話として成り立つのだけど・・・
文字については全然わかりません。
なので、絵本から開始です。
体を動かすのは、広い庭で遊びながら、といった形になった。
マナーに関してはひとまず突貫で詰め込まれたけど、他のことはそこまでやる必要性がないとのこと。
マナーは習慣になる部分が大きいから、早目に覚えておく方がいいとは思う。
そこはお母様も同じ判断だったようだ。
イシュトいわく、
この地は辺境なため、女性であろうとできることなら武器を持って戦える方がいいとのこと。
お母様も新婚当初はお父様と前線に立っていたらしい。
そのため、遊びの中でも体を動かすことや体力をつけておくことはとっても重要らしい。
メルリィもお母様の後に妊娠が発覚したものの、
どうもお母様よりも先に出産することになりそうだという話。
なんで弟の乳母に、なんて話になったのかわからなかったけど、
そういうことだったらしい。
そのため、イシュトが完全に私の子守役となった。
普通の貴族だと、乳母が離れた時には侍女や侍従が付くらしいけど、
私、ちょっと特殊だし。
というか、辺境伯爵家自体が特殊らしい。
まぁ、前線に立つということは人の世話になっているようではできないことだと思うの。
お母様は実家が貧乏で、使用人を雇うのも最低限だったらしくて・・・
っていうのが理由だったそうな。
世知辛い。
・・・ん?イシュトが侍従になるのかしら?
でも子守役って聞いたけど・・・。
お着替えや身の回りのことは一通り自分でやるように言われ、
何かあった時にだけ誰かに来てもらう形をとるようになった。
大体のことはできるようになってきたしね。
まだまだ失敗が多いけど。
でもメルリィは私が気になるらしく、
頻繁にやってきて私のお世話をしようとするのをイシュトと二人で止めていた。
うれしいけどね。その気持ち。
でも大事な時なんだから、無理しちゃいかん。
とまぁ、新しい日常に慣れていった。
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