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誘拐事件の顛末
結論から言うと、カヴァッリ伯爵夫人誘拐事件は未遂に終わった。
と言うのも俺の助言に従い夫人を含めた家族全員の警戒を強めたカヴァッリ。気分転換にと夫人が共を連れて馬車で出かけたその時、金で雇った破落戸共と馬車を襲おうとした元執事を無事とっ捕まえることができたからだ。
カヴァッリ伯爵家の元執事はギャンブルに狂い、最後の最後に賭けた勝負も負けに終わった。王都警備隊に連れて行かれ今は牢屋で冷飯を食っていることだろう。借金苦とはいえ格上の貴族に2度も喧嘩を売ったのだ、もしかしたら借金地獄より最悪なことになるかもしれないけど自業自得だろう。俺は悪くない。
「君は我々夫婦の恩人だ!何度お礼を言っても足りないくらいだよ。本当にありがとうベネディクティス夫君!」
「お役に立てて光栄です、カヴァッリ伯爵」
身重の妻が恐ろしい目に遭わなくて済んだ。それを大いに喜んだカヴァッリは感謝の言葉と共に大量の贈り物を運んできた。その結果ルキーノに事情を話すハメになり、先に相談しなかったことをめちゃくちゃ詰められた俺である。
あ、前世とか小説とかそんな話はしてないぞ。ミケランジェロが掴んだ情報を俺が更に調べさせて、これは大変とカヴァッリに耳打ちしたということにしたのだ。
「だって、不確かな情報でお手を煩わせたくなかったし、それにルキーノ様の伴侶として何か功績を立てたかったんですもん。ただでさえ俺は平民の男オメガだって舐められてるし……」
「だからと言ってそんな重大な話を当主である私を介さずに進めるな馬鹿者が」
「すみませぇん」
拗ねたように唇を尖らせて言うとルキーノは疑わしそうに半目になっていた。しかし俺はこれを押し通すつもりである。
大体、俺ほど殊勝な人間はいないぞ。あれもこれもルキーノのためなんだからな本当に。
「とにかく!これでカヴァッリ伯爵家はベネディクティス辺境伯家に多大な恩ができましたね。困ったことがあればいつでも力になるって言ってくれましたし、情けは人のためならずってやつですよ」
「はぁ……それは否定しない。よくやった、ネロ」
最後にはルキーノも俺を褒めておでこにキスをしてくれたし、ご褒美に俺のお願いを何でも一つ聞いてくれることになった。やったね。
カヴァッリ伯爵夫妻はトラウマを抱えずにすみ、俺はエヴァンドロの功績を奪い取り、ルキーノは友人からの厚い信頼を得た。これぞWin-Win。作戦大成功である。
そして数日後。
「凄いじゃない!きっとベネディクティス辺境伯様も鼻が高いでしょうね。こんな素晴らしい子が伴侶なんて!私も嬉しいわ」
「本当?相談なしで勝手なことしたって怒られたよ?」
「あらそうなの?まあでも相談は必要だったわねぇ。だって伴侶なんだもの。大事なことはちゃんと伝え合わないとね」
「はぁい」
何でもお願いを叶えてくれると言われて真っ先に願ったのは自由な外出だ。渋々と言った様子で必ず護衛をつけることを条件に許された俺は早速ステッラ商会へと足を運んでいた。
そして今はVIP用応接室で母と優雅にお茶を楽しんでいる。
「何もかも言わなきゃいけないわけじゃないけど、全部を秘密にしちゃダメ。あなただって生涯共に生きる人が何も話してくれなかったら嫌でしょ?そんな関係きっとどんどん辛くなるわ」
「うん」
そう言う母の表情は寂しげだ。たぶん、父のことを思い出しているんだと思う。
父は騙されて膨らんだ借金のことを俺たちに秘密にしていた。追い詰められているのに平気なフリをして、最後には独りで首を吊ってしまったのだ。母も俺も父の様子がおかしいことに気付いていたのに、何でもないと笑う父を深く追求することができなかった。いつか自分の口から語ってくれるだろうと側で待つことを選んだのだ。
母がそれをどれだけ後悔しているか、死んでしまった父は知らない。
「だからね、2人に関わることは2人で解決していくの。自分だけで全部何とかしようとしてはダメよ。わかった?ネロ」
「うん……そうだね。そうする」
俺の手にそっと手を重ねて諭すように語る母。その目に未だに残る深い後悔を見て、俺はゆっくりと頷いた。
全てを話すことはできない。でも、もっと色々話しをすることは大切かもしれない。彼の良いところも悪いところも知っておきたい。例えどんなに恐ろしい面があったとしても俺がルキーノや子供たちの明るい未来のために動く意思があることを教えておきたい。
俺はルキーノの伴侶で、近いうちに彼と番になって生涯を共に過ごすつもりなのだから。
「そろそろ帰るね。また来るよ」
「来てくれてありがとう、ネロ。気をつけて帰るのよ」
母と心ゆくまで話をして、ジュリエッタが好きだと言っていた商会専売のお菓子をお土産に買ってから帰宅の途につく。
今日のお出かけについてきているのはブリジッタと護衛が1人。前とは違う騎士だ。前の外出についてきていた護衛2人は今反省の意味も込めて門番に配置換えされているらしい。正門の門番だから干されるってほどではないぞ。お客様を第一にお迎えするわけだからな。
なんだけど、俺が外に出る時毎回ちょー睨まれてる気がする。恨まれてんのかな俺。
「ん……あれは」
馬車に揺られている間はすることがない。ぼんやりと車窓から外を眺めていると見知った姿を見つけて慌ててコココン!と御者台側に付いた小さな窓を叩いた。
「御者さん、ちょっと止めて!」
「ネロ様、何か気になるものがありましたか?」
急に声を上げた俺にブリジッタが首を傾げる。そんな彼女に向けて俺は窓の外を指差した。
「ほらあそこ、エヴァンドロがいる。ちょっと挨拶したいんだけど」
「あぁ、なるほど。承知しました」
護衛に先に彼を引き止めるよう指示を出したブリジッタ。その間に道の端に馬車を停めて俺たちは彼を追いかけた。
エヴァンドロは今日も巡回中だったのか警備隊の制服を着ている。俺は黒い制服にキラキラ輝く金髪が際立つその背目がけてずんずん進んだ。
「エヴァンドロさん!」
「ベネディクティス辺境伯夫君。ご無沙汰しております!」
「うん、久しぶり。元気だった?」
「はい。おかげさまで毎日健勝に過ごしております!」
俺の方に向き直るときっちり90度、という勢いで頭を下げるエヴァンドロ。初対面の時とは違ってガチガチに緊張している様子に俺はきょとりと目を丸めた。
俺なんかした?
と言うのも俺の助言に従い夫人を含めた家族全員の警戒を強めたカヴァッリ。気分転換にと夫人が共を連れて馬車で出かけたその時、金で雇った破落戸共と馬車を襲おうとした元執事を無事とっ捕まえることができたからだ。
カヴァッリ伯爵家の元執事はギャンブルに狂い、最後の最後に賭けた勝負も負けに終わった。王都警備隊に連れて行かれ今は牢屋で冷飯を食っていることだろう。借金苦とはいえ格上の貴族に2度も喧嘩を売ったのだ、もしかしたら借金地獄より最悪なことになるかもしれないけど自業自得だろう。俺は悪くない。
「君は我々夫婦の恩人だ!何度お礼を言っても足りないくらいだよ。本当にありがとうベネディクティス夫君!」
「お役に立てて光栄です、カヴァッリ伯爵」
身重の妻が恐ろしい目に遭わなくて済んだ。それを大いに喜んだカヴァッリは感謝の言葉と共に大量の贈り物を運んできた。その結果ルキーノに事情を話すハメになり、先に相談しなかったことをめちゃくちゃ詰められた俺である。
あ、前世とか小説とかそんな話はしてないぞ。ミケランジェロが掴んだ情報を俺が更に調べさせて、これは大変とカヴァッリに耳打ちしたということにしたのだ。
「だって、不確かな情報でお手を煩わせたくなかったし、それにルキーノ様の伴侶として何か功績を立てたかったんですもん。ただでさえ俺は平民の男オメガだって舐められてるし……」
「だからと言ってそんな重大な話を当主である私を介さずに進めるな馬鹿者が」
「すみませぇん」
拗ねたように唇を尖らせて言うとルキーノは疑わしそうに半目になっていた。しかし俺はこれを押し通すつもりである。
大体、俺ほど殊勝な人間はいないぞ。あれもこれもルキーノのためなんだからな本当に。
「とにかく!これでカヴァッリ伯爵家はベネディクティス辺境伯家に多大な恩ができましたね。困ったことがあればいつでも力になるって言ってくれましたし、情けは人のためならずってやつですよ」
「はぁ……それは否定しない。よくやった、ネロ」
最後にはルキーノも俺を褒めておでこにキスをしてくれたし、ご褒美に俺のお願いを何でも一つ聞いてくれることになった。やったね。
カヴァッリ伯爵夫妻はトラウマを抱えずにすみ、俺はエヴァンドロの功績を奪い取り、ルキーノは友人からの厚い信頼を得た。これぞWin-Win。作戦大成功である。
そして数日後。
「凄いじゃない!きっとベネディクティス辺境伯様も鼻が高いでしょうね。こんな素晴らしい子が伴侶なんて!私も嬉しいわ」
「本当?相談なしで勝手なことしたって怒られたよ?」
「あらそうなの?まあでも相談は必要だったわねぇ。だって伴侶なんだもの。大事なことはちゃんと伝え合わないとね」
「はぁい」
何でもお願いを叶えてくれると言われて真っ先に願ったのは自由な外出だ。渋々と言った様子で必ず護衛をつけることを条件に許された俺は早速ステッラ商会へと足を運んでいた。
そして今はVIP用応接室で母と優雅にお茶を楽しんでいる。
「何もかも言わなきゃいけないわけじゃないけど、全部を秘密にしちゃダメ。あなただって生涯共に生きる人が何も話してくれなかったら嫌でしょ?そんな関係きっとどんどん辛くなるわ」
「うん」
そう言う母の表情は寂しげだ。たぶん、父のことを思い出しているんだと思う。
父は騙されて膨らんだ借金のことを俺たちに秘密にしていた。追い詰められているのに平気なフリをして、最後には独りで首を吊ってしまったのだ。母も俺も父の様子がおかしいことに気付いていたのに、何でもないと笑う父を深く追求することができなかった。いつか自分の口から語ってくれるだろうと側で待つことを選んだのだ。
母がそれをどれだけ後悔しているか、死んでしまった父は知らない。
「だからね、2人に関わることは2人で解決していくの。自分だけで全部何とかしようとしてはダメよ。わかった?ネロ」
「うん……そうだね。そうする」
俺の手にそっと手を重ねて諭すように語る母。その目に未だに残る深い後悔を見て、俺はゆっくりと頷いた。
全てを話すことはできない。でも、もっと色々話しをすることは大切かもしれない。彼の良いところも悪いところも知っておきたい。例えどんなに恐ろしい面があったとしても俺がルキーノや子供たちの明るい未来のために動く意思があることを教えておきたい。
俺はルキーノの伴侶で、近いうちに彼と番になって生涯を共に過ごすつもりなのだから。
「そろそろ帰るね。また来るよ」
「来てくれてありがとう、ネロ。気をつけて帰るのよ」
母と心ゆくまで話をして、ジュリエッタが好きだと言っていた商会専売のお菓子をお土産に買ってから帰宅の途につく。
今日のお出かけについてきているのはブリジッタと護衛が1人。前とは違う騎士だ。前の外出についてきていた護衛2人は今反省の意味も込めて門番に配置換えされているらしい。正門の門番だから干されるってほどではないぞ。お客様を第一にお迎えするわけだからな。
なんだけど、俺が外に出る時毎回ちょー睨まれてる気がする。恨まれてんのかな俺。
「ん……あれは」
馬車に揺られている間はすることがない。ぼんやりと車窓から外を眺めていると見知った姿を見つけて慌ててコココン!と御者台側に付いた小さな窓を叩いた。
「御者さん、ちょっと止めて!」
「ネロ様、何か気になるものがありましたか?」
急に声を上げた俺にブリジッタが首を傾げる。そんな彼女に向けて俺は窓の外を指差した。
「ほらあそこ、エヴァンドロがいる。ちょっと挨拶したいんだけど」
「あぁ、なるほど。承知しました」
護衛に先に彼を引き止めるよう指示を出したブリジッタ。その間に道の端に馬車を停めて俺たちは彼を追いかけた。
エヴァンドロは今日も巡回中だったのか警備隊の制服を着ている。俺は黒い制服にキラキラ輝く金髪が際立つその背目がけてずんずん進んだ。
「エヴァンドロさん!」
「ベネディクティス辺境伯夫君。ご無沙汰しております!」
「うん、久しぶり。元気だった?」
「はい。おかげさまで毎日健勝に過ごしております!」
俺の方に向き直るときっちり90度、という勢いで頭を下げるエヴァンドロ。初対面の時とは違ってガチガチに緊張している様子に俺はきょとりと目を丸めた。
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