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伝説の性豪の話 -El legendario Don Giovanni-・8.5
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お分かりでしょうか。
なんと、このカルメル聖母教会では、懲罰の対象とみなされた女を集めて強姦させているようなのです…。
で、ここで皆様には思い出して頂きたいことがございます。
偽女種…特に、懲罰偽女種は、根本的に女を憎悪する存在だということに。
そして懲罰偽女種ほどではないにしても、奉仕偽女種も類似の考えを持つようにされておるのです。
理由は…乳上ことアルテローゼ・黄薔薇騎士団長と…そしてアルト閣下がご存じですね…。
(まるはちゃん…そもそもおかまちゃんたちというのは、おとこに生まれているのに、女の人に近いみためや頭のなかであるひとのかんがえをきほんにされています…つまり、おんなにちかいのに、おんなになれなかったり、おんなとしてみとめてもらえないひとのうらみをあえてそのままにしておるそうなのです…)
(アルトさんの言う通りですね。連邦世界の女装者やニューハーフ・シーメールと言われる連中には自身を女と錯覚する思考性質がある者も少なくありません。そればかりか、見た目が麗俐であるために犯罪組織などに目をつけられて、無理やり女に近い容貌肢体への改造手術を受けさせられ売春に従事したり、自らその道にはまり込んだ者も決して少なくはないのです…)
ああ、これはフランシスカ・中米行政局長も申されておられましたね。
連邦世界のメキシコのオアハカという町には、偽女種ではありませんが女の装いをして暮らす風習を続ける者があり、己を女と看做して生活しておるというのも。
そして、このリヨンの町の仕事場では、女が偽女種や男を使役しておることの方が遥かに多いようですが…。
(だからこそ問題なのです。男を足蹴にしたり、男の男たるやをないがしろにした女たちはもちろん、おめこするのを嫌がったり拒む女を懲罰するために、夜毎グラン・シャルトルーズからわざわざ懲罰偽女種を送り込んでいるのですから…)
つまりは、このカルメル聖母教会に集まっている女たちは出頭命令を食らった者たちばかり。
そして、出頭を強要された理由たるや、部下の男から請願を喰らったせいであるようです。
たとえばですね。
それがどんなに女にとっては正当なことであっても、男側の理不尽なわがままや思い込みや誤解であったとしても、上司上官の女から注意を受けたはものの、腹を立てて感情が収まらなかったり、あるいはどうしても納得がいかない男がいたとしましょうか。
このリヨンの町に住民として登録された男であれば、相手の女の懲罰を請願することができるのです。
(きょくたんなはなし、あたくしがオリューレのぶかのおかまだったとしましょう。で、オリューレがむかつくとおもったら、せいがんすればとおってしまうのですよね…)
(なんて例えを出すのよ…)
(しかしオリューレさま、アルトさまの言われるとおりなのです…おとこの請願はとおされてしまうのです…)
(ソフィーさま、しかし、この請願、いうなれば一生にいちどしかできないしろもの…)
どういうことなのでしょうか。
(例えば、このリヨン市役所でも今まさに数名の女職員がカルメル聖母教会に向かうか既に並ぶかしておりますが、昼間に働いておる間に女から注意されたり叱られた男、偽女種含めておったとしましょう…いえ、実際に何名かがそうして叱られております。そして、叱られたことを理不尽に感じた男は、即座に聖環で請願を出せるのです…で、請願が通れば、ああして男女ともにカルメル聖母教会への出頭が聖環を通じて申し渡されるのです…)
(カンパン副市長…あるいは、これこそ女が悪いはなしですが、女にいじめられたりいやがらせを受けたばあいにはですね、もんどう無用で自動せいがんがかかって、女をちょうばつするしかけもあったかと…)
(まぁ、その場合はたいてい、出頭に応じなければグラン・シャルトルーズから夜中に懲罰偽女種が配達されて朝まで強姦となりますわね…ふふふ)
そしてこの男からの請願、基本は女の言い訳が通らないのだそうです。
ですので、仮に上司の女を犯したいと考えた男がいたとすれば、理由もなく請願するとその願い、叶ってしまうということもカンパン夫人から教わり、絶句してしまうわし、マルハレータでございます…。
(しかしながらマルハレータ殿下、この出頭命令によって男が代行できる懲罰は強姦のみ。そして、女を姦淫した代償に、必ずや判定を兼ねた苗床への投入が待ち構えておる話でございます…)
(要は、略式裁判めいた措置ですよ…気に入らぬことをされたと感じた男は、例え上司であろうとも女を犯させてもらえるのです。しかし、その判決をもらう代償に、カルメル聖母教会を経由して苗床に溶かされてしまうわけですよ…)
お分かりでしょうか。
男を叱った女は、どんなに正当な理由であろうとも、男を怒らせたならば。
そして、男が怒りを辛抱できない場合には、己の命と引き換えに、己を怒らせた女を存分に強姦させてもらえるのです。
そのために…女が絶対に抵抗できないようにして男に強姦を完遂させるのと、やりすぎて暴行にならないよう行動を規制指導するためにも、黄薔薇騎士の補助者扱いとなる女騎士が付き添っておるのですね…。
ええ、カルメル聖母教会に向かう女たちがどんよりとした顔をしていたり、泣きそうな顔だった理由はまさに、これ。
職務上の問題解決のために、とりあえず強姦されに来い、という出頭命令を受け取った女たちばかりだからなのです…。
で、この出頭命令を拒否した場合。
先ほども話に出ましたが、懲罰偽女種が部屋に派遣されて来ます。
または、請願した男に「どうしてもやりたいか」を問い合わせる聖環通信が来るそうです。
そして、男が承認した場合、今度は黄薔薇騎士の補助役となる女騎士の手引きで、その対象の女の部屋に押し入って犯させてもらえるそうです。
または、女が嫌がって逃げた場合、それこそ指名手配がかかって国家憲兵隊に捕縛され、速やかにカルメル聖母教会に連行されるとも。
つまりこのリヨンでは、あの女を犯したいと思った場合、その願いは叶ってしまうようなのです…。
(しかし、条件があります。男は働いているか、聖院学院の生徒や学生であること。そして、このリヨン市の住民であることがその条件となります…そして犯せる女の対象は、千人卒までとなります…)
つまりは、労働者であるか、または学生や生徒身分の実年齢が若い男に限っておるようなのです、この強姦の権利行使。
そして苗床の判定によって、肉欲だけや理不尽な憎悪・怨念の結果で女を犯したとされた場合は苗床で「新しい人間」として再生処理を受けてしまうようなのです…。
ええ、「自分の命を代償にしてでも、誇りやちんぽの欲望を満足させたいならば、その願いを叶えさせてやっておる」ようなのですよ、リヨンでは…。
(もちろん、全くもって男が正しい場合もあります)
(そのばあいはどうなるのでしょうか…)
(女が間違っておる場合、女は孕んだ子種もろとも苗床で再生の対象となります。ええ…今のリヨン旧市街では、まともに女の腹から生まれた者より、苗床から出て来た者の方がはるかに多いのです…そして、この工程を経て、優秀な男や優秀な女を作り上げておるのです…)
なんと、このカルメル聖母教会では、懲罰の対象とみなされた女を集めて強姦させているようなのです…。
で、ここで皆様には思い出して頂きたいことがございます。
偽女種…特に、懲罰偽女種は、根本的に女を憎悪する存在だということに。
そして懲罰偽女種ほどではないにしても、奉仕偽女種も類似の考えを持つようにされておるのです。
理由は…乳上ことアルテローゼ・黄薔薇騎士団長と…そしてアルト閣下がご存じですね…。
(まるはちゃん…そもそもおかまちゃんたちというのは、おとこに生まれているのに、女の人に近いみためや頭のなかであるひとのかんがえをきほんにされています…つまり、おんなにちかいのに、おんなになれなかったり、おんなとしてみとめてもらえないひとのうらみをあえてそのままにしておるそうなのです…)
(アルトさんの言う通りですね。連邦世界の女装者やニューハーフ・シーメールと言われる連中には自身を女と錯覚する思考性質がある者も少なくありません。そればかりか、見た目が麗俐であるために犯罪組織などに目をつけられて、無理やり女に近い容貌肢体への改造手術を受けさせられ売春に従事したり、自らその道にはまり込んだ者も決して少なくはないのです…)
ああ、これはフランシスカ・中米行政局長も申されておられましたね。
連邦世界のメキシコのオアハカという町には、偽女種ではありませんが女の装いをして暮らす風習を続ける者があり、己を女と看做して生活しておるというのも。
そして、このリヨンの町の仕事場では、女が偽女種や男を使役しておることの方が遥かに多いようですが…。
(だからこそ問題なのです。男を足蹴にしたり、男の男たるやをないがしろにした女たちはもちろん、おめこするのを嫌がったり拒む女を懲罰するために、夜毎グラン・シャルトルーズからわざわざ懲罰偽女種を送り込んでいるのですから…)
つまりは、このカルメル聖母教会に集まっている女たちは出頭命令を食らった者たちばかり。
そして、出頭を強要された理由たるや、部下の男から請願を喰らったせいであるようです。
たとえばですね。
それがどんなに女にとっては正当なことであっても、男側の理不尽なわがままや思い込みや誤解であったとしても、上司上官の女から注意を受けたはものの、腹を立てて感情が収まらなかったり、あるいはどうしても納得がいかない男がいたとしましょうか。
このリヨンの町に住民として登録された男であれば、相手の女の懲罰を請願することができるのです。
(きょくたんなはなし、あたくしがオリューレのぶかのおかまだったとしましょう。で、オリューレがむかつくとおもったら、せいがんすればとおってしまうのですよね…)
(なんて例えを出すのよ…)
(しかしオリューレさま、アルトさまの言われるとおりなのです…おとこの請願はとおされてしまうのです…)
(ソフィーさま、しかし、この請願、いうなれば一生にいちどしかできないしろもの…)
どういうことなのでしょうか。
(例えば、このリヨン市役所でも今まさに数名の女職員がカルメル聖母教会に向かうか既に並ぶかしておりますが、昼間に働いておる間に女から注意されたり叱られた男、偽女種含めておったとしましょう…いえ、実際に何名かがそうして叱られております。そして、叱られたことを理不尽に感じた男は、即座に聖環で請願を出せるのです…で、請願が通れば、ああして男女ともにカルメル聖母教会への出頭が聖環を通じて申し渡されるのです…)
(カンパン副市長…あるいは、これこそ女が悪いはなしですが、女にいじめられたりいやがらせを受けたばあいにはですね、もんどう無用で自動せいがんがかかって、女をちょうばつするしかけもあったかと…)
(まぁ、その場合はたいてい、出頭に応じなければグラン・シャルトルーズから夜中に懲罰偽女種が配達されて朝まで強姦となりますわね…ふふふ)
そしてこの男からの請願、基本は女の言い訳が通らないのだそうです。
ですので、仮に上司の女を犯したいと考えた男がいたとすれば、理由もなく請願するとその願い、叶ってしまうということもカンパン夫人から教わり、絶句してしまうわし、マルハレータでございます…。
(しかしながらマルハレータ殿下、この出頭命令によって男が代行できる懲罰は強姦のみ。そして、女を姦淫した代償に、必ずや判定を兼ねた苗床への投入が待ち構えておる話でございます…)
(要は、略式裁判めいた措置ですよ…気に入らぬことをされたと感じた男は、例え上司であろうとも女を犯させてもらえるのです。しかし、その判決をもらう代償に、カルメル聖母教会を経由して苗床に溶かされてしまうわけですよ…)
お分かりでしょうか。
男を叱った女は、どんなに正当な理由であろうとも、男を怒らせたならば。
そして、男が怒りを辛抱できない場合には、己の命と引き換えに、己を怒らせた女を存分に強姦させてもらえるのです。
そのために…女が絶対に抵抗できないようにして男に強姦を完遂させるのと、やりすぎて暴行にならないよう行動を規制指導するためにも、黄薔薇騎士の補助者扱いとなる女騎士が付き添っておるのですね…。
ええ、カルメル聖母教会に向かう女たちがどんよりとした顔をしていたり、泣きそうな顔だった理由はまさに、これ。
職務上の問題解決のために、とりあえず強姦されに来い、という出頭命令を受け取った女たちばかりだからなのです…。
で、この出頭命令を拒否した場合。
先ほども話に出ましたが、懲罰偽女種が部屋に派遣されて来ます。
または、請願した男に「どうしてもやりたいか」を問い合わせる聖環通信が来るそうです。
そして、男が承認した場合、今度は黄薔薇騎士の補助役となる女騎士の手引きで、その対象の女の部屋に押し入って犯させてもらえるそうです。
または、女が嫌がって逃げた場合、それこそ指名手配がかかって国家憲兵隊に捕縛され、速やかにカルメル聖母教会に連行されるとも。
つまりこのリヨンでは、あの女を犯したいと思った場合、その願いは叶ってしまうようなのです…。
(しかし、条件があります。男は働いているか、聖院学院の生徒や学生であること。そして、このリヨン市の住民であることがその条件となります…そして犯せる女の対象は、千人卒までとなります…)
つまりは、労働者であるか、または学生や生徒身分の実年齢が若い男に限っておるようなのです、この強姦の権利行使。
そして苗床の判定によって、肉欲だけや理不尽な憎悪・怨念の結果で女を犯したとされた場合は苗床で「新しい人間」として再生処理を受けてしまうようなのです…。
ええ、「自分の命を代償にしてでも、誇りやちんぽの欲望を満足させたいならば、その願いを叶えさせてやっておる」ようなのですよ、リヨンでは…。
(もちろん、全くもって男が正しい場合もあります)
(そのばあいはどうなるのでしょうか…)
(女が間違っておる場合、女は孕んだ子種もろとも苗床で再生の対象となります。ええ…今のリヨン旧市街では、まともに女の腹から生まれた者より、苗床から出て来た者の方がはるかに多いのです…そして、この工程を経て、優秀な男や優秀な女を作り上げておるのです…)
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