辺境伯令嬢に転生しました。

織田智子

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3歳

ひとまず、とりあえーず。

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イシュトからお父様にシューヤさんの話をしたところ、
従者よりも先に侍女を選んでほしかったと呟かれたらしい。

って、言われても、私の近くに寄ってくる人はあまりいない。
まぁ、変に媚び売られても嫌だけど・・・。

後からお父様もやってきて、確認してきた。

なんだかんだ言っても私の方が体調が戻るのは早かった。
なので、ひとまず、魔法の先生という形で体調が戻るまでは短時間だけということになった。
といっても、まだあまり調子が良くないので、もう少し先になるけど、
座学で知識を先に習得、調子が戻れば実践という話。

シューヤさん曰く、魔力の扱い方がうまくなると、
鑑定眼もコントロールがしやすくなるだろうとのことだった。
鑑定眼も魔力がないと使えないのかなぁ?
目で視よう、とすると見えていたからてっきり視力に依存すると思っていたけど、
まぁ、勉強が始まったら聞いてみよう。

一応、私の属性的には治癒なんかも使えるとのことだったのだが、
治癒に向く人というのはとっても少ないらしく、シューヤさんも一応使える、というレベルらしい。

私の場合はそんなに魔力もないらしいから、することはないだろうけど暴走しないように、
とのことだった。
使えるならそれに越したことはないからなぁ。

話が進んだことで、ちょっとウキウキしてきた。

シューヤさんが短時間でも動けるようになるまでは、
イシュトと今まで通り。
でも、シューヤさんが見つかった森のような庭にはしばらく行かないように、
とのことだった。

後から聞いた話、外に繋がってるらしい。
ただ単に森が城に迫ってきて、
森が城壁を覆うようにできて来たらしい。

お父様が爵位を継承する前後数年、気付かずに放置していたらしい。
一応まだ壁は残っているものの、木やらなんやらがすごくて作り直すのもすごく手間がかかり、
そこから入ってくる野生動物も魔物もいないものだから、
そのままにしてあるとのこと。

ちなみに、人が入ってきたのはシューヤさんが初めてらしく、
どうするか検討するとのことだったから、
私達だけでは立ち入り禁止になってしまった。

遊び場が、減ってしまった・・・。

仕方がないので、スフェン達に会う回数を増やそうかな・・・。
イシュトと要相談かなぁ。
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