亡国の姫と財閥令嬢

Szak

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元ブリティッシュ王国の調査

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元教頭の末路を見届けたアルテミスと如月きさらたちは特殊施設を出た後、アルテミスは一度やしきに戻ると言い如月は父親の如月陸奥と一緒に妹たちのいる特殊な施設のある島に行くことになったのだが、そこではすでに弥生と神無月が言い争いをしており元ブリティッシュ王国のあったとされる大陸(現在は島)の調査のために必要な艦艇を動かすのに必要なOSを弥生に依頼しに来ていたのだが神無月の説明が悪く軍事利用するならOSは組まないと弥生が言い出していた。なんとか弥生を宥めて説得することに成功したのだが、その過程で如月きさらだけが艦艇を持っていないことが発覚して理由を聞いたのだがショックは隠し切れずにいた。


 「あの~、どうかされたんですか?アルテミス様」

 「なんでもないわ、それより少し如月財閥と水無月家に関して教えていただけるかしら?」

 「私たちで話せる範囲でよろしいのでしたらお教え出来ますがそれ以上のことは教えることを禁じられておりますのでお教え出来ませんがよろしいですか?」

 「それでいいわ。私は自国以外のこと何も知らないから少しでも情報が欲しいのよ!」

 「一般的なことから教えますと、この国の4大財閥です。そして、この国で敵に回してはいけない一族であり、不評を買うだけでこの国では生きていけなくなると言われててるのが如月財閥であり水無月家です!」

 「そんなに影響力があるんですか、如月財閥と水無月家というのは?」

 「これ以上の事は私どもからは申し上げることも教えることも出来ませし、その権限を持っていません!」

 「そうでしたか、教えていただいてありがとうございます。出雲さんは何か言いたい事でも?」

アルテミスに聞かれた出雲はいえ、なんでもありませんと答えたのだがアルテミスは出雲の挙動がおかしいことに気付いており天城も出雲の様子がおかしいと思いながらも、それを口にすることは無かった。アルテミスがメイドたちと話をしている頃如月きさらたちはというとアルテミスの母国があったとされる大陸があったらしき島に行く準備を始めていたのだった。

 「ねぇ、これってどう付ければいいのかわかる?」

 「私に聞かないで私は今忙しいんだから!」

 そんなやり取りが聞こえて来るのだがメイドや侍女の姿はなく誰も居ないところから声が聞こえて来るというのでアルテミスは如月きさらに聞くことにしたのだが肝心の如月きさらがいないのである。何か知らないかと侍女やメイドに聞いても知らないという。この時如月きさらはというと元ブリティッシュ王国のあった場所に向かっていた。この調査で何かわかればいいのだがそうそう甘くは無く中々調査が進まないという現実に直面していた如月きさらたちであった。
 
 「ちょっと神無月なんでオープン回線のままになってるのよ?また、めんどう起こす気なの」

 「弥生姉、そんなつもりは無いんだけど聞こえにくいんだよ無線が・・・」

 「無線が聞き取り難いのはしかたないわ!あの海域にそういった装置が無いもの」

 「ここから出港する時はちゃんとステルス状態で出たのよね?神無月あんたの404潜航するときに音が出るのわかってる?」

弥生に404のことを言われて苦い表情をする神無月なのだが音が出るように造った手前なにも言い返せないようすの神無月にさらに追い打ちをかけようとする弥生に声をかけた人物がいた。弥生は思わず振り向くとそこには居るはずの無い人物が立っていたのだった。言葉を失った弥生に声を再度かけたのは事務所の社長でもある四瑞雙葉だった。

 「葉月?いやこの場合弥生と呼んだ方がいいかしら?ちょっと時間取れるかしらあなたと少しお話したいのだけど?」

 「雙葉社長、それはどちらのお話ですか?」

 「私が今日ここに来たのは四瑞雙葉としてであり四瑞芸能事務所の社長としてではないわ!」

 四瑞雙葉としてここに来たという社長の言葉で弥生は自分も如月弥生として対処するべきであろうと覚悟を決める。その弥生の覚悟を見て雙葉は、この娘こんな顔も出来たのねと心の中で呟いた。

 
 「それで、その四瑞雙葉さんが水無月家にどういった御用件でいらしたのでしょうか?」

 「ちょっと弥生あなたに頼みたいことがあって来たのよ」

 「ちょっと?ここは水無月家の整備施設なんですが、なぜここにまで来て私に頼みごとを?ここに入れたということは文乃様に許可をもらったのでしょう?」

 「あはは、お見通しか!ここだと作業の邪魔になるから場所を変えましょ?貴女も、その方が都合がいいでしょ弥生」

弥生は四瑞雙葉の話を聞くために普段使わない部屋に通した。実はこの部屋盗聴防止や防音に優れている部屋で一度入ると話がきちんと終わるまで退室出来ないという部屋である。

 「隠してもしかたないから本題に入るわね!あなたの伊401潜水空母を四瑞家に売って欲しいのよお願い出来るかしら?」

 「無理ですね、アレは水無月家の艦艇であって私個人の艇ではないもの!それに伊401アレには最新の機器と艦載機が搭載されいるし外装が伊401というだけ中身は別物だからね!」

 「そう、弥生ならそう答えると思っていたわ。でも、四瑞家も引けないのよ。あんなものが出て来た以上はね」

 「あんなもの?なんのことですか雙葉さん?(まさか神無月の奴じゃ?)」

 「弥生、あなた知ってるわよね?最近潜水空母らしきものが出港したのを?」

 「私はなにも知らされてませんけど?」

 雙葉に否定はしないのね?と言われた弥生は整備してるのは私ですし改修するのも主に私ですのでと言い返していた。それと四瑞財閥がどう関係して来るのかご説明いただいても?と弥生から言われ慌てる雙葉だったが四瑞財閥としては艦艇を1隻も持ってない事に不満があるらしくどうにか艦艇を手に入れろとのことのようです。
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