ガルシア戦記

千山一

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第7 巻ファビアンの苦悩

第3章 巨大大国セルブ国No.1

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ー開戦、数日前

俺は慌ただしく動いていた……いや、正確なら“ファビアン国”が混乱になっていたのだ。

ーーセルケトの死
セルケトは人望が熱く、誰からも慕われていたにも関わらず“死”というものは、あまりにも残酷すぎだ……。

「……セルケトの死は、あまりにもショックで立ち上がるのは困難じゃ……じゃが!セルブ国の戦争は待つことはできない…いや、むしろ積極的にこのファビアン国まで攻めてこようぞ!
ここはファビアン軍として一致団結で戦おうぞ!」

アーリアは軍会議の冒頭、立ち上がって熱く熱く拳を握り締めた。
ちなみにファビアン国のトップ会議が決める場である……普段ならトップになると凄く冷めた目で淡々と会議を始めるのだが、今回だけは違う!
“セルケトの死”を大義名分にして、バーサーカーの如く狂った感じで始めるからだ……ただ、ファビアン国にはデメリットはある、何故ならセルブ国に対してファビアン国は小国に過ぎないのだ…つまり、全力で攻めたら一日足らずで完了する。
なのにシルバードラゴンに比べたら……。

「グォーグォー……」

シルバードラゴンは仰向けになって“専用のベッド”に寝ている…
“こんな状況なのに、本当にいい気なもんだ…”
俺は段々とムカついたので部屋の窓を上げつつ、シルバードラゴンに対して槍投げの如く、助走と窓の幅の確認をする。

「よし…十分だな」

そして全力で助走して目一杯放り投げた。

「起きんかい!コラ!!!」

ーーピューーーー……ポチャッ。

どうやら、池に落ちたみたいだ。
“あぁ、シルバードラゴンに対してムカついたから、本当にセイセイする”
だがシルバードラゴンの性格上、反撃に来るかもしれない。
俺は急いで鞘を握り、次の戦闘をイメージする…そして…

ーーガシャン!!!!

ドアが砕けると共に大きな物体が剣の方へ近づいている…物体の速度は秒速0.0001秒。
つまり、よく分からんが目を追うことはできないということだ。
俺は咄嗟に野球のバッターの如くフルスイング……見事に剣が真っ二つになってしまった。
そして、本日のゲスト…つまりシルバードラゴンは思いっきりキレいる。

「キレた…キレたわい…おぬし、やって良いことと、悪いことは分かるよな?」
「……そんなん、分かってるわい!良いことだろう」
「違うわい!悪いことじゃ!」

あまりにもシルバードラゴンは怒っいるもんだから冗談を言ったのだが、その発言が“日に油を注ぐ”みたいだ。

「よし!ここは公平に話し合いをしょうじゃないか?」

俺は満面の笑みでシルバードラゴンに向き合った…だが、キレているシルバードラゴンはそんな事は当然の如く関係がない。

「ほぅ…死ぬ覚悟はできたんやな?……」
「やかましいんじゃ!!」

緊迫した俺とシルバードラゴンに対して、当然の如くアーリアはドアを蹴り飛ばす勢いで、大きな声で荒げた。
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