レイヴン・ヴィランは陰で生きたい~低レアキャラ達を仲間にしたはずなのに、絶望を回避してたらいつのまにか最強に育ってた、目立つな~

死にたくない!そんな人なんか助けてない!僕なにもしてない!(した)


 人間不信、被害妄想、疑心暗鬼のネガティヴ役満で、自分に向けられた憧れの眼差しすら軽蔑のそれであると勘違いしてしまう主人公は、ある日、ゲームの世界へと転生してしまう。

 悪役貴族として。

 このままではゲーム主人公や【聖女】によって処刑されてしまうと知った彼は、目立たず隅の方で生きようと決意。ゲームで低レアキャラだった子たちを仲間にすれば目立たず細々と暮らせると考えたが……。

 持ち前の被害妄想で受けてもいない攻撃にまで過剰に対処しはじめ、明らかに余計な他人の罪をあぶりだして、死ぬはずだったキャラクターを救い、ストーリーをめちゃくちゃにする。

 そんなことをしていたら、なぜか低レアキャラだったはずの仲間たちが最強に育ってしまって……。


「僕、何もしてないのに!」(いろいろした)
「目立つな!」(お前のせいだが)


 今日も彼は被害妄想を爆発させながら、あらゆる人に勘違いをもたらす。


※タイトル調整中です。「小説家になろう」「カクヨム」にも投稿しています。
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