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第51話 まっすぐな眼差し
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「今日はシフォンケーキを焼いてきました!!(-_-)!!」
アレキサンダーに気に入ってもらえたようで安心したシャルロットは、
ふわふわなシフォンケーキをアーノルドに見せながら、
ご機嫌に言った。
「あ、うん、」
アーノルドはまだ『あ』と『う』と『ん』だけでしゃべっている。
「綺麗に膨らんだ上に、
綺麗な色が出てよかったです!!(-_-)!!」
シャルロットは引き続きご機嫌に言った。
「あ、ああ」
アーノルドは~~~(以下略)
「アーノルド様!!(-_-)!!
これなんのシフォンケーキか当ててみてください!!(-_-)!!」
「あ、うん」
アーノルドはふわふわなシフォンケーキをもぐもぐ食べはじめた。
「お口に合いますか??(-_-)??」
「ん、うん、」
「よかった!!(-_-)!!
では、なんのシフォンケーキでしょうか!?(-_-)!?」
「ん?ん~~~。
分からないな。
でも美味しいよ。」
アーノルドは久々にあうん以外の言葉を発した。
「正解は!!(-_-)!!
人参です!!(-_-)!!」
シャルロットは珍しくどや顔で言ったが、
アーノルドの反応はいまいちだった。
「??(-_-)??
人参お嫌でしたか??(-_-)??
せっかくだからアレキサンダー様と同じものがいいかと思ったのですが??(-_-)??」
アーノルドは前に好き嫌いはないと言っていたが、
シャルロットは急に不安になって聞いてみた。
「いや。
人参も好きだ。
そっか。
アレキサンダーと一緒か。
アレキサンダーも喜ぶな。」
アーノルドはそう言って、
ちょっと笑ったが、
やっぱりいつもに比べると元気がない気がしたシャルロットは聞いてみた。
「アーノルド様!(-_-)!
何かありましたか??(-_-)??」
「いや。なにも。
いや………
なぁ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど………」
「??(-_-)??
なんでしょうか??(-_-)??」
小首をかしげるシャルロットを、
アーノルドはまっすぐにみて言った。
「お前は兄上にもこうやってお菓子を作ってたのか?」
アレキサンダーに気に入ってもらえたようで安心したシャルロットは、
ふわふわなシフォンケーキをアーノルドに見せながら、
ご機嫌に言った。
「あ、うん、」
アーノルドはまだ『あ』と『う』と『ん』だけでしゃべっている。
「綺麗に膨らんだ上に、
綺麗な色が出てよかったです!!(-_-)!!」
シャルロットは引き続きご機嫌に言った。
「あ、ああ」
アーノルドは~~~(以下略)
「アーノルド様!!(-_-)!!
これなんのシフォンケーキか当ててみてください!!(-_-)!!」
「あ、うん」
アーノルドはふわふわなシフォンケーキをもぐもぐ食べはじめた。
「お口に合いますか??(-_-)??」
「ん、うん、」
「よかった!!(-_-)!!
では、なんのシフォンケーキでしょうか!?(-_-)!?」
「ん?ん~~~。
分からないな。
でも美味しいよ。」
アーノルドは久々にあうん以外の言葉を発した。
「正解は!!(-_-)!!
人参です!!(-_-)!!」
シャルロットは珍しくどや顔で言ったが、
アーノルドの反応はいまいちだった。
「??(-_-)??
人参お嫌でしたか??(-_-)??
せっかくだからアレキサンダー様と同じものがいいかと思ったのですが??(-_-)??」
アーノルドは前に好き嫌いはないと言っていたが、
シャルロットは急に不安になって聞いてみた。
「いや。
人参も好きだ。
そっか。
アレキサンダーと一緒か。
アレキサンダーも喜ぶな。」
アーノルドはそう言って、
ちょっと笑ったが、
やっぱりいつもに比べると元気がない気がしたシャルロットは聞いてみた。
「アーノルド様!(-_-)!
何かありましたか??(-_-)??」
「いや。なにも。
いや………
なぁ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど………」
「??(-_-)??
なんでしょうか??(-_-)??」
小首をかしげるシャルロットを、
アーノルドはまっすぐにみて言った。
「お前は兄上にもこうやってお菓子を作ってたのか?」
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