錬金術師の性奴隷 ──不老不死なのでハーレムを作って暇つぶしします──

火野 あかり

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新たな世界

第九話 炸裂お姉ちゃん

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「ニム……?」

 部屋に入ってきたのはニムだった。
 入ってきた、というよりも入ってしまった、の方が正しい気もした。

 ニムは全裸で、しかも汁まみれだった。
 顔はぐちゃぐちゃになっており、その表情はレームやイチカのするそれと近しいものだった。
 腰を突き上げたまま、時折それをぴくぴくと上下させている。

 びっくりしてみているとニムはこういった。

「ち、ちがうんでしゅ……♡」

 ろれつが回っておらず、視線も安定していない。

「ご主人様、ニムの体調不良とはこのことです♡」

 レームは俺の後ろからそう言った。

「どういうことだ?」

「ニムはですね、毎晩私たちのこれを見ながらオナニーをしていたのです、ね?」

「昼間もご主人様を見たりすると、どうしても我慢できなくなってしまうのよね?」

 そう言って未だへたり込んでいるニムにレームは視線を向ける。

「しょ、しょれは……♡ わ、わたしはそんにゃにえっちじゃ……♡」

 ニムはビクンっ!と腰を跳ね上げる。
 そして何かをうなりながら顔を床に押し付けていた。

「────ッ! んー!♡」

 腰を振りながら押し殺しているような声を出す。
 もしかして……そう思い俺は聞いてみる。

「ニム、もしかしてイッてるのか?」

「ちがいましゅ!♡ そんにゃわけ、にゃぁぁーっ!♡」

 こちらに顔を向け否定するが再び全身を痙攣させている。
 声は何とも言えない甘さを備えていて、顔は完全にアヘ顔だった。

 ニムに「淫乱」の構造を組み込んではいないはずだった。
 つまり自発的にこの状態になっているということだ。
 いったいどうして。確かにランダム要素はそれなりに高い。だがそれでもこれは。

「み、みにゃいで、みにゃいでくだしゃい、が、がまんできにゃいんでしゅ♡」

 ニムは腰を上げたまま、だらりと伸ばしていた手を股間に運び、ぐちゅぐちゅと音を立てていじり始めた。
 気持ちよさそうな表情を浮かべ、ビクビクと腰を上につきだしながらオナニーをするニムの姿は、日ごろの様子からは考えられないほど淫乱だった。

「ごしゅじんしゃま、しゅきぃ!♡ わらひも、わらひもまじぇてぇ♡」

 ぐちゅぐちゅと動かしている手の動きを速めてそう言った。

 ニムはろれつも回っていないし、視線すら安定していない。
 だが俺の方にずっと顔を向けていた。というよりも俺のチンポを見ているように見える。

「ご主人様、ニムも仲間に入れてあげてはくれませんか? ご主人様を好いているのですよ、ニムは」

 レームが少し嬉しそうに言う。
 ニムが、俺を? こんな何も魅力のない俺を?

「それは手近に他の男がいないだけだからなんじゃないのか……?」

「ご主人様は自己評価が低いようですが、十分以上に魅力的ですよ♡ 私だってご主人様を思うと股間に手を伸ばしたくなります」

 レームは評価してくれるが、俺には自信がない。当然誰かに心から好きだと言ってもらった経験もなかった。レームやイチカはそう言ってくれるが、それも俺の一人芝居というか、俺がそう望んだからに他ならないのだ。
 だからニムに対してどうこたえるべきか、その回答がわからない。

「あああーっ!♡」

 ニムは一切声を抑えることはせず、絶叫気味に絶頂した。それでも手を緩めることはなく、すぐに再開しまた絶頂する。間隔がどんどん早くなっているように見えた。
 イチカは優しいお姉ちゃんの変貌に驚いたのか、俺の後ろに回り込み少しおびえた様子である。
 無理もない。実際俺も驚いていた。
 今回のニムに関しては従順であること、そして年齢は十五歳前後であることしか指定していない。
 つまりたまたまこうなったのだということ。
 それでもニムの淫乱さはレームやイチカの比ではないように思える。二人でもここまでではないのだ。

「ごしゅじんしゃまぁ♡ ごしゅじんしゃまぁ♡ しゅきでしゅ、だいしゅきでしゅ!♡♡」

 そう叫びながら腕を動かしていた。
 一言一言を言うたびに痙攣を激しくし、表情は崩れっぱなしだった。

「みにゃいで、みにゃいでぇ!♡」

 そう言われても目が離せない。チンポは反応してしまうし、ニムとしたい気持ちが強くなる。

「ごしゅじんしゃまのほしいでしゅ、ほしいでしゅ♡ しゅき、しゅきぃ!♡」

 ぐぐぐ、とチンポが上を向く。後ろにいるレームがそれを優しく握ってくれる。

「ご主人様、ニムもお相手してあげてください……♡」

 俺もしたい気持ちはある。だがそれで普段に何の支障も出ないのか、それは疑問だった。
 今レームやイチカとするのはまずいことだけは確かである。ニムは明らかに限界というか、既に理性などないように見える。

「ニム、おいで」

 俺がそう言うと、殆ど這いつくばるような動きで近くにやってくる。
 俺はそれを持ち上げ、ベッドに載せてやる。

 ベッドの上でぐったりとしているニムに問う。

「ニム、後悔はしないのか……?」

「しにゃいです、ずっとしてほしかったかりゃ……♡」

 ニムは足を開き、自らオマンコを開きこちらに見せつけた。
 そこは真っ赤に充血しており、トロトロと愛液を垂れ流していた。
 だめだ、我慢できない。俺はそう思った。

「ごしゅじんしゃま、せーえき、いっぱいくだしゃい……♡」

 ニムのその声に合わせ、俺は挿入する。
 我慢などできるわけがない。普段の明るいニムとのギャップに俺の興奮は最高潮だったのだ。

「あ、ぐう!」

 ニムの中はほぐれていて、レームやイチカともまた違う、ツブツブとしたもので覆われていた。
 奥まで入れて、激しく腰を動かしてしまう。
 ぞりぞりとした不思議な感覚だった。

「いぃぃぃー!?♡」

 ニムはよくわからない声を上げて体をそらせる。
 三人の中で一番感度がいいのはニムかもしれない。相性を除いても、明らかにそうだった。

「あ、ん、う、んん!♡」

 一突きごとにニムは違う方向に体をよじらせる。

「イクイクイクイクイクイク!!♡♡」

 ニムは半ば絶叫にも近い声を上げ何度も絶頂する。というよりもずっと絶頂していた。
 内部が別の生き物のように動き続けていて、俺自身もすでに限界だった。

「出すぞ、出すぞ!」

「はい、はいぃぃ!♡ くだしゃい、だひてぇ!♡」

 ニムの叫びに合わせて射精する。
 レームやイチカとは全く違う中の様子。それでもやることは変わらない。

 中を真っ白に染め上げ、呆然と荒い息を吐き出すニムを見る。
 顔を真っ赤にしながら、全身を使って呼吸しているような、そんな動きをしていた。

「ご主人様、ニムは満足できたようですよ♡ ただ、私たちにも言えますが、底なしです。一晩中オナニーしていたくらいですから」

「これから大変なのか、もしかして」

「ご主人様からすれば想定外でしょうが、恐らくはニムが一番性欲が強いのではないかと思います。私はご主人様に愛されたい、という気持ちが強いですが、ニムは単純に性的なものを求めているんではないかと」

「お姉ちゃん、ちょっと怖いです……」

「大丈夫だ、イチカ。普段はきっといつも通りだから」

「ごしゅじんしゃま、しゅきでしゅ……♡」

「これから、大変だな……」

 普段どう接するべきか、結局わからない。だがいつも通り過ごせればいいな、とそう祈る。

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