ヒステリックワイフ

もりぞう

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雨のGW

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平成31年4月30日
最後の日、俺は以前から頼まれていた子守をする予定だった。

前日は忙しい本業の後、いつもより長いバイトを終えて家路に着いた。
明日の天気予報は雨だということは、数日前からわかっていた。
 
小学2年生と、5歳の娘をどこに連れて行ってやろうか、なにをして楽しませてやろうかと考えながら、答えの出ぬままに眠ってしまっていて朝を迎えた。
 
起きると、やはり雨が降っていた。
最近の天気予報はよく当たると、今日ばかりは外れてくれればよかったのに。

朝、8時前に子供達を迎えに行く。
 嫁はまだ家にいる。
 
しばらくして、仕事へ行った。

娘達に、何処に行きたいか選択肢を示しながら聞いてみる。
こちらの誘導的な提案も功を奏して、実家近くのショッピングモールのゲームセンターに決まった。

そこには、大きなメリーゴーランドがあり、行くたびにせがまれるので2人の娘はもはやメリーゴーランドの上級騎手だ。

開店と同時に乗馬をこなして、そのまま貸出コインのゲームを色々として楽しんだ。

ほどほどに遊び、昼を少し回った頃に昼食を食べにフードコートへ行くと。
流石は10連休の中盤、さらには雨という天気も重なり座る席など1つもない状況だった。
諦めて、某ドーナツ店へ滑り込んだ。
娘2人は喜んでくれていた。

さらに、誕生日が近い2人におもちゃを選ばせるため、某おもちゃチェーン店に入る。

そこも、雨を逃れた親子連れがごった返していたが、ゆっくりのんびり時間をかけて欲しいものを選んでいた。

ぬいぐるみが好きなお姉ちゃんは、話しかけた言葉を真似して喋る、柴犬型のおわちゃを、妹はキティちゃんのお店やさんごっこのおもちゃをそれぞれチョイスし嬉しそうな笑顔を見せてくれていた。
 
おもちゃで遊ぶため、ショッピングモールから程近い実家に立ち寄り披露した。
 
やかましい2人だったが、嬉しそうに遊んでくれていたことが、俺も嬉しかった。
 
嫁の待つ家に連れて行き、帰るときに5歳になる娘が泣きそうになっていたが、グッと堪えて見送ってくれた顔が、俺の涙を誘う。

子供の前では泣けない。

俺も堪えて家を出る。
外の雨は止んでいた。代わりに俺の目から。雨のGWの出来事だった。
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