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6.〜過去〜菜穂海と金魚
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手を繋いで屋台を見てたら、七草さんは立ち止まったので俺は何あったのかと思い振り返ったら、
七草さんは金魚すくいをじっと見てた
「やりたいの?」
「え?...うんやった事なくて」
「わかる!やってみたいけど飼育できるかと言ったら難しいもんね」
「そ...そうなの!私の家猫買ってるから特に難しくて」
「まぁ貰わなければ良いしやってみる?」
「やってみたいかな」
俺達は金魚すくいの前まで移動してお金を払った
「慶太君はやった事あるの?」
「もちろん何度もやったことあるよ」
ごめんなさい実は2回しかしたことないです。それも全部取れたことがない...
「最初どうやるかやって見せて♪」
「お..おぅ!まかせといてよ!」
俺は七草さんの期待を裏切らないためにも、必ず取らないといけなくなった。
水面スレスレを泳ぐ金魚を狙い極力紙を濡らさないように最低限の動きですくい上げた
ピチョン
どうにかお椀に1匹の金魚が入った
だがポイはもう穴が空いていてこれ以上続けることは出来なかった
「すごい!慶太君上手いね!」
「だ...だろ?ほら七草さんもやってみてよ。最初は小さいのからチャレンジしてみたらいいから」
「うんわかった!これわたあめ持ってて」
そう言って俺にわたあめを渡して七草さんは水面をじっと見つめた
小さい金魚が水面に上がってきたのを確認したらポイをそっと水面につけようとしたその時
ピチャ
浴衣の袖が水面についてしまったのだ
「あっ!」
「七草さん大丈夫!?」
「う..うん少し濡れたけど後でハンカチで水分取るから大丈夫だと思う」
「なら良かった...」
そう言って七草さんは改めて水面を見つめ狙いを定めてすくい上げた
「やった!取れたよ!」
「おぉ!!初めてなのにすごいじゃん!」
「あっ...でも、持って帰れないや...」
「それは...」
喜びもつかの間せっかく取れた金魚は持ち帰らず屋台の人に返した
その後まだ少し時間があったから俺達は屋台を見て回ってた
途中でたこ焼きを食べたりジュースを飲んだり
食べ歩きをしながら歩いた
そしてかき氷を買おうとかき氷屋さんを探してたら急に声をかけられた
「あれ?慶太じゃん!誘い断ったから来ないと思ってた」
そう言って正面から歩いてきた新二達は俺が来てることに驚いてた
俺は思わず七草さんの手を離して新二達に近づいた
一緒にいるのを見られるのが恥ずかしく感じてしまったからだ...
七草さんはそれを理解してか、何も言わずそっと距離を取り端へ移動してた
「いや花火は見たいと思ったしたこ焼きとかやっぱ食べたいじゃん?それで今来たって感じかな」
「なんだよそれなら一緒に来たら良かったのに」
「あはは...まぁ1度言った手前言いづらいだろ?」
「ったく変なところでイジ張りやがって。ならこの後花火一緒に見ないか?」
「えっ?..いや...それは」
「どうしたんだよ?花火見に来たんじゃないのか?」
これはマズイこのままだと一緒に行くことになる
そう思い一瞬七草さんの方を見たら七草さんは知らない男2人組に話しかけられて困惑してた
俺はそれを見た瞬間頭に血が一気に巡るのを感じた
俺は馬鹿だ!なんで1人にさせたんだ?いつもと違ってあんなに可愛いのにどうなるかわかってただろ!
俺は新二達がいるのにも関わらず大声を出した
「菜穂海!!」
俺はそれだけ叫び近づいた
七草さんはいきなり名前で呼ばれて驚いてた
「1人にさせてごめん!!すみませんが俺たち一緒に来てるんで」
そう言って俺は男達を睨んだ。俺が大声出したこともあり周りの人達がこちらを見ていたので男達は、舌打ちをしてどこかに行った
「あっ...あの慶太君ありがとう...」
「お礼なんて俺が悪かったんだ七草さんを1人にさせたらどうなるか考えたらすぐ分かることなのに俺のせいで怖い思いさせて本当に、ごめん!」
俺は必死に七草さんに謝った
「あっ...呼び方戻ってる...」
「え?何か言った?」
「名前で呼んでくれないの?」
「え!?さっきは勢いで呼んじゃったけど...」
「わ..私も慶太君って名前だしその...呼んで欲しいなと...」
「わ..わかった....菜穂海...さん」
「プッ!あはは!もう慶太君なに申し訳なさげにさんってつけてるのよ♪」
「いやだって緊張するだろ?」
俺と菜穂海はおかしく思って笑ってしまった
「なぁ慶太その子...もしかして...」
「んあっ?」
忘れてたこいつらの事....
「慶太の彼女か!?おまっ!いつの間に!!」
「えっ!?いやそんなんじゃないような...そうなり...」
俺がどう答えようか困ってたら菜穂海が話に入ってきた
「もう!城島君のせいで慶太君が告白してくれなかったらどうするの?」
「え?なんで俺の名前を...?」
「もう!何度か慶太君と一緒に話したことあるのにぃ~~!!」
「え?....も...もしかして七草さん!?」
「慶太君と同じ反応してるし!!」
「いやいや別人すぎるだろ!?って...なるほどそゆことか」
新二はなにか気づいたみたいで俺の傍に来て
「後日詳しく教えろよ」
「んな!?絶対教えてやらねぇからな!」
「そう言うなよ。それじゃ俺ら邪魔者は消えるわ、2人とも楽しんでな♪」
そう言って新二達は歩いていった
俺は菜穂海さんについ聞いてしまった
「菜穂海さんもしかして気づいてた?」
「なにを?」
「その...俺が今日...」
「そうゆうのはタイミングが大事なの!今じゃないでしょ?」
「あ..あぁそうだな」
タイミングか...花火終わったら伝えよう...
ふと時計を見たらそろそろいい時間になってた
「そろそろ花火の時間だから俺の取っておきの場所行こうぜ!」
「そんなところあるの?」
「ちょっと離れるけど今から行けば余裕だから以外と人少ないんだよ」
「そんなところあったんだ!早く行こ♪」
そうして俺達は花火を見るために歩き出した
七草さんは金魚すくいをじっと見てた
「やりたいの?」
「え?...うんやった事なくて」
「わかる!やってみたいけど飼育できるかと言ったら難しいもんね」
「そ...そうなの!私の家猫買ってるから特に難しくて」
「まぁ貰わなければ良いしやってみる?」
「やってみたいかな」
俺達は金魚すくいの前まで移動してお金を払った
「慶太君はやった事あるの?」
「もちろん何度もやったことあるよ」
ごめんなさい実は2回しかしたことないです。それも全部取れたことがない...
「最初どうやるかやって見せて♪」
「お..おぅ!まかせといてよ!」
俺は七草さんの期待を裏切らないためにも、必ず取らないといけなくなった。
水面スレスレを泳ぐ金魚を狙い極力紙を濡らさないように最低限の動きですくい上げた
ピチョン
どうにかお椀に1匹の金魚が入った
だがポイはもう穴が空いていてこれ以上続けることは出来なかった
「すごい!慶太君上手いね!」
「だ...だろ?ほら七草さんもやってみてよ。最初は小さいのからチャレンジしてみたらいいから」
「うんわかった!これわたあめ持ってて」
そう言って俺にわたあめを渡して七草さんは水面をじっと見つめた
小さい金魚が水面に上がってきたのを確認したらポイをそっと水面につけようとしたその時
ピチャ
浴衣の袖が水面についてしまったのだ
「あっ!」
「七草さん大丈夫!?」
「う..うん少し濡れたけど後でハンカチで水分取るから大丈夫だと思う」
「なら良かった...」
そう言って七草さんは改めて水面を見つめ狙いを定めてすくい上げた
「やった!取れたよ!」
「おぉ!!初めてなのにすごいじゃん!」
「あっ...でも、持って帰れないや...」
「それは...」
喜びもつかの間せっかく取れた金魚は持ち帰らず屋台の人に返した
その後まだ少し時間があったから俺達は屋台を見て回ってた
途中でたこ焼きを食べたりジュースを飲んだり
食べ歩きをしながら歩いた
そしてかき氷を買おうとかき氷屋さんを探してたら急に声をかけられた
「あれ?慶太じゃん!誘い断ったから来ないと思ってた」
そう言って正面から歩いてきた新二達は俺が来てることに驚いてた
俺は思わず七草さんの手を離して新二達に近づいた
一緒にいるのを見られるのが恥ずかしく感じてしまったからだ...
七草さんはそれを理解してか、何も言わずそっと距離を取り端へ移動してた
「いや花火は見たいと思ったしたこ焼きとかやっぱ食べたいじゃん?それで今来たって感じかな」
「なんだよそれなら一緒に来たら良かったのに」
「あはは...まぁ1度言った手前言いづらいだろ?」
「ったく変なところでイジ張りやがって。ならこの後花火一緒に見ないか?」
「えっ?..いや...それは」
「どうしたんだよ?花火見に来たんじゃないのか?」
これはマズイこのままだと一緒に行くことになる
そう思い一瞬七草さんの方を見たら七草さんは知らない男2人組に話しかけられて困惑してた
俺はそれを見た瞬間頭に血が一気に巡るのを感じた
俺は馬鹿だ!なんで1人にさせたんだ?いつもと違ってあんなに可愛いのにどうなるかわかってただろ!
俺は新二達がいるのにも関わらず大声を出した
「菜穂海!!」
俺はそれだけ叫び近づいた
七草さんはいきなり名前で呼ばれて驚いてた
「1人にさせてごめん!!すみませんが俺たち一緒に来てるんで」
そう言って俺は男達を睨んだ。俺が大声出したこともあり周りの人達がこちらを見ていたので男達は、舌打ちをしてどこかに行った
「あっ...あの慶太君ありがとう...」
「お礼なんて俺が悪かったんだ七草さんを1人にさせたらどうなるか考えたらすぐ分かることなのに俺のせいで怖い思いさせて本当に、ごめん!」
俺は必死に七草さんに謝った
「あっ...呼び方戻ってる...」
「え?何か言った?」
「名前で呼んでくれないの?」
「え!?さっきは勢いで呼んじゃったけど...」
「わ..私も慶太君って名前だしその...呼んで欲しいなと...」
「わ..わかった....菜穂海...さん」
「プッ!あはは!もう慶太君なに申し訳なさげにさんってつけてるのよ♪」
「いやだって緊張するだろ?」
俺と菜穂海はおかしく思って笑ってしまった
「なぁ慶太その子...もしかして...」
「んあっ?」
忘れてたこいつらの事....
「慶太の彼女か!?おまっ!いつの間に!!」
「えっ!?いやそんなんじゃないような...そうなり...」
俺がどう答えようか困ってたら菜穂海が話に入ってきた
「もう!城島君のせいで慶太君が告白してくれなかったらどうするの?」
「え?なんで俺の名前を...?」
「もう!何度か慶太君と一緒に話したことあるのにぃ~~!!」
「え?....も...もしかして七草さん!?」
「慶太君と同じ反応してるし!!」
「いやいや別人すぎるだろ!?って...なるほどそゆことか」
新二はなにか気づいたみたいで俺の傍に来て
「後日詳しく教えろよ」
「んな!?絶対教えてやらねぇからな!」
「そう言うなよ。それじゃ俺ら邪魔者は消えるわ、2人とも楽しんでな♪」
そう言って新二達は歩いていった
俺は菜穂海さんについ聞いてしまった
「菜穂海さんもしかして気づいてた?」
「なにを?」
「その...俺が今日...」
「そうゆうのはタイミングが大事なの!今じゃないでしょ?」
「あ..あぁそうだな」
タイミングか...花火終わったら伝えよう...
ふと時計を見たらそろそろいい時間になってた
「そろそろ花火の時間だから俺の取っておきの場所行こうぜ!」
「そんなところあるの?」
「ちょっと離れるけど今から行けば余裕だから以外と人少ないんだよ」
「そんなところあったんだ!早く行こ♪」
そうして俺達は花火を見るために歩き出した
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