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1章 記憶海の眠り姫
18.5 前編 路地裏にて、滴る侮蔑を
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「どうしたの、ラルカ」
ぷるぷると震えて窓際で立ち尽くすラルカにセルペンスは声をかける。
日差しはほんのり温かく、道をゆく人々は誰もが幸せそうで。なんの変哲もない日常が外を巡っているというのに、この少女は恐怖に震えていた。
緑色の綺麗な瞳を涙の膜で揺らし、ラルカは小首をかしげた。
「分からないんです。分からないけど、身体が……寒くて」
「そう。熱はないみたいだけど」
白く滑らかな額に手を添えれば、人間の平熱より若干低いかなと感じる程度の体温が伝わってくる。風邪で熱が出ているわけではないようだ。
くすぐったそうにもじもじしていたラルカだが、セルペンスの手が離れるとちょっぴり寂しげに唇を尖らせる。
「……そろそろお昼ご飯の時間だね。俺が何か買ってくるからラルカはノアと留守番していてくれるかい? あの子、まだ寝ているみたいだけど」
「一人でも大丈夫なんですか? シェキナさんも奥にいるし……なんなら私が」
「大丈夫。シェキナは文句言いながらこの家の掃除をしているし、君はきっと疲れているんだろうから、ここで休んでいて」
にっこりと微笑む。ラルカはそれ以上何も言えずに、ただ頷くしかなかった。
無力で何もできない自分がセルペンスに着いていったところで役に立てないことは目に見えている。反論出来ない。
いい子だね、とセルペンスは家から出て行く。
成人男性にしてはやけに細い背中を見送り、ラルカは窓際の椅子に腰掛ける。そして窓越しに見た。
彼を追いかける、黄金の蝶が弱々しく羽ばたいている様を。
***
セルペンスは路地に入り、立ち止まる。
なんとなく、そうしなければならない弱い予感がして。その予感の通り、背後から声を掛けられた。愉快そうな、明るい声の持ち主からだ。
「やぁこんにちは。君が噂のお医者様ってやつだね? あぁ、あとはヴェレーノの救世主もやっているのか」
振り向けば、白衣を纏った長身の男。といってセルペンスと同じくらいの背丈だが。
ニコニコと笑っているその男はヴェレーノと同じくくすんだ黄緑色の髪をかき上げながらセルペンスの顔を覗き込んだ。
「貴方は?」
「あれ、紫色が可愛い女の子から聞いてない? まぁいいか、俺はシトロン。ヴェレーノの従兄弟でルシたんの相棒。君にとっては愛する人を殺した犯人って言えば分かりやすいかな? 間接的にだけど」
セルペンスの愛する人。殺した。
その言葉から機械的に導き出された名前はケセラ。――こいつが。自然に目を細め、本能的な警戒心が強まっていく。
「それじゃあ、貴方はあの組織の」
「そ。思いっきり関係者っていうか上司というか。まぁそんな認識をしてくれてれば良いよ。……彼女には感謝しているんだ。貴重なデータが取れてね、おかげで何百年も続けられてきたっていう研究が身を結んだんだ」
にい、と気味の悪い笑顔。
「精霊に対抗するための手段として、生身の人間じゃあ太刀打ちできない。そこで考案されたのが大量の兵器。王家にも知らせず水面下で進められてきた研究さ。情報屋が盗んでいった銃も、アズ湖に潜ませてた機械仕掛けの亀もその一環。そして君が保護しているらしいあのお人形さんもね」
「ラルカ……」
「そう。彼女は被検体の遺伝子情報やその他情報を元につくり出された人造人間第一号。被検体の能力を引き継いでいるみたいだよ。少しばかり劣化しているみたいだけどね」
「そう。彼女は傷だらけの状態で保護した。つまり貴方たちはケセラもラルカも傷つけたということだね」
「うーん、あのお人形さんの記録媒体に異常を来すほど痛めつけたのはルシたんだけどね」
おどけたように続けるシトロンに、セルペンスは無表情のまま問いかける。
「何故、その話を俺に? 貴方たちにとっての必要性を感じない」
「あぁ、これはまぁ興味本位というか。ただ単に君の反応が知りたかっただけ。……思ってた以上に反応がないね。もうちょっと怒り狂ってくるかと思ってたんだけど」
シトロンは肩をすくめる。
「ヴェレーノは変な奴に目を付けたね。ま、無理もないか。あいつは俺のおもちゃだったんだから――と、そうだそうだ。あいつのことを話しに来たんじゃないんだった」
セルペンスの表情を窺いながら、橙色の瞳が細められる。
「少し、調べたんだ。シアルワ領にある小さな村で起きた悲劇。精霊によって何もかも焼き払われちゃったんだよね。なんでそんなことになったのか、その過程で何が行われていたか。村の生き残りを捜して、聞いてみた」
聞いてみた、という言葉が本当なのかは定かではない。本当に聞いただけなのかもしれないし、拷問まがいのことをしたのかもしれない。
外の空気は暖かいというのに、二人の周りはどんどんと冷え込んでいた。二人の温度差が開いていく。
「――結果、その村は精霊にイケニエを捧げることで制裁を逃れていた、ということぐらいしか分からなかった。イケニエがどうなったのか、どのようなことをされていたのか、その辺りははっきりしなくてさ。あぁ、あとそのイケニエが治癒の力を持っていたということは把握済み」
つまり、と人差し指がシトロンの目の前にある、何の感情も浮かばない顔へと向けられる。
「君がそのイケニエだって思ったんだけど。違う?」
「……」
「もしそうなら色々聞きたいことがあって……」
ニコニコと笑っていたシトロンはふと気がつく。
無表情を保っていたその顔に、薄く笑みが浮かんでいた。
作り込まれた完璧な微笑みだった。しかし、そこに含まれているのは――確かな嘲弄。セルペンスは紫紺の双眸を眇めて、侮蔑にもとれる言葉を淡々と投げかける。
「貴方がそれを知ってどうすると? 誰かを救える人でもないのに。誰かを傷つけることしかできないのに。それだけしかできないのに」
まるで自分は救世主とでもいうような傲慢な響き。シトロンはひゅう、と口笛を吹く。これはまた面白い人材がいたもんだ。
シトロンが口を開こうとしたその時だった。
「おい」
年若い少年特有の高い声が路地裏に響く。それと同時にガリガリと金属がこすれる耳障りな音を添えて。
振り向けば、そこには十代前半と思われる少年と少女、そして成人間近に見える少女の三人。各々がシトロンを睨み付けて分かりやすい敵意を向けている。彼にとってはそんな敵意も大した感情を抱くほどでもないのだが。
「お前、兄ちゃんに何をしようとしていた?」
「いやぁ、別に? 道を聞こうとしていただけさ」
今にも理性の糸が切れてしまいそうなノアにぬけぬけと嘘をつく。この中でシトロンの顔を唯一知るシェキナがそれを認めるワケがなかったが。
手にしていた弓を構えながら卑劣な研究者を否定する。
「そんなわけないでしょ。大人しく……」
「ほんとほんと。今は何もするつもりないからさ、見逃してよ」
そう言いながらゆっくりと後退する。去り際、セルペンスの肩をぽんと軽く叩き、シトロンは路地の闇へと消えていった。
不満げに舌打ちをしたシェキナを通り越して、一番後ろに控えていたラルカが飛び出す。セルペンスの長い袖を引き、強張った表情を浮かべて矢継ぎ早に口にする。
「あの! 私、怖い夢を見て、クロウさんから黒い羽根が生えて、ソフィアさんやセラフィさんが戦っているんです。黒いモヤモヤが沢山あって、それを吸い込むとみんな苦しそうで……それとセルペンスさんがここにいることも……夢だとは思うんですけど、どうしても話さなきゃって思って、それで」
「落ち着いて、ラルカ。それは」
冷え切った表情を一瞬にして優しそうなものに変えたセルペンスの脳裏に浮かぶのはシトロンの言葉。「被検体の能力を受け継いでいるみたいだよ」――もしかしなくとも、ラルカが見たという夢は。
「……カラスのあの子達を呼び戻そう。事態は思っている以上に深刻かもしれない……よ……」
「え、セルペンスさん!?」
ぐらりと長身の痩躯が倒れ込む。ラルカでも頑張れば支えられるくらいの軽さ。突然のことにしどろもどろになっていると、意外にも落ち着いているノアが歩み寄ってきてセルペンスの様子を軽く診ていく。
「いつものやつだ。よく倒れるんだよな。多分ろくに食べていないせいだと思うけど」
「そういえば今日の朝ご飯もいらないって言ってたよね。仕方ない、私が連れて帰るね。ノアとラルカは研究院までカラスの子たちを呼びに行ってきて」
「え、シェキナ大丈夫なのか?」
「よっこらせ……大丈夫大丈夫、彼めちゃくちゃ軽いから私でもおんぶできるよ。それよりも頼んだよ、もしかしたらラルカの夢が正夢になるかもしれないからね」
ぱちんと綺麗なウインクをするシェキナの明るさは、ラルカの不安を少し和らげてくれた。
「はい! 私、行ってきます!」
「あ、待てよ、走ると転ぶってばラルカー!!」
ぷるぷると震えて窓際で立ち尽くすラルカにセルペンスは声をかける。
日差しはほんのり温かく、道をゆく人々は誰もが幸せそうで。なんの変哲もない日常が外を巡っているというのに、この少女は恐怖に震えていた。
緑色の綺麗な瞳を涙の膜で揺らし、ラルカは小首をかしげた。
「分からないんです。分からないけど、身体が……寒くて」
「そう。熱はないみたいだけど」
白く滑らかな額に手を添えれば、人間の平熱より若干低いかなと感じる程度の体温が伝わってくる。風邪で熱が出ているわけではないようだ。
くすぐったそうにもじもじしていたラルカだが、セルペンスの手が離れるとちょっぴり寂しげに唇を尖らせる。
「……そろそろお昼ご飯の時間だね。俺が何か買ってくるからラルカはノアと留守番していてくれるかい? あの子、まだ寝ているみたいだけど」
「一人でも大丈夫なんですか? シェキナさんも奥にいるし……なんなら私が」
「大丈夫。シェキナは文句言いながらこの家の掃除をしているし、君はきっと疲れているんだろうから、ここで休んでいて」
にっこりと微笑む。ラルカはそれ以上何も言えずに、ただ頷くしかなかった。
無力で何もできない自分がセルペンスに着いていったところで役に立てないことは目に見えている。反論出来ない。
いい子だね、とセルペンスは家から出て行く。
成人男性にしてはやけに細い背中を見送り、ラルカは窓際の椅子に腰掛ける。そして窓越しに見た。
彼を追いかける、黄金の蝶が弱々しく羽ばたいている様を。
***
セルペンスは路地に入り、立ち止まる。
なんとなく、そうしなければならない弱い予感がして。その予感の通り、背後から声を掛けられた。愉快そうな、明るい声の持ち主からだ。
「やぁこんにちは。君が噂のお医者様ってやつだね? あぁ、あとはヴェレーノの救世主もやっているのか」
振り向けば、白衣を纏った長身の男。といってセルペンスと同じくらいの背丈だが。
ニコニコと笑っているその男はヴェレーノと同じくくすんだ黄緑色の髪をかき上げながらセルペンスの顔を覗き込んだ。
「貴方は?」
「あれ、紫色が可愛い女の子から聞いてない? まぁいいか、俺はシトロン。ヴェレーノの従兄弟でルシたんの相棒。君にとっては愛する人を殺した犯人って言えば分かりやすいかな? 間接的にだけど」
セルペンスの愛する人。殺した。
その言葉から機械的に導き出された名前はケセラ。――こいつが。自然に目を細め、本能的な警戒心が強まっていく。
「それじゃあ、貴方はあの組織の」
「そ。思いっきり関係者っていうか上司というか。まぁそんな認識をしてくれてれば良いよ。……彼女には感謝しているんだ。貴重なデータが取れてね、おかげで何百年も続けられてきたっていう研究が身を結んだんだ」
にい、と気味の悪い笑顔。
「精霊に対抗するための手段として、生身の人間じゃあ太刀打ちできない。そこで考案されたのが大量の兵器。王家にも知らせず水面下で進められてきた研究さ。情報屋が盗んでいった銃も、アズ湖に潜ませてた機械仕掛けの亀もその一環。そして君が保護しているらしいあのお人形さんもね」
「ラルカ……」
「そう。彼女は被検体の遺伝子情報やその他情報を元につくり出された人造人間第一号。被検体の能力を引き継いでいるみたいだよ。少しばかり劣化しているみたいだけどね」
「そう。彼女は傷だらけの状態で保護した。つまり貴方たちはケセラもラルカも傷つけたということだね」
「うーん、あのお人形さんの記録媒体に異常を来すほど痛めつけたのはルシたんだけどね」
おどけたように続けるシトロンに、セルペンスは無表情のまま問いかける。
「何故、その話を俺に? 貴方たちにとっての必要性を感じない」
「あぁ、これはまぁ興味本位というか。ただ単に君の反応が知りたかっただけ。……思ってた以上に反応がないね。もうちょっと怒り狂ってくるかと思ってたんだけど」
シトロンは肩をすくめる。
「ヴェレーノは変な奴に目を付けたね。ま、無理もないか。あいつは俺のおもちゃだったんだから――と、そうだそうだ。あいつのことを話しに来たんじゃないんだった」
セルペンスの表情を窺いながら、橙色の瞳が細められる。
「少し、調べたんだ。シアルワ領にある小さな村で起きた悲劇。精霊によって何もかも焼き払われちゃったんだよね。なんでそんなことになったのか、その過程で何が行われていたか。村の生き残りを捜して、聞いてみた」
聞いてみた、という言葉が本当なのかは定かではない。本当に聞いただけなのかもしれないし、拷問まがいのことをしたのかもしれない。
外の空気は暖かいというのに、二人の周りはどんどんと冷え込んでいた。二人の温度差が開いていく。
「――結果、その村は精霊にイケニエを捧げることで制裁を逃れていた、ということぐらいしか分からなかった。イケニエがどうなったのか、どのようなことをされていたのか、その辺りははっきりしなくてさ。あぁ、あとそのイケニエが治癒の力を持っていたということは把握済み」
つまり、と人差し指がシトロンの目の前にある、何の感情も浮かばない顔へと向けられる。
「君がそのイケニエだって思ったんだけど。違う?」
「……」
「もしそうなら色々聞きたいことがあって……」
ニコニコと笑っていたシトロンはふと気がつく。
無表情を保っていたその顔に、薄く笑みが浮かんでいた。
作り込まれた完璧な微笑みだった。しかし、そこに含まれているのは――確かな嘲弄。セルペンスは紫紺の双眸を眇めて、侮蔑にもとれる言葉を淡々と投げかける。
「貴方がそれを知ってどうすると? 誰かを救える人でもないのに。誰かを傷つけることしかできないのに。それだけしかできないのに」
まるで自分は救世主とでもいうような傲慢な響き。シトロンはひゅう、と口笛を吹く。これはまた面白い人材がいたもんだ。
シトロンが口を開こうとしたその時だった。
「おい」
年若い少年特有の高い声が路地裏に響く。それと同時にガリガリと金属がこすれる耳障りな音を添えて。
振り向けば、そこには十代前半と思われる少年と少女、そして成人間近に見える少女の三人。各々がシトロンを睨み付けて分かりやすい敵意を向けている。彼にとってはそんな敵意も大した感情を抱くほどでもないのだが。
「お前、兄ちゃんに何をしようとしていた?」
「いやぁ、別に? 道を聞こうとしていただけさ」
今にも理性の糸が切れてしまいそうなノアにぬけぬけと嘘をつく。この中でシトロンの顔を唯一知るシェキナがそれを認めるワケがなかったが。
手にしていた弓を構えながら卑劣な研究者を否定する。
「そんなわけないでしょ。大人しく……」
「ほんとほんと。今は何もするつもりないからさ、見逃してよ」
そう言いながらゆっくりと後退する。去り際、セルペンスの肩をぽんと軽く叩き、シトロンは路地の闇へと消えていった。
不満げに舌打ちをしたシェキナを通り越して、一番後ろに控えていたラルカが飛び出す。セルペンスの長い袖を引き、強張った表情を浮かべて矢継ぎ早に口にする。
「あの! 私、怖い夢を見て、クロウさんから黒い羽根が生えて、ソフィアさんやセラフィさんが戦っているんです。黒いモヤモヤが沢山あって、それを吸い込むとみんな苦しそうで……それとセルペンスさんがここにいることも……夢だとは思うんですけど、どうしても話さなきゃって思って、それで」
「落ち着いて、ラルカ。それは」
冷え切った表情を一瞬にして優しそうなものに変えたセルペンスの脳裏に浮かぶのはシトロンの言葉。「被検体の能力を受け継いでいるみたいだよ」――もしかしなくとも、ラルカが見たという夢は。
「……カラスのあの子達を呼び戻そう。事態は思っている以上に深刻かもしれない……よ……」
「え、セルペンスさん!?」
ぐらりと長身の痩躯が倒れ込む。ラルカでも頑張れば支えられるくらいの軽さ。突然のことにしどろもどろになっていると、意外にも落ち着いているノアが歩み寄ってきてセルペンスの様子を軽く診ていく。
「いつものやつだ。よく倒れるんだよな。多分ろくに食べていないせいだと思うけど」
「そういえば今日の朝ご飯もいらないって言ってたよね。仕方ない、私が連れて帰るね。ノアとラルカは研究院までカラスの子たちを呼びに行ってきて」
「え、シェキナ大丈夫なのか?」
「よっこらせ……大丈夫大丈夫、彼めちゃくちゃ軽いから私でもおんぶできるよ。それよりも頼んだよ、もしかしたらラルカの夢が正夢になるかもしれないからね」
ぱちんと綺麗なウインクをするシェキナの明るさは、ラルカの不安を少し和らげてくれた。
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