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8.マティカ村
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◇
旅路は平和なものだった。
道中何事もなく、マロゥたちは夜営を挟みながら、次の日の昼頃には目的地であるマティカ村へと到着していた。
「ここが新たな試練の地……マティカ村か」
村の入り口付近で馬車を降りたマロゥたちは、周囲を一望した。
マティカ村の周囲には魔物対策のための防護柵があり、その中にぽつぼつと並ぶ木造の家屋。どれも年季が入っており、古くからある村だということがわかる。
「へえ、思ってたより大きい村なのね」
「だな、人口二百人ぐらいってとこか? ……てか、それだけの人数がいて、防護柵もあればゴブリン程度なら充分自衛できると思うんだけどな」
マティカ村の周囲には、人間の身長よりも高い柵が張り巡らされている。成人男性の腰ほどの身長しかないゴブリンが、これを越えるのは難しいはず。
なにか裏がありそうだとカイルは考えたが、マロゥとミーナがまったく気にしていない様子なので、一旦心の内に留めておくことにした。
「ま……何はともあれ、とりあえず村長のとこに挨拶に行こうぜ。詳しい話はそこで聞こうか」
「そうね、そうしましょ」
「いや、待て二人とも……何か嫌な気配がする」
「はぁ? あんたそんなこと言って、緊張するから挨拶に行きたくないだけじゃないの?」
「ち、違う! 本当にだな……!」
そうマロゥが言った直後だった。
ドンッ!!
なんの前触れもなく、身体が浮き上がりそうなほどの揺れがマロゥたちを襲った。
最初に大きく跳ねるように揺れたあとは、わずかな揺れが余韻のように続いたが、しばらくすると揺れは完全に収まった。
「じ、地震……!?」
「驚いた……こんなに大きな地震初めてよ」
カイルとミーナは、滅多に起きない大規模な地震に動揺していたが、マロゥだけは違った。
マロゥはいたって冷静な表情で膝をつき、手の平を地面に当てていたのだ。
「感じる……左手が疼くぞ……まさか、地の底に奴がいるのか……?」
そのいつも通りすぎるマロゥの行動を見たカイルとミーナは、呆れのあまり驚きなど吹っ飛んでしまっていた。
「はいはい。いいから行くわよ」
「地中になんか誰もいないって。さ、行くぞ」
「ぬぅ……! 放せ、放さないか! 」
両脇を抱えられ、不満げな顔で引きずられながら村へと入るマロゥ。
腕力では敵わない二人をどうやって振りほどくかで、マロゥの頭はいっぱいになってしまっていた。――本当に感じていた、嫌な気配のことなど忘れてしまうほどに。
◇
「なんか……活気がないというか、なんだか寂しい雰囲気ね」
村へと入ってしばらく歩くと、ふとミーナが呟いた。
「確かにそうだな。全員ってわけじゃないかど、心ここにあらず……みたいな人をちらほら見かけるぜ」
二人の発言は勘違いではなく、マティカ村には暗い雰囲気が至るところに漂っていた。
淀んだ空気が村全体に侵食し始めている……そんな印象だ。カイルとミーナの表情には、一抹の不安がよぎる。
「この気配……使徒の残滓が漂っているのか……?」
二人の拘束から解放され、自由の身となったマロゥが性懲りもなく呟く。
……が、カイルとミーナはマロゥの発言にツッコミを入れる余裕はなかった。それほどにこの村の空気が異質なものだったのだ。
そのとき、スルーされたらされたで、どこか寂しさを感じているマロゥの背に向かって、何かが高速で突っ込んできていた。
「わーーっ!」
「ぐえっ!」
その何かと衝突したマロゥは、倒れこそしなかったが、その場でたたらを踏む。
「な、何が起こった……!?」
振り返るマロゥの目に映ったのは、幼い少女の姿だった。少女は、マロゥの腰あたりに抱きつき、マントに顔を埋めている。
「何だ貴様は……!?」
少女はマントからパッと顔を離し、満面の笑顔でマロゥを見つめ返した。
「このお服……おにーちゃんたち、お星さまのまじゅちゅちだよね? エルナたちを助けにきてくれたの?」
少女の期待のこもった眼差しに応えるため、マロゥはその場から一歩下がり、マントを大きくはためかせながら、手で片目を隠すポーズをとる。
「フッ、その通り……我ら深淵の呼び声に応え、顕現した救世主……! 安堵するがいい少女よ。この聖地に振りかかる火の粉、この杖にかけてすべて払いのけてみせよう」
「わーっ! なんかよくわかんないけどかっこいいーっ!!」
少女にはマロゥの言葉の半分も理解できてはいなかったが、とにかく感動したようで、パチパチと拍手をしている。
滅多に返ってこない……というか、初めての好意的な反応に、マロゥは感動のあまり目を閉じながら余韻に浸っていた。なんなら若干泣いている。
「こんにちは、エルナちゃん……でいいのかな? それ、綺麗な花冠ね。エルナちゃんが作ったの?」
ミーナは少女と目線を合わせるため、屈みながら問いかけた。
少女の頭には、色とりどりの花で作られた花冠が乗っていた。ミーナに問われ、冠を外し、掲げて見せる。
「そうだよ! エルナがつくったの! ヨアキムさまにプレゼントするんだ!」
「ヨアキムさま? 村長さんかしら?」
「ううん。さいきん、とおくの教会……から来た、旅のせんきょうし……? なんだって。みんなの相談にのってくれてるから、カンシャの気持ち!」
「そっか、偉いね。喜んでくれるといいね」
「うん!! じゃあ渡してくるね!」
エルナは再び花冠を頭に乗せると、来たときと同じように元気に駆けていった。
ミーナは笑顔で手を振りながらそれを見送ると、未だ悦に浸っている無防備なマロゥの額にデコピンをくらわした。
「あだっ!!」
「ほら、いつまでぼーっとしてんのよ! さっさと行くわよ!」
エルナが振り撒く元気に当てられ、ミーナの顔から不安の色が消えていた。それはカイルも同様で、二人のやり取りを見て、微笑を浮かべながら肩をすくめている。
こうして、マロゥたちは村に住む幼き少女との出会いを経て、晴れやかな心持ちで村長のもとへと向かうのだった。
旅路は平和なものだった。
道中何事もなく、マロゥたちは夜営を挟みながら、次の日の昼頃には目的地であるマティカ村へと到着していた。
「ここが新たな試練の地……マティカ村か」
村の入り口付近で馬車を降りたマロゥたちは、周囲を一望した。
マティカ村の周囲には魔物対策のための防護柵があり、その中にぽつぼつと並ぶ木造の家屋。どれも年季が入っており、古くからある村だということがわかる。
「へえ、思ってたより大きい村なのね」
「だな、人口二百人ぐらいってとこか? ……てか、それだけの人数がいて、防護柵もあればゴブリン程度なら充分自衛できると思うんだけどな」
マティカ村の周囲には、人間の身長よりも高い柵が張り巡らされている。成人男性の腰ほどの身長しかないゴブリンが、これを越えるのは難しいはず。
なにか裏がありそうだとカイルは考えたが、マロゥとミーナがまったく気にしていない様子なので、一旦心の内に留めておくことにした。
「ま……何はともあれ、とりあえず村長のとこに挨拶に行こうぜ。詳しい話はそこで聞こうか」
「そうね、そうしましょ」
「いや、待て二人とも……何か嫌な気配がする」
「はぁ? あんたそんなこと言って、緊張するから挨拶に行きたくないだけじゃないの?」
「ち、違う! 本当にだな……!」
そうマロゥが言った直後だった。
ドンッ!!
なんの前触れもなく、身体が浮き上がりそうなほどの揺れがマロゥたちを襲った。
最初に大きく跳ねるように揺れたあとは、わずかな揺れが余韻のように続いたが、しばらくすると揺れは完全に収まった。
「じ、地震……!?」
「驚いた……こんなに大きな地震初めてよ」
カイルとミーナは、滅多に起きない大規模な地震に動揺していたが、マロゥだけは違った。
マロゥはいたって冷静な表情で膝をつき、手の平を地面に当てていたのだ。
「感じる……左手が疼くぞ……まさか、地の底に奴がいるのか……?」
そのいつも通りすぎるマロゥの行動を見たカイルとミーナは、呆れのあまり驚きなど吹っ飛んでしまっていた。
「はいはい。いいから行くわよ」
「地中になんか誰もいないって。さ、行くぞ」
「ぬぅ……! 放せ、放さないか! 」
両脇を抱えられ、不満げな顔で引きずられながら村へと入るマロゥ。
腕力では敵わない二人をどうやって振りほどくかで、マロゥの頭はいっぱいになってしまっていた。――本当に感じていた、嫌な気配のことなど忘れてしまうほどに。
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「なんか……活気がないというか、なんだか寂しい雰囲気ね」
村へと入ってしばらく歩くと、ふとミーナが呟いた。
「確かにそうだな。全員ってわけじゃないかど、心ここにあらず……みたいな人をちらほら見かけるぜ」
二人の発言は勘違いではなく、マティカ村には暗い雰囲気が至るところに漂っていた。
淀んだ空気が村全体に侵食し始めている……そんな印象だ。カイルとミーナの表情には、一抹の不安がよぎる。
「この気配……使徒の残滓が漂っているのか……?」
二人の拘束から解放され、自由の身となったマロゥが性懲りもなく呟く。
……が、カイルとミーナはマロゥの発言にツッコミを入れる余裕はなかった。それほどにこの村の空気が異質なものだったのだ。
そのとき、スルーされたらされたで、どこか寂しさを感じているマロゥの背に向かって、何かが高速で突っ込んできていた。
「わーーっ!」
「ぐえっ!」
その何かと衝突したマロゥは、倒れこそしなかったが、その場でたたらを踏む。
「な、何が起こった……!?」
振り返るマロゥの目に映ったのは、幼い少女の姿だった。少女は、マロゥの腰あたりに抱きつき、マントに顔を埋めている。
「何だ貴様は……!?」
少女はマントからパッと顔を離し、満面の笑顔でマロゥを見つめ返した。
「このお服……おにーちゃんたち、お星さまのまじゅちゅちだよね? エルナたちを助けにきてくれたの?」
少女の期待のこもった眼差しに応えるため、マロゥはその場から一歩下がり、マントを大きくはためかせながら、手で片目を隠すポーズをとる。
「フッ、その通り……我ら深淵の呼び声に応え、顕現した救世主……! 安堵するがいい少女よ。この聖地に振りかかる火の粉、この杖にかけてすべて払いのけてみせよう」
「わーっ! なんかよくわかんないけどかっこいいーっ!!」
少女にはマロゥの言葉の半分も理解できてはいなかったが、とにかく感動したようで、パチパチと拍手をしている。
滅多に返ってこない……というか、初めての好意的な反応に、マロゥは感動のあまり目を閉じながら余韻に浸っていた。なんなら若干泣いている。
「こんにちは、エルナちゃん……でいいのかな? それ、綺麗な花冠ね。エルナちゃんが作ったの?」
ミーナは少女と目線を合わせるため、屈みながら問いかけた。
少女の頭には、色とりどりの花で作られた花冠が乗っていた。ミーナに問われ、冠を外し、掲げて見せる。
「そうだよ! エルナがつくったの! ヨアキムさまにプレゼントするんだ!」
「ヨアキムさま? 村長さんかしら?」
「ううん。さいきん、とおくの教会……から来た、旅のせんきょうし……? なんだって。みんなの相談にのってくれてるから、カンシャの気持ち!」
「そっか、偉いね。喜んでくれるといいね」
「うん!! じゃあ渡してくるね!」
エルナは再び花冠を頭に乗せると、来たときと同じように元気に駆けていった。
ミーナは笑顔で手を振りながらそれを見送ると、未だ悦に浸っている無防備なマロゥの額にデコピンをくらわした。
「あだっ!!」
「ほら、いつまでぼーっとしてんのよ! さっさと行くわよ!」
エルナが振り撒く元気に当てられ、ミーナの顔から不安の色が消えていた。それはカイルも同様で、二人のやり取りを見て、微笑を浮かべながら肩をすくめている。
こうして、マロゥたちは村に住む幼き少女との出会いを経て、晴れやかな心持ちで村長のもとへと向かうのだった。
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