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第13話 姫様と看病
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ターニャだけでなく、
フィーもいなくなってしまったストレスからか、
フィーが家に戻った翌日、
ジュリアは熱を出した。
医師が診察した結果、
精神的なもので、
たいしたものではないということだったが、
ジュリア付の侍女たちはひどく心配したので、
ジュリアを寝台から出られなかった。
ジュリアは幼いながらも警戒心が強く、
基本的にターニャとフィー以外には心を許していなかった。
食事もいつもはターニャが毒味してから、
ジュリアに出していた。
フィーは食事はジュリアと別々に食べていたが、
ジュリアの食事はいつも美味しそうだったので、
フィーはよく毒味と称してジュリアの食事を少しもらっていた。
しかしターニャとフィーがいないので、
ジュリアの食事は別の侍女が用意した。
そしてジュリアは熱のせいか、
食欲がなかったので、
ベッドに横になったまま、
上半身だけ起こして、
侍女に食事を食べさせてもらっていた。
ターニャとフィーがいない寂しさと、
熱のせいか、
ジュリアは食事を食べさせてくれ、
細々世話を焼いてくれる侍女たちに、
「ありがとう」と熱のせいで潤んだ瞳で礼を言った。
ジュリアはターニャ以外の侍女に話しかけることはほとんどなかったので、
これに侍女たちは感激し、
侍女たちは熱心にジュリアを看病した。
しかし侍女たちの懸命な看病もむなしく、
当初たいしたことがないと思われたジュリアの熱は、
弟との対面を終えたフィーが、
城に戻る日まで治らなかった。
フィーもいなくなってしまったストレスからか、
フィーが家に戻った翌日、
ジュリアは熱を出した。
医師が診察した結果、
精神的なもので、
たいしたものではないということだったが、
ジュリア付の侍女たちはひどく心配したので、
ジュリアを寝台から出られなかった。
ジュリアは幼いながらも警戒心が強く、
基本的にターニャとフィー以外には心を許していなかった。
食事もいつもはターニャが毒味してから、
ジュリアに出していた。
フィーは食事はジュリアと別々に食べていたが、
ジュリアの食事はいつも美味しそうだったので、
フィーはよく毒味と称してジュリアの食事を少しもらっていた。
しかしターニャとフィーがいないので、
ジュリアの食事は別の侍女が用意した。
そしてジュリアは熱のせいか、
食欲がなかったので、
ベッドに横になったまま、
上半身だけ起こして、
侍女に食事を食べさせてもらっていた。
ターニャとフィーがいない寂しさと、
熱のせいか、
ジュリアは食事を食べさせてくれ、
細々世話を焼いてくれる侍女たちに、
「ありがとう」と熱のせいで潤んだ瞳で礼を言った。
ジュリアはターニャ以外の侍女に話しかけることはほとんどなかったので、
これに侍女たちは感激し、
侍女たちは熱心にジュリアを看病した。
しかし侍女たちの懸命な看病もむなしく、
当初たいしたことがないと思われたジュリアの熱は、
弟との対面を終えたフィーが、
城に戻る日まで治らなかった。
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