久遠のプロメッサ 第一部 夜明けの幻想曲

日ノ島 陽

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夜明けの幻想曲 2章 異端の花守

19 砕け散る花

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「貴方が――じゃないのなら、――はどこにいるのかしら。身体は分裂するわけがないのだし、心の奥底で眠っていると考えるのが妥当といったところ」

 シエルは妖艶に微笑む。先ほどまでの取り乱し様が嘘のように優雅で美しく腕を組む。翠玉の瞳に理性の光はない。

「なら、表に浮かび上がっているのは別の魂。それが原因で――が出てくることができないのなら、私が引きずり出してあげればいいのよ」

 ふわりと風がふいた。
 シエルを中心に、渦巻くようにして風が舞う。異様な光景にフェリクスは既視感があった。
 あの花畑でシャルロットが見せた姿と似ているような、そんな気がした。フェリクスはなぜか気絶してしまったために覚えていないが、その後大変なことが起きたということは知っている。

(嫌な予感がする)

 シエルは両腕を広げ、高らかに叫ぶ。

「さぁ、無垢な魂さん。何も感じないうちに消えて――」
「シエルさん、それは駄目だ!」

 なんだか分からないが、シエルを止めなければいけない気がする。
 その直感に突き動かされて、フェリクスは起き上がる。不思議とビエントは邪魔をしてこなかった。するりと抜け出せたことに意識を向ける暇も無く、フェリクスはシエルと少年の間に割って入る。少年を庇う形でシエルの前に立ち、目を合わせた。
 フェリクスの石榴石の瞳がぼんやりと光る。

「駄目だ、落ち着いて――」
「!?」

 視線がぶつかり合った一瞬で、シエルがするどく息を呑んだ。
 吹いていた風が一瞬強くなり、立っているのもやっとな状態に陥る。ほんの僅かな間だけだったため倒れることはなかったが。
 あまりの勢いについつい目を閉じていたフェリクスが恐る恐る瞼を開くと、呆然とした表情を浮かべたシエルがそこに立っていた。彼女が見つめていたのはフェリクスではなく、フェリクスよりも少し上。
 つられてフェリクスも上を見た。
 見たこともない花がそこにあった。
 丁寧に磨き込まれたクリスタルを花形に削ったかのようなその花は、中でゆっくりと回転をしている。紫、青、黄色などの淡い輝きが美しい。
 一瞬見とれていたフェリクスだが、すぐに異変に気がついた。
 ピシ。小さな亀裂が走る。
 パリン。呆然と見つめるフェリクスとシエルの前で、その花は無残にも砕け散った。破片は光の粒子となって舞い、ゆったりと旋回して三つの光の球――中に欠片のようなものが見える――へと変化する。

「待って――」

 シエルが手を伸ばした時にはもう遅い。欠片のうち二つは違う方角へと飛んでいった。青い空に流れる、流れ星のように。最後の一つは力なく落ちてきて、シエルの手に収まる。

「一体何が――」
「無くなった」

 フェリクスの後ろに立っていた少年が言葉を発した。
 振り返ると、白い少年は自分の胸に手を当てて、金の目を見開いていた。

「無くしちゃだめ。探しに行かないと」

 少年はふらりと一歩後ろに下がる。
 信じられない光景を見た。
 少年の背中から光の羽が生えたのだ。おとぎ話に登場する妖精のような全部で4枚の羽は薄く透き通っており、手で触れようとしてもすり抜けてしまうだろう。幻想的な姿だった。
 少年は羽を震わせると、力強く羽ばたいた。そしてそのまま欠片のひとつが消えた方角へ飛び去っていく。
 その際の風圧がフェリクスの髪を乱す。

「侮っていたわ」

 僅かに震えるシエルの声に、フェリクスは困惑しながらも彼女の方を見る。理性を取り戻したらしい。
 美しく整った顔に苦々しい表情を浮かべ、それでもシエルはフェリクスをまっすぐに見つめていた。

「なるほど。貴方の力をこの身をもって理解できたわ。なんて恐ろしい力でしょう」
「俺の力?もしかして、神子の」
「自覚はないのね。……この私にも影響を与えるほどに強かったなんて。どうしてゼーリッヒ王は貴方を野放しにしていたのかしら」
「一体何なんだ、訳がわからない」
「貴方は分からなくてもいいの。それよりも」

 シエルは両手ですくい上げるかのように欠片を持ち上げる。弱々しく光るそれを見て、悲しげに眉を下げた。

「これは、あの日の――」

 突如、ぐにゃりと空間が揺らぐ。シエルとフェリクスを除いたすべてが歪み、混ざり合っていく。

「これ、ケセラさんの時と同じ……!」
「殿下!」

 身構えていたフェリクスの元にセラフィが駆け寄る。今回はセラフィの時間は止まっていないらしかった。

「セラフィ!……ミセリアは?」
「彼女なら大丈夫です。意識が戻ったので。殿下がご無事でなによりです。しかし、安心するのはまだ早いようです。お気をつけて」
「そう、か」

 セラフィがフェリクスの前に出て辺りを窺う。
 フェリクスはセラフィの言葉を信じて安堵の息をついた。セラフィが大丈夫だと思ったのならきっと大丈夫なはずだ。
 フェリクスとセラフィは歪む空間の中辺りを警戒しながらシエルを注視していた。シエルはというと、ぼんやりと光――欠片を眺めているだけ。
 やがて晴天は暗雲へと変わり、芝の茂る地面は乾いた赤土へと姿を変えた。砂煙が立ちこめる中、フェリクス達とシエルを挟むようにして木製の台が現れた。その台には丸太が一本立てられて、そこには――。

「殿下、見ないでください」

 フェリクスがその惨状を目の当たりにする前に、セラフィがその目を塞ぐ。半ば頭を抱え込む形になり、フェリクスは体勢を崩してしまうがセラフィはあまり気にしない。
 立ちこめる鉄のようなニオイ。少し前にも嗅いだ不快なニオイ。フェリクスはそれがなんのニオイであるのか簡単に察することができた。
 そう、この台は処刑台だった。今はその制度はラエティティア・シアルワ両国ともに廃止され、本の中のみの存在と化している処刑台がそこにあった。王族であるフェリクスはもちろんその存在を知っていた。

「……いい、セラフィ。俺は大丈夫だから」
「しかし」
「なんとなく想像できるよ。きっと白の精霊の――」

 最期、という言葉は口に出来なかったが。
 硬い口調で告げるフェリクスから、セラフィは無言で手を離す。ゆっくりと姿勢を正し、フェリクスは鉄のニオイがする空気を吸い込んだ。
 そして瞼を開いた。

 「……」

 ぎゅ、と歯をかみしめて惨状を受け入れる。
 丸太に荒縄でくくられた白髪の少年がぐったりとしている。その胸にはいくつもの刃。誰が見ても、その少年の命の炎は燃え尽きたと分かるだろう。少年の青い衣装は黒く染まって、生きた証が細い足を伝って台へ流れている。
 フェリクスはその白髪に見覚えがあった。先ほど、ビエントにゼノと呼ばれていた少年の髪とそっくりだったのだ。うつむいているせいで表情はうかがえないが、おそらくは同一人物なのだろう。

「ねぇ、フェリクスさん」

 少年を挟んだその向こう、シエルは悲しそうに表情を歪めながらフェリクスに問いかける。

「大切な人が目の前で殺されて、罪もないのに殺されて。――貴方はそれを許すことができる?」

 フェリクスは返答に迷う。

「それは――許せないのかもしれない、けど」
「その上で、大切な人にまだ助かる望みがあったとしたら?何百年も先の未来で、目覚める可能性があったとしたら、貴方は時を超える覚悟ができる?」
「ええっと」

 いきなり話が飛躍する。困惑するフェリクスだったが、答える前に処刑台に変化が起きた。
 白い人型の何かが少年の側に舞い降りる。白い髪、白い肌。そして長い耳。フェリクスの知らない精霊だった。

『かわいそうな人間。人間は人間をも傷つけるんだね』
『貴方は――?』

 背後から声がして、フェリクスとセラフィが振り返る。
 そこに立っていたのは――。

「し、シエルさん?え?二人?」

 血にぬれた純白のドレスを纏った桃色の髪の少女だった。その顔も声も何もかもがシエルにうり二つだった。少女は美しい顔を悲しみと絶望で染めていた。いつものシエルは変わらず処刑台の向こうに立っているので、瞬間移動したわけではないようだ。

『ゼノ。見ての通り精霊だよ、かわいそうな人間さん』
『精霊さま?……お願い、――を助けてください!!彼には何の罪もなかったの!ただこの国を、花畑を、私を守ろうとしてくれただけだったのに!!どうしてこんな……』
『君はこの国の王女様なんだね』
『……はい。ミラージュと申します』
『分かったよ、ミラージュ。君に協力しよう』
『ほ、本当ですか!?』

 ミラージュと名乗った少女とゼノと名乗った精霊はお互いに向き合って語り合う。

『実は僕、女神に盲目的すぎる大精霊どもに嫌気がさして逃げてきたクチでね。人間に味方してやろうと思っていたのさ』
『それで、私はどうすれば』
『まずは僕がこの子を生き返らせよう――といっても、どんな結果になるのかは僕には分からない』
『どういうことなのですか』
『僕の心臓をこの子に分け与える。僕に宿った魔力がこの子の身体を修復し始めるはずさ。でも、人間に心臓を与えるなんてことやったことないからさ。この子の自我までもが復活するとは限らないし、僕の自我も駄目になってしまうかもしれない。君は、それを止められる?』
『それで、――が生き返る可能性が少しでもあるのなら』
『分かった、契約完了だね。そうだ、このままだと僕にメリットがないからさ、約束してよ』
『はい』
『君とこの子とで、あの大精霊どもにガツンと言ってやってよ。“これからは新しい時代なんだから適応しろよ懐古主義ども”ってね』
『――はい、必ず』

 ミラージュは固く手を握りしめて頷いた。
 ゼノは優しそうに微笑んだ。
 
「精霊が、人間に協力?」

 セラフィのつぶやきにフェリクスはハッとする。フェリクスが実際に見たことがある精霊はビエントだけだが、その一人でさえ人間に対して情け容赦なしに攻撃していたのだから、精霊とは人間を襲う存在だという認識をしていた。見たことがない精霊でも皆そうなのだろうという漠然とした予想をしていたのだが、実はそうでもないらしかった。――少なくとも、この映像の中では。

『ゼノ様は、良いのですか?自分の命と引き換えに人間を助けるなんて』
『――僕はもう、疲れちゃったからさ。それに、この子は良い子だったから』

 同じような疑問をこのミラージュという少女も持っていたのだろう。不安そうにゼノを見上げる彼女に、ゼノは微笑みを崩さずに語りかける。

『前にこの子と話をしたことがある。あの大きな花畑を世話しているこの子に聞いたんだ。“どうして誰も知らない、関心も寄せない仕事をするのか”ってね。そうしたらこの子は幸せそうに笑って言ったんだ。“愛する人のために”って。なんて青臭いんだろうね。おかげで思い出したよ。僕はこういう世界を求めていたんだって』

 ゼノは事切れた少年の髪を梳くようにして撫でる。

『ビエントも、アクアも、テラも忘れてる。僕らが女神様に託されたのはこういった愛に満ちた世界なのに。今はそれと真逆の方向へと進んでいる。僕はそれが辛い。――酷い話、これは僕の逃げなんだけどさ。この子の愛したものが救われないのもおかしいと、純粋に思ったっていうのも理由の一つだね』

 ゼノは少年の側でしゃがみ、人差し指を立てて何かを描くように動かし始めた。すると、少年の左胸がぽう、と白く光り出した。複雑な文様が描かれた小さな陣が浮かび上がり、ゆったりと回転する。

『さっさとやるから君も覚悟をして。君は命を司る神子なんだろう?もしも失敗してこの子が暴走してしまったら、君の力で眠らせてやってね』
『ゼノ様……』
『できることならこの子が愛したって言う君のことも見ていたかったけど。それはまたいつか』

 ゼノはミラージュに一瞬だけ視線を向けた後、自らの左胸に両手を添えた。そこからもまた、少年と同じように白い光の陣が浮かび上がった。
 すると、ゼノ側の陣から白く光り輝く花の形をした石が現れた。空間が歪む前、フェリクス達が見たあの花と同じ、美しい花が。それはゆっくりと少年側の陣へ移動し、少年の陣に溶け込むようにして消えていった。
 ミラージュがじっと見守る中、ゼノは口元に笑みを浮かべたまま後ろに倒れ込む。慌ててミラージュが支えようとするが、ゼノの背がミラージュに触れる前にその身体は光の粒子と化して霧散した。
 それはまるで、イミタシアとして命を散らしたケセラと同じ光景だった。
 それを思い出してフェリクスは手を握りしめた。

『ありがとうございます、ゼノ様』
『ん……』
『!起きたのね……』

 事切れていたはずの少年の口からうめき声が聞こえる。それに気がついたミラージュは歓喜の表情を浮かべて少年の顔を覗き込む。そして、すぐさま凍り付いた。

『――?』

 少年が顔を上げる。それと同時に身体に突き刺さっていた刃はすべて塵と化して消えていく。穴だらけの身体は光の粒子を纏いながらすぐに修復され、血で染まった青い服は溶けるようにして消え、裸体がさらされることはなく一瞬で白い衣に替わる。異様なのはその肌だ。首筋から顔に向けて黒い根のようなものがズズズ……と這い上がっていく。少年の左の頬を這うそれが動きを止めたとき、少年の閉じられていた瞼が開かれた。
 アンティークゴールドの瞳。
 遠目から見ても分かるほど、ぞっとするような美しさ。ただ、そこに宿っていたのは無だ。なんの感情もその瞳には感じられなかった。
 近くで見つめていたミラージュは、異様な光景に動けずにいた。
 少年はミラージュを一瞥すると、ふい、とどこかを向いてあの光の羽を生やす。ミラージュに何も言うことなく飛び去る少年。ミラージュは我に返り、長い裾のドレスのまま少年を追いかけた。時折転びそうになりながらも、懸命に。

「シエルさん。この光景を知っているんだな」
「ええ。知っているわ」

 静かに問いかけたフェリクスにシエルは否定する事無く頷いた。

「察しは良いのね。その通りよ。これは事実。今からもう五百年ほど昔になるかしら。昔話なんて呼ばれるようになってしまったけれど、私は鮮明に思い出すことができる」

 そう言ってシエルは髪留めを外した。緩くウェーブのある桃色の髪がふわりと背中を流れていく。衣装こそ違えど、その顔は先ほどまでここにいたミラージュと全く同じだった。

「これは、貴方の記憶。そうなんだな、ミラージュさん」
「ええ。その名で呼ばれたのは五百年ぶりだわ」

 シエル――もといミラージュは実に悲しそうに笑った。
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