亡国の姫と財閥令嬢

Szak

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水無月家の秘密と大陸だった島

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 「あ~なんでこんなに複雑になってるのよ!神無月かんなの奴わざとだろ」

 「弥生姉、何でもかんでも私のせいにするのやめてくれる!その部分作ったの二葉姉なんだけど・・・」

 「ちょっと神無月かんな水無月家ではその名前禁句だよ!如月の家ならともかく水無月家ここでその名前は如月きさら姉の怒りを買うよ。喧嘩したいなら他でやってね」

 「なんでこんな複雑なOSが必要か知らないけど、大体何に使うかは私でもわかるからね!」

 「なんのことかしら?」

 「誤魔化すだけ無駄よ!OS組んでる私がわからない訳無いじゃない、これ潜水空母と空母に使うOSで艦載機がステルス機体ってことまではわかるんだからね!」

 「あはは・・・、やっぱり弥生姉相手に隠し通せないか・・・・」

 「笑い事じゃないんだけど?私に軍用機のOS組まそうとしてるなら止めるよ!私は軍用機とか関わりたくないからね!私のアレが民間レベルじゃないのはわかってるけど軍用なら他に頼んでくれる。」

 「ちょっと神無月かんな、また大事なところの説明省いて図面を弥生に渡したでしょ?」

神無月の後ろから声が聞こえて来て振り返ると姉の如月きさらと父如月陸奥の姿があった。声をかけたのは如月きさらで弥生と神無月のやり取りを見て神無月が弥生にちゃんと説明せずに図面を渡したことに気付いて神無月に注意をしたのだが神無月は何が悪いのという顔をしている。

 「如月きさら姉、何か知ってるならちゃんと説明してくれる?じゃないと私、これのOS組まないからね!」

 「はぁ~、やっぱりこうなったか・・・・ しかたないか流石に軍用レベルの物を造らそうというんだから説明しないと納得しないでしょうね・・・」

 「早く説明して!ただでさえめんどくさいんだから時間がなくなるでしょ?」

 「じゃあ説明するわよ!弥生も知っての通り旧ブリティッシュ王国のあった大陸というか島なんだけど、どうもあそこに妙なものがあるらしい反応を掴んだのよ。それで出来る限り他家に気付かれないように事を進めたいのだけれど流石にこの規模の造船は隠し切れないから表向きは軍用ぽい機体にして中身は民間で扱うにはおかしいけど自衛のために造ったと言い切れる物にしたいわけ!」

 弥生は如月きさらの説明に納得した訳ではないけど場所が場所だけにこの規模の造船は仕方がないと考えるが如月に造船技術は無く、ではどこで造るのかという事になるのだが弥生には造船技術に長けてるところに心当たりがあった。そう現在いる水無月家であれば造船所はもちろんすべての造船技術がここにはあることをしっている。おそらく水無月家所有の隠し造船所で造るのであろうと心の中で思っていた。

 「如月きさら姉1つ確認なんだけど、どこでこの規模の造船をするつもり?如月には造船所は無いはずだけど?」

 「弥生、あなたがそれをいうの?自分で潜水空母造って所有してるくせに!まあいいわ、教えてあげる。確かに如月には造船所は無いけど要らない島はいくらでもあるのよ。その要らない島に水無月家協力の下造船所を造ったわけ、そこをダミーにして水無月家で航空母艦を造って潜水空母は弥生の物を模倣するつもりだけど何か問題でも?」

 「むしろ、問題しか無いよね、私の潜水空母アレが特殊なのは如月きさら姉も知ってるはずだけど?それに潜水空母の模倣なら神無月の潜水空母の方が向いてるはずだけど、なんで私のになるのか疑問だわ!」

 「は?神無月も潜水空母を所持してるの?じゃあ、姉妹の中で私だけが所持してないの?」

 「あーあ、如月きさら姉にバレちゃった!まあ、隠してもしかたないから言うけどさ如月家は如月きさら姉除いてみんな何かしらの艇所持してるんだよ!水無月家は元々艦隊所持してたしね・・・・」

 「神無月かんな水無月家の船は沈んだことになってるんだから余計な事言わないで!何のために水無月家の船の外装旧式にしてると思ってんのよ!」

実は弥生の船は外装こそ伊400型の伊401だが中身はまったくの別物で最新の潜水空母となっており見た目で判断すると手痛い眼に会うことになる。なぜ、弥生の船が伊401型の外装なのかというと、とある撮影のために水無月家の船を借りたいと言われ時出来れば潜水空母のような船がいいと言われいたからである。そして、神無月の船もまた外装を伊400型の伊404に似せており最新鋭の潜水空母となっている。水無月家の船は外装を旧式にすることで沈んだとしているのだが中身は最新鋭のものなので島さえあれば隠せるのである。

 「ちょ、ちょっと、何で私だけで所有出来ないの?」

 「だって如月きさら姉水無月家次期当主候補というか次期当主じゃん!ちゃんと水無月家の掟頭に入れておいてくれる!」

 「ブリティッシュ王国のあったとされる島に行きたいなら神無月こいつの船模倣してね!じゃないと私OS組まないし、この件からは手を引くから」

 「ちょ、ちょっと弥生、そんなに怒らないで私は弥生しか所持してないと思ってたのよ!」

 弥生は小さな声でちゃんと調べればわかることなのにと呟いたのだが父親である如月陸奥にそんな事をいうものではないと窘められてしまった弥生だった。そして、如月きさらはというと神無月に対してなんで言わなかったのと問い詰めると神無月は悪びれる訳でもなく知ってると思ってたからというのだった。

 「ねぇ、神無月かんな1つ聞きたいんだけどなんで伊400型がモデルなの?他に潜水空母あったよね?」

 「そんなの決まってるでしょ、伊404が未完成の潜水空母であるからよ!未完成なら手を加えてもわからないからね。」

 「そんなことより如月きさら姉の用事はもう済んだの?私、話してる時間すら惜しんでるだけどわかってるのかな?このOSどうせ時間無いんでしょ。神無月もう模倣の母体出来てるわよね神無月あなたの船体で?」

弥生に言われて確認する神無月だがどうして伊404を模倣してることを知っていたのか疑問に思いながら首を傾げていると弥生から答えが返って来た。弥生は自分の船は特殊で模倣しようとすれば警報がなり模倣されないように消えるというシステムが組み込まれており無理にデータを取ればそのデータは消去されるようになっているらしいのだ。なんでそんな厳重なセキュリティなのか誰も知る者ははいない。

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