ガルシア戦記

千山一

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第3巻 最強龍の帰還

第1章 ロンギル山No.11

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「お前ら、ちょっと待って!……ドゥドゥ」

もちろん、3人の仲間を抑えることもあるが、奥で殺気立つレッドが戦闘にならないか、そればかりが気になってしょうがなかった。

「いろいろあったんだよ!!」

俺は事の結末を話した。
シルバードラゴンは不老不死と思われがちだが、不死であって不老ではない事、シルバードラゴンが輪廻転生している時、本人から影響を与えるので、シルバードラゴンも寿命が近づき“どうしょうかな?”と考えていたら俺に出会った事などを説明した。

「……なんで、ガルシア王が選ばれたんですか?失礼ですけど、人と比べても人間力が良い人ならいますよ……まぁ、ぶっちゃけ人として下の下ですけどね、ははは」

“はい。アルフレッド行き決定!”俺はどんなラウルの仕打ちでも耐えらたのたが、唯一アルフレッドだけは耐えられなかった…。
何故なら、アルフレッドは最高の笑顔でシバキ続けられる人だったからだ…いわゆる、超どSなのだ。

「王の話によると、シルバードラゴンは悪い人では無かったことですね……でも、なんでロンギルの町を襲ったんですかね?」

クソ真面目なゴンザレスが複雑な顔をしながら俺の顔を見た。
“あーーやっぱりあまり納得はしてないんだろうな?”

「シルバードラゴンって高齢…いわゆるクソジジだろう?少しは散歩しょうかなぁ?と思って飛び立ったらバランスを崩して町に転落…ギリギリのところで衝突は免れたが、力んでしまい、シルバードラゴンの体が悲鳴を上げて口から炎を噴射…恥ずかしいから逃げて帰ってきたみたいなんだ」
「なんじゃそりゃ!」

ゴンザレスら2人が総ツッコミを入れた。だが、カンポイだけがその話に納得したようだ。

「いいんじゃないない?完璧なシルバードラゴンでもそんなミスがあったなんて…クスクス」

“なんだかんだで言って、カンポイも女性なんだなぁ”と俺の心は暖かくなった。

「……あぁ、できればモフモフしたい」

カンポイは小さく“ボソッ”と呟いた。
その瞬間、一斉にカンポイの顔を見た。
“ん?……モフモフしたい?”

「ま、まさか…ぬこ党…?」

それを聞いたケンペスは目を見開き“ワラワラ”して口にした。無意識に発言したカンポイも“しまった!”という顔になったが、覚悟を決めて頷く。

「俺もだよ!まさか、ぬこ党の党員がいるなんて…」
「ですよね!もちろん、鋼の鱗、光沢なシルバー色…見ててウットリしますが、やはり1番はぬこ様!ぬこ様の毛並み、面倒くさそうな仕草、思わずモフモフしちゃいますよね!」

その瞬間、カンポイの顔が明るくなって、最高の笑顔になった…しかも、途中で訳も分からない用語で使いだして…。

「しかも!家に帰ったらストレスが半端ないじゃないですか~。だから家に帰ったら速攻、ぬこ様を探し出し、顔をぬこ様のお腹に埋めるんです!そうしたら、あら不思議…今日一日のストレスも消えてスッキリしますよ!」

カンポイはケンペスと笑顔で談笑していた。それを聞いたゴンザレスは“マジか…”とショックを受けていた。
“この女(カンポイ)には、渡さないでおこう”と俺は強く思った。

「ゴホン!」

隣いたレッドも咳払いした。それを聞いた全員がレッドの方に顔を向けた。

「わたくしは家を守らなければないので、ここで失礼するがシルバードラゴン様に何かあったらいけないので、監視の魔法をつけて監視します」

レッドはドラゴンの卵に近づき、片手をドラゴンの卵に近づく。ドラゴンの卵が数センチになった所で眩い光がドラゴンの卵に被われて光だした。

「これで完了です。相当無茶をしない限り割れることもないですが、もしシルバードラゴン様に何かあったら、この世界滅ぼしますよ」

レッドの顔の目が“ギラリ”と輝く。
“あーマジな目だ”
すると、カンポイが“スゥ”と前に出てこう言い放った。

「任せて下さい。私の卵を孵化してご覧いただきましょう!」

“あっ自分のモノにした…”と思い、どれをツッコミを入れてよいかを悩んでいた所をケンペスがドラゴンの卵を取り出し、カンポイの所に持っていった。

「任せたよ!」

ケンペスは穏やかな顔でカンポイに卵を預けた。カンポイも覚悟を決めた顔で受け取った。それを見ていたゴンザレスも“うぁぁぁ…”という感じで完全に引いていた。
だか、カンポイはそれを知らず、ゆっくりと下山していったが、数秒もしない内に足に躓き、転けて卵を数百メートルも空中に放り投げてしまった。
それ見たレッドも慌てて追いかけていた。

「おい…どうすんだよ。下手したら世界が滅びるぞ」
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