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チューリップ
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平日の昼間の電車は乗客が少なく、腰を下ろすことができた。電車に揺られている間も会話はなかった。靴箱で交わしたきり、話しかけることも話しかけられることもない。でも、いつもの距離を拒まれることもなかった。まだ、隣に立つことを許されるらしい。肩を並べて歩いても咎められない。
――それだけだ。隣を歩くことを許されただけ。楽し気に細められる目も、甘えるように見上げる瞳も、もう見せてはくれない。くだらないことに熱中していたあの日々は戻ってこないのだ。環に向けるこの想いを捨てたとしても、元通りになることはかもしれない。元に戻るには、あまりに色んな事がありすぎた。親友にも、恋人にもなれなかったら俺はどうすればいいのだろう。この際なんだっていい。唯一だとか、一番だとか、そんな特別な関係じゃなくてもいいから、近くにいてほしい。俺以外の誰かを優先してもいい。好きな人ができたと報告されたら、今度こそ邪魔をせずに純粋に応援だってする。だから、どんな形でもいいから――。
「ちょっと! どこ行くの」
ぐん、と腕を引っ張られる。顔だけで振り返れば、環が焦りを浮かべていた。
「家、着いたけど」
その言葉で漸く、自宅を通り過ぎようとしていたことに気が付いた。カースペースを通り過ぎ、半身が飛び出たところで環に引き留められている。
「ごめん、ぼーっとしてた」
そう言えば、ぎゅっと眉根を寄せた環に腕を引っ張られる。勝手知ったるといった様子で、俺の鞄から鍵を取り出し家に入った。部屋に着くとコートとブレザーをはぎ取られた。ハンガーに掛ける後ろ姿を見つめていると、眉を吊り上げた環が振り返る。
「何してんの?」
俺が答える間もなく、ベッドに転がされた。そして、首元まで引き上げた布団を押し付けられる。
「ちゃんと寝ないから体調崩すんでしょ。おばさんにも連絡して、ゆっくり休みなよね。じゃ、俺は帰るから」
布団を掛けなおし、仕上げにぽんぽんと軽くたたいた環の手を掴んだ。
「帰んの……?」
「居たってどうしようもないでしょ」
「……もうちょっとだけ、いろよ」
絞り出した声が冷たい空気に溶けて消える。不愉快そうに眉間に皺を寄せていたらと思うと、顔は見れなかった。それでも帰ってほしくなくて、掴んだ手に力を込める。伸びきった腕が、心の距離を表しているようで、どうしようもなく寂しい。その距離を埋めるように両手で引き寄せる。
「だめ?」
我ながら泣きそうな声だ。情けないほど震えた声が部屋に響く。返事が返ってこない不安で、しがみつく様に腕をまわすと、溜息が落ちてきた。振り払われる予感がした。このまま大人しく振り払われるのと、自ら放すのでは、どちらの方が傷が浅いか。自分の中で答えが出る前に、腕が引き抜かれた。
あ、と思ったときにはもう遅い。引き留めるために伸ばした両手が空振り、宙を掻く。待って、帰んないで。そう顔を上げたのとほぼ同時、環はベッド脇にどかりと腰を下ろした。壁に凭れ、スマホを取り出す環をまぬけに口を開いたまま見上げる。
「……帰んないの?」
「あざみが帰んないでって言ったんじゃん」
帰ってもいいなら帰るけど。そう続けた環の腕をもう一度掴んだ。
「帰んないで」
何も返ってこない。しかし、環のスマホから聞こえるショート動画の音声が答えだ。気を遣ってくれているのか、最小まで下げられたスマホから聞こえるかすかな音に安心する。それでも腕は放せなかった。放したら帰ってしまいそうで、帰ってしまったらもう話せなくなりそうで、邪魔にならないよう、制服の袖を指先で摘まんでいるだけだったが、それだけでざわざわと忙しなかった心が落ち着いていく。
伏せられた垂れ目も、存外高い鼻も、引き締まった口元もずっと見ることができていなかった。ここ最近は後頭部ばかりだったから。たった1週間だと笑われてしまうかもしれない。でも、俺にとってはこれまでの人生の中で1番長い7日間だった。漸く、環に触れられた。
近くにいるだけでいい。そんな殊勝な考えは一瞬だった。いざ隣にいると、どんどん欲が膨らんでいく。環の瞳に映りたい。いたずらなあの笑みを向けてほしい。つまらないからかまってと纏わりついてほしい。それを煩わしそうに振り返れば、どうしたのと頬を捏ねられるのだ。玩具で遊ぶみたいに頬を潰す環の手を掴んで、舌っ足らずに放せと言えば、一層楽しげに声をあげて笑う。そんな当たり前が恋しくなる。
ずっと、そんな日々が続くと思っていた。壊したのは俺だ。罅を入れたのも、打ち砕いたのも、全部俺自身だ。自分で壊しておきながら、元に戻りたいだなんて自分勝手だと分かっている。それでも願わずにはいられない。一度された特別扱いを忘れろだなんてできっこない。
環はそれが平気なのか。それとも、環にとって俺は特別ではなかったのか。ころころと変わる気分に付き合ってくれるだけの、代えがきくどうでもいい存在だったのか。今からでも、環の中の特別に入れてもらえたら、そのためだったらなんだってするのに。
ふいに、環がくしゃみを溢した。そこで漸く、環がコートを身に着けたまま寒そうに身を縮めていることに気が付いた。真冬の冷気に晒されて、末端は赤く染まっている。布団に包まれて気付くのが遅れてしまったが、無人だった北向きのこの部屋は随分と冷えている。慌ててベッドヘッドに置いているボックスに手を伸ばした。充電器やらエアコンのリモコンやら、目についたものを何でも入れていたボックスに、横着して体を横にしたまま手を突っ込んだのが良くなかったのか。バランスを崩して倒れた箱の中身が頭の上に落ちてくる。その中の一つ、丁度目的だったリモコンが額にぶつかり、うめき声を上げた。
「あざみ!」
「いってぇ……」
「ちょっと何してんの!?」
「暖房付けようかと思って」
エアコンのスイッチを押すと、電子的な音が鳴り、しばらくしてごうごうと風が送られてくる。開いた羽の隙間から暖かい風が空気に溶け込み始めたことを確認した。
「寒かったの? 熱あるんじゃないよね?」
「ないよ。保健室で計ったときも普通だった」
額に環の手が翳される。その手は芯まで冷え切り、ひんやりとしている。
「寒いのは環の方だろ。……気づかなくてごめん」
「あざみが気にすることじゃないでしょ」
布団の上に散らばったものを拾う環を手伝おうと体を起こせば、すぐにベッドに押し戻された。その好意に甘えて大人しく布団に身体を沈ませた。散乱した小物を集めるため、環が身を乗り出すたび、スプリングが軋む。それだけで、場違いにも心臓が高鳴ってしまう。俺の身体を覆い隠す影が、ついた手で沈むベッドが、それら全てがこれまでの行為を連想させ体が熱く火照る。
「大体、人のこと気にしてる場合? 自分の体労わるのが先じゃん」
「うん……」
……溜まっているのかもしれない。環と体の関係を持ってから、1週間以上空いたのは初めてだ。そうなる前にどちらからともなく声をかけていた。それが、会話すらままならない状況が続いていた。だからこそ、久しくなかった会話や、環の視界に入ることができたという些細な事実でさえ舞い上がり、体が熱くなる。
分かっている。環は体調を心配して来てくれたのだ。それなのに、興奮している何て知られたら幻滅されてしまう。しかし、落ち着けと念じれば念じる程、上がった体の熱は下半身に集まっていく。ゆっくりと頭を擡げた性器が服を押し上げるのが分かった。誤魔化しがきかない程に反応を示したそこを見られないように体を丸める。こうしていれば、きっとバレないはずだ。環が帰ってから抜けばいい。そうしよう。そうするのが最善だ。
「人に気遣ってる暇があるならちゃんと寝なよ。体力ないんだから睡眠とらないと倒れるに決まって――」
環の言葉が不自然に途切れる。居場所を失い遠くの一点に向けていた視線を上方にずらせば、手に持ったものを見つめていた。
「環?」
何が落ちていたのかと体を捻る。環の手の中。そこに握られていた箱を、俺は咄嗟に奪い返した。
――それだけだ。隣を歩くことを許されただけ。楽し気に細められる目も、甘えるように見上げる瞳も、もう見せてはくれない。くだらないことに熱中していたあの日々は戻ってこないのだ。環に向けるこの想いを捨てたとしても、元通りになることはかもしれない。元に戻るには、あまりに色んな事がありすぎた。親友にも、恋人にもなれなかったら俺はどうすればいいのだろう。この際なんだっていい。唯一だとか、一番だとか、そんな特別な関係じゃなくてもいいから、近くにいてほしい。俺以外の誰かを優先してもいい。好きな人ができたと報告されたら、今度こそ邪魔をせずに純粋に応援だってする。だから、どんな形でもいいから――。
「ちょっと! どこ行くの」
ぐん、と腕を引っ張られる。顔だけで振り返れば、環が焦りを浮かべていた。
「家、着いたけど」
その言葉で漸く、自宅を通り過ぎようとしていたことに気が付いた。カースペースを通り過ぎ、半身が飛び出たところで環に引き留められている。
「ごめん、ぼーっとしてた」
そう言えば、ぎゅっと眉根を寄せた環に腕を引っ張られる。勝手知ったるといった様子で、俺の鞄から鍵を取り出し家に入った。部屋に着くとコートとブレザーをはぎ取られた。ハンガーに掛ける後ろ姿を見つめていると、眉を吊り上げた環が振り返る。
「何してんの?」
俺が答える間もなく、ベッドに転がされた。そして、首元まで引き上げた布団を押し付けられる。
「ちゃんと寝ないから体調崩すんでしょ。おばさんにも連絡して、ゆっくり休みなよね。じゃ、俺は帰るから」
布団を掛けなおし、仕上げにぽんぽんと軽くたたいた環の手を掴んだ。
「帰んの……?」
「居たってどうしようもないでしょ」
「……もうちょっとだけ、いろよ」
絞り出した声が冷たい空気に溶けて消える。不愉快そうに眉間に皺を寄せていたらと思うと、顔は見れなかった。それでも帰ってほしくなくて、掴んだ手に力を込める。伸びきった腕が、心の距離を表しているようで、どうしようもなく寂しい。その距離を埋めるように両手で引き寄せる。
「だめ?」
我ながら泣きそうな声だ。情けないほど震えた声が部屋に響く。返事が返ってこない不安で、しがみつく様に腕をまわすと、溜息が落ちてきた。振り払われる予感がした。このまま大人しく振り払われるのと、自ら放すのでは、どちらの方が傷が浅いか。自分の中で答えが出る前に、腕が引き抜かれた。
あ、と思ったときにはもう遅い。引き留めるために伸ばした両手が空振り、宙を掻く。待って、帰んないで。そう顔を上げたのとほぼ同時、環はベッド脇にどかりと腰を下ろした。壁に凭れ、スマホを取り出す環をまぬけに口を開いたまま見上げる。
「……帰んないの?」
「あざみが帰んないでって言ったんじゃん」
帰ってもいいなら帰るけど。そう続けた環の腕をもう一度掴んだ。
「帰んないで」
何も返ってこない。しかし、環のスマホから聞こえるショート動画の音声が答えだ。気を遣ってくれているのか、最小まで下げられたスマホから聞こえるかすかな音に安心する。それでも腕は放せなかった。放したら帰ってしまいそうで、帰ってしまったらもう話せなくなりそうで、邪魔にならないよう、制服の袖を指先で摘まんでいるだけだったが、それだけでざわざわと忙しなかった心が落ち着いていく。
伏せられた垂れ目も、存外高い鼻も、引き締まった口元もずっと見ることができていなかった。ここ最近は後頭部ばかりだったから。たった1週間だと笑われてしまうかもしれない。でも、俺にとってはこれまでの人生の中で1番長い7日間だった。漸く、環に触れられた。
近くにいるだけでいい。そんな殊勝な考えは一瞬だった。いざ隣にいると、どんどん欲が膨らんでいく。環の瞳に映りたい。いたずらなあの笑みを向けてほしい。つまらないからかまってと纏わりついてほしい。それを煩わしそうに振り返れば、どうしたのと頬を捏ねられるのだ。玩具で遊ぶみたいに頬を潰す環の手を掴んで、舌っ足らずに放せと言えば、一層楽しげに声をあげて笑う。そんな当たり前が恋しくなる。
ずっと、そんな日々が続くと思っていた。壊したのは俺だ。罅を入れたのも、打ち砕いたのも、全部俺自身だ。自分で壊しておきながら、元に戻りたいだなんて自分勝手だと分かっている。それでも願わずにはいられない。一度された特別扱いを忘れろだなんてできっこない。
環はそれが平気なのか。それとも、環にとって俺は特別ではなかったのか。ころころと変わる気分に付き合ってくれるだけの、代えがきくどうでもいい存在だったのか。今からでも、環の中の特別に入れてもらえたら、そのためだったらなんだってするのに。
ふいに、環がくしゃみを溢した。そこで漸く、環がコートを身に着けたまま寒そうに身を縮めていることに気が付いた。真冬の冷気に晒されて、末端は赤く染まっている。布団に包まれて気付くのが遅れてしまったが、無人だった北向きのこの部屋は随分と冷えている。慌ててベッドヘッドに置いているボックスに手を伸ばした。充電器やらエアコンのリモコンやら、目についたものを何でも入れていたボックスに、横着して体を横にしたまま手を突っ込んだのが良くなかったのか。バランスを崩して倒れた箱の中身が頭の上に落ちてくる。その中の一つ、丁度目的だったリモコンが額にぶつかり、うめき声を上げた。
「あざみ!」
「いってぇ……」
「ちょっと何してんの!?」
「暖房付けようかと思って」
エアコンのスイッチを押すと、電子的な音が鳴り、しばらくしてごうごうと風が送られてくる。開いた羽の隙間から暖かい風が空気に溶け込み始めたことを確認した。
「寒かったの? 熱あるんじゃないよね?」
「ないよ。保健室で計ったときも普通だった」
額に環の手が翳される。その手は芯まで冷え切り、ひんやりとしている。
「寒いのは環の方だろ。……気づかなくてごめん」
「あざみが気にすることじゃないでしょ」
布団の上に散らばったものを拾う環を手伝おうと体を起こせば、すぐにベッドに押し戻された。その好意に甘えて大人しく布団に身体を沈ませた。散乱した小物を集めるため、環が身を乗り出すたび、スプリングが軋む。それだけで、場違いにも心臓が高鳴ってしまう。俺の身体を覆い隠す影が、ついた手で沈むベッドが、それら全てがこれまでの行為を連想させ体が熱く火照る。
「大体、人のこと気にしてる場合? 自分の体労わるのが先じゃん」
「うん……」
……溜まっているのかもしれない。環と体の関係を持ってから、1週間以上空いたのは初めてだ。そうなる前にどちらからともなく声をかけていた。それが、会話すらままならない状況が続いていた。だからこそ、久しくなかった会話や、環の視界に入ることができたという些細な事実でさえ舞い上がり、体が熱くなる。
分かっている。環は体調を心配して来てくれたのだ。それなのに、興奮している何て知られたら幻滅されてしまう。しかし、落ち着けと念じれば念じる程、上がった体の熱は下半身に集まっていく。ゆっくりと頭を擡げた性器が服を押し上げるのが分かった。誤魔化しがきかない程に反応を示したそこを見られないように体を丸める。こうしていれば、きっとバレないはずだ。環が帰ってから抜けばいい。そうしよう。そうするのが最善だ。
「人に気遣ってる暇があるならちゃんと寝なよ。体力ないんだから睡眠とらないと倒れるに決まって――」
環の言葉が不自然に途切れる。居場所を失い遠くの一点に向けていた視線を上方にずらせば、手に持ったものを見つめていた。
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