転生王女は隣国の冷酷皇太子から逃れて美形騎士と結ばれたい!

Erie

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籠の鳥

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「んっ、あああっ…」

「そう、それでいい。セシリア。お前は俺の腕の中が最も美しい」

もう何時間経ったのだろうか?

セシリアは甘い牢獄の中で、意識を戻そうとするが、その度にハインリッヒの腕に包み込まれて、快楽の海に引き戻されてしまう。

「日の当たる中でお前を抱くのもいいものだな」

「ハインリッヒさま、王宮での執務っん、、、、、はっ」

「急ぎのものは片付いているし、いまやるべき事はたいしたことではない。文官で事足りる。それよりも、今一番大事なのはお前だ、セシリア。何を考えている?」

完全に本来の体を取り戻したセシリアは、いかにして城を抜け出すべきか考えていた。

このままだとハインリッヒの与える快楽に飲み込まれて、自分を失っていくのが怖かった。

セシリアの婚約者とされていたこの男を愛しているか?

答えは否である。

彼の触れられるとはしたなく反応してしまう体になってしまったが、心が彼を求めているわけではない。

同じようなめくるめく快感はエリアスとともに過ごした夜にも体験した。

彼女の心が求めているのはエリアスのみである。

男としての社会的な地位は確かにハインリッヒの方が高い。国としての利益を考えても彼と一緒になるのが最適だろう。

だけど、王女ではなく、一人の女として、セシリアの魂はいつもエリアスを求めている。

理屈やどちらの男がお得かという論理ではなく、何故だかはわからないけれど、「エリアス」がいい。

彼の笑顔や柔らかな物腰、彼女の名を呼ぶ声、エリアスの髪の先から指先まで全てが愛おしい。

彼を全身全霊で包み込みたいような気持ちになる。

そういう想いはハインリッヒに対しておきないのである。

「ああああん」

「お前は常に私のことだけを考えていればよい。私だけを求めればよい。それしかできぬように躾けてやろう」

セシリアの両手首はやわらか絹で結ばれており、それは塔に似つかわしくない、彼の母親がかつて使用していた豪華なベッドのヘッドボードに結びつけられている。彼女の足も同様で、王女に対する扱いというよりも、娼婦のようにはしたなく広げられ、何度でもハインリッヒを受け入られるように固定されている。

「もう、やだ…んんんんっはっ」

「嫌、ではないだろう?もっとしてください、だろう?」

セシリアは涙を流しながら、ハインリッヒに懇願するが、聞き入れてはもらえない。

昨夜から抱かれっぱなしで、もう何時間になるのだろう?

時折喉の渇きを癒すために口移しで水を与えられたが、体は限界に達している。

「お姿…が、見えないと、怪しまれ…」

「心配ない。城の事はお前よりわかっている」

「もう、駄目‥…死んじゃう…やああああ!」

セシリアは本音を吐いたのだが、その言葉に触発されて、ハインリッヒは己のモノをセシリアの中に吐き出した。

彼女から体を離し、己自身の体とセシリアの体を魔力で清めると、彼女の拘束を緩めることなく、

「いい子で待っているんだぞ」

という言葉を残して、そのまま塔を後にした。










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