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22、俺のパンツは7000円だそうです。
しおりを挟む「……………あのさ、マジで何してんの?」
ジュースを持って自分の部屋を開けたら、俺の服やら漫画やらが散乱していた。
「エロ本探し!」
「どこにあんだよエロ本!」
「ねーよ!!泥棒並みに色々ひっくり返して探しまわんなよ!!」
「あ、恭のパンツ!売ったら高くつくだろーなぁ。3枚頂戴!」
「人の話を聞け!あとパンツ漁るな!!3枚頂戴とかふざけんなよ?!誰が喜んでパンツ売るかよ!!」
俺のパンツを引き出しから引っ張り出して吟味し出すサクヤと、エロ本に取り憑かれてるトモ。
「………っ帰れぇぇぇぇぇ!!!」
耐えきれず、俺は大声で叫んだ。
****
「片付け終わりました。許してください」
「もうパンツ盗もうとしないから許して~。この間拝借したのも返すからー」
「パンツ消えたと思ったら…お前が盗んだのかよっ!」
そう。この間うちに2人を招いたとき、俺のパンツが一枚無くなった気がしてたんだ。
考えたくなかったから気のせいだと思ってたけど。
まさか友達が持ち帰っていたとは。
初めての経験だわ。
「あ、ダメだ。あれ、売っちゃったんだ…ごめんね!」
「売った?!人が着た後のパンツを?!マジで何やってんのサクヤ?!!」
てか誰が買うんだよそんなの!!
「えっとね…確か隣のクラスの田中くんだったよーな。7000円で買ってくれたよ!ちゃんと恭がそのパンツはいてる写真もつけて。」
「………警察…110番…」
田中くん?マジで何やってんの……
てか写真?!写真って何?!許可取られてなければ取られた記憶さえないんですけど!
「まぁまぁ。だから7000円で土曜のスイーツバイキング行こっかなって!恭にちゃんと奢るつもりだったんだヨ」
スイーツバイキングそういうもんだったの?!
「マジか………あ、え、じゃあこの前俺にクレープ奢ったのも、アイスくれたのも…」
「あ、それは俺が恭ちゃんモデルにして描いた漫画で稼いだお金で買ったー。」
待って待って待って待って。
ツッコミたくないけど言いたいことがたくさんありすぎてツッコミが渋滞してんだけど。
「えっとさ、とりあえず俺の物売るのやめろ。てかこの間シャーペンが無くなったのサクヤのせいだろ。あと盗撮すんな。警察に訴えるぞ。あと漫画って何?俺全く知らないんだけど。書いたやつ今度見せろ」
「え、見たいの?」
「そりゃぁ…自分がモデルの漫画ってなんか……興味があるっていうか…」
「嬉しい!!俺たくさん描いてるからサクヤん家泊まりに行く時持ってく!!」
「え、そんなに描いてんの?」
「僕も僕も!僕のやつも見せるね!言っとくけど、僕とトモの漫画、めちゃくちゃ売れるんだから!」
え、それはちょっと楽しみ
「……サクヤ…お前の見せて恭ちゃん倒れないかな…」
「大丈夫でしょ!耐性つけてもらって早くヤってもらわないと!ネタが欲しい~」
ちょっと待って。倒れるって何。
凄すぎて倒れるってこと?素晴らしすぎて感動するってこと?
え、そんなことあんの?
「まぁいいや。じゃあとりあえず恭ちゃん。ネタちょうだい!」
「は?」
「あ、とりあえずスポールバン貼ってある乳首見せてくれればいいよー。あとどうして貼らされてるのかとか経緯もよろしく」
「まだ言う?!その話昼休みで終わったよな?!」
なんかさっきの私物売買とか盗撮の件が流された気がしなくもないけど、今はそんな場合じゃない。
今にも俺のTシャツを脱がしにかかりそうな2人を止めるので精一杯だ。
「ストップ!!ストーーーーーーーーップ!!落ち着け!自分を見失うな!!」
「見失ってないもん」
「ちょっと写真撮るだけだから!」
「ちょっとじゃねぇんだよ!!ちょっとに入らねぇよ!!」
2人の頭をこちらまで来れないように手で押さえつける。
「来んな!話し合うんだろ!土曜のこと!!俺の乳首気にしてる場合じゃねーだろ!」
「土曜より乳首が大事!スイーツバイキングはいつでも行けるけどスポールバン貼ってある乳首は今だけだから!」
「最低かよ!!」
そろそろ腕が疲れてきた頃、力をかけすぎて俺の手がサクヤの頭からずるっと滑った。
「あ、」
「隙あり!」
体勢を崩した俺はそのまま床に顔面を強打した。
鼻が痛い…
そしていつの間に移動したのか、俺の上にはサクヤが跨っていた。
あ、死んだわ。
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