兄2人からどうにかして処女を守りたいけどどうしたものか

たかし

文字の大きさ
28 / 57

23、兄と親友が火花を散らしたら消火器で消せますか?

しおりを挟む

「のけろって!」

「やだ!」

ニコニコ笑っているサクヤは可愛いけどやってることが全く笑えない。

トモはトモでサクヤが跨ってるこの図を写真に撮りまくってるし。


サクヤが俺のTシャツをめくろうとした瞬間、部屋のドアが開いた。

「恭ーただいま~!兄ちゃんが…かえ…った…よ……………悠!警察!!恭が襲われてる!」

最悪だ。

「サクヤ、恭の上から退いてくれない?」

「あ、おにーさんおかえりなさーい!お願いなんだけど明日、恭がうちに泊まってもいい?いいよね!」

「いいわけないだろ」

なんで今言うんだよ……

跨った状態で言って許してもらえると思ったんか?!
嘘だろ?!


俺に跨ったままのサクヤはブチ切れそうな洸にぃの言葉にものともせず笑顔で宿泊許可について話し出した。

おかげさまで洸にぃは人を殺しそうな笑顔を出している。

そこに悠にぃも駆けつけてこの状態を見るとニコッと笑った。
いつもと違う笑顔なんですが、心境はどんなんなんでしょうね。考えたくないですね。

もうこれ詰んだわ。行けないわ。

完全に泊まりにもスイーツバイキングにも行けないと腹を括っていると、(俺の上に跨ったままの)サクヤがにこぉっと笑った。

「えぇ~でもー恭は行きたいって言ってるしー。あれ?もしかして恭が行きたいって言ってるのにその気持ち踏みにじるんですかぁ?それって兄としてどうなんですかね?」

いいぞ!もっとやれ!

「恭?行きたいの?」

「俺らといるよりも?」

「うん。まぁ…」

目を合わせると絶対に言えないので目線を逸らしつつ言う。

だってもうオーラだけで怖い。

「ふーん……。まぁ、とりあえずサクヤは恭の上から退いてね?」

「えーやだぁ。恭と今愛を育んでるからぁ」

「余計なこと言うな!!」

「愛ねぇ…恭は嫌がってるみたいだけど?」

oh………3人の間に火花が散ってる…

トモもさっきから空気のように黙ったままだし。なんか喋れよ。


「でさ、なんでこんな状況になってるわけ?説明してね、恭。」

「……転んで倒れてこんな感じに…。」

「通用すると思ってんの?」

「すみません。」

怖いっ…ガチで怖いっ!

「とものり、説明して。簡潔かつ適切な説明。」

「はっはいっ!説明させていただくであります!!お、俺らが恭ちゃんの……」

「恭ちゃんの?」

「……ち、……乳首を見ようと……そしてサクヤが押し倒してこうなりましたっ!」

「へぇ。なんで乳首?恭に何しようとしてたわけ?」

「いや、あの、スポールバン貼ってあるって言ってたので…」

え、こいつめっちゃサクヤのこと裏切るじゃん。
後でサクヤに殺されても知らねーぞ。

「恭が言ったの?」

「誰が言うか!当てたんだよ!こいつらが!」

「まだ見てない?」

「見てないであります!!」

喋り方なんとかしろ。

「………まぁいいや。行っていいよ、恭。」

「ぇ…え?!マジ?!」

「行きたくないの?」

「い…きたいけどさ…!」

あまりに簡単にお許しが出たので俺は拍子抜けしてしまった。

なんかもっと言ってくるかと思ったんだけど…

グッジョブサクヤ!!

「兄さんありがと!じゃあ俺飯作るね!」

「僕も手伝う~」

「は?お前らもご飯食べてくの?恭の手料理を?てかなんでそのエプロン着てるわけ?それ恭のために買ってきたんだけど」

「恭が夜ご飯ご馳走してくれるって言ってたんで~。楽しみだなぁ!」

「……恭。」

「いや…あの…はい。すみません。」


ぎゃーぎゃ~騒ぎながら、そして時々火花を散らしながら夕飯作りは始まった。


トモとサクヤが帰った後何があるかも知らずに。

しおりを挟む
感想 13

あなたにおすすめの小説

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

寝てる間に××されてる!?

しづ未
BL
どこでも寝てしまう男子高校生が寝てる間に色々な被害に遭う話です。

全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話

みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。 数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品

悪役令息シャルル様はドSな家から脱出したい

椿
BL
ドSな両親から生まれ、使用人がほぼ全員ドMなせいで、本人に特殊な嗜好はないにも関わらずSの振る舞いが発作のように出てしまう(不本意)シャルル。 その悪癖を正しく自覚し、学園でも息を潜めるように過ごしていた彼だが、ひょんなことからみんなのアイドルことミシェル(ドM)に懐かれてしまい、ついつい出てしまう暴言に周囲からの勘違いは加速。婚約者である王子の二コラにも「甘えるな」と冷たく突き放され、「このままなら婚約を破棄する」と言われてしまって……。 婚約破棄は…それだけは困る!!王子との、ニコラとの結婚だけが、俺があのドSな実家から安全に抜け出すことができる唯一の希望なのに!! 婚約破棄、もとい安全な家出計画の破綻を回避するために、SとかMとかに囲まれてる悪役令息(勘違い)受けが頑張る話。 攻めズ ノーマルなクール王子 ドMぶりっ子 ドS従者 × Sムーブに悩むツッコミぼっち受け 作者はSMについて無知です。温かい目で見てください。

同僚に密室に連れ込まれてイケナイ状況です

暗黒神ゼブラ
BL
今日僕は同僚にごはんに誘われました

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

大学一軍イケメンにいちご狩りに誘われた陰キャの俺、なぜかいちごじゃなくて俺が喰われたんだが(?)

子犬一 はぁて
BL
大学一軍イケメン×大学九軍陰キャ 喰われるなんて聞いてないんだが(?) 俺はただ、 いちご狩りに誘われただけだが。 なのに── 誘ってきた大学一軍イケメンの海皇(21)に なぜか俺が捕まって食われる展開に? ちょっと待てい。 意味がわからないんだが! いちご狩りから始まる ケンカップルいちゃらぶBL ※大人描写のある話はタイトルに『※』あり

ビッチです!誤解しないでください!

モカ
BL
男好きのビッチと噂される主人公 西宮晃 「ほら、あいつだろ?あの例のやつ」 「あれな、頼めば誰とでも寝るってやつだろ?あんな平凡なやつによく勃つよな笑」 「大丈夫か?あんな噂気にするな」 「晃ほど清純な男はいないというのに」 「お前に嫉妬してあんな下らない噂を流すなんてな」 噂じゃなくて事実ですけど!!!?? 俺がくそビッチという噂(真実)に怒るイケメン達、なぜか噂を流して俺を貶めてると勘違いされてる転校生…… 魔性の男で申し訳ない笑 めちゃくちゃスロー更新になりますが、完結させたいと思っているので、気長にお待ちいただけると嬉しいです!

処理中です...