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21、お風呂にする?ご飯にする?それとも…
しおりを挟むあーーー痒いっ!!
何この感じ!!剥がしたい!掻きむしりたい!
でも今ここで裸になって乳首掻きむしってたら俺、ただの変態だよね。
兄さんプラス、トモとサクヤみたいにはなりたくない。
俺はノーマルで生きていきたい。
ムズムズするのを抑えながら家に帰る。
ポーカーフェイスポーカーフェイス。
俺は無だ。菩薩だ。
無我の境地に達しつつ、鍵を取り出して玄関を開ける。
そして無言で閉めた。
ダメだ。帰ろう。いや違う。家ここだわ。
「あっ!恭遅いよ!」
「恭ちゃんお邪魔してまーす」
「なんでいるんだよお前ら…」
無言で閉めた扉が再び開かれたのは俺が開いたからではなく、何故かフリルエプロンをつけたトモとサクヤがご丁寧に出迎えてくれたからだった。
「お帰り~!お風呂にする?ご飯にする?それともあ、た、し♡?」
「帰れ。」
「じゃあじゃあ!俺にする?俺にしちゃう?」
「帰れ。そして豆腐の角に頭をぶつけて●ね。」
「俺ん時だけひどい!!」
トモはお玉を、サクヤはしゃもじを手に、靴を脱いでいる俺に擦り寄ってきた。
何があ、た、し?だよ。ここ俺ん家なんだけど。
違う意味で気絶しそうだわ。
「そんなエプロン持参したの?男子高生がフリルエプロン1日中持って歩いてたわけ?そろそろお前ら通報されるぞ」
「あ、このエプロンはキッチンの棚のとこにあったよ」
「兄さんのかよっ」
てか2枚も?2枚で何すんだ。コイツらみたいに新婚ごっこすんの?
絵面的にやばくね?
「てかお前らどうやって入った」
「えー、だって恭ちゃんの予備鍵の場所中学の時から変わってないんだもん」
だからって使うなよ!
「僕も今日知ったから今後使わせてもらうね!」
「いやいやいやいや。サラっと使う宣言すんなし。ここ俺ん家だよ?いやマジで何しにきたん」
これで新婚ごっこしに来たとか言われたら俺110番する覚悟できてるわ。
「何って、今週の土曜のこと話し合いに来たんじゃーん」
「サクヤが作戦練るっていうから俺も来ました!」
あぁ、そんなこともあったな。
「今日おにーさんたちをうまく丸め込んで明日から僕ん家でお泊まり会しよー!」
まぁ確かに兄さんたちに乳首いじられるよりは泊まりに行ったほうが……
「分かった分かった。兄さんたち、7時には帰ってくると思うから。6時半にご飯作るけど」
「やったね!久しぶりの恭ちゃんの手作り料理~」
「え!恭がご馳走してくれるの?!うれし~」
「お前らの分作るって言ってないけどな」
「あ、今日ね2人で駅前のケーキ屋さんでケーキ買ってきたんだけど~」
「作ります。」
まぁケーキに罪はないし。
2人分増えたところで量作ればいい話だもんな
「じゃあ作戦立てよ~」
「ジュース持ってくから俺の部屋行ってて」
「はーい!」
「エロ本さがそーぜ!」
「ねーよ!!漁るな!」
ドタドタと走っていく2人を見ながらため息を吐く。
てかマジで乳首が痒い。ジンジンする。
これいつまでだっけ…
意識すると猛烈に痒くなるのでなるべく考えないように、俺は冷蔵庫からジュースを取り出した。
まだまだ乳首の開発は続くことを俺は知らなかった。
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