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1章 記憶海の眠り姫
4 今日のリコ
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あまりにも無邪気な笑顔だ。悪意など一切感じられない。だが、リコが突きつけてきた事実は予想外に重いものだった。
「……。私はソフィア」
試しに名を告げてみても、リコの反応は変わらない。
「ソフィアって言うのね! よろしくお願いします」
最後に別れてから八年という時が過ぎたとは言え、とても濃い日々を共に過ごした仲間だ。ソフィアの背丈も伸びたが印象としては大して変わっていないはず。それを忘れているにしても、名前くらいは聞き覚えがあるだろうに。
それでもリコはソフィアのことをすっかり忘れていた。
「俺はセルペンス。こっちはノア、そしてラルカ」
「はい! ふふ、お客様がたくさん来てくれて嬉しいな」
ソフィアが固まっている横でセルペンスもまた名乗るが、覚えている様子はない。ノアはピンと来ていないようだが、セルペンスも眉を寄せる。元々忘れっぽいというワケではなかったはずだ。クロウが彼女を隠すように匿っていることからも考えて、この現象は――。
「お察しの通りだ。今このとき、リコとお前達は初対面だよ」
「……」
「どうしたの? 浮かない顔ね。……あ、そうだ、長旅できっと疲れているんだ。きっとそうよ。お茶を淹れるからみんなで休憩しましょう!」
後で説明する、と視線で伝えてきたクロウに無言で頷けば、相当顔色が悪かったのだろう。リコが心底心配そうに目を伏せ、そしてすぐに切り替えてお茶会の提案をする。ソフィアの知る彼女の面影と重なり、ツキンと心が痛む。
「この間、カラスの子が持ってきてくれた茶葉が美味しいの。それにさっき作ったクッキーもあるんだから」
「お菓子……」
「貴女、ええとラルカだったね。そうなの。また新しいお料理の本を見つけたから作ってみたの。すぐに用意するね」
「……」
「……お茶、一緒に用意する? それとも追加のクッキーを一緒に作る? 私一人分しか作っていなかったから、この人数だと足りないかもしれないね」
「!! はい!」
もじもじと何かを言いたげだったラルカに目敏く気がつき、リコが提案すれば元気な返事が返ってくる。
「面白そう! 俺も俺もー!!」
「ノアだったよね。大歓迎だよ、一緒に作ろう!」
楽しそうに笑い合い、小さなキッチンへと歩いて行く少年少女三人の姿を見てクロウは肩をすくめる。そして椅子ではなく、絨毯の敷かれた床へ直接座り込んだ。リコ用に誂えたのであろう椅子の数は五脚。ソフィア達の人数に比べると一人分足りなかった。
セルペンスがクロウの隣に座るのに倣い、ソフィアも腰を下ろす。
そこでクロウが語り出したのは、やはりと言うべきかリコのことだった。
「あいつ、ここ一年くらいで代償が現れだしたんだ」
「私たちをすっかり忘れていること……」
「そうだ。少しずつ記憶が抜けていってる。あいつは自分に能力があることは分かっていても、どうしてそれを持っているかはもう覚えていない。当然お前らのことも。一応何度も顔を見せていた俺とかカラスについてはなんとか覚えているっぽいが……。失われた記憶が戻ることは、今のところない」
少しだけ声が低くなった。クロウの中にはなんとも言えない感情が渦巻いているのだろう。ソフィアにも分かる。
「俺の力でもきっと駄目、かな。外傷を癒やすことはできても、記憶までは……」
「卑下するな、分かっている。例えセラフィの血を取り入れたとしても――これ以上失うことはないかもしれないが、戻るとは限らない」
クロウの視線の先、歓声が上がる。
ふわふわと宙に浮かぶボウルに泡立て器。得意げな顔をしているリコの手元にはノートと羽ペンがあり、何かを書いている。
これこそがリコが得た能力だ。書いたもの、もしくは描いたものを具現化させるという不思議な力だ。彼女はこういった趣味にしか使っていないようだが、一歩間違えば恐ろしいこともできる。今はお菓子作りの道具を具現化させているらしい。その表情はとても輝いていた。
「あいつは今を楽しんでいる。それを失わせてしまうのは、なんだか可哀想な気がして」
クロウがセラフィの血を利用することを拒んだ理由はソフィアにも納得できるものではあった。どんなに残酷な運命を辿ろうとも、リコは今輝いているのだ。少なくともクロウやソフィアにはそう見える。
「今夜、カラスを全員呼んでくる。明日には引っ越し作業を始めようと思う」
「分かったわ」
「できる限り協力するよ」
その時ばかりは、いつも余裕そうな表情ばかり浮かべていた彼の顔にほんの少し安心したような感情が表れていた。
***
楽しい(といっても本当に楽しんでいたのは少年少女三人だったが)お茶会を済ませ、リコは満足そうに微笑んだ。
「楽しかった! みんなは今夜、どうする予定なの?」
「ここに泊まらせて貰おうと思っているよ。いいかな?」
「本当? 嬉しい! それじゃあベッドを用意しなくちゃね」
リコの問いにセルペンスが優しく答えれば、彼女は頬を紅潮させてノートを開いた。明るい鼻歌を歌いながら描いたのは温かそうなベッドだ。空きスペースを埋めるようにぎゅうぎゅうに詰め込まれたベッドたちを見てノアとラルカが反応を示した。
「並んで寝るんだな!」
「なんかドキドキします……」
「ふふふ! みんなでおやすみなさい、久しぶりね」
ソフィアとしてはなんとも言えない気分だったが、反対する理由もないので黙っていることにした。
その夜。
キラキラと可愛らしかったランプの明かりも消え、一同が寝静まった頃。ソフィアはこっそりとベッドを抜けて書架の森を歩き出した。断固として端を譲らなかったことが幸を制した。
目的はただ一つ。夢の中でレガリアが口にしていた“神器”の正体を探ることだ。
彼の言葉を信じるのならば、リコの側……この図書館になにか隠されているかもしれない。童話も多いが古い文献もそれなりに揃っている。全部読んでいては夜が明けてしまう。背表紙をざっと確認するだけに留め、しばらく歩くこと数分。
古びていながらも分厚くて綺麗な装丁の中でボロボロのノートが数冊詰め込まれているのが視界に映った。そのうちの一冊を引き出してページを捲れば、可愛らしい文字がびっしりと並んでいる。
書かれている内容は日付とその日にあった出来事。――日記だ。そして中にはカラスというグループについて事細かに書かれているページもあった。特にクロウに関しては書き込みの量が尋常ではない程に多い。クロウについてだけ書かれたそのページの一番下には何度もなぞったであろう太い文字が存在を主張している。
『クロウを忘れてはいけない。貴女がクロウを守るの、リコ』
もしかしてリコは――と思考を巡らせたところで、絨毯を踏みしめながら歩く人影が近づいてくる。そちらを向けば寝ていたはずのリコが立っていた。
「起きていたの?」
「うん。この時間はここに来いって昨日の私がそう言っていたから」
リコはソフィアの手にあるノートを一瞥する。
「それはね、何人になるかも分からない私が書いてきた今までの記憶。私は眠るごとに死んで、起きたら新しい私が生まれるの。だから連続して記憶を引き継ぐことができない。それをどうにかするために始まりの私は日記という形で記憶を受け継いでいこうとしたの。彼女の意志は私を含めたリコの意志でもあるから、こうして毎日記録をしているんだ。……ほんとはね、クロウのことだって分からないの」
リコの手には比較的新しそうに見えるペンとノートがある。それに今日の出来事が既に書かれているのだろう。ソフィアたちが来たことも、ラルカやノアとお菓子作りをしたことも。
今ここにいるリコも眠ってしまえばもう居なくなってしまうのだ。次に目覚めた時にいる彼女は、身体は同じでも違う彼女になっている。
自分の知らないところでリコは苦しい思いをしてきたに違いない。憐憫と哀愁が顔に出ていたのか、リコはソフィアの顔を覗き込んで微笑んだ。
「ソフィア、始まりの私の知り合いだったんでしょ? それにセルペンスもノアも。初めてあった時の反応がなんだかおかしいなって思ったから始まりの私が書いたページを見返したらね、みんなの名前があったから。悪いことしちゃったね」
「貴女が謝る必要はないわ。……仕方のないことよ」
「それでもごめんね。ソフィアの知る私に会わせてあげられなくて」
きゅ、とスカートの裾を握りしめて悲しみに耐えている少女のなんと儚いことか。ソフィアは何と口にすれば良いか分からず、つい視線を逸らした。
「始まりの私ならきっと貴女のことを覚えてる。それ、彼女が書いたものだからゆっくり読んでみるといいかも。――読み終わったら私の枕元に置いておいてね。それと、このことはみんなには内緒だよ」
口調だけは明るく努めながらリコはソフィアの持つノートを指さす。ソフィアが頷くと、手にしていた新しいノートを代わりに書架へと差し込みリコはふわりとスカートを靡かせる。
「それじゃあ本当におやすみなさい。――そして、さよなら」
一切の曇りなく笑んだリコはソフィアの返答を待つことなく小走りに元来た道を駆けていった。今日出会った彼女と二度と会えないことをまだ否定したいような、そんな気分に陥りながらも古いノートを再び開く。ソフィアが知る彼女の思いがそこには綴られていた。
「……。私はソフィア」
試しに名を告げてみても、リコの反応は変わらない。
「ソフィアって言うのね! よろしくお願いします」
最後に別れてから八年という時が過ぎたとは言え、とても濃い日々を共に過ごした仲間だ。ソフィアの背丈も伸びたが印象としては大して変わっていないはず。それを忘れているにしても、名前くらいは聞き覚えがあるだろうに。
それでもリコはソフィアのことをすっかり忘れていた。
「俺はセルペンス。こっちはノア、そしてラルカ」
「はい! ふふ、お客様がたくさん来てくれて嬉しいな」
ソフィアが固まっている横でセルペンスもまた名乗るが、覚えている様子はない。ノアはピンと来ていないようだが、セルペンスも眉を寄せる。元々忘れっぽいというワケではなかったはずだ。クロウが彼女を隠すように匿っていることからも考えて、この現象は――。
「お察しの通りだ。今このとき、リコとお前達は初対面だよ」
「……」
「どうしたの? 浮かない顔ね。……あ、そうだ、長旅できっと疲れているんだ。きっとそうよ。お茶を淹れるからみんなで休憩しましょう!」
後で説明する、と視線で伝えてきたクロウに無言で頷けば、相当顔色が悪かったのだろう。リコが心底心配そうに目を伏せ、そしてすぐに切り替えてお茶会の提案をする。ソフィアの知る彼女の面影と重なり、ツキンと心が痛む。
「この間、カラスの子が持ってきてくれた茶葉が美味しいの。それにさっき作ったクッキーもあるんだから」
「お菓子……」
「貴女、ええとラルカだったね。そうなの。また新しいお料理の本を見つけたから作ってみたの。すぐに用意するね」
「……」
「……お茶、一緒に用意する? それとも追加のクッキーを一緒に作る? 私一人分しか作っていなかったから、この人数だと足りないかもしれないね」
「!! はい!」
もじもじと何かを言いたげだったラルカに目敏く気がつき、リコが提案すれば元気な返事が返ってくる。
「面白そう! 俺も俺もー!!」
「ノアだったよね。大歓迎だよ、一緒に作ろう!」
楽しそうに笑い合い、小さなキッチンへと歩いて行く少年少女三人の姿を見てクロウは肩をすくめる。そして椅子ではなく、絨毯の敷かれた床へ直接座り込んだ。リコ用に誂えたのであろう椅子の数は五脚。ソフィア達の人数に比べると一人分足りなかった。
セルペンスがクロウの隣に座るのに倣い、ソフィアも腰を下ろす。
そこでクロウが語り出したのは、やはりと言うべきかリコのことだった。
「あいつ、ここ一年くらいで代償が現れだしたんだ」
「私たちをすっかり忘れていること……」
「そうだ。少しずつ記憶が抜けていってる。あいつは自分に能力があることは分かっていても、どうしてそれを持っているかはもう覚えていない。当然お前らのことも。一応何度も顔を見せていた俺とかカラスについてはなんとか覚えているっぽいが……。失われた記憶が戻ることは、今のところない」
少しだけ声が低くなった。クロウの中にはなんとも言えない感情が渦巻いているのだろう。ソフィアにも分かる。
「俺の力でもきっと駄目、かな。外傷を癒やすことはできても、記憶までは……」
「卑下するな、分かっている。例えセラフィの血を取り入れたとしても――これ以上失うことはないかもしれないが、戻るとは限らない」
クロウの視線の先、歓声が上がる。
ふわふわと宙に浮かぶボウルに泡立て器。得意げな顔をしているリコの手元にはノートと羽ペンがあり、何かを書いている。
これこそがリコが得た能力だ。書いたもの、もしくは描いたものを具現化させるという不思議な力だ。彼女はこういった趣味にしか使っていないようだが、一歩間違えば恐ろしいこともできる。今はお菓子作りの道具を具現化させているらしい。その表情はとても輝いていた。
「あいつは今を楽しんでいる。それを失わせてしまうのは、なんだか可哀想な気がして」
クロウがセラフィの血を利用することを拒んだ理由はソフィアにも納得できるものではあった。どんなに残酷な運命を辿ろうとも、リコは今輝いているのだ。少なくともクロウやソフィアにはそう見える。
「今夜、カラスを全員呼んでくる。明日には引っ越し作業を始めようと思う」
「分かったわ」
「できる限り協力するよ」
その時ばかりは、いつも余裕そうな表情ばかり浮かべていた彼の顔にほんの少し安心したような感情が表れていた。
***
楽しい(といっても本当に楽しんでいたのは少年少女三人だったが)お茶会を済ませ、リコは満足そうに微笑んだ。
「楽しかった! みんなは今夜、どうする予定なの?」
「ここに泊まらせて貰おうと思っているよ。いいかな?」
「本当? 嬉しい! それじゃあベッドを用意しなくちゃね」
リコの問いにセルペンスが優しく答えれば、彼女は頬を紅潮させてノートを開いた。明るい鼻歌を歌いながら描いたのは温かそうなベッドだ。空きスペースを埋めるようにぎゅうぎゅうに詰め込まれたベッドたちを見てノアとラルカが反応を示した。
「並んで寝るんだな!」
「なんかドキドキします……」
「ふふふ! みんなでおやすみなさい、久しぶりね」
ソフィアとしてはなんとも言えない気分だったが、反対する理由もないので黙っていることにした。
その夜。
キラキラと可愛らしかったランプの明かりも消え、一同が寝静まった頃。ソフィアはこっそりとベッドを抜けて書架の森を歩き出した。断固として端を譲らなかったことが幸を制した。
目的はただ一つ。夢の中でレガリアが口にしていた“神器”の正体を探ることだ。
彼の言葉を信じるのならば、リコの側……この図書館になにか隠されているかもしれない。童話も多いが古い文献もそれなりに揃っている。全部読んでいては夜が明けてしまう。背表紙をざっと確認するだけに留め、しばらく歩くこと数分。
古びていながらも分厚くて綺麗な装丁の中でボロボロのノートが数冊詰め込まれているのが視界に映った。そのうちの一冊を引き出してページを捲れば、可愛らしい文字がびっしりと並んでいる。
書かれている内容は日付とその日にあった出来事。――日記だ。そして中にはカラスというグループについて事細かに書かれているページもあった。特にクロウに関しては書き込みの量が尋常ではない程に多い。クロウについてだけ書かれたそのページの一番下には何度もなぞったであろう太い文字が存在を主張している。
『クロウを忘れてはいけない。貴女がクロウを守るの、リコ』
もしかしてリコは――と思考を巡らせたところで、絨毯を踏みしめながら歩く人影が近づいてくる。そちらを向けば寝ていたはずのリコが立っていた。
「起きていたの?」
「うん。この時間はここに来いって昨日の私がそう言っていたから」
リコはソフィアの手にあるノートを一瞥する。
「それはね、何人になるかも分からない私が書いてきた今までの記憶。私は眠るごとに死んで、起きたら新しい私が生まれるの。だから連続して記憶を引き継ぐことができない。それをどうにかするために始まりの私は日記という形で記憶を受け継いでいこうとしたの。彼女の意志は私を含めたリコの意志でもあるから、こうして毎日記録をしているんだ。……ほんとはね、クロウのことだって分からないの」
リコの手には比較的新しそうに見えるペンとノートがある。それに今日の出来事が既に書かれているのだろう。ソフィアたちが来たことも、ラルカやノアとお菓子作りをしたことも。
今ここにいるリコも眠ってしまえばもう居なくなってしまうのだ。次に目覚めた時にいる彼女は、身体は同じでも違う彼女になっている。
自分の知らないところでリコは苦しい思いをしてきたに違いない。憐憫と哀愁が顔に出ていたのか、リコはソフィアの顔を覗き込んで微笑んだ。
「ソフィア、始まりの私の知り合いだったんでしょ? それにセルペンスもノアも。初めてあった時の反応がなんだかおかしいなって思ったから始まりの私が書いたページを見返したらね、みんなの名前があったから。悪いことしちゃったね」
「貴女が謝る必要はないわ。……仕方のないことよ」
「それでもごめんね。ソフィアの知る私に会わせてあげられなくて」
きゅ、とスカートの裾を握りしめて悲しみに耐えている少女のなんと儚いことか。ソフィアは何と口にすれば良いか分からず、つい視線を逸らした。
「始まりの私ならきっと貴女のことを覚えてる。それ、彼女が書いたものだからゆっくり読んでみるといいかも。――読み終わったら私の枕元に置いておいてね。それと、このことはみんなには内緒だよ」
口調だけは明るく努めながらリコはソフィアの持つノートを指さす。ソフィアが頷くと、手にしていた新しいノートを代わりに書架へと差し込みリコはふわりとスカートを靡かせる。
「それじゃあ本当におやすみなさい。――そして、さよなら」
一切の曇りなく笑んだリコはソフィアの返答を待つことなく小走りに元来た道を駆けていった。今日出会った彼女と二度と会えないことをまだ否定したいような、そんな気分に陥りながらも古いノートを再び開く。ソフィアが知る彼女の思いがそこには綴られていた。
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