ガルシア戦記

千山一

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第3巻 最強龍の帰還

第1章 ロンギル山No.6

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俺はロンギル山の頂上を目指して“一歩一歩”歩く。何故、モンスターも、たまにしか出現しない寒くて険しい山を登らなければならいのかというと、ロンギル山の頂上には世界最強の龍、シルバードラゴンが住み着いているのだ。
そのためには、たとえ面倒くさかろうが、寒かろうが行かなければないのだ。
だが、このパーティにある事件って言って良いのか?分からないが、起きてしまったのだ。

「この山、もうすぐ頂上なのに寒いっすね」

この張本人である“ケンペス”は、この沈黙が嫌がり、最低限の事しか言わなことを重くみて喋り始めた。

「………」

ケンペスは立ち止まり“どうにかしなければならない!”と思って、パーティいた全員に訴えかけた。

「なぁ、シルバードラゴンという最強の敵がいるのに一致団結しないと大変なことになるよ!
まぁ、俺が逃げ出して悪いけどさぁ…俺が謝るから、ここは水に流して一致団結していこうよ!」
「……1番ふざけているのにそれ言う?」

ケンペスは“えっ?”という顔で俺の顔見た。俺もツッコミたいのを我慢して言い返した。

「だ・か・ら、1番ふざけているって言ってんでしょ!!」
「えっ、どこが?申し訳ないが…」

俺はハリセンを取り出して思いっきり“バシーーーッ”とツッコミを入れた。

「いーーーたーーー!!どこを直せばいいんだよ!」

ケンペスも涙目になりながら、頭を抑え怒り声で訴えた。

「えっ?どこを直して欲しい?それはだなぁ…まずは上半身、裸のところじゃ!!!」

ケンペスは再び“えっ?”という顔をして、こちらに向いた。他のメンバーも全員“うんうん”とジェスチャーをしている。
“やはり、全員がおかしくないと思ったに違いない”そう思って心強く思った。

「職業チェンジは仕方ない。俺も本当に申し訳ないと思っている」

ここで反感を買うのは後々ややこしくなるので、あえて共感を持ってくる。

「しかし“インディア”という職業は100歩譲って良しとしよう。まずはブーメランや斧はどうする?ブーメランなんか一長一短には、すぐには扱えないでしょう?」

ケンペスは黙って奥の中へ取り出したブーメランを投げて円を描くように、再び戻ってケンペスの手に吸い込まれていた。

「……」
「……」
「……えーーーと、まずは服を着ろ」

俺がバツ悪そうにしたのか、ケンペスは満足そうな顔をしていた。
“…ケンペスって、どんな職業も扱える技術を持っていたのか!”
俺は全員のメンバー達を見渡す。ケンペス以外の全員は後ろを向いて知らん顔をしていた。
“初めてから、いわんかい!”

ケンペスに主導権を握らせてしまった俺たち全員は心の中でムカつくも、負けたとは言えず黙って従うしかなかった。

ーーー頂上付近

「皆さん、ストップ」

相変わらずケンペスが仕切っていたが、こちらの方に向った人物が1人ゆっくりと軽く会釈をしていた。俺も警戒しつつも、ゆっくり歩み寄る。

「はじめまして、わたくし“レッド”と申します。我が師“シルバードラゴン”様から、ガルシア様を除いて、ここで待機するように言われております。ガルシア様、よろしいでしょうか?」

初めて来たにも関わらず俺の顔を向いていた。

「俺のこと、ガルシアって分かるの?」
「はい、分かります」

レッドとか言う執事みたいなものは“ニコッ”と不気味な顔した。
ケンペスも“主導権が奪われる。ヤバい!”と思ったのか急いで発言をした。

「ちょ、ちょっと待って下さいよ!あなたはあなたの都合があるかもしれませんが、私には私なりにも都合があるんです!勝手に物事を進めないで頂きたい」

ケンペスは“やり切った感じで”ドヤ顔をみせた。

「ほぅ、あなたの都合がある?面白いこと言いますね。まず、あなたに認識して欲しいのがあります。よ~く聞いて覚え欲しいです。それは…なにが人間ぶぜいが一緒するんじゃ!!
この人間のときが!」

レッドは、すざまじいオーラを発しながら一括をした。ケンペスも“キャンキャン”なりながらも、ゴンザレスの影に潜めた。

「さぁ、ガルシア様。参りましょう」
「あ、あぁ、分かった」
「ちなみに、この入り口から潜入するダメージが出ますのでご了承下さい」

俺はレッドを追いながら大きなトンネルが入っている暗闇に消えていった。

「何が人間ごときだよ!今からぶん殴りましょうか?」
「……おまえ、それでいいの?」

妙にケンペス以外の目線が痛かった…。
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