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第29話 アーノルド
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「中々うまくいきませんね…(-_-)」
「そうだなー。
まぁ、苺生クリームドラヤキは美味しかったからいいんじゃないか?」
シャルロットとアーノルドはまた王宮に来ていつもの広間でお茶を飲んでいた。
アデリアが是非シャルロットに苺生クリームドラヤキの礼がいいたいと言って、
シャルロットは王宮に呼ばれたのだった。
シャルロットに礼を言ったアデリアは、
二人に苺生クリームドラヤキの素晴しさを長々語り始めたので、
めんどくさくなったアーノルドは、
シャルロットがお土産に持ってきた、
苺生クリームドラヤキの大半をアデリアに渡して何とか出ていってもらった。
「お前、物凄く母上に気に入られたな。」
「申し訳ありません……(-_-)」
シャルロットは婚約者として、
アデリアに嫌われようとしたのに、
逆に気に入られてしまったので、
しょんぼりしながらアーノルドに謝罪した。
「いや、別に謝らなくてもいいけど…」
アーノルドとしては、
最初は兄のお下がりを婚約者として押し付けられたようで嫌だったが、
無表情なシャルロットと、
噛み合ってるんだか噛み合ってないんだか、
何だかよくわからないとんちんかんな会話をしていると、
何だか楽かった。
シャルロットの作るお菓子は美味しかったし、
シャルロットと話しているうちに、
アーノルドはシャルロットは不器用なだけで、
何にでも一生懸命な子なのだと分かってきていた。
アーノルドとしては、
『このまま婚約者のままでもいいかな』
と思い始めていたが、
最初に自分が婚約者として認めないとか騒いだ手前、
そんなことは恥ずかしくてシャルロットには言えなかった。
「そうだなー。
まぁ、苺生クリームドラヤキは美味しかったからいいんじゃないか?」
シャルロットとアーノルドはまた王宮に来ていつもの広間でお茶を飲んでいた。
アデリアが是非シャルロットに苺生クリームドラヤキの礼がいいたいと言って、
シャルロットは王宮に呼ばれたのだった。
シャルロットに礼を言ったアデリアは、
二人に苺生クリームドラヤキの素晴しさを長々語り始めたので、
めんどくさくなったアーノルドは、
シャルロットがお土産に持ってきた、
苺生クリームドラヤキの大半をアデリアに渡して何とか出ていってもらった。
「お前、物凄く母上に気に入られたな。」
「申し訳ありません……(-_-)」
シャルロットは婚約者として、
アデリアに嫌われようとしたのに、
逆に気に入られてしまったので、
しょんぼりしながらアーノルドに謝罪した。
「いや、別に謝らなくてもいいけど…」
アーノルドとしては、
最初は兄のお下がりを婚約者として押し付けられたようで嫌だったが、
無表情なシャルロットと、
噛み合ってるんだか噛み合ってないんだか、
何だかよくわからないとんちんかんな会話をしていると、
何だか楽かった。
シャルロットの作るお菓子は美味しかったし、
シャルロットと話しているうちに、
アーノルドはシャルロットは不器用なだけで、
何にでも一生懸命な子なのだと分かってきていた。
アーノルドとしては、
『このまま婚約者のままでもいいかな』
と思い始めていたが、
最初に自分が婚約者として認めないとか騒いだ手前、
そんなことは恥ずかしくてシャルロットには言えなかった。
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