56 / 62
第56話 黒熊の後悔
しおりを挟む
フィーはヤンのことを知らなかったが、
ヤンはフィーのことを知っていた。
姿絵などはなかったので、
フィーの顔は知らなかったが、
ニールからよく話を聞いていたそうだ。
ヤンはニールの幼い頃から遊び相手というか、
よくニールの実験に巻き込まれていた。
ニールは自由奔放というか、
気になったことは実際にやってみないと気がすまない質だったので、
花火についての本を読んだら花火を作り、
ヤンは暴発した花火から逃げ回ることになり、
万能薬についての本を読んだら万能薬を作り、
それを飲んだヤンは10日間寝込むことになった。
ヤンは散々な目に合わされていたが、
ニールはどうも憎めない性格をしており、
二人は何だかんだ仲が良かった。
ヤンにもフィーと同じ年の妹がおり、
ヤンは妹を溺愛していた。
ニールは妹を溺愛するヤンを見るたび、
「うちでは考えられない…………( ´_ゝ`)」
と言ってドン引きしていた。
バジリスク家は仲が悪いわけではなく、
むしろ仲は良かったが、
独立独歩というか、
基本的にそれぞれ自立しており、
ベタベタはしなかった。
ニールは家族と手紙のやり取りはよくしていたので、
ニールはフィーの話もよくしたそうだ。
『ニールが語ったフィー像』
◯一応妹のはずだが、最近弟のような気がする
◯大体眠そうにしている
◯大体ジュリア姫関係で揉め事に巻き込まれている
◯大体タイミングが悪い
◯大体めんどくさそうにしている
「ちゃんとフィー様の特徴を聞いていたのに俺は!!!!」
ヤンは握りこぶしを壁に叩きつけながら、
自分がフィーに気づけなかったことを悔やんだ。
「いや、それで気がついたら逆に泣くわ!!( ´_ゝ`)!!」
ニールの語ったフィー像は的確なだけにフィーはちょっと傷ついた。
ヤンはフィーのことを知っていた。
姿絵などはなかったので、
フィーの顔は知らなかったが、
ニールからよく話を聞いていたそうだ。
ヤンはニールの幼い頃から遊び相手というか、
よくニールの実験に巻き込まれていた。
ニールは自由奔放というか、
気になったことは実際にやってみないと気がすまない質だったので、
花火についての本を読んだら花火を作り、
ヤンは暴発した花火から逃げ回ることになり、
万能薬についての本を読んだら万能薬を作り、
それを飲んだヤンは10日間寝込むことになった。
ヤンは散々な目に合わされていたが、
ニールはどうも憎めない性格をしており、
二人は何だかんだ仲が良かった。
ヤンにもフィーと同じ年の妹がおり、
ヤンは妹を溺愛していた。
ニールは妹を溺愛するヤンを見るたび、
「うちでは考えられない…………( ´_ゝ`)」
と言ってドン引きしていた。
バジリスク家は仲が悪いわけではなく、
むしろ仲は良かったが、
独立独歩というか、
基本的にそれぞれ自立しており、
ベタベタはしなかった。
ニールは家族と手紙のやり取りはよくしていたので、
ニールはフィーの話もよくしたそうだ。
『ニールが語ったフィー像』
◯一応妹のはずだが、最近弟のような気がする
◯大体眠そうにしている
◯大体ジュリア姫関係で揉め事に巻き込まれている
◯大体タイミングが悪い
◯大体めんどくさそうにしている
「ちゃんとフィー様の特徴を聞いていたのに俺は!!!!」
ヤンは握りこぶしを壁に叩きつけながら、
自分がフィーに気づけなかったことを悔やんだ。
「いや、それで気がついたら逆に泣くわ!!( ´_ゝ`)!!」
ニールの語ったフィー像は的確なだけにフィーはちょっと傷ついた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,017
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる