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第6話 評議会
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レイが被害妄想と魔族不信によって引き起こしたこのたびの事件は、後にメイドたちによって語り継がれ、彼は称賛と憧れの目を向けられることになるが、レイのことである、その目すら「睨まれている」「じろじろ見られてる」などと被害妄想の糧としてしまうのが目に見えている。
そうして一緒くたに自分への攻撃だと考えてしまうために、レイは気づかない。
その目の中に、本当に睨んでいる視線が混じっていることを――ネフィラの救助が、あるいは、ハーピィ家への攻撃が、都合の悪いものになっている何者かがいることを。
ある日、ある場所で。
その不都合に憤る魔族たちが数人席を囲んで歯を食いしばっていた。
その中にはハーピィ家当主のアエロの姿もあって、恐らく最も怒りに震えている彼女は、此度の仕打ちを思い出すだけで、いますぐにでもレイを殺したい気分になりながらも話を続けている。
「……ということで、我がハーピィ家はヴィラン家の監視下におかれてしまいました」
「へええ、スパイダー家の小娘のことヴィラン家にバレてたってことでしょう? 社交なんてしないヴィラン家がそんな情報網もってたのぉ?」
テーブルに足をのせた女が口の端を奇妙に釣り上げて尋ねる。
「解りません。スパイダー家にすら気づかれていなかったはずですが……。ゴースト族の隠密性にはかないませんから、あるいは……」
「そのゴースト族もさあ、なんだっけ、メイドちゃん? ヤバい奴なんだよねえ?」
「ええ。危険度で言えば、あなたよりもずっと」
「んふふ……あーし、楽しみぃ」
女はそれを聞いて首を後ろにそらしたが、他の魔族は黙り込む――ただ一人を除いて。
今まで黙っていたその若い男は咳払いをすると沈黙を破った。
「僕たちの計画を邪魔するイレギュラーなレイヴン・ヴィランを殺せばいいのです。今まで通り、同じように、事故に見せかけて。彼のステータスの貧弱さは皆さんご存じでしょう?」
そう言って、この場に来たときからその話をするつもりだったのか、それとも常に準備しているのか、その男は魔道具らしきものを使って空中にレイのステータス情報を表示した。
==============
種族:オリジン族
家:ヴィラン家(序列一位)
名前:レイヴン・ヴィラン
魔力: 1263543/1263543
攻撃力: 1(MAX)
防御力: 1(MAX)
魔法攻撃力: 1(MAX)
魔法防御力: 1(MAX)
敏捷: 1(MAX)
加護:
・【女王】の加護:
人間界と魔界を隔てる【漆黒の霧】の通行権を得て、人間界で人間の姿になる。
スキル:
==============
異様を通り越して奇怪とすら言えるそのステータスは、かつて一度議題に上がったもので、その場の魔族たち全員がすでに知っていたものだったけれど、いざもう一度目の当たりにすると強烈な違和感に襲われてしまう。
攻撃力から敏捷までに付いているMAXの文字は、それ以上ステータスの上昇が見込めないことを意味していて、表示した若い男はそれを指して貧弱だと言っていたけれど、この場の全ての魔族がそれに頷くかというとそうでもない。
むしろ頷かない方が多いだろう。
ヴィラン家の魔族がこれだけで終わる訳がない。
その証拠に、
「ユニークスキルがあって危険だというお話だったと思いますが?」
アエロはステータスを見ながらそう言った。
スキルの項目をじっと見ながら。
そこには何も書かれていないが、もしスキルを持っていないなら、そもそも「スキルの項目」が出現しないはずである。空欄なのは、そのスキルに名前が付いていないから――つまり、ユニークスキルだからで、それはここにいる全ての魔族が理解していることだった。
それでも、この若い男は議論を掘り起こした。
「しかし、だからこそ今なのです。レイヴンはまだユニークスキルに気づいていません。彼が気づいて使いこなす前に叩いておくのが有効ではないですか?」
それもまた以前に出た考えで、そのときは藪をつついて蛇を出すのは得策ではないというのが結論だった――攻撃力から敏捷までがMAXになっている反動でどんな恐ろしいユニークスキルが隠れているのか解ったものではなかったから。
それに、ヴィラン家は社交などせず、干渉してくる心配など皆無で、いま手を下すなんてリスクを取る必要などなかったから。
だが、状況は変わった。
男は続ける。
「そもそも、ヴィラン家は禁忌的な存在だったはずです。それが向こうから触れてきて、我々に不都合をもたらした。彼らがどこまで知っているのか――スパイダー家の小娘のことだけなのか、あるいは、我々のことまで知っているのかは解りませんが……僕は、ネフィラのことだけがバレていてレイヴンが独断で行動を起こしたのだと思っています」
「ヴィラン家は関係ないと?」
アエロは自分でもそう思いつつ、確認のために尋ねた。
「ええ。もしヴィラン家がヴィラン家として行動を起こしているのなら僕たちはここに集まっていないはずです。全ての進行中の計画は崩れ、ハーピィ家同様に監視が付いていたはずです。しかしそうはなっていない」
その場にいた他の魔族たちは腕を組んで頷いた。
アエロだけが下唇を噛んで、
「私は貧乏くじを引いたというわけですか」
「今引いた方が、被害は少なかったかもしれませんよ? レイヴンの今後の行動によっては、あるいは、本家を潰す前に自らの家を潰すことになりかねません」
「……だから今のうちにレイヴンを殺すと、そういうことですか」
「ええ」
魔族たちは納得しはじめていたが、アエロはまだ頷くことができなかった――あの恐怖故に。
「そうは言いますが、ヴィラン家ですよ? それにメイドちゃんが……」
アエロの反論を聞いて男はニッと笑う――好青年にしか見えないその笑顔は、目が笑っておらず、アエロは彼が人形みたいだと思う。
「メイドちゃんの手が届かない場所で、彼を殺せばいいのです。何、僕に任せてください。事故死は得意分野ですし、罪をなすりつけるのも得意です」
「今すぐ行動するのは、私たちの存在がバレかねませんか?」
「うまくやりますよ。ええ。僕の手足となってくれる存在は、拷問されようと何をされようと口を割りませんから。たしか……レイヴンは人間界に向かうという話でしたね?」
「もうすぐ十二歳で『先祖返り』が始まってしまいますから。いくらヴィラン家といえど私たちと同じ魔族であることに変わりはありません。人間界に行かなければ意思を失いモンスター化してしまうというルールには抗えませんから。……裏を返せば、魔界から離れるこの十二歳からの三年間が最も無防備な時期とも言えます」
「好機、ですねぇ」
男はまた笑う――人形のように。
「レイヴンを殺せば、僕たち分家は一つ本家に近づくことになるでしょう。弱っている本家たちにとどめを刺して……運が良ければ、序列一位すら殺せるかもしれません」
「思い上がり過ぎだよねぇ。ヴィラン家当主は殺せないっしょ」
天井を向いていた女が足をテーブルの下に戻すと、傾いていた椅子の足が床にぶつかり高く音が鳴る。
「まあ、着々と本家が弱ってるのは、同意してあげるけどさぁ。ドラゴニュート家なんてもうすぐ落ちるでしょ。あーしのとこも早く落ちないかなぁ」
「他力本願ですね」
アエロが言うと女はまた奇妙に口の端を上げた。
「だぁってぇ、あーしが動くと、皆壊れちゃうんだもん」
「まあ、そうですね。あなたは大人しくしていてください」
「んふふ」
女は笑う。
序列一位ヴィラン家
序列二位ドラゴニュート家
序列三位スパイダー家
序列四位アールヴ家
序列五位ミラクル家
序列六位ギガント家
それら本家を潰し、分家たる自らが本家となる。
それがこの集団の目的であり――ゲームに名前が登場することはなく、レイは存在自体をしらない。
『評議会』と名乗る彼ら彼女らはこの会合によって、
次の標的をレイヴン・ヴィランに決定した。
そうして一緒くたに自分への攻撃だと考えてしまうために、レイは気づかない。
その目の中に、本当に睨んでいる視線が混じっていることを――ネフィラの救助が、あるいは、ハーピィ家への攻撃が、都合の悪いものになっている何者かがいることを。
ある日、ある場所で。
その不都合に憤る魔族たちが数人席を囲んで歯を食いしばっていた。
その中にはハーピィ家当主のアエロの姿もあって、恐らく最も怒りに震えている彼女は、此度の仕打ちを思い出すだけで、いますぐにでもレイを殺したい気分になりながらも話を続けている。
「……ということで、我がハーピィ家はヴィラン家の監視下におかれてしまいました」
「へええ、スパイダー家の小娘のことヴィラン家にバレてたってことでしょう? 社交なんてしないヴィラン家がそんな情報網もってたのぉ?」
テーブルに足をのせた女が口の端を奇妙に釣り上げて尋ねる。
「解りません。スパイダー家にすら気づかれていなかったはずですが……。ゴースト族の隠密性にはかないませんから、あるいは……」
「そのゴースト族もさあ、なんだっけ、メイドちゃん? ヤバい奴なんだよねえ?」
「ええ。危険度で言えば、あなたよりもずっと」
「んふふ……あーし、楽しみぃ」
女はそれを聞いて首を後ろにそらしたが、他の魔族は黙り込む――ただ一人を除いて。
今まで黙っていたその若い男は咳払いをすると沈黙を破った。
「僕たちの計画を邪魔するイレギュラーなレイヴン・ヴィランを殺せばいいのです。今まで通り、同じように、事故に見せかけて。彼のステータスの貧弱さは皆さんご存じでしょう?」
そう言って、この場に来たときからその話をするつもりだったのか、それとも常に準備しているのか、その男は魔道具らしきものを使って空中にレイのステータス情報を表示した。
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種族:オリジン族
家:ヴィラン家(序列一位)
名前:レイヴン・ヴィラン
魔力: 1263543/1263543
攻撃力: 1(MAX)
防御力: 1(MAX)
魔法攻撃力: 1(MAX)
魔法防御力: 1(MAX)
敏捷: 1(MAX)
加護:
・【女王】の加護:
人間界と魔界を隔てる【漆黒の霧】の通行権を得て、人間界で人間の姿になる。
スキル:
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異様を通り越して奇怪とすら言えるそのステータスは、かつて一度議題に上がったもので、その場の魔族たち全員がすでに知っていたものだったけれど、いざもう一度目の当たりにすると強烈な違和感に襲われてしまう。
攻撃力から敏捷までに付いているMAXの文字は、それ以上ステータスの上昇が見込めないことを意味していて、表示した若い男はそれを指して貧弱だと言っていたけれど、この場の全ての魔族がそれに頷くかというとそうでもない。
むしろ頷かない方が多いだろう。
ヴィラン家の魔族がこれだけで終わる訳がない。
その証拠に、
「ユニークスキルがあって危険だというお話だったと思いますが?」
アエロはステータスを見ながらそう言った。
スキルの項目をじっと見ながら。
そこには何も書かれていないが、もしスキルを持っていないなら、そもそも「スキルの項目」が出現しないはずである。空欄なのは、そのスキルに名前が付いていないから――つまり、ユニークスキルだからで、それはここにいる全ての魔族が理解していることだった。
それでも、この若い男は議論を掘り起こした。
「しかし、だからこそ今なのです。レイヴンはまだユニークスキルに気づいていません。彼が気づいて使いこなす前に叩いておくのが有効ではないですか?」
それもまた以前に出た考えで、そのときは藪をつついて蛇を出すのは得策ではないというのが結論だった――攻撃力から敏捷までがMAXになっている反動でどんな恐ろしいユニークスキルが隠れているのか解ったものではなかったから。
それに、ヴィラン家は社交などせず、干渉してくる心配など皆無で、いま手を下すなんてリスクを取る必要などなかったから。
だが、状況は変わった。
男は続ける。
「そもそも、ヴィラン家は禁忌的な存在だったはずです。それが向こうから触れてきて、我々に不都合をもたらした。彼らがどこまで知っているのか――スパイダー家の小娘のことだけなのか、あるいは、我々のことまで知っているのかは解りませんが……僕は、ネフィラのことだけがバレていてレイヴンが独断で行動を起こしたのだと思っています」
「ヴィラン家は関係ないと?」
アエロは自分でもそう思いつつ、確認のために尋ねた。
「ええ。もしヴィラン家がヴィラン家として行動を起こしているのなら僕たちはここに集まっていないはずです。全ての進行中の計画は崩れ、ハーピィ家同様に監視が付いていたはずです。しかしそうはなっていない」
その場にいた他の魔族たちは腕を組んで頷いた。
アエロだけが下唇を噛んで、
「私は貧乏くじを引いたというわけですか」
「今引いた方が、被害は少なかったかもしれませんよ? レイヴンの今後の行動によっては、あるいは、本家を潰す前に自らの家を潰すことになりかねません」
「……だから今のうちにレイヴンを殺すと、そういうことですか」
「ええ」
魔族たちは納得しはじめていたが、アエロはまだ頷くことができなかった――あの恐怖故に。
「そうは言いますが、ヴィラン家ですよ? それにメイドちゃんが……」
アエロの反論を聞いて男はニッと笑う――好青年にしか見えないその笑顔は、目が笑っておらず、アエロは彼が人形みたいだと思う。
「メイドちゃんの手が届かない場所で、彼を殺せばいいのです。何、僕に任せてください。事故死は得意分野ですし、罪をなすりつけるのも得意です」
「今すぐ行動するのは、私たちの存在がバレかねませんか?」
「うまくやりますよ。ええ。僕の手足となってくれる存在は、拷問されようと何をされようと口を割りませんから。たしか……レイヴンは人間界に向かうという話でしたね?」
「もうすぐ十二歳で『先祖返り』が始まってしまいますから。いくらヴィラン家といえど私たちと同じ魔族であることに変わりはありません。人間界に行かなければ意思を失いモンスター化してしまうというルールには抗えませんから。……裏を返せば、魔界から離れるこの十二歳からの三年間が最も無防備な時期とも言えます」
「好機、ですねぇ」
男はまた笑う――人形のように。
「レイヴンを殺せば、僕たち分家は一つ本家に近づくことになるでしょう。弱っている本家たちにとどめを刺して……運が良ければ、序列一位すら殺せるかもしれません」
「思い上がり過ぎだよねぇ。ヴィラン家当主は殺せないっしょ」
天井を向いていた女が足をテーブルの下に戻すと、傾いていた椅子の足が床にぶつかり高く音が鳴る。
「まあ、着々と本家が弱ってるのは、同意してあげるけどさぁ。ドラゴニュート家なんてもうすぐ落ちるでしょ。あーしのとこも早く落ちないかなぁ」
「他力本願ですね」
アエロが言うと女はまた奇妙に口の端を上げた。
「だぁってぇ、あーしが動くと、皆壊れちゃうんだもん」
「まあ、そうですね。あなたは大人しくしていてください」
「んふふ」
女は笑う。
序列一位ヴィラン家
序列二位ドラゴニュート家
序列三位スパイダー家
序列四位アールヴ家
序列五位ミラクル家
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それら本家を潰し、分家たる自らが本家となる。
それがこの集団の目的であり――ゲームに名前が登場することはなく、レイは存在自体をしらない。
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