政略結婚の相手は、御曹司の元カレでした〜冷たいはずの彼が甘過ぎて困ってます〜

蓮恭

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34. 二度目は尽くしたい

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「あ、礼司さん。食事、もう食べますか?」

 スーツを脱ぎ、ラフなシャツに着替えて戻って来た礼司さんは、心なしか険しい顔つきに見えた。

(帰って来た時にはいつもと同じ穏やかな笑みを浮かべていたのに、どうしたんだろう)

「静香……悪かった」
「え……」

 突然抱きすくめられ、耳元で囁かれる。

「母が……あの人が、またお前を傷付けたんだろう」

 それは今日の茶会の話だと思って、首を横に振る。だって今日私はとても幸せな気持ちになって、麗子さんに面白くない思いをさせてしまったから。

「そんな事……、あ……ッ」

 言葉を返し終わる前に、礼司さんの唇が私のうなじをなぞった。絆創膏を貼った、あの場所。
 
「ここ、怪我したんだろう」

 熱い吐息が首筋にかかり、背中にゾクゾクとした感覚が上ってくる。礼司さんの低い声が耳たぶを擦り、思わず息を止めてしまった。

「静香……黙って耐えるな。俺に話せ。罵ってもいい。『お前の母親が私を傷付けた』と」
「れいじさ……ん」

 礼司さんの言葉にハッとする。彼は私の首の小さな傷がどうして出来たのか、知ってしまったのだ。
 もしかしたら部屋のドアを閉め忘れたかも知れないと、この時になって思ってももう遅い。

 うなじの絆創膏を、ピリリと剥がされる。

 しかもそれは礼司さんの指ではなく、唇と、歯と、舌先を使って。熱い、焼けるようにその場所が熱を帯びる。

「んっ……」
 
 少しだけ、痛みを伴う。
 
 けれどそれ以上に、唇が優しく傷を覆う温もりに、心も体も蕩けてしまいそうだった。

「ごめんな、静香」
「は……ぁ、れい……じ……さん?」
「痛かったよな」

 傷痕はきっとごく小さなもの。それも瘡蓋になっているはず。その場所を礼司さんは舌先で舐め、優しく口付け、ゾクゾクするような声で囁く。
 
 私はそれだけで立っていられなくなるような気がして、息が荒くなり、膝と膝とを擦り合わせてしまった。

 次第に礼司さんからの口付けは首筋、耳たぶ、頬に移動し、真正面から私達は見つめ合う。

「お前を……傷付けたくないのに」

 そう言って、礼司さんは苦しそうな表情をして唇を噛み締めた。まるで泣くのを堪えるみたいに。

「礼司さん……私、平気です」
「またそんな事を……」
「違うんです。無理なんかしてません」

 今日、私は朱鷺子先生の言葉に勇気を貰った。生まれて初めて自分の心が、成長し、強くなれた気がした。
 それを伝えたくて、眼鏡越しに私だけを映す礼司さんの目を、真っ直ぐに捉える。

「今日、朱鷺子先生にお言葉を貰って……私、自分の存在を強く肯定出来るようになったんです。もう卑下しません。私は……ちゃんと大切にされているから」

 シュッとして形の良い礼司さんの頬を、そっと両手で挟み込む。
 礼司さんはそのまま黙って私の話に耳を傾けながら、一瞬目を細めた。

「だから今日は楽しかったんです。そりゃあ麗子さんは怒らせてしまいましたけど。でも……」

 そこまで言って、ゆっくりと礼司さんの首に腕を回す。そして確かめるように、噛み締めるように告げた。

「野々宮の血は、確かに私にも流れてる」

 これまではあまり深く考えていなかった。自分が野々宮の血を引いていること、祖父の偉大さ、自分の置かれた環境。
 でも今日朱鷺子さんと話してから、私は自分を卑下する理由を失った。

「礼司さん、私……礼司さんの隣に似合う女性になりたいんです。もう勇気を出すことを躊躇って、はなから諦めるような真似はしません」
「静香……」
「礼司さんのおかげです。こんな風に変われたのは」

 恥ずかしくなんてない。きちんと自分の気持ちを伝えたくて、礼司さんの顔を間近に見ながら口にする。

 礼司さんは、じっと私を見つめた。静かに、深く、痛いほどの眼差しで。

(……そんな顔、しないで)

 伝わってきた。私を大事に想ってくれているからこそ、こんな小さな傷さえ許せないと思っているのだと。自分を責めているのだと。

 指先が震えた。だけどその奥には、どうしようもないほど深く優しい愛情が溢れていて。

(こんなにも……愛されてる)

「あなたが……私を強くするの」

 囁くように口にして、私は自分から礼司さんの唇にキスをした。

 自分から、こんな風にキスをするなんて。ただそれだけのことで、胸の奥がきゅうっと痛くなるくらい熱くなった。

「ん……っ、ふ……」

 静かに、けれど確かに、礼司さんも私を抱き寄せ、唇を重ね返してくれる。
 舌先が触れ合い、熱い吐息が濃密に混じり合う。

 息が苦しい。けれど苦しさよりも、こみ上げる幸福感の方がずっと強かった。

(……好き。こんなにも、好き)

 言葉にしなくても、きっと伝わる。今この瞬間、私は礼司さんに、心の全てを捧げている。
 胸の奥から溢れる幸福感に、私の心は柔らかく満たされていく。

 思わず、指先が礼司さんのシャツの胸元をぎゅっと掴む。それだけで彼の体温がより近くに感じられて、目が潤んだ。

 唇が離れる。礼司さんは静かに私を見下ろした。

 眼鏡の奥の黒い瞳が優しくて。でもその底には、どうしようもないほどの欲と、疼くような痛みが滲んでいて、ゾクリとした。

「……静香」

 掠れるような声。その一言だけで、彼の全てが伝わってくる気がする。

 私は小さく、小さく、震えながら再び彼の首に腕を回した。そして耳元に顔を寄せ、消え入るような声で囁く。

「……一緒に、なりたい」

 お願いするみたいに。甘えるみたいに。

 礼司さんの体が、ピクリと震える。

「きゃ……」

 次の瞬間、私の身体はふわりと持ち上げられていた。彼の大きな腕が私をしっかりと抱き止める。

 すぐ近くで、低く抑えた声が耳を撫でた。

「……もう、我慢出来ない」

 そうしてそっと、けれど絶対に離さない強さで抱きかかえられたまま、礼司さんの寝室へと向かう。

 夜にここへ来るのは二度目だ。パタン――と、静かにドアが閉まる音がした。
 夜の帳が、私達二人をそっと包み込む。

 ベッドの端に座らされた後、礼司さんは床に膝をつき、私を見上げた。
 その視線に込められた深い深い想いに、胸がぎゅっと締め付けられる。

「怖かったら、言え」

 彼の指が細やかに私の頬を撫でる。唇を撫で、首筋を撫で、肩先を撫で――

 私はそっと首を振った。怖くない。むしろ、こんなにもあなたが欲しい。

 そっと、彼の首筋に指を滑らせる。

「……礼司さんが……欲しい」

 その言葉を聞いた瞬間、礼司さんの目が細く細く細められた。抑えていた全てを、今、静かに解き放つみたいに。

「ん……ぅ、ん」

 何度も角度を変えて触れ合う唇。私はそっと礼司さんの胸に触れる。温かなシャツ越しの感触。
 
 前に──あの初夜の日、私に優しく教えてくれた礼司さんの言葉を、ふと思い出した。

 ――「シャツを脱がせてくれないか」

 あの時、そうお願いされた。

(……脱がさなきゃ)

 震える指先で、そっとシャツのボタンに触れる。ぎこちなく、慎重に──彼が前にしてくれたみたいに、まるで壊れものに触れるように、一つ、また一つと外していく。

「……静香……」
「待っていてくださいね……今……」

 呼吸が乱れそうで、胸がどきどきと早鐘を打っていた。小さな音を立ててボタンが外れるたびに、自分の不器用さが恥ずかしくて、けれど嬉しくて。

(……失敗しないように)

 心の中で何度も祈りながら、ただ懸命に礼司さんの体に触れていた。やがて礼司さんの素肌が覗く。胸の上を撫でるような吐息が、ふわりと落ちる。

「……静香」

 低く、抑えた声で名前を呼ばれた。顔を上げると、礼司さんが目を細めて、私を見つめている。
 その表情は、どこか苦しそうで、そして、どこか……甘く、愛おしげだった。

(……よかった。合っていたみたい)

 安堵すると同時に、胸が熱くなった。

 最後のボタンを外し終わると、私はシャツの裾をそっと持ち上げる。礼司さんも何も言わず、黙って腕を上げてくれた。
 するりとシャツが滑り落ち、肌を晒した礼司さんの身体は、やっぱり男らしく逞しくて。

 私にはもったいないくらい綺麗だった。

 心臓がどきどきする。けれど私は、思い切って口を開いた。

「……あの……今日は、私が……礼司さんに尽くしても……いいですか……?」

 か細く、それでも確かに伝えた。礼司さんは一瞬目を見開き──すぐに、ぐっと苦しそうに眉を寄せた。

 そして、無理に笑いを抑えるように、低く囁いた。

「……静香、お前……そんな可愛いこと言って……また俺の理性を試してるのか」
「ち、違います……! 私、本当に、したくて……」

 真っ赤になりながら訴えると、礼司さんは目を細めて、深く息を吐いた。

「……分かった。任せる。だけど……無理はするなよ」

 少し笑って、優しい、けれど今にも爆発しそうな声だった。

(……うん)

 頷いた私は床に降りて、礼司さんのより小さな手で逞しい胸に触れる。礼司さんが前に私にしてくれたように、そっと撫でてみた。

 緊張で手が震えるけれど、私なりに、心を込める。指先で胸の筋肉をなぞり、鎖骨に唇を寄せた。

「く……ッ」

 そこで礼司さんが笑いを堪えるような、もしかしたら苦しそうな声を短く上げる。
 不安になって顔を見上げたら、顔を真っ赤にした礼司さんが「大丈夫」というように頷いた。

(良かった……)

 私は、礼司さんが前にしてくれたことを思い出しながら、ゆっくりと唇を落とす。

 鎖骨、胸、腹筋の上。柔らかく、そっと、触れるだけの口付け。

(……上手く出来てるのかな)

 どきどきして、息が上手く吸えない。

「は……ッ」

 舌先を伸ばして礼司さんの肌に触れた時、硬い身体がぴくりと震えたのが分かった。
 だけど彼は微動だにせず、ただ私の好きにさせてくれている。

(もっと……もっと)

 私は、さらに手を伸ばす。
 震える指先で、舌で、礼司さんの腰に触れた。

「く……、ふ……ッ」

 礼司さんは苦しそうな呼吸をしながらも、止めようとはしない。

(え……っと、それで……)

 そしてとうとう私は、ズボンの上から慎重に下半身を撫でた。

 その瞬間――

「……ッ、静香ッ」

 耳元で、少し大きな声で制する声。普段冷静な礼司さんが、苦しそうに声を押し殺す。

(もしかして……気持ちいい……?)
 
 その事実に、胸がいっぱいになった。

(礼司さんが、私のことで……)

 嬉しくて、怖くて、愛しくて、胸の奥がぎゅうっと締めつけられる。
 私は、今度はズボンのボタンにそっと手をかける。

(……あれ?)

 けれど、そこから先、どうしたらいいのか分からなかった。指先が迷い、戸惑って止まる。

(……どうしよう)

 男の人のズボンのボタンの外し方も、その先も、何も知らない。ただ、礼司さんに触れたい。喜ばせたい。その一心でここまで来たけれど──

 どうしていいか分からず、私は困ったように顔を上げた。

「……れいじ、さん……」

 震える声で名前を呼ぶ。礼司さんは、ぎり、と奥歯を噛み締めた。

「……静香、そこまで、されたら……」

 低い、どうしようもないほど追い詰められた声。熱を帯びた双眸が、私を捉えて離さない。

(まさか……怒った、のかな)

 怖くなって、体を引こうとした、その瞬間だった。礼司さんが、堰を切ったように私を抱き締める。

「──もう、無理だ」

 その囁きと同時に、私はふわりと抱き上げられ、ベッドに押し倒されるようにして仰向けにされた。けれど決して乱暴じゃない。
 ものすごく丁寧で、私の首元に手を添え、震えるほど優しいやり方だった。

 上から覆いかぶさる礼司さんが、苦しそうに微笑む。

「……静香、お前が可愛すぎて……どうしても、我慢が効かない」

 熱い声が耳元をくすぐる。私の身体に触れる彼の手は、びっくりするくらい震えていた。
 多分私を怖がらせたくなくて……理性と本能の狭間で戦っているのだと分かった。

 私も、何も怖くない。ただ、胸が、身体が熱く疼いて──

「礼司さん……ひどくされてもいいの。あなたになら……」

 小さく、でもしっかりと答える。

「静香……!」

 礼司さんが、堪らないというように、私の唇を強引に塞いだ。暴れる舌先が私の中を満たしていく。

(……好き、好き……好き)

 重なる唇と、震える指先。心も身体も、全部が蕩けて……これから私は礼司さんに、また全てを捧げる。
 何も知らない世間知らずな私を、優しく、深く、愛してくれる礼司さんが、心から愛おしかった。

 静かに寝台へ横たえられた私は、礼司さんの手のひらがそっと髪を梳く感触に、胸を震わせていた。
 このまま、ただ見つめ合うだけかと思った、その刹那。

「静香……俺にひどくされても、いいんだな?」

 低い声。確かめるように、けれど喉の奥で唸るような熱が潜んでいた。

「……はい。あなたの好きに……して欲しい」

 そう思ったから伝えた。そして小さく頷いた瞬間――世界が、色を変えた。

 礼司さんが堪えていた全てを解き放つみたいに、私の唇を強く奪う。

「んっ……!」

 重なる吐息、貪るような口付け。乱暴ではない。でも、迷いもない。
 前回よりもずっと深く、強く、激しい。

(……嬉しい)

 息が詰まるほど苦しいのに、胸の奥から熱が込み上げる。こんなにも私を求めてくれることが、嬉しくて嬉しくて堪らなかった。

 その間も礼司さんの指は私の上着の裾を探り当て、捲り上げる。肌が空気に晒されていくたびに、体中が火照っていく。

 乳房を掴まれる。果実をしっかりと掴むように。その先の尖りを口に含まれ、舌で転がされる。
 むず痒くて、でももどかしい。

「あ……はぁ……っ、ん……」

 何もかもが熱くて、触れられる度に蕩けそうになる。

「静香……好きだ……お前が好きで、好きで、どうにかなりそうだ……」

 荒い呼吸の合間に、そんな言葉を落とす礼司さんに、胸がきゅうっと締めつけられる。

「わたしも……」

 か細い声で応えた途端、もう一度、深く、求めるようにキスされた。

「んぅ……っ、あ、はぁ……ぁ、ん」

 舌と舌が絡み合い、唾液がこぼれそうになるほど、激しく、熱っぽく。

(こんな風に情熱的に求められるの……初めて……)

 スカートの裾をたくし上げられ、姿勢を変えた礼司さんの唇が太腿触れる。
 そして下着をそっと、けれど容赦なく脱がされた瞬間。

 礼司さんの手が、唇が、そこに触れた。私自身でさえ、まともに触れたことがない場所。

「っ……!」

 初めて感じる衝撃に、腰が浮きそうになる。けれど逃げたくなかった。
 怖くない。礼司さんからの愛情を、身体全部で感じたかった。

「静香……大丈夫だから。俺に全部、預けて」

 恥ずかしい場所に響く囁くような声。私は、「はい」と答えてから深く頷いた。

 すると礼司さんは、本当に私を……丸ごと愛してくれた。

「あっ……! や……っ」

 舌先で触れられた場所が焼けるように熱い。優しく、けれど激しい動きに声が我慢出来ない。

「あぁ……っ! れいじ……さ……んっ! 変……っ、変なの……」

 礼司さんの手が、舌が、唇が、焦れるように私の肌を、粘膜を這う。前より激しく、でも壊すことはない優しさを、ぎりぎりに保ちながら。

「あっ、あ! あん……っ! や……ぁん! あ!」

 濡れた音と自分の嬌声が遠慮なく辺りに響いて、私の耳を犯す。身体の中で、礼司さんの指が暴れている。

「可愛い……静香……」
「あぁ……ッ、あ……ん……! や……ぁんっ!」

 重なった体温の間で、何度も何度も名前を呼ばれた。

「静香……静香……」

 囁く声が、耳の奥に焼きつく。涙が滲むくらい、優しく。けれど時折抑えきれないほど激しく。

「も……ぅ、何か……出ちゃう……ッ」

 快感が絶頂を迎えた時、何か違和感を感じた。自然と口にした言葉に、自分で赤面してしまう。
 尿意かと思った。こんな時に恥ずかしいと思っている間に、私は何かを勢いよく漏らしてしまった。

「ごめ……なさい。私……っ、私……」

 恥ずかしくて、もう消えてしまいたい。涙ぐみながら、慌てて起き上がった。シーツはしっとりと濡れている。
 
「私……っ、何か……」
「大丈夫だ。これは静香が俺のことを好きな証だから」

 礼司さんが私を抱き締める。肌と肌が触れ合って、こんな時でも安心した。
 
「……本当に?」
「ああ、本当だ」

 その時――ぐん、と礼司さんの一部が質量を増し、私の身体に触れる。

「礼司さん……もう……欲しい」

 前回知ってしまったから。礼司さんを受け入れる喜びを。私は頬に涙を流しながら懇願した。

「静香……俺の……可愛い静香」

 礼司さんは私を宥めるようにして仰向けにし、硬い昂りを私に当てがう。

(大丈夫……怖くない。礼司さんを……受け入れたい)

 二度目は痛くなかった。ただ苦しくて、熱くて、そして我を忘れるほどの快感が私を包む。

「は……! あぁ、ァァっ、あんっ、あ!」
 
 激しく腰を打ちつけられる度に熱が高まり、甘い声が溢れるのを止められなかった。

 その後――何度も、何度も、求められて、私は壊れるくらいの快感に溺れて。
 それでも、礼司さんの腕はずっと優しく私を包み込んでいた。

(……幸せ……)

 頭の中が蕩けて、思考が霞んでいく。幸せ過ぎて、もう何も怖くなかった。

 最後に深く、一際大きな衝動と熱が身体を貫いた瞬間、私は小さな声で礼司さんの名前を呼びながら、彼の腕の中で溶け落ちた。

 耳元で、愛を囁かれながら。

 

 
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