3 / 3
雨のGW
しおりを挟む
平成31年4月30日
最後の日、俺は以前から頼まれていた子守をする予定だった。
前日は忙しい本業の後、いつもより長いバイトを終えて家路に着いた。
明日の天気予報は雨だということは、数日前からわかっていた。
小学2年生と、5歳の娘をどこに連れて行ってやろうか、なにをして楽しませてやろうかと考えながら、答えの出ぬままに眠ってしまっていて朝を迎えた。
起きると、やはり雨が降っていた。
最近の天気予報はよく当たると、今日ばかりは外れてくれればよかったのに。
朝、8時前に子供達を迎えに行く。
嫁はまだ家にいる。
しばらくして、仕事へ行った。
娘達に、何処に行きたいか選択肢を示しながら聞いてみる。
こちらの誘導的な提案も功を奏して、実家近くのショッピングモールのゲームセンターに決まった。
そこには、大きなメリーゴーランドがあり、行くたびにせがまれるので2人の娘はもはやメリーゴーランドの上級騎手だ。
開店と同時に乗馬をこなして、そのまま貸出コインのゲームを色々として楽しんだ。
ほどほどに遊び、昼を少し回った頃に昼食を食べにフードコートへ行くと。
流石は10連休の中盤、さらには雨という天気も重なり座る席など1つもない状況だった。
諦めて、某ドーナツ店へ滑り込んだ。
娘2人は喜んでくれていた。
さらに、誕生日が近い2人におもちゃを選ばせるため、某おもちゃチェーン店に入る。
そこも、雨を逃れた親子連れがごった返していたが、ゆっくりのんびり時間をかけて欲しいものを選んでいた。
ぬいぐるみが好きなお姉ちゃんは、話しかけた言葉を真似して喋る、柴犬型のおわちゃを、妹はキティちゃんのお店やさんごっこのおもちゃをそれぞれチョイスし嬉しそうな笑顔を見せてくれていた。
おもちゃで遊ぶため、ショッピングモールから程近い実家に立ち寄り披露した。
やかましい2人だったが、嬉しそうに遊んでくれていたことが、俺も嬉しかった。
嫁の待つ家に連れて行き、帰るときに5歳になる娘が泣きそうになっていたが、グッと堪えて見送ってくれた顔が、俺の涙を誘う。
子供の前では泣けない。
俺も堪えて家を出る。
外の雨は止んでいた。代わりに俺の目から。雨のGWの出来事だった。
最後の日、俺は以前から頼まれていた子守をする予定だった。
前日は忙しい本業の後、いつもより長いバイトを終えて家路に着いた。
明日の天気予報は雨だということは、数日前からわかっていた。
小学2年生と、5歳の娘をどこに連れて行ってやろうか、なにをして楽しませてやろうかと考えながら、答えの出ぬままに眠ってしまっていて朝を迎えた。
起きると、やはり雨が降っていた。
最近の天気予報はよく当たると、今日ばかりは外れてくれればよかったのに。
朝、8時前に子供達を迎えに行く。
嫁はまだ家にいる。
しばらくして、仕事へ行った。
娘達に、何処に行きたいか選択肢を示しながら聞いてみる。
こちらの誘導的な提案も功を奏して、実家近くのショッピングモールのゲームセンターに決まった。
そこには、大きなメリーゴーランドがあり、行くたびにせがまれるので2人の娘はもはやメリーゴーランドの上級騎手だ。
開店と同時に乗馬をこなして、そのまま貸出コインのゲームを色々として楽しんだ。
ほどほどに遊び、昼を少し回った頃に昼食を食べにフードコートへ行くと。
流石は10連休の中盤、さらには雨という天気も重なり座る席など1つもない状況だった。
諦めて、某ドーナツ店へ滑り込んだ。
娘2人は喜んでくれていた。
さらに、誕生日が近い2人におもちゃを選ばせるため、某おもちゃチェーン店に入る。
そこも、雨を逃れた親子連れがごった返していたが、ゆっくりのんびり時間をかけて欲しいものを選んでいた。
ぬいぐるみが好きなお姉ちゃんは、話しかけた言葉を真似して喋る、柴犬型のおわちゃを、妹はキティちゃんのお店やさんごっこのおもちゃをそれぞれチョイスし嬉しそうな笑顔を見せてくれていた。
おもちゃで遊ぶため、ショッピングモールから程近い実家に立ち寄り披露した。
やかましい2人だったが、嬉しそうに遊んでくれていたことが、俺も嬉しかった。
嫁の待つ家に連れて行き、帰るときに5歳になる娘が泣きそうになっていたが、グッと堪えて見送ってくれた顔が、俺の涙を誘う。
子供の前では泣けない。
俺も堪えて家を出る。
外の雨は止んでいた。代わりに俺の目から。雨のGWの出来事だった。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる