20 / 41
第18話 過剰な拘束は有効
しおりを挟む
常に被害妄想によって気を張っているが故に、睡眠薬によっていつもより深い眠りにつけるという、襲われたのか安眠を提供されたのか解らない状況にあるレイである。
いつもならわずかな物音に対しても敏感に反応してその浅い眠りから覚めてしまう彼だけれど(ネフィラは物音一つ立てないので平気で枕元に立っていたりする)、睡眠薬を嗅がされた今回ばかりは、馬でここまで運ばれたにも関わらず一切目を覚ますことがなかった。
熟睡である。
だからレイはいま現在全く状況が解っていない。
どうしてこんな洞窟みたいな場所にいるのか。
どうして全身に革や金属でできたベルトが幾重にも巻かれ、首にはそのどれよりも頑丈そうな首輪がついているのか。
どうして屈強な男たちが揃いも揃って少女を――ノヴァを襲おうとしているのか。
状況を理解しようと寝ぼけた頭で考えていると、
「ああ、お目覚めッスね、レイヴン様。ここは俺たちの拠点ッスよ。キャット家から移動してきたんッス――レイヴン様をハーピィ家に突き出すために」
布を額当てにしている猫族の男――ダルトンはそう言って笑みを浮かべた。
(ハーピィ家……)
その単語を聞いて、レイはようやく自分がどうやって眠りについたのかを思い出す――ハーピィ家の紋章がついたハンカチを口に押し当てられたあの瞬間を。
(ハーピィ家はまだ怒ってるんだ! ネフィラを救い出したのはメイドちゃんで僕はただ粗相をしただけなのにぶち切れてるんだ! きっとまた「殴られるなら魔界の金貨がいいか人間界の金貨がいいか」って選ばせようとしてくるんだ!!)
レイが一人絶望していると、ダルトンは満足げに笑みを浮かべて、
「ハーピィ家を酷く怒らせたみたいッスね。絶対に捕まえろって言われたッス――代わりに俺は第二王子を破滅させる手伝いをしてもらってるッスけど。持ちつ持たれつってやつッスね。その拘束具ももらったものッスよ。ドラゴンでも外せない、超強力な拘束具ッス」
(何でそんなもの僕に使うんだ! 絶対過剰だよ! 僕ならロープ一本で縛り上げられるのに!)
いつも過剰な自己防衛を働いているくせに他人のことはすぐに気づくレイである。
お前が言うな。
人の振り見て我が振り直せないどころか、レイはそこでさらに被害妄想を爆発させて、
(あ! きっとこの人、僕のステータス知らないんだ! だからこんな過剰に拘束するんだ! もし何かの拍子に僕のステータス知ったら「貴重な拘束具を無駄に使わせやがって!」ってぶん殴るんだ!! 理不尽すぎる!!)
理不尽なのはお前の被害妄想だろうが。
とは言え、珍しくレイの予想通り、確かにダルトンはレイのステータスを知らない――知らされていない。
それは知ってしまえばダルトンが過小評価するのが目に見えていたからであり、確実性を期すためにダルトンには情報が伏せられていたからである。
そんなことなど知らないレイは、殴られたくないので、
「こんな拘束具を僕に使うなんて……。早く外した方がいいよ、君のために」
「へえ、凄い自信ッスね。さすがヴィラン家。ドラゴンをも超える攻撃力があるから、そんな拘束具すぐに外せるって言うんスね」
(ちがうよ! 逆だよ逆! 僕の攻撃力はスライム以下だよ!)
レイは誤解を解こうとしたが、それより先にダルトンが続けて、
「ただ眠らされただけだと思ってるッスか? そんなわけないッス。眠らせたあと別の薬を飲ませてるんスよ」
ダルトンはニヤリと勝ちを確信しているような不適な笑みを浮かべて、
「魔法物理問わず攻撃力も防御力も一時的に一万分の一にしてしまう薬ッス。例えレイヴン様がドラゴンを超える攻撃力を持っていようと、その拘束具は外せないッスよ」
「そ……そんな……」
(僕のなけなしのステータスになんてことするんだ!!)
レイが絶望しているのをみて、ダルトンは口を開けて笑った。
「こうなるとヴィラン家も怖くないッスね。ただの魔族と変わりない。『早く外した方がいいよ、君のために』でしたっけ? それって拘束具を外して颯爽とお嬢様を救うヒーローみたいなセリフッスけど……助けを必要としてるのはどっちッスかねえ?」
ぎゃはは、と男たちが笑い、その中心にいるノヴァはさらに絶望した表情を浮かべる――助けがきたと思ったら、すでに手を打たれていた、そんな風に。
その打った手はほぼほぼ空振っているのだけれど、それを知っているのはレイだけである。当の本人はさらにステータスが減ったことに絶望しているけれど。
そんなこと気にしなくていいんだよ。
ろくに変わってないから。
(ううう。でも一時的って言ってたからきっとステータスは戻る。それより誤解を早く解かないと。殴られたくない)
レイは笑い声が収まるのを待ってからダルトンに言った。
「僕の攻撃力は元から低いんだ。だからこんなに過剰に拘束する必要なんてない。もったいないから外しなよ」
「面白いこと言うッスね。そんなの信じるわけないッス――ああ、そういうことッスか。レイヴン様はヴィラン家の中にいて自分が低いって思ってるかもしれないッスけど、魔族からみればずっと高いんスよ」
「そうじゃなくて……」
「いや、どうあれ、俺は過剰だなんて思ってないッスよ。だってその拘束具、こんなことができるんスから」
そう言いながらダルトンはポケットからなにか小さな魔道具を取り出した。
「その拘束具は、魔道具なんッスよ。ドラゴンを拘束し、そして、痛めつけ殺すことができる魔道具ッス。この小さな装置を使えば、その拘束具を作動して、レイヴン様をじわじわ絞めて痛めつけられるッス。ちょっとだけ試してみるッスか」
(そんなことされたら一瞬で僕死んじゃう!)
「止め――」
レイが叫んだ瞬間、ダルトンは魔道具を発動させた。
ここで整理すると、いま現在すでにダルトンはレイを殺すための最善手を打っていた。
すなわち、レイの腕力では到底外せない器具で拘束し、そのまま放っておいて餓死させればよい。それはゲームで実際に教会が取った方法であり、その結果レイヴン・ヴィランは死んでいる。
詰まるところ、もしもダルトンがレイを過小評価していればあるいはレイを殺すことができたかもしれないが、レイのステータスについて教えられず、ヴィラン家の恐ろしさだけを知っているダルトンである、そんな未来は訪れない。
彼はレイを過大評価して、ほぼ最大出力で拘束具を発動させた――これまた過大評価で「これくらいじゃないと苦しまないだろう」と考えて。
それがまずかった。
ドラゴンを殺すほどの拘束具。
つまり、ドラゴンを殺すほどの攻撃力。
それが拘束具自身に跳ね返る――レイのユニークスキルによって。
バチン!
大きな音が鳴って、レイを縛っていた全ての拘束具が塵となって消失する――魔道具の攻撃力はそれほどまでに大きかった。
ダルトンは驚愕して目をかっぴらく。
「ば……バカな! あり得ないッス! ドラゴンですら外せない拘束具ッスよ!? それどころかドラゴンを殺せる魔道具ッスよ!? それを、塵にした!? 一万分の一の攻撃力で!?」
レイがゆっくりと立ち上がると、ダルトンは歯を食いしばる。
レイは身体についた塵を手で払うと、
深く溜息をついた。
(ああ、解っちゃった。これ、また忖度で、この人たち演技してるんだ。だってあんなにがっちり縛られてたのに、こんなに簡単に外れるわけないもん)
いつもならわずかな物音に対しても敏感に反応してその浅い眠りから覚めてしまう彼だけれど(ネフィラは物音一つ立てないので平気で枕元に立っていたりする)、睡眠薬を嗅がされた今回ばかりは、馬でここまで運ばれたにも関わらず一切目を覚ますことがなかった。
熟睡である。
だからレイはいま現在全く状況が解っていない。
どうしてこんな洞窟みたいな場所にいるのか。
どうして全身に革や金属でできたベルトが幾重にも巻かれ、首にはそのどれよりも頑丈そうな首輪がついているのか。
どうして屈強な男たちが揃いも揃って少女を――ノヴァを襲おうとしているのか。
状況を理解しようと寝ぼけた頭で考えていると、
「ああ、お目覚めッスね、レイヴン様。ここは俺たちの拠点ッスよ。キャット家から移動してきたんッス――レイヴン様をハーピィ家に突き出すために」
布を額当てにしている猫族の男――ダルトンはそう言って笑みを浮かべた。
(ハーピィ家……)
その単語を聞いて、レイはようやく自分がどうやって眠りについたのかを思い出す――ハーピィ家の紋章がついたハンカチを口に押し当てられたあの瞬間を。
(ハーピィ家はまだ怒ってるんだ! ネフィラを救い出したのはメイドちゃんで僕はただ粗相をしただけなのにぶち切れてるんだ! きっとまた「殴られるなら魔界の金貨がいいか人間界の金貨がいいか」って選ばせようとしてくるんだ!!)
レイが一人絶望していると、ダルトンは満足げに笑みを浮かべて、
「ハーピィ家を酷く怒らせたみたいッスね。絶対に捕まえろって言われたッス――代わりに俺は第二王子を破滅させる手伝いをしてもらってるッスけど。持ちつ持たれつってやつッスね。その拘束具ももらったものッスよ。ドラゴンでも外せない、超強力な拘束具ッス」
(何でそんなもの僕に使うんだ! 絶対過剰だよ! 僕ならロープ一本で縛り上げられるのに!)
いつも過剰な自己防衛を働いているくせに他人のことはすぐに気づくレイである。
お前が言うな。
人の振り見て我が振り直せないどころか、レイはそこでさらに被害妄想を爆発させて、
(あ! きっとこの人、僕のステータス知らないんだ! だからこんな過剰に拘束するんだ! もし何かの拍子に僕のステータス知ったら「貴重な拘束具を無駄に使わせやがって!」ってぶん殴るんだ!! 理不尽すぎる!!)
理不尽なのはお前の被害妄想だろうが。
とは言え、珍しくレイの予想通り、確かにダルトンはレイのステータスを知らない――知らされていない。
それは知ってしまえばダルトンが過小評価するのが目に見えていたからであり、確実性を期すためにダルトンには情報が伏せられていたからである。
そんなことなど知らないレイは、殴られたくないので、
「こんな拘束具を僕に使うなんて……。早く外した方がいいよ、君のために」
「へえ、凄い自信ッスね。さすがヴィラン家。ドラゴンをも超える攻撃力があるから、そんな拘束具すぐに外せるって言うんスね」
(ちがうよ! 逆だよ逆! 僕の攻撃力はスライム以下だよ!)
レイは誤解を解こうとしたが、それより先にダルトンが続けて、
「ただ眠らされただけだと思ってるッスか? そんなわけないッス。眠らせたあと別の薬を飲ませてるんスよ」
ダルトンはニヤリと勝ちを確信しているような不適な笑みを浮かべて、
「魔法物理問わず攻撃力も防御力も一時的に一万分の一にしてしまう薬ッス。例えレイヴン様がドラゴンを超える攻撃力を持っていようと、その拘束具は外せないッスよ」
「そ……そんな……」
(僕のなけなしのステータスになんてことするんだ!!)
レイが絶望しているのをみて、ダルトンは口を開けて笑った。
「こうなるとヴィラン家も怖くないッスね。ただの魔族と変わりない。『早く外した方がいいよ、君のために』でしたっけ? それって拘束具を外して颯爽とお嬢様を救うヒーローみたいなセリフッスけど……助けを必要としてるのはどっちッスかねえ?」
ぎゃはは、と男たちが笑い、その中心にいるノヴァはさらに絶望した表情を浮かべる――助けがきたと思ったら、すでに手を打たれていた、そんな風に。
その打った手はほぼほぼ空振っているのだけれど、それを知っているのはレイだけである。当の本人はさらにステータスが減ったことに絶望しているけれど。
そんなこと気にしなくていいんだよ。
ろくに変わってないから。
(ううう。でも一時的って言ってたからきっとステータスは戻る。それより誤解を早く解かないと。殴られたくない)
レイは笑い声が収まるのを待ってからダルトンに言った。
「僕の攻撃力は元から低いんだ。だからこんなに過剰に拘束する必要なんてない。もったいないから外しなよ」
「面白いこと言うッスね。そんなの信じるわけないッス――ああ、そういうことッスか。レイヴン様はヴィラン家の中にいて自分が低いって思ってるかもしれないッスけど、魔族からみればずっと高いんスよ」
「そうじゃなくて……」
「いや、どうあれ、俺は過剰だなんて思ってないッスよ。だってその拘束具、こんなことができるんスから」
そう言いながらダルトンはポケットからなにか小さな魔道具を取り出した。
「その拘束具は、魔道具なんッスよ。ドラゴンを拘束し、そして、痛めつけ殺すことができる魔道具ッス。この小さな装置を使えば、その拘束具を作動して、レイヴン様をじわじわ絞めて痛めつけられるッス。ちょっとだけ試してみるッスか」
(そんなことされたら一瞬で僕死んじゃう!)
「止め――」
レイが叫んだ瞬間、ダルトンは魔道具を発動させた。
ここで整理すると、いま現在すでにダルトンはレイを殺すための最善手を打っていた。
すなわち、レイの腕力では到底外せない器具で拘束し、そのまま放っておいて餓死させればよい。それはゲームで実際に教会が取った方法であり、その結果レイヴン・ヴィランは死んでいる。
詰まるところ、もしもダルトンがレイを過小評価していればあるいはレイを殺すことができたかもしれないが、レイのステータスについて教えられず、ヴィラン家の恐ろしさだけを知っているダルトンである、そんな未来は訪れない。
彼はレイを過大評価して、ほぼ最大出力で拘束具を発動させた――これまた過大評価で「これくらいじゃないと苦しまないだろう」と考えて。
それがまずかった。
ドラゴンを殺すほどの拘束具。
つまり、ドラゴンを殺すほどの攻撃力。
それが拘束具自身に跳ね返る――レイのユニークスキルによって。
バチン!
大きな音が鳴って、レイを縛っていた全ての拘束具が塵となって消失する――魔道具の攻撃力はそれほどまでに大きかった。
ダルトンは驚愕して目をかっぴらく。
「ば……バカな! あり得ないッス! ドラゴンですら外せない拘束具ッスよ!? それどころかドラゴンを殺せる魔道具ッスよ!? それを、塵にした!? 一万分の一の攻撃力で!?」
レイがゆっくりと立ち上がると、ダルトンは歯を食いしばる。
レイは身体についた塵を手で払うと、
深く溜息をついた。
(ああ、解っちゃった。これ、また忖度で、この人たち演技してるんだ。だってあんなにがっちり縛られてたのに、こんなに簡単に外れるわけないもん)
82
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
帝国の王子は無能だからと追放されたので僕はチートスキル【建築】で勝手に最強の国を作る!
雪奈 水無月
ファンタジー
帝国の第二王子として生まれたノルは15才を迎えた時、この世界では必ず『ギフト授与式』を教会で受けなくてはいけない。
ギフトは神からの祝福で様々な能力を与えてくれる。
観衆や皇帝の父、母、兄が見守る中…
ノルは祝福を受けるのだが…手にしたのはハズレと言われているギフト…【建築】だった。
それを見た皇帝は激怒してノルを国外追放処分してしまう。
帝国から南西の最果ての森林地帯をノルは仲間と共に開拓していく…
さぁ〜て今日も一日、街作りの始まりだ!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる